ディズニーリゾートや遊園地など、子供が大好きなテーマパーク。
内容の充実と共に、その入場料も年々高くなってきていますから、自分の子供が『子供料金』の対象に入るかどうかはとっても重要。
少しでも安く上げるために、オンライン・オークションやクーポンを利用したり、団体でのツアーを計画したり。なかには年齢をごまかすよう、子供にうそをつかせる親までいるとか。
その子供料金、対象を年齢によって定めている所もあれば、小・中・高と学校で分けている所、日本ではあまり見かけませんが、身長で決まるなんていう所もあるようです。
要するに、場所によって、子供は大人になったり子供になったりするわけです!
うちの子は子供?大人?
“テーマパークが決める基準-‘子供’はいつ‘子供’ではなくなるか”と題して、ガーディアン紙・マネーブログはこう書いています。
フロリダのマジック・キングダムでは、子供時代は3歳~9歳までで、長くは続かない。10歳になったときに魔法は解け、みんな大人になり、1日パスに105.44ドル(約12,000円)払わなければならないのだ。
パリのディズニーランドでは子供時代はもう少し長く、3歳~11歳まで。この違いは何なのか、ミッキーとその仲間たちに尋ねたら、入場料は『お客さんの年齢で楽しめるアトラクションや体験を反映してるんだよ』と言われた。
ブリテンにいる私たちも、この魔法がかったチケット販売に無知ではない。
全国に多数のテーマパークとアトラクションを所有する、マーリン・エンターテイメントは、アルトン・タワーでの子供料金の対象は4~11歳だが、ブラックプール・タワーに行くと3~14歳になるとしている。
マダム・タッソーでは4~15歳、レゴランドでは3~15歳。ブライトンのシーライフセンターでは、子供は存在しない -マーリン・エンターテイメントは、3歳以上に一律料金を設定しているのだ。
確かに、場所によって差がありますね!
このブログの編集者は、“個人的にはペパ・ピッグ・ワールドが好きだ。値段は年齢ではなく身長で決まり、1m以下なら入場無料なのだ。ただ『身長を測るとき、子供達は靴を履いていなければならない』と警告されているが。”と書いています。
身長計の、頭上にスライドしてくるあのバーを、子供の頭にグイグイ押し付ける親の姿が思い浮かんでしまいますね。
親は真剣!
同編集者は、自身が十代初めの頃の出来事、また友人達の体験について、こう書いています。
「こんな値段、俺は絶対に払わないぞ。」動物園の鉄柵の外からキリンを見るため、兄妹ならんで精いっぱい背伸びした(首が長くないと無理)。
私の友人のケンが、いまだに顔を赤らめる過去。
彼が16歳の時-口の周りにかすかに生え始めたヒゲを見せびらかしていたその時期に、『子供用チケットを買うから自分は14歳だと言え』と親に命令されたそうだ。
また、私の知りあいは最近、年齢より少し幼く見える自分の娘に「いいわね?あなたは11歳。そう言いなさい。」…チケット売り場の列でそうささやいたという。
この時ばかりは嘘を言っても親は怒らず、むしろ正直に言ったら自分の身に災難を招く事になるのです!
皆さんも似たような経験がありますか?
テーマパークの反撃?
しかし現状はというと、子供料金と大人料金の金額の差が、殆ど変わらないと思わせるほど狭まってきているとのこと。
お得な子供料金を設定しているテーマパークはもちろん数多く存在しますが、確かに上記のようなごくわずかな差であれば、嘘をついてまで子供料金に固執する理由がなくなりますよね。
子供料金は無し!最強最悪はロンドン・ウェストエンド
映画館では必ず安い子供料金をオファーしているが、例えば‘チャーリーとチョコレート工場’などのシアター・ショーとなったら、子供料金を尋ねる事さえ忘れなさい。そんなものは存在しないからだ。マチネでもだ。
そうなんです。私自身もつねづね、家族で‘ライオン・キング’を観にいきたいと思ってきましたが、躊躇する理由はそれなのです。
あまりよく見えない一番安い席でも50ポンド(約9,100円)前後、高い席で大人も子供も一人あたり115ポンド(約21,000円)もするのですから。
さて、人々はどう反応しているでしょうか。
【参考URL】http://www.theguardian.com/money/blog/2014/aug/16/ticket-prices-children-age-limit-cost-theme-parks-theatre
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ペパ・ピッグ・ワールドは子供とっては楽しい所だけど、値段がすごいよ。
本当は身長1mちょっとある娘が、今回は1m未満で入れてもらえたけれど、次回は大人料金取られるから、もう行くことはないね。
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先週コーンウォールのアドベンチャーパークに行ったが、7歳の息子はしっかり大人料金取られたよ。
身長が100cm以上の子供はみんな大人なんだとさ。
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バルセロナの水族館は、子供料金は年齢でなく身長で決められていた。
僕の3歳の娘は年齢平均よりかなり背が高いので、かなり多く払う羽目になった。
これは全く、身長の高低による差別だ。
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テーマパークのやり方は逆ですね。
子供の料金を全額、付き添いの大人を半額にするべきでしょう。
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今週ウェストエンドのショーに行って、いくつかのパフォーマンスでは、子供料金がちょっとだけ割り引かれてた。
いずれにしても、会場内で買ったスラッシーが5ポンドもしたから、浮いた金額もすべておじゃん。
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シアターがなぜ子供料金を設定しなければならないんだ?
1シートは1シート、子供の席に他の人は座れないだろう。同様に、子供料金とは、付き添う大人にフルの料金を払わせるためだ。
マーケティングのトリックさ。まあ、やるとすれば、大人半額をオファーすべきだね。どのアトラクションも利用しない事が殆どだろうから。
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そうそう、ペパ・ピッグに関しては、大人は絶対に無料にするべき。
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↑雨が降った後、子供を野原に連れて行き、『さあここがペパ・ピッグ・ワールドだよ』と言えばいい。
(ペパ・ピッグのエピソードの一つマディ・パドルー泥んこの水溜りに見立てた、水遊びのアトラクションがある)
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映画館でも子供は大人とおなじように座席一つ占領するけど、それでも子供割引をオファーしている。そうする価値があると思うね。
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個人的に、テーマパーク以外は子供を入れなくていい。入れるなら大人料金全額払わせる。
なんでディスカウントしてやる必要がある?彼らは頭痛の種だ。
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↑チキチキ・バンバンのチャイルド・キャッチャーはお前だったのか?
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ウェストミンスター寺院は大人料金18ポンド、1分当たりで考えたらディズニーはバーゲン品よ。
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ステートリー・ホームズ(イギリスの歴史的建造物)ではちゃんと子供割引があるって?
そりゃそうでしょ。13歳の頃、そこへ行くのはお仕置きだと思ってた。
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↑勝手な事を言うな。雨が降る日のお金のかからないアクティビティとして、私はそういう(歴史的な)場所をめぐって、楽しい夏を過ごした。親がナショナルトラストのメンバーだったからだ。
まあ、自分は歴史オタクな子供だったせいもある(そのアクティビティの結果なのか、もともとそうだったのか定かではないが)。
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4歳以下を受け入れてくれないトラベル・ロッジ(格安ホテル)に、3番目の子供をこっそり連れて行ったなあ。子供の朝食は無料だったよ。
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子供達が自分達だけで初めて旅行して、ホテルに一泊したのですが、3人分の朝食が1人分の料金だったと大喜びで帰ってきました。
一番上は18歳、あとの二人だって16歳に近いのに、このホテルでは子供として受け入れられ、朝食は2人の子供は無料、大人一人分しか請求されなかったそうです。
ティーンエイジャーの男の子達ですから、お腹いっぱい食べてきたようですよ。
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ウィックスティード・パークはその点よかったよ。支払いが求められるのは、アトラクションを利用するためのリストバンド。乗り物に乗る意志のない大人は無料で入れる。
これらのパークの客の殆どは子供達なんだから、大人が払う必要なんかないのでは?
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私が一番お得だと思ったのはイングリッシュ・ヘリテージのメンバーシップです。
リーズナブルな年会費で、彼らの所有する建物にはどこでも無料で入れますし、建物は主に子供達が好きなお城なので…18歳以下なら、私は6人まで子供を連れて入ることができます。
もちろんこれは、テーマパークじゃないと嫌だという方には向いていないと思いますが…。
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何にせよ、入場券やウェブサイトに書いてある通りだ。求められた金額を払うかどうか、大人は情報に基づいて決定するんだね。
あるイベントでのルールが、他のどのイベントとも同じでなければならない理由は無い。
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経済学の理論では、値段の区別を設ける事は利益を最大限にする方法なんだ。
まとめ
様々なテーマパークの体験を交えたコメント、年齢・身長どれが基準でもテーマパークは高すぎるというコメント、やり方次第・自分の価値観次第だという冷静なコメントなど、バラエティに富んでいます。
おそらく、自分に子供がいるかどうか、また、子供が何人いるかによっても、見方は変わってくるのでしょうね。
いずれにしても、せっかく高いお金を払って訪れるテーマパーク、心だけは’子供‘のままで、思い切り楽しんで元をとりたいものですね。
そう言えばイギリスのホテルで子供の朝食が無料だった。
でかさとか体重で決めたほうがいいんじゃね?と思ったことならあるな。
大人顔負けの女の子3人分くらいのピザデブのガキが座席占有してたりするの
見たりすると思ってしまうw