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○宝(中国で流行っているネットショップ)の3分の1は偽取引?

2014/09/25
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中国では、特に若者の間でネットで買い物をする人が増えています。また、元手が少なくてすむので、ネットで店を開く人も少なくありません。

中国には偽物がたくさんあります。もちろん中国人は偽物とわかっていても安いので買う人もたくさんいます。ですから、中国で物を買う時には値段と品物の価値が一致しているかどうかが大切なのです。

ところが、ネットで買い物をしようとすると現物を見て買うことができません。

そこで参考にするのが、実際に売どれだけ売れているのか、実際に買った人の口コミはどうか、またその店に対する信頼度は高いかです。

○宝では、買った人が買った店に対し信頼度を評価することができます。その評価が点数に、そしてその点数が一種の記号によってあらわされているのです。

信頼度が高ければ、品物の価値と値段がほぼ一致しているということなので、その店で買うのは安心できるというものなのです。

ですから、販売量、信頼度、そして口コミは買い手にとってはとても貴重な情報なのです。

ところがこの販売量、信頼度があてにならないというのです。ある人が、始めて○宝で店を開いた経験をインターネットで紹介していました。

その様子と、それをもとに中国でのネット販売の実情をご紹介します。

ネット販売の実情

中国は経済が上向きだと言われてはいても、最近では経済実体は不景気で、多くの商店は○宝などのネットショップへと移っています。でもこの作者は経験を通して○宝のようなネットショップの3分の1は偽取引だというのです。

○宝もよくわかっていて、周りからの声に対処するためあまりにひどすぎる偽取引のみ処罰を与え、他は眼をつむっているというのです。

まるで、ある国の10人の役人のうち9人は腐敗している、そのような実態と同じだと皮肉っています。(もちろんこれは、中国のことです。)

面白いことに、今年中国での流行語に「トラもハエも一緒に処罰する」という言葉があります。これは、地位の高い役人の腐敗も、地位の低い役人の腐敗も、すべて処罰しようという例えです。

中国では腐敗活動を一層しようという政府の活動が、大大的に宣伝されているところなのです。

そんな中国の状態と比較し、○宝は「1匹か2匹のトラを処罰したら、残りのハエはみんなから歓迎されている」状態だというのです。そして、もし、本当にすべて調べ上げ処罰していたら、その結果は恐ろしいものになるというのです。

そして実際の作者の経験はというと・・・

作者は、以前輸出商品を作っていましたが、08年以降は不景気になり、中国国内で販売することを考えます。もし店を開けば資金がかかり過ぎ続けられないと考え、○宝で商品を売ることにしました。

実際○宝では、同じようなものがとても売れていたし、作者は自分で生産しているのでコストも有利、きっと売れると思いました。

作者の商品は他よりも安く質もいい。だから絶対よく売れると思っていたのに結果は・・・1か月しても全然売れず・・・。

そこでインターネットなどでみんなの意見を聞いてみると、だれも作者のサイトを見ていない、つまり店に入って品物をみていない事が分かりました。

売上ランクが低いので誰もサイトを見ないのです。売上ランクをあげなければならないのです。

誰も見せにやってこないのに、どうやって売上ランクを上げたらいいか?偽取引が必要だというのです。

そして、売上と共に信頼度の問題があります。信頼度がない店の物はだれも買うわけがありません。

そこで、友達にかたっぱしから連絡し、自分の商品を買ってもらうことにします。すると少し信頼度があがりました。でも、まだまだ足りません。

次に、チャットでよく宣伝してくる信頼度や売上を売るという会社に頼った。つまりお金を出して、信頼度や売上を上げるのです。するとあっと言う間に信頼度も売り上げもあがります。

ところが、20日後○宝に偽取引を見破られ、罰金といくらかのペナルティーを加えられます。

みんな偽取引をしているというのに、なぜ作者だけが処罰の対象になったのでしょうか?それは、偽取引にも技術がいるというのです。闇雲に偽取引をしても捕まるだけだと言うのです。

3か月後、作者はとうとう解決の糸口をみつけたそうです。そして作者は自分の経験をとおして、○宝の取引の3分の1は偽取引であることを確信したそうです

この作者が経験したように、始めは売上ランクも信頼度もゼロですから、なかなかサイトを見てくれない、つまり店にも入ってきてくれないのかもしれません。ですから、多くの人が裏の手を使って売上ランク、信頼度をアップさせているのかもしれません。

とすると、買い手が唯一品物の良しあしを判断できる売上ランクや信頼度は本当に信頼できるものなのでしょうか?

中国の人はどのように思っているのでしょうか?

【参考URL】http://bbs.tianya.cn/post-free-4340439-1.shtml

この記事に対する海外の反応

偽取引をしておらず、取引ゼロ、買った人がいなければ、ネットショップでの販売は難しい。

(スレッド主)今は多くの人が偽取引によって売上ランクを上げることを知っている。でも、誰に頼んでいいか、またどうやって売上ランクをあげたらいいかがわからない。

私も、多くの遠回りをした。また多くのお金も費やした。

みんな偽取引をしている。偽取引をせず商売をどうやってする?

ちょうど妻がネットショップで店を開こうとしている。スレッド主やみなさんから学びます!

このように注意を喚起してくれてありがとう。あなたはとても良心的なひとだね。

今日、ちょうど○宝で携帯電話を買おうと思っていた。けど、これを見て力がなくなった。

(スレッド主)私はネットショップで買うことができないとは言っていない。

ただよく選んで買うことが必要だと言っただけだ。(偽が多いので)

みんな○宝の水は深いと言っている。それを理解しようとしているなんてすごいね。

どのように裏取引をするの?もっと詳しく教えて。

個人的に交流できたらいいんだけど。だってこういった話はとても敏感なことでしょう。

私は評価を読む。

15文字以上は偽。良すぎるのも悪すぎるのも、評価に問題があるのもみんなあてにしない。評価の中の何千かはよくない。

何百かの評価、また写真つきのものを見る。はじめは質も態度も対して変わりがない。

まとめ

中国で流行っている○宝。店で買うよりネットショップで買うほうがずっと安いので特に若者の間では人気です。

また、中国の人は自分が社長になりたい、また店長になりたい人が多く、だれかに使われるのをとても嫌います。そのため、元手もそれほどかからなさそうなこういった○宝で店を開く人が次から次へといます。

でも、ここでも技術が要りそうですね。

そしてそういった技術を使って商売をしていることは、中国人のほとんどの人が知っているようです。それにしても3分の1の取引は、偽取引だなんてちょっと驚きです。

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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    珍宝じゃくて淘宝か
    偽取引より偽物率を知りたい

  2. 日本の名無しさん より:

    誰かに使われるのを嫌うというのが面白いね。誰も信用していない社会、使われたら死ぬまで搾り取られるんだろう。

  3. 日本の名無しさん より:

    一度だけ、日本じゃ手に入らない書の本が欲しくて
    中国から通販で買ったことあった
    ソコは日本語も使えたんだが、どうなるかおっかなビックリだったが
    無事に届いたよw
    肝心の本は、安物の雑誌みたいな紙質だったがw

  4. 日本の名無しさん より:

    タオバオってアリババグループ。
    昔、アリペイでマネーロンダリングが横行していたけど大丈夫なんかね?

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