急にまとまったお金が必要になった、家賃や光熱費の支払いが迫ってるけど手持ちが足りない、急な冠婚葬祭で困った、そんなとき、簡単にお金を借りることが出来れば良いですよね。
そこでオススメなのがキャッシングです。特に、カードローンは限度額の範囲内であればいつでも、自由に、いくらでも借入が可能という便利さが魅力ですからね。
しかし、キャッシングをするにあたって知っておかなければいけないこともあります。ここでは、キャッシングで注意すべき5つのポイントについてご紹介していきましょう。
キャッシングにはいくつか種類がある!?基本情報をチェック
キャッシングは、お金を借りるということです。しかし、お金の借り方は1つではなく、いくつか種類があるのです。キャッシングの方法について、簡単にご紹介していきましょう。
個人が利用するキャッシングには、主に次の3つの種類があります。
- カードローン
- フリーローン
- 目的別ローン
それぞれのキャッシングの特徴をご紹介しておきましょう。
好きなときに何度でも繰り返し借入が可能!カードローンとは
カードローンは、一番使い勝手の良いキャッシングだと言えます。その特徴は、次の3つです。
- 限度額が設定される
- 限度額の範囲内であれば、借入金額は自由
- 契約期間内であれば、何度借入れをしてもOK
つまり、困ったときにその都度すぐにお金を借りることが出来るのが、カードローンなのです。
契約期間内であれば、いつでも利用できます。逆に、契約だけして利用しないというのでもOKですね。必要なときのために、いざという時のために契約だけしておくというのも良いでしょう。
カードローンは、発行されたローンカードを使ってATMから現金を引き出すというのが一般的な借入方法です。ですから、利用可能ATMがどこにあるのか、どのくらいあるのかということは、しっかりとチェックしておきましょう。
ATMの利用手数料を確認しておくこと、利用可能時間を確認しておくことも重要です。使い勝手が良いからこそ、利用するときのことを考えて借入先を選ぶようにしたいですね。
利用目的自由でまとまったお金を借入するフリーローン
カードローンは、限度額が設定されてその範囲内で借入をするというものですが、フリーローンは借入するのは1回だけです。必要な金額を希望し、そのお金を借入してあとは返済していくことになります。
利用目的は自由ですが、追加の借入や2回目以降の借入を希望する場合は、再度申し込み・審査をしなければいけないという手間がかかります。ただ、1度だけの借入で終わりますので、借り過ぎてしまう、利用しすぎてしまうというリスクは低いですね。
何度も借入をする予定があるのであれば、カードローンを、とりあえずまとまったお金が必要で今後はしばらく借り入れ予定がない場合はフリーローンを選ぶと良いかもしれません。
低金利でお得なキャッシングが可能!目的別ローンとは
目的別ローンとは、キャッシングしたお金の使い道が決まっているローンのことになります。ブライダルローンや教育ローン等が該当しますね。
目的別ローンの特徴は、次の3点です。
- 利用目的が決まっている
- 何のためにいくら必要なのかを示す書類の提出が必要
- 比較的低金利での利用が可能
目的別ローンは、カードローンやフリーローンと違い目的がはっきりしている借入れです。何の目的で借入をするのか分からないと貸す側も不安を感じてしまうことがありますが、はっきりと目的と金額が分かり、それを示す書類を提出することで安心感があるわけです。
必要な分だけの借入れですから、借り過ぎてしまう心配もありません。比較的低い金利での借り入れが可能となっているのは、その安心感がある為と言えるでしょう。
利用目的が決まっており、請求書や納品書、見積書などを提出できる場合は、低金利でお得に利用できる目的別ローンの利用を検討したいですね。
キャッシングで注意するべき5つのポイントはコレ!
では、初めてキャッシングをするにあたって注意しておきたい5つのポイントを挙げてみましょう。
- 申し込み条件がある
- 審査を受けなければいけない
- 申し込み時に必要となる書類がある
- 返済シミュレーションをしっかりする
- 総量規制がある
ここでは、申込みから利用までに関わってくる3つのポイントについて詳しくチェックしていきましょう。
申し込み条件をクリアしなければ利用は不可!一般的な条件とは
まず、キャッシングを利用するためには申し込み条件をクリアしなければいけません。申し込み条件は借入先や商品に応じて違いますが、主な条件をご紹介しておきます。
- 年齢制限
- 収入や雇用形態・勤続年数の制限
- 居住地や勤務地の制限
- 指定金融機関の口座の有無
年齢制限はや収入等の条件は、確実に返済してもらうためにクリアしなければいけないものです。雇用されていてこれからも継続して収入を得られることが出来る、責任能力がある、そういう人物に利用してもらいたいですからね。
勤続年数は3年以上必要といった制限だったり、年収は○万円以上必要であるという制限がある場合もあります。また、パートやアルバイト、自営業は利用不可、または利用できても限度額に上限がある、というキャッシング商品もあるのです。
(⇒フリーランスのキャッシングにおける注意点)
また、借入先によっては居住地や勤務地がその借入先の営業区域内に限られているケースもあります。手続きを来店して行う必要があること、その地域の人を対象とした営業を行っていることが理由として挙げられますね。
今はインターネットで様々なキャッシングの情報を知ることが出来ますが、利用可能なエリアが限られている場合があるということを認識しておきましょう。
金融機関のキャッシング商品の場合、返済を口座からの自動引き落としで行う場合があります。そのために、その金融機関の普通預金口座を持っていなければ利用できないという商品もあるわけですね。
商品や借入先によって申し込み条件に違いがあるということ、誰でも利用できるわけではないということを覚えておきましょう。
審査に通過しなければキャッシングは利用不可!その理由とは
キャッシングを利用するにあたって、必ず審査を受けなければいけません。なぜ審査を受ける必要があるのか、それは申し込み者の信用度を判断する為です。
お金を貸した側としては、貸したお金を確実に返してもらえなければ困りますよね。ですから、しっかり返済できるだけの収入があるのか、返済する意思があるのかを審査によってチェックするのです。
審査では、まず申込み書に記載された勤務先が正しいものかどうかのチェックが行われます。それが在籍確認です。在籍確認は、勤務先に申し込み者が働いていることを確認するため、勤務先に直接電話をすることで行われます。
「在籍確認」電話が来るようなことがあれば、勤務先にキャッシングの申し込みがバレてしまうのでは?そう不安に思うかもしれません。
しかし、在籍確認では消費者金融名等の会社名は名乗らず、担当者個人で電話することが基本です。「○○と申しますが、××さんいらっしゃいますか」という感じですね。
席をはずしていても、「そのような者は在籍しておりません」と返答されない限りは問題ありませんから、知らないうちに在籍確認が終わっているということも珍しくはないのです。あまり心配しなくて大丈夫でしょう。
キャッシングで提出が必要となる書類は要チェック!
キャッシングの申し込みや契約手続きでは、いくつかの書類の提出が必要となります。せっかく審査に通っても、必要書類を提出できなければ契約手続きを進めることが出来ないのです。
ですから、キャッシングでどのような書類が必要となるのは、事前にチェックして用意しておきましょう。
- 身分証明書
- 収入証明書
主に必要となるのは、この2点ですね。身分証明書としては、運転免許証やパスポート、健康保険証が該当します。
収入証明書は、源泉徴収票や確定申告書、課税証明書等が該当しますね。収入証明書の場合は役所に取りに行く、会社に発行をお願いしなければいけない場合もあるでしょう。
早めに用意をして、提出が求められたらすぐに提出できるようにしておきたいですね。
また、必要書類は借入先によって内容が異なります。
申し込み前に、何が必要となるのかしっかりとチェックしておきましょう。
提出が必要な書類もあるようですから、そのあたりを事前にしっかりとチェックしておく必要があるようです。手元にないものがあれば、申込み前に用意しておくとスムーズでしょう。
返済金額は?キャッシング利用前のシミュレーションが大切
キャッシングは、あくまでもお金を借りているだけです。借りたお金は必ず返済しなければいけません。そして、返済するときには決められた利息分を上乗せする必要があるのです。
返済出来なければ、借入先に迷惑をかけてしまうことになりますし、自身の個人信用情報にも問題が登録されてしまうことになります。ですから、確実に返済をしていくことが求められるのです。
毎月の返済金額がいくらになるか、どのくらいの期間返済しなければいけないのか、それは自分で計算しても良いのですが、なかなか面倒で大変です。そこで利用してもらいたいのが返済シミュレーションですね。
返済シミュレーションは、借入希望金額と金利等を入力するだけで完済までの流れを表示してくれるというものです。毎月の返済金額、返済期間、そして総支払利息額、それを一瞬で計算してくれます。
返済シミュレーションは、利用するキャッシングの会社のウェブサイト上にフォームが存在している場合もありますし、インターネットで検索すれば簡単に見つけることが出来ます。
ただし、返済シミュレーションは返済のイメージであり、実際の支払額と多少異なる場合もありますので注意しておきましょう。
参考として、利用するようにしてくださいね。
借入前に返済シミュレーションをして、毎月の返済金額や完済までの期間をしっかりと把握し、無理のない範囲でキャッシングするようにしておきましょう。
設定限度額は年収で決まる!?知っておくべき総量規制
カードローンによるキャッシングをする場合は、設定される限度額がいくらになるのかという点が非常に重要となってきます。なぜなら、その限度額が借入可能な金額となる為ですね。
出来るだけ限度額は高い方が、借入できる金額も大きくなります。もちろん、設定限度額が高いだけで利用するのは最小利用額として認められていれば1,000円でもOKですから、自分の都合に合わせて借り入れできるわけですね。
しかし、設定限度額はいくら高額なものを希望しても、法律で認められない場合があるのです。それが総量規制ですね。
貸金業法内で定められている規制。個人への貸し付けは年収の3分の1を超えてはいけないとしている。ただし、貸金業法内での規制であるため銀行の商品は対象外となる。
消費者金融の中から、SMBCモビットの場合を考えてみましょう。SMBCモビットは最高800万円までの限度額設定が可能となっていますが、総量規制の対象となるために800万円の限度額設定には、最低でもその3倍である2,400万円もの収入が必要となるのです。
(こちらもご参考に→SMBCモビットでお金を借りたい人におすすめ!)
ただし、上記でも紹介しているように、総量規制はあくまでも貸金業者を対象としたものです。
銀行のローン商品は総量規制に関係なく、個人の信用に応じた限度額設定が可能ということは覚えておきましょう。
銀行カードローンを選ぶのか、消費者金融のカードローンを選ぶのか、自分の必要とする限度額が総量規制の範囲内かどうかもチェックしてから決めるようにしても良いでしょう。
しかし、銀行カードローンなら必ず年収の3分の1を超える限度額設定が可能になるというわけではありません。あくまでも、信用に応じた限度額の設定が行われるということは認識しておきたいですね。
【参考ページはこちら】
銀行系カードローンのメリットを教えて!
ただ、貸金業者ではない銀行カードローンであれば、信用次第で年収の3分の1を超えるキャッシングも可能となっています。自分がいくらキャッシングしたいかによって、借入先を検討する必要があるようですね。
はじめてキャッシングするのは不安も大きいかもしれませんが、紹介した5つのポイントをチェックして上手に利用してもらいたいものです。
必要時に都度利用したいのであればカードローンが便利ですが、目的が決まっているのであれば目的別ローンがお得なようですよ。