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100人のホームレス警官…出張費に請求手数料徴収??世界のびっくり警官事情

2014/09/10
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日本ほど警察官を信用できる国はない、という話を聞いたことはありますか。不祥事などたまに問題になることもありますが、基本的にみなさんも何かあったら「まず警察に」と考えることでしょう。

実はそれは当たり前じゃないんです。

多くの外国人は日本で警察官が市民から信頼されていること、そして困ったときには本当に助けてくれることに驚くこと、ご存知でしたか。

諸外国の警察官の事情を知ると、日本の警察官の皆さんが日夜市民のために働いてくださることに感謝できるでしょう。

ペルーのマードレデディオス県のマルドナド市で100人以上の警察官の実態が報道された。

105人の警察がペルーの南西のプノ県から派遣されたが(おそらくイベントの警備か何かに派遣された)、寝る場所がなく同市の映画館内で寝泊まりしており、映画館の管理者に追い出された。

現在、彼らは市内の市場で寝泊まりしている。この悲惨な状況は寒波が襲う冬も続く。一方、上官たちは市内の3ツ星ホテルに宿泊しているとのことだ。

寝る場所を求めて移動する105人の警察官の大グループ。ホームレス状態だという驚きの報道です。

105人の警察官が現在寝泊まりしているのは市内の市場とのことですが、皆さんは市場を想像できるでしょうか。野菜や魚の競りの行われる市場のことです。

一般に解放されている築地市場などに足を運んだことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、あの市場を想像してください。行き場のなくなった105人の警察官が寝泊まりしているのです。

なぜそんなことになっているのでしょうか。記事ではその説明を次のように加えています。

インタビューなどによると、彼らの給料では生活費が賄えないという。特に出張、派遣を命じられる場合、交通費や宿泊費などの出費を賄うための手当が必要となるが、出張交通費の支給は後払いなのだという。

また、出張交通費を請求する場合、一人50ソル(約1,800円)の請求手数料を要求される。

ペルーの下級警察官の場合1ヶ月の給料が100~200ドル、つまり2万円あれば良いほうだということですが、その給料から約1,800円の出張交通費手数料を請求されるということは、いかに大きな負担になるかが想像できるでしょう。

一生懸命働いても給料はわずか、そのわずかな給料から不条理な手数料を取られる、その上ホームレス生活を強いられている…となれば、彼らの仕事に対する士気がどの程度のものか、同情できますね。

諸外国の警官官は市民を守るためではなく、市民の敵だと言われています。

例えば交通違反をした人を捕まえ、個人的にその警官に幾らか支払えば無罪で解放すると要求する。

泥棒を捕まえて欲しい時は、賄賂を支払わなければ動いてくれない…など、「いつも賄賂を取ることばかりを考えている」のが外国人の警察官に持つ一般的なイメージです。

でもこの報道を見て、多くの人は警察官が賄賂を請求するのも仕方ないな、という同情的なコメントを残しているようです。

【参考URL】http://www.rpp.com.pe/2014-04-24-policias-duermen-en-los-suelos-del-mercado-modelo-en-madre-de-dios-foto_686830_4.html#foto
http://www.jica.go.jp/activities/issues/poverty/profile/ku57pq00001cu0il-att/per_2012_Jreport.pdf

この記事に対する海外の反応

政府自身が警察官を奴隷のように、身分が低い者のように扱ってる状況だから、尊敬できる正直な警察官がいるわけがない。

警察に助けを求めると、「じゃあ電話代くれ」「じゃあガソリン代くれ」ってワイロを請求されるけど…しょうがないんだね。悪かったよ今まで役立たずって言ってて。

こんな状況でも働き続ける警察官に敬意を払いたい。

上官は高給取りで部下をこんな扱いして、あとで不祥事の問題とかが出てきたら無能な部下って文句言うけど、つまりあんたたち高給取りが無能な部下を作ってるんでしょ。

この報道は朝一番で流されたけど…こんな朝早く報道したって仕方ないよ。大統領や官僚たちはまだ寝てる。

だけど、ちょっとこういうことに耐えれば、公務員っていうのは次の週には給料が一気に上がってるものなんだ。

こういう目に合ってる105人の警察官たちは、健全な警察官だ。本当に儲かってる警官は首都リマで市民から賄賂を巻き上げて豊かに暮らしてるんだ。

これはペルー全体の問題だ。

僕自身も警察官ですが、バスのターミナルで寝て、食べものもない生活してる。1ヶ月間交通費もらえないまま、遠いところの巡回に回されてる。

↑上官たちが部下の交通費・雑費をパクってんだろ。もらえるわけないじゃん。

「見捨てられた警官の日」を記念日として作るべきだね。

ペルーは腐敗のギネス記録を申請すべきだ。

僕も警官です。

僕の場合、29日分の交通費・雑費を請求するとき、請求手数料を取られたあと、45日後にようやく25日分支払われて、残り4日分は申請が遅すぎたってこっちのせいにされて差っ引かれた。

↑どんだけ盗られまくりなんだ。

エクアドルであったみたいに、スト起こして大統領に警察庁全体の給料を上げてもらったほうがいい。

まとめ

いかがでしたか。

ところ変われば立場も変わる、警官が尊敬されていない国もあるということもびっくりですが、警視庁内で出張交通費請求のために請求手数料を取るというシステムにも世界中がびっくりしているようです。

少なくともこの105人の警官の皆さんがこの冬(南半球ではこれから冬を迎える)暖かいところで寝泊りできるよう、この報道の反響が大きくなって欲しいものです。

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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    こんなことしてるとメキシコみたいに警官がお金欲しさに麻薬組織に加入するという
    末路になりそうだな

  2. 日本の名無しさん より:

    ピーナが「フィリピンの警官は、頼めば日本円で5000円で
    ⚪しを請けてくれる。警官が一番やばい」と言ってた。
    銃という権力持ってる貧乏警官が途上国では一番やばいのかもね。

  3. 日本の名無しさん より:

    飛松五男 ケンカ刑事が警察の実態を暴く、魂の一冊 「歪曲捜査」

    昔は誤認逮捕したら警察から排除された。今は言い訳の口実を作るために組織でウソをつく。
    そしてウソにウソを重ねている。p19~24

     先輩たちは自腹を切っとった。警察官になるときは、みなそういう気持ちで入ってくる。そのうち大半が堕落する。
    出世のためにゴマすりを覚えて、試験問題を教えてもらうようになる。そうなれば、自腹切って仕事しようなんて誰も思わなくなる。p39

     情報提供の協力費は全部裏金に回っとる。現場には一円も出んから、僕が自腹を切るしかない。
    「警察官は盗っ人や」というのはそういうことがあるから。p41、42

     会計は、ある程度信用のある人間に、出世を担保にして裏金偽造書類を書かせる。係長が書類を書き、巡査部長が請求書、その下の者が領収書を書く。 質屋への報奨金の半分は泥棒して裏金に。
    交通費を出したかのような書類を偽造して泥棒。日当旅費手当ても組織で「盗っ人」しとる。p44~46

     姫路鉄道警察隊の補佐は、裏金作りの見返りとして警視に昇進し、最後は川西警察署長にまでなった。
    どんなに無能でも、裏金作りと言う犯罪に協力したら、その見返りでいいところへ異動したり、無能でも昇任できるようになっているんです。退職後も、いい再就職先が斡旋してもらえる。 p56

     ある明石署長は赴任早々の幹部会議で 「ワシは、2000万円持って二年後に辞めるからな。それまでに作っておけ。頼むで」 と会計課長に指示しおった。これが常識だ。 書類偽造で足りなければ署員が企業や
    商店に「餞別」とかいって取りに行く。見返りは、違反のもみ消しや、事故が起きたときに労基署を立ち入らせないように警察がしてくれる。p59

     警察署長を一回やったら家が建つ、署長にちゃんとした人間は少ないですよ。新築になるとどこの署も必ず腐敗や業者との癒着がある。どの署長にもリベートとかある。 死亡事故の責任をもみ消した例もある。
    p60~63

  4. 日本の名無しさん より:

    日本の場合は市民が警官の言うなりになるからニコニコしているだけ
    批判したりすれば態度は変わる
    ただ単に海外よりはマシだというだけで、警察が腐敗している事に変わりはない
    日本警察の利権は大きすぎるし、警察の犯罪(特に裏金)を取り締まる組織が機能していない

  5. 日本の名無しさん より:

    ナニワの金融道でも、あったな
    現場の警官が、取締りを頑張っても
    上司が揉み消してしまう
    あほらしくて、やってられん と不動産業に転職

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