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個人事業者必見!?運転資金は、こうやって融資してもらおう!

学生の方、あるいは学生だった頃、「どんな仕事をしようかな」と考えてみたとき、あなたはどんなことをイメージしましたか?どこかの企業やお店に採用されて、お給料をもらいながら働くことを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

しかし、「自分でお店をやりたい!」「事業を立ち上げたい!」と考える人もまた、少なくないはずです。でも、この夢を叶えて個人事業主となるには、先立つものが無いとなかなか難しいですよね。

そんなときに力になってくれるのが、個人事業主への融資を行っている金融機関です。今回は、個人事業者のための準備資金や運転資金融資についてご紹介します。独立を考えている方はぜひ参考にしてくださいね!

埼玉りそな銀行なら事業資金から事業車両まで一手にお任せ!

一般的なカードローンやフリーローンは、使い道自由とはいえ事業性資金には使えないというところがほとんどです。個人事業主が開業のための設備投資資金や運転資金としてお金を借りるには、事業性資金を融資してくれる業者やローン商品を選ぶ必要があります。

そこで、個人事業主対象の融資を行っているところをご紹介します。まずは、埼玉りそな銀行からです。

埼玉りそな銀行の特徴

事業資金の融資といえば、やはり銀行というイメージですよね。しかし、大企業などの法人への銀行融資は盛んでも、小規模事業者にはなかなか厳しいものがあります。ですから、やみくもに申込のではなく、個人向けに融資をしてくれそうな銀行を選ぶ必要があります。

埼玉りそな銀行は、まさにそんな金融機関のひとつで、個人事業主向けの金融商品を豊富に取り揃えているんです。

埼玉りそな銀行は、りそな銀行と同じ「りそなホールディングス」の子会社ですが、りそな銀行が全国展開しているのに対し、埼玉りそな銀行は埼玉県を中心にした地域密着型金融としての役割も果たす銀行なのです。

埼玉りそな銀行の個人事業主向けローン商品

そんな埼玉りそな銀行の個人事業主向けローンにはどんなものがあるのか、一覧をご紹介します。

  • 埼玉倶楽部パーソナル
  • 埼玉りそなアグリローン
  • 埼玉りそな医療介護応援ファンド
  • 埼玉りそなドクター応援ローン
  • 事業用車両担保ローン

開業医師向けのローンは他の銀行でもよく取り扱われており、埼玉りそな銀行でもやはり2種類の商品があります。

しかし、事業用車両担保ローンというのは、ちょっと珍しいですね。これは、既存またはこれから購入予定の事業用車両を担保に融資するという商品で、使い道は車でもいいですし、事業性資金全般でもOKです。お仕事に車が必要な方にはうってつけの商品ですね。

埼玉楽部パーソナル

上記の個人事業主向けローンの中でも、もっともスタンダードなのが「埼玉倶楽部パーソナル」です。このローン商品について、簡単にご紹介します。

項目 内容
限度額 100万円以上1,000万円以内(10万円単位)
(最新決算期における平均月商の3ヵ月分まで)
金利 審査にて決定(変動金利)
申し込み条件 ・業歴2年以上で2期以上の確定申告(青色・白色)を行っている事業性個人
・事業税支払いを滞納していない人
融資期間 ・運転資金:3年以内
・設備資金:5年以内
担保・保証人 ・担保:不要
・保証人:法定相続人または事業承継予定者1名

業歴2年以上が条件になるため、新規開業予定の人は利用できません。また、来店不要のカードローンと違って、事業主向けローンの契約には店舗まで行く必要があるので、埼玉りそな銀行がお近くにある人でないと、利用しづらいと言えますね。

しかし、銀行から融資を受けることができればそれが信用にもなりますから、経営にも有利になる可能性があります。

条件に当てはまる方は、担当者に相談だけでもしてみるとよいかもしれませんね。

業歴が浅いうちは、なかなか安定した売上が出せないものです。

テコ入れのためにも運転資金の借入を考える人も少なくないでしょうから、業歴2年以上で申し込める埼玉りそな銀行の「埼玉倶楽部パーソナル」は、関東近辺の個人事業主の方にとっては選択肢のひとつになりますね。

金利は事業の経営状況や個人信用情報などを考慮して決定されるので、まずは担当者に相談してみるとよいですね。

おすすめ!オリックスクレジットの個人事業主専用カードローン!

先にご紹介した埼玉りそな銀行には、銀行系ならではの敷居の高さを感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、次にご紹介するのはクレジットカード会社であるオリックスクレジットが取り扱うビジネスローンで、しかもカードローン形式となっています。

VIPローンカードBUSINESSの商品概要

オリックスクレジットはクレジットカード会社ですが、このVIPローンカードBUSINESSはクレジットカードではなく、ローン専用カードです。しかも、個人事業主や経営者の方専用です。

その概要は、以下の通りです。

項目 内容
限度額 50万円~500万円
金利 6.0%~17.8%
申し込み条件 20歳~69歳までで、以下のいずれかに該当する人
・業歴1年以上の個人事業主
・法人格を有する事業の代表者
融資期間 1年ごとの自動更新
担保・保証人 不要

ビジネスローンにしては最大限度額が小さいように思えますが、返済したらその分利用枠が復活するカードローン形式ですので、計画的に利用すれば何度でも借り入れしていくことが可能です。

VIPローンカードBUSINESSの特徴

オリックスクレジットは信販系なので、消費者金融系と同様、通常のカードローンであれば総量規制の対象となります。しかし、個人事業主向けローンは総量規制の例外となり得るため、この商品も返済能力によっては年収の1/3を超える融資額も可能です。

さらに、こちらのローン商品は、電話やインターネットから申し込むことができます。しかも来店不要で申し込みから契約まで可能となっており、忙しい自営業者の方にはありがたいですね。

必要書類もネットでアップロードすれば提出できます。個人事業主の方は、本人確認書類等に加えて経営状況申告書も必要となりますので、あらかじめ準備しておきましょう。

審査は最短60分で結果回答が来るうえに、可決ならば即日融資も可能です。

このように、カードローンのメリットがたくさん得られる商品なのです。その分金利は高めになりますが、何度も書類を用意する手間もなく、保証人も担保も不要ですから、簡便さを優先したい人にはオススメです。

VIPローンカードBUSINESSの利用方法

審査に通ったら、ローンカードが手元に届く前に、サイトから振込融資の申し込みが可能です。即日融資をご希望の方は、この方法にて借り入れをしてください。

ローンカードが手元に届いたら、全国の銀行やコンビニなどほとんどのATMで利用が可能です。多くのATMで利用手数料がかかってしまいますが、

  • 三井住友銀行ATM
  • ゆうちょ銀行ATM

上記2行なら、ATM手数料は無料で利用できます。

返済方式は、利用残高に応じて決められた金額を支払う「新残高スライドリボルビング返済」と残高にかかわらず利用枠によって決められている金額を支払う「元利込定額リボルビング返済」の2種類からお好きな方を選べます。

返済方法にはATMと口座振替があります。口座振替の場合、10日・20日・末日から好きな返済日を設定でき、また口座振替による返済に加えてATMから随時返済をすることもできるので安心です。
オリックスクレジットのVIPローンカードBUSINESSは、個人事業主や法人経営者のための、事業性資金に使えるカードローンです。

一般のカードローンのように、インターネットで来店不要で申し込みができるなど手続きも簡便で、ATMで気軽に借り入れや返済ができます。

金利が高いのが玉に瑕ですが、事業性資金の融資を申し込みに銀行などへ行くのに抵抗がある人や、忙しくてそんな時間が取れないという人には、メリットが大きいと言えますね。

安心して借りられる!日本政策金融公庫から融資を受ける方法

ここまでご紹介した個人事業主向けローンは、業歴が1~2年以上あることが申し込み条件のひとつでした。運転資金ならばこれらのローン商品でも借入できますが、これからお店や事業を開業したいという場合の借金はできません。

そこで最後に、個人事業主に積極的に融資を行っている日本政策金融公庫から、新規開業の方でも利用可能な事業融資をご紹介します。

日本政策金融公庫とは?

日本政策金融公庫という名称は、事業主以外の方々には聞き慣れないかもしれません。

これは、日本政府が100%出資している政策金融機関であり、つまりは国がやっている銀行のようなもので、日本全国に支店をたくさん持っています。

中小企業や小規模事業主、個人事業主を対象に、非常に多くの融資商品を取り扱っており、大企業等に対しての融資は行っていません。

貸付対象となる事業内容は様々ですが、利用できる事業所には資本金や従業員数に制限があり、小規模の事業を営む人を応援する政策公庫なのです。

開業および運転資金に使える貸し付け

日本政策金融公庫には非常に多種類の貸し付けがあるのですが、新規開業や新分野の開拓のための資金として利用できる「新企業育成貸付」の中だけでも、以下のようなものがあります。

  • 新規開業資金
  • 女性、若者/シニア起業家支援資金
  • 再挑戦支援資金(再チャレンジ支援融資)
  • 新事業活動促進資金
  • 中小企業経営力強化資金

いったん廃業した人がまたやり直すための「再挑戦支援資金」や、女性または30歳未満の若者および55歳以上のシニア向けの「女性、若者/シニア起業家支援資金」など、あらゆる状態の方々をサポートするための融資が用意されているのです。

新規開業資金の概要

上記の中から、もっともスタンダードなタイプの商品である「新規開業資金」について、簡単にご紹介しておきます。

項目 内容
限度額 7,200万円(このうち運転資金4,800万円)
金利 1.26%~2.65%
申し込み条件 以下のいずれかに該当する人
・現在勤めている企業と同じ業種の事業を始める人で、次のいずれかに該当する人
(1)現在の企業に勤続6年以上の人
(2)現在の企業と同じ業種に通算して6年以上勤務している人
・大学等で修得した技能等と密接に関連した職種に勤続2年以上で、その職種と密接に関連した業種の事業を始める人
・技術やサービス等に工夫を加え多様なニーズに対応する事業を始める人
・雇用の創出を伴う事業を始める人
・産業競争力強化法に規定される認定特定創業支援事業を受けて事業を始める人
・地域創業促進支援事業による支援を受けて事業を始める人
・公庫が参加する地域の創業支援ネットワークから支援を受けて事業を始める人
・民間金融機関と公庫による協調融資を受けて事業を始める人
・上記のいずれかを満たして事業を始めた人で事業開始後おおむね7年以内の人
融資期間 ・設備資金:20年以内
・運転資金:7年以内
担保・保証人 相談にて決定

最大融資額がとても大きいことと、低金利であることが魅力の商品で、新規開業の人はもちろん、開業後7年程度以内の方なら利用可能です。

日本政策金融公庫に融資の申し込みをするには、申込書の他、融資の種類に応じて事業計画書など事業に関する様々な書類を提出する必要がありますが、書式は公式サイトからダウンロードできるようになっており、書き方の手引きも見ることができますので安心ですね。

個人事業主や小規模事業所の経営者が事業性資金を借りるなら、やはり日本政策金融公庫を使おうという人が多いのではないでしょうか。政府が出資している金融機関という安心感や、超低金利というメリットがあるのでオススメです。

非常にたくさんの種類の融資があるので、自分だけでどれが最適か判断するのはちょっと大変かもしれません。全国各地に支店があるので相談に行くか、専用ダイヤルに電話してお話してみるのもよいでしょう。

運転資金や開業資金は借入方法も内容も様々!お好みの融資を選ぼう!

一般的なカードローンや銀行融資などにおいて、個人事業主は不利になりがちです。被雇用者に比べるとどうしても収入が不安定になりがちなので、それもやむを得ないのですが、だからといって知り合いや友達から借金するのも気まずいものです。

でもお話してきたように、個人事業主向けの運転資金融資を行っているところもいろいろあります。カードローン会社や消費者金融から、銀行や政策金融公庫といったところまで、ご自身の状況や使いやすさなどを考慮して選ぶことができます。

しかし、無理な借り入れは、かえって経営を難しくしかねません。くれぐれも返済計画をきっちりと立ててから申し込みをしてくださいね。

【参考ページはこちら】
個人事業主はカーリースの審査に通れる?

自営業には何かとお金が必要になるものです。より良い商売をしていこうと思えば思うほど、設備投資などの運転資金がほしいですよね。

一般的なカードローンやフリーローンは事業性資金には使えないため、事業主対象のローンを探す必要があります。

まとまった資金が口座に必要なときには、銀行融資や政策金融公庫が低金利でお得ですし、手元に現金が必要なときはビジネスカードローンがおすすめです。いろんなタイプがありますので、幅広く検討してみてくださいね。

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