インターネットの進化は凄まじいもので、15年前はコンピューターで情報のやりとりが世界中とできる事に感動したと思えば、いつのまにかインターネットがテレビの代わりを担い、完全に娯楽の役割を担った。
それで終わりかと思いきや、携帯電話との接近をはかり、いつの間にか屋外でもインターネットが当たり前の様にできる様になった。
特に、数年前からは無料Wi-fiという言葉が突然出てきて、あっという間に浸透したが、日本ではケータイのみならずタブレットやラップトップも、何処でもインターネット出来る様になった。
そんなんで、今日もパソコンに向かってインターネットをしているのだが、ふとこの間何気なくみたニュースで面白い話を見つけた。
先ほどあげた無料Wi-fiの話だが、それを街ぐるみでやってしまおうというものである。
それは今年話題だったベルリンだ。
今年の11月にベルリンの壁崩壊から25周年を迎えて、いまドイツの中でも都市開発に熱が入りまくってる街でそれは起きている。
私が赤ちゃんの頃は東西ドイツに分かれていて、物心ついた時は今の統一ドイツになっているもんだから、こんな事言うとおこがましいが、ドイツの時代の歴史と共に年を取って行く事ができた世代でると感じざるをえないだろう。
ではでは今回はそのスケールの大きい、ベルリンのフリーWifiプロジェクトを紹介したいと思う。
無料wifi を街に作ろうプロジェクト
この無料Wifiプロジェクトを押し進めるのは、勿論州政府だ。ドイツは連邦共和制国家であるため、州政府の発言が強い。つまり州のルールは州で作るのだ。
先ほど述べた様に、ベルリンの都市開発の州の投資は非常にホットである。以前旅行した時も、そこら中で大掛かりな工事が行われていたのを見かけた。
そんな盛り上がっている今だから押し進める事ができるんじゃないかという見方もあるようだ。
州政府は今年の11月にこのプロジェクトを大きく告示した。このプロジェクトは来年の春から昨日の欠陥が無いように配備していくと州の担当者から告げられた。
プロジェクトの中身
既にベルリンではフリーのWifiスポットが存在するが、それをさらに強化していく。公的な建物の設備から始まって行くが、プロジェクトは電車、地下鉄内でもインターネットの改善、拡大も含まれている。
人々が移動中、全体で受信が可能になるよう、改善、拡大を図って行く。
またそれ以外にも、オリンピックスタジアムのような競技場でも少しずつではあるが受信可能にする計画だ。
プロジェクトの課題
このプロジェクトを押し進めて行く上で問題になるのは、反対派の意見だろう。どうやってその資金をあつめるのか?とか管理部門はどのようにするのか?など。
投資が加熱しているとはいえ、かかるコストも大きいから、反対意見の声は無視出来ないのも当然である。
専門家の意見
州政府は、以前このネットにまつわる申請を議会に提出する事ができなかったが、政府関係の施設や、役所、反対意見を持つ党が持つ施設などに、先にWi-FIスポットを導入すれば、議会に十分提出できる可能性はあるだろう。
特にオーストリアやタリン(エストニアの首都)では、こういったプロジェクトはすでに成功を収めており、人々が期待し、通信ができる状態である必要性が問われている場所で、ネットワーク通信が開かれているのは非常に意味深い、と専門家は語る。
また別な専門家は、都市型のネット政策に失敗した例も多いが、成功した例も同じ様に多い。議会がそれらからきちんと学び政策に取り入れる事ができれば、効果は大きい。
政府、企業、民間、市民、その他大小さまざまなコミュニティーでの連携ができれば、プロジェクトはスタートできるとも語っていた。
2015年の春からプロジェクトを開始できるよう準備しているが、ネット好きな自分としてはGOサインが出て欲しいなと期待している。
では、海外の人達はどのようにこのプロジェクトをうけとめているだろうか?一部コメントを集めて紹介したいと思う。
【参考URL】http://www.tagesspiegel.de/berlin/mobiles-internet-in-berlin-freies-w-lan-nur-an-wenigen-orten/10907630.html
https://open-speech.com/threads/671005-W-Lan-f%C3%BCr-alle-in-Berlin
-
なんで無料Wi-FIなの??
同行中や、街全体でインターネットができることで、どのような価値をもつのであろうか???
-
でも、外国人観光客が小さな金を落としてくれる良い機会を作る事にもなるのかな。
-
それは本当に納税者が負うべき課題であろうか?
同時に学校にはインターネットにかけるお金が不足している。足りていないんだよ。
-
バス停留所とかでネットとかして、うっかりぶつかりそうだな。
-
案が提出されても、左の人達によって却下されるのかな?
そうしたらベルリンはずっと石器時代のままだよ!
-
おかしい・・・
-
ドレスデンの機関では、財務局からの貢献で大きなネットを取り上げられたよ。
-
エストニアはこれの先駆者的な存在だったよな。
-
ベルリンの公共事業が来て、納税者が利用可能になる。ただそれだけの事。
-
それはおかしい。本当に同じ法律か?そしてどういった施設なのか聞きたい所だ。
-
私は、関係者に国で何がおこっているのか説いてみたいところである。
-
地域をまんべんなくネットで繋ぐ事ができるプロジェクトは、おそらく最低でも5年は必要なんじゃないだろうか。
-
夜間バスとかでネットできるのは有り難かった。うちの国には無かったからな。
-
先進国に来て、急遽インターネットの接続ができた時の喜びったりゃ、すばらしいものだ。
-
市のWi-fiプロジェクトは非常に複雑なものだから、大規模なインフラ整備が求められている。
-
却下するであろう反対派の無能さが、十分証明する事ができる機会ではないかな?
-
第三世界のサービスとかを見ると、無料のWi-fiは重要に感じるな。
-
考えて見ませんか?
ベルリンはドイツの首都であり、今現在地球上で数少ない豊かな国の一つである。
-
ベルリン行ったとき、ほぼ全てのスペースで30分間無料でインターネットを利用出来た。
-
我々はすでに無料のWiFiネットワークを持っているよ。
各クラブ、ホテル、パブ、ロック、トラフィックライトポール、バスシェルター、学校、実際に 無線LANを提供している。
都市に必要なものである限り・・・
当然の事ながら望んでいる声は大きかった。反対意見もあるけれど、「ドイツの首都だから、それ相応のインフラが整っているべき」という声が多かったかな?という印象。調べてみると幾つかの国でインターネットのインフラ強化を行った所があるみたい。
私は東京に住んでいたが、どっか店に入ればだいたいインターネットは問題なかったし、日本も都市圏に限るが不自由無い。
仕事でもプライベートでもネットワーク通信から切り離す事ができない生活になったからこそ、多くの人が行き来する国際都市でのインターネットのインフラ整備は、積極的に考えるべき課題だと個人的に思った。
とは言っても無料だ無料だと騒いで、個人データー流出!?みたいな事件も発生するフリーのWifiスポットもあるので、ちゃんとセキュリティ管理がしっかりしているスポットを利用しよう!