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石油価格の下落で大打撃を受けたアメリカ5つの州の想定負担額は?

2015/06/14
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近頃ガソリンの価格が下がって、とても助かっていると思っている方も多いのではないでしょうか?田舎暮らしでマイカーを毎日利用している私もその一人です。

ここ数年、ガソリン代が高くて生活費をかなり削ってきたものですから、最近はとってもハッピーな気分で毎日を過ごしています。

しかし!みんな同じような事を考えていると思ったら、それは大間違いです。

なんと、石油の価格が下がったことで打撃を受けているところだってやはりあるのです。本当に世の中って矛盾が多いですよね。

石油価格の下落でショックを受けているのは、やはり石油を掘り出して売っているところでしょう。

今回は、アメリカの石油を産出している地域が石油価格の下落によりどのような影響を受けているか、注目していきましょう!

石油価格の下落で大ショック!ダメージを負うアメリカの5州

アメリカの石油価格が落ちてきています。多くのアリカ人にとってそれは良いニュースだと思われています。

そして今後数か月、この状態が続きそうです。また最近はガソリンの先物商品も6年ぶりに安値を更新しました。

しかし、ある地域の住民の方々にとっては、これは良いニュースであるとは言えません。

経済に関するサイト「MoneyRates.com」が出した報告によると、石油産業が彼らの生活に大きな影響を与えているとランク付けされている州では、石油価格が下落するとより深刻な事態になると述べています。

MoneyRates.comの上級経済アナリストであるリチャード・バーリントン氏は、次のように解説しています。

屈強な石油産業は普段はその州にとって助かる存在だが、石油価格が落ちこむと石油の生産を頼りにしている州の経済活動に打撃を与える。

また、労働市場に対する影響は言うまでもない。同時に、石油を全く、またはほとんど生産しておらず、なおかつ多量に消費している国にとっては、石油価格の下落は経済活動を促進してとても良い現象である。

以下、石油価格が落ちたためにかなりダメージを受けたアメリカの5つの州について、その実態を紹介しましょう。

これらの状況はMoneyRates.comの調査、分析をもとに編集されています。

①ノース・ダコタ州

ここ数年、地元の石油産業のもたらす利益をとても頼りにしてきたノース・ダコタ州にとって、石油価格の下落はかなりの打撃であると言えるでしょう。

同州は石油によって、豊かになっている地域です。

石油関連産業のおかげで失業率、国内でも最も低い率をはじき出しています。

ノース・ダコタ州の労働者の4.61%は石油関連の仕事に従事しています。これはアメリカ国内で2番目に高い率です。
そして同州では、州内で消費する石油の約8倍以上を生産しています。

この状況を見ただけで、石油価格が落ちたとき、州内の経済はかなり大きなダメージを受けると容易に理解できます。

この状況は、同州に2015年で110億ドル(=約1兆1000億円)もの負担をかけさせるとMoneyRates.comは見積もっています。

この金額は同州の住民一人に付き約16000ドル(=約160万円)もの犠牲を強いることになります。

②ワイオミング州

ワイオミング州は他のどの州よりも石油産業に従事している比率の高い州です。

同州の仕事の中で石油関連の労働者は全体の6%以上を占めており、同州にとって石油価格の下落はまさしく脅威です。

MoneyRates.comは2015年で13億8000万ドル(=約1380億円)もの負債を抱えるだろうと見積もっています。

③アラスカ州

アラスカ州における石油産業は、大量の石油を産出しています。
しかも、同州の労働者は石油産業にとってはとても重要な労働力です。

アラスカ州にとって、石油価格の下落はショックであることに間違いはありません。

MoneyRates.comによると、同州は2015年に60億ドル(=約6000億円)もの負債を強いられることになると分析しています。

④オクラホマ州

全体的に見て、他の州に比べると石油価格の下落による影響が比較的少ない州です。

そうは言っても、2015年同州全体で、6億6000万ドル(=約660億円)もの負債(住民一人に付き170ドル=約17000円)を抱えることになるだろうと予測されています。

以前石油価格が高かった頃は、同州の労働力全体の3.64%が石油産業で働いていて、労働市場においては敬意を払われる職種でした。

⑤ニュー・メキシコ州

石油価格の下落による魅力的な話題は、ニュー・メキシコ州においては全くないと言えます。

2015年に21.9億ドル(=約2190億円)もの負債がかかるだろうと見積もられています。

この記事の海外に対する反応

何故、石油価格が下落したことで助かっている州は紹介しないの?少なくとも45の州が助かっているはずだよ。それに大多数の人が良かったと思っているよ。

↑ あなたの言っていることは100パーセント正しい。このままガソリン代が安いままでいてほしいよ。その方がハッピーさ!

↑ 全く同感だね。安い石油は経済活動を刺激してくれるよ。

↑ 少なくとも40万から45万の仕事が、安価な石油のおかげで新たに創出されているよ。

ビジネスをしている人は人を雇える余裕が出てきたし、安く物を作って提供できるからね。これって本当の事だよ。

これらの5つの州には、増税が必要なのだよ。

↑ あなたが言っていることは皮肉だと願いたいね。増税は経済が大変な状況の時にやる最後の手段だから。

石油価格が落ちて悪くなったことより、良くなったことを載せてよ。

ここには石油価格が下がって困っている産業の事しか書かれてない。でも旅行会社のお客様にとっては、けっこうなことだよ。

労働者の人たちにとっては残念なことだと思う。でも私の家計にとっては良いことだ。

ところで、テキサス州についてはどうなの?

石油産業のもうけが、今度は残りの産業に移動しただけだ。それが良くない現象だって?

↑ あなたの意見に賛成です。誰がアメリカで一番稼いでいると思う?製薬会社とガソリンスタンドだよ。それは疑うことができない事実だよ。

そうだね。この州の人たちは、別の場所に移住することを考えた方がいいと思うよ。我々は石油の値段が下がることを願っているからね。ついに90年代の再来だ!

ありがとう。共和党の皆さん。

石油会社の人たちに私は言いたいね。これまであなた方は高いガソリンを売りつけて、我々からたくさんのお金を搾り取ってきたじゃない。

その間、私達が生活に必要なガソリンを入れることができるかとか、考えてくれた?

テーブルに必要な食事がのせられるかとか、心配してくれた?だから私も石油会社の稼ぎがどうとかかまっていられないよ。

↑ その通りだよ。かつてはガソリン産業がもうけを独り占めしていた。間違いないよ。

テキサス州がこの5つの州の中に入ってないことは興味深いな。

巨大なメディアだけが、石油価格が落ちると経済に悪影響を及ぼすと言っている。馬鹿げているね。

他の45州はこの状態が大好きだよ。

これは驚いたね。ヤフーは強大な石油産業が好きってこと?かつてガソリン価格が高かった頃は、石油の高値は“いかに悪か”という内容の記事を載せていたのにね。

シビアな意見も、全ては生活の為・・・

石油価格の下落により、たくさんの産業、大多数の人たちが助かっている、と多くの方たちが主張しています。

ガソリンの存在は世界全体の人々にとって絶対欠かせないものですからね。

できるだけ安価で提供して、なおかつ会社の従業員が十分生活していけるようにする。
やはりそれがあるべき姿だと思います。

ひところガソリン代が高い時は、本当に毎日の食費も切り詰めるだけ切り詰めている人も多かったと思います。

巨大産業でも、町の小さな会社でも、自分だけが儲けようとしたらいけないという事でしょうね。

【参考URL】http://finance.yahoo.com/news/5-states-most-hurt-falling-135533601.html

辛辣なコメント気持ちいいな~。いち一般市民からしたらそりゃそうじゃって感じのコメントでうんうん、ってなった。もっと具体的にどういう面でその負担を消化していくのかも知りたいな~。あとやっぱりいい影響を受けてウハウハな意見も聞きたい。

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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    アメリカのシェールはオワコンと聞いたがな
    しかし、石油価格が安くなれば自動車で出かけるし
    交遊費もでるので、経済的にはマイナスの面ばかりではない
    アメリカの石油会社は悲鳴だがな

  2. 日本の名無しさん より:

    田舎の州は石油に依存してたから困っとるけど
    テキサスみたいな都会の州は他の産業に投資してたっちゅうことか

  3. 日本の名無しさん より:

    それでもサウジ抜いて世界一の産油国になったんでしょ?

  4. 日本の名無しさん より:

    それにしてもいつかは枯渇をする、化石燃料をガボガボ使用をする生活は
    やはり不安だから、消費量を減らして行く為にも、日本の様な国は水素社会などを実現をしたいところ。

  5. 日本の名無しさん より:

    水素エネルギーのようなコスト高の資源を持続的に採掘し商用化出来る国々は極めて限られるんだ
    シェールオイルのような「極めて安価な」新エネルギー資源でさえ世界の大多数からすれば高嶺の花であって
    資源すらない貧困国には輸入品の石炭が唯一無二の選択肢である
    持てるエネルギーをどう利用しようか考えあぐねる贅沢は彼等には無い

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