夫婦が離婚をすると、「養育費」が発生することがあります。例えば、子どもが母親に養われる場合、母親の稼ぎだけでは子どもを養育するのは難しいことがあり、双方の話し合いの末、父親が毎月養育費を支払うのです。
当然、母親が大黒柱として働いている場合は、その逆のパターンもありますが、子どもは母親に引き取られ、父親が養育費を支払うパターンが多いのではないでしょうか。
離婚し、父と母が「家族」ではなくなってしまった場合、母親に親権が渡ってしまった父親は、マメに子どもに会うことすら叶わなくなってしまうこともあります。
そんなこともあって、「子どものために離婚はしない」という夫婦が存在するのも事実です。
子どもにとってみれば、親の都合で自分の親に自由に会えなくなるのは、辛いことかもしれませんね。ただ一概に、どれが「その家族にとって一番幸せな形」かは言えないので、正しい答えはありません。
このように、通常、夫婦が「離婚」をすることで、そのどちらかに発生する可能性がある養育費ですが、もし「身に覚えのない」養育費が請求されたら、アナタはどうしますか?
子どもが居ないのに、養育費を払えと言われる怪
デトロイトに住むカーネルさんは、ある日を境に「養育費」を払うように命じられます。ちなみに、彼には子どもなんていません。これはもう、カーネルさんからしれみれば、「え?なんで???」となるわけです。
食い違う双方の意見
彼が最初に養育費の支払いを命じられたのは、90年代の始め。お役所の人間は、カーネルさんのことを「親の義務を果たしていない父親」と非難しました。
非難も何も、自分は父親なんかになった覚えもない!というのが、カーネルさんの思い。そりゃ当然だ。これは、一体どうなっているんでしょう?
国の言い分としては、カーネルさんが子どもの父親になったのは1987年、にも関わらず、法廷での命令も無視し続け、彼は支払いを行わなかった、としています。
なんですが、カーネルさんに言わせると、法廷の命令を受けたのはその時が初めて。第一「子ども」とされる、その子に会ったこともないんですから。
「何で俺の子どもでもないのに、法廷に出向かなきゃ行けないんだ!?」と、カーネルさん。何度事情を説明しても理解して貰えない国の対応。この事実をどう伝えれば裁判所は理解してくれるのでしょうか?
これはもう、DNA鑑定しかない!
ということで、最終的にDNA鑑定で子どもとは何の関係もないことを証明しようとしたカーネルさん。しかし、このDNA鑑定を行うまでのプロセスも大変なものでした。
鑑定を始める当時、彼の稼ぎはわずか。職も点々としていて、いろんなことをする余裕もなかったのです。
しかも、DNA鑑定をするには、その「例の子ども」や母親が、どこにいるのかを知る必要があります。子どもの母親とコンタクトを取ることも、大変な労力でした。
ついに母親の居場所を突き止めた彼は、やっとDNA鑑定に持ち込むことが出来たのです。
鑑定の結果は、白。
DNA鑑定の結果は、想像通り。会ったことすら無い、その子との親子関係は全くない、ということが鑑定で明らかになりました。
また、母親の申し出で、子どもの父親が他にいる、という証拠も取れました。カーネルさんは、このことを早速法廷に伝えます。
しかし、返ってきた言葉は「あなたは鑑定を行うのが遅すぎた。裁判は終わりです。支払いは行ってください。」という、非情なものでした。
なぜこんな変なことが起きたの?
実は、過去に遡ると、カーネルさんには別れた妻がいました。それが、「彼の子ども」と法廷が言っている、子どもの母親なのです。
離婚した後、母親は妊娠しましたが、彼女には「その子の父親が誰なのか」全く分からなかったのだそうです。
当時、役所にこのことを相談すると、「子育ての手当も充実するから、父親の名前は必ず書いておきなさい」と彼らに言われ、別れた夫、カーネルさんの名前を書いたのだと言います。
母親も法廷で、カーネルさんのことを訴える
「全ては、そうやって彼の名前を書いてしまった私が悪い」。カーネルさんに養育費の請求がなされていることを初めて知った母親は大変後悔し、法廷へ出向くことにします。
法廷は、一部のみ支払いの軽減を認めたものの、カーネルさんの3万ドル(約330万円)の支払いは命じたままとしました。未払いがこれ以上続いた場合、拘置される恐れもあるのだそうです。
「僕が子どもの父親でないことは紛れも無い事実。なら、何が正しいことなのか、しなきゃならないことを僕はするだけ。」カーネルさんは、引き続き闘っていくつもりです。
【参考URL】http://www.wxyz.com/news/region/detroit/detroit-man-fights-30k-child-support-bill-for-kid-that-is-not-his
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彼は、裁判官と裁判所の名前を公表すればいい。名前をさらせば、彼らもカーネルさんの気持ちが少しは理解できるかもね。
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この子ども手当関係は、エグいよな。
養育費を徴収したりはするけど、「誰から徴収するのか」は、役所にしてみればそこまで重要じゃなかったりしてな。
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DNA鑑定もして、母親も「父親はカーネルさんじゃない」と言っていても、判決が覆らないって、どういうことだ!?
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法廷では、法の下で裁くわけですよね?これは、どう見ても合法には思えないんだけど。
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この件に目を通すと、「ピュアなミシガン州」っていう、州のスローガンに逆らっているとしか思えない。
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誰か、彼に優秀な弁護士を付けてあげてよ!
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法廷の人間は、みんな頭がおかしいのか?みんなぶっ飛んでるよ。
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この話、知ってるわ。
カーネルさんと別れた後、この母親は再婚した男性と2人の子どもをもうけた、とか、DNA鑑定が退かれた、とかね。母親が2人の男性と関係を持ってごちゃごちゃになってしまったのね。
なんて判定!
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デトロイトに住んでいる者なら、誰もがこの法廷がいかに低俗か知ってる。そこは無能なヤツしか働いてないからな。誰もカーネルを助けてやろうとも思わんだろう。
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これは、単なる「養育費未払い」とかの話じゃない。これは、政府によるれっきとした「強要」よ。
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DNAでも白、母親もカーネルが父親じゃないと言うのに判決が覆らずに、相変わらず「お前が父親だ」と言い続けるなんて、裁判所の奴らは全員アホなのか?
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カーネルの名前を書いてしまった母親が悪い。逮捕される人間を間違っていない?
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「正しいことをしていく」ってカーネルは言っているけど、何をするつもりだ?これ以上法廷に何を望むんだ?
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もうさ、優秀な弁護士を雇って、母親にダメージを食らわせるしかないだろ。
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これを読めば、民主主義なんて何の意味も持たないことが分かるだろ。
デトロイトで働いているけど、役所のシステムは恐ろしく「旧式で時代遅れ」だ。
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何の血縁もない人の為に、働かざるを得ないのか?そんな人生なんて、まるで奴隷じゃないか。
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女性が子ども手当を貰い過ぎているパターンもたくさんあるよな。
これは法に基づいて、母親がなかば無理矢理に父親の名前を書かされたことに問題があるよ。
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母親もさ、本当は誰が子どもの父親か当時分かっていたが、手当を貰えなくなるとかでカーネルの名前をあえて書いたんじゃないのか?
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母親が噓をついているはずだ。カーネルの未払い分を彼女に支払わせるべき。
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虚偽の情報を法廷に持って行った罪で、母親がムショ行きだな。
まとめ
DNA鑑定を行っても状況が変わらない法廷への苛立ちや、母親への疑心など、いろんな反応がありました。
元記事には、このニュースを伝える動画も貼ってあり、その中で母親はモザイクをかけた状態でインタビューに答えていました。
母親が子どもを生んだ当時、役所に「父親の名前を半強制的に書かされた」ことや「子どもの父親が誰なのか本当に検討もつかなかった」事実が間違いないのであれば、顔を隠す必要なんてないのに、と正直感じます。
にしても、こんな怒りを覚えるようなことが本当にあるんですね。カーネルさんには、少しでも自分自身のためにお金が使える半生を送って欲しいものです。
こんな判決を下した法廷を訴える法廷が欲しい。
まーん(笑)
日本でも不貞女のせいで同じような立場になってる人いるよね
これだからクズ女が減らないんだよ
だからって、そういう言葉遣いは貴方の品性をさげる。いつかネットの外でボロを出さないように、ネットでも言葉には気をつけては?
前妻に悪意は無かったように読めたんだけど、その場合男性が養育費を払った事にしてしまうのは簡単な話だよね。支払いは免れたけどバカな司法と対決してやりたい、という趣旨でいいのかな
>その場合男性が養育費を払った事にしてしまうのは簡単な話だよね。
えっ? 誰が払ったことにするの? 行政? 母親?
母親は金コマだろうし、行政なら遡って取り消しのほうが簡単だけど。
>支払いは免れたけどバカな司法と対決してやりたい
ええぇっ?? 3万ドルを支払え、拒否すればブタ箱行きって判決でなんですけど?
日本の白バイに衝突されたバスの運転手も酷い判決受けたしなー
どこの国も変わらんな
判決を下した判事が養育費を払えば良い。
大沢樹生….
アメリカの法治レベルはこの程度かよw
法の不備かな。
虚偽申請が為された場合に無効化・修正を行う手段がないなんて。
まさしく中世。
デトロイトに限らず、財政破綻によって行政が機能喪失した自治体ならば何処でも発生しうる事例だと思う。
自治体が無制限に私権を制限し勝手な判断で法律を行使する暗黒管理世界
それが過疎の現実だよ。