今年の春に発生したジャーマンウイングスの墜落事故。乗客が全員亡くなったという非常に悲しく、痛ましい事件でした。
ドイツに住んでいる友人が偶然にも同じ行き先の1つ前の飛行機に乗っていて、便が違っていたらその(墜落した)飛行機に乗っていたかもしれないと話していました。
ここ数年で墜落事故が多く報道されるのを見ると、突然こういった事件が自分の身に降りかかってもおかしくない事を知ります。
どれだけ技術が進んで飛行機や新幹線の安全性が高まったとしても、人によって起こされる事件というのは、ずっと無くならないのかもしれません。
ニュースを読むと、残された遺族の気持ちがとても辛いと想像できます。中には留学から帰って来た高校生の集団が乗っていたそうで、誰にこの人達の未来を奪う権利があるのだろう?と考えてしまいます。
遺族の悲しみはどうやっても解決出来ない問題で、家族の不条理な死とずっと向き合っていかなければならないのです。
もちろんジャーマンウイングス社は、事件を起こしたパイロットに乗客の命を預けた責任を問われています。
現在ジャーマンウイングス社を預かる親会社のルフトハンザ・ドイツ空港の賠償が議論を呼んでおり、ドイツメディアではこれに関連する記事をよく見かけます。今回はこちらについて紹介したいと思います。
ルフトハンザ航空に宛てられた遺族からの手紙
ジャーマンウイングスの被害者の遺族たちから、ルフトハンザ航空の代表宛に送られた一通の手紙の中に、抗議の文章が記されていました。
「ドイツの大統領や首相は私たちにきちんと謝罪しましたが、貴方は何も応えていない。遺族達は謝罪の言葉を待っていました。」
代表はこの非難に対して、感情を表したのは少しだけだったといわれています。
慰謝料の金額と遺族の感情
現在問題になっているのは慰謝料の問題です。ルフトハンザ社は5万ユーロ(約669万円)の緊急援助の他に、以下の慰謝料を支払う事になっています。
- 被害者1人当たり2万5000ユーロ(約334万円)の慰謝料
- 被害者の親族に対して1万ユーロ(約133万円)の慰謝料
しかし、これらは手紙に署名したメンバーである、亡くなった交換留学生達の親にとってはあまりにも少なすぎると感じるものでした。
遺族達は「私たちの子供達の命と私たちの悲しみを4万5000(約602万円)ユーロで見積もる事は、私たちと亡くなった私たちの子供を侮辱している。」と語りました。
遺族の弁護団も、ルフトハンザ航空に考え改めるように苦言しています。
- 被害者に対しての2万5000ユーロ(約334万円)
- 被害者の親族に対して1万ユーロ(約133万円)→ 父・母2人分で2万ユーロ(約268万円)
遺族にどう慰謝料を支払えば良いのか?
こういった抗議の内容と金額は適切だったのでしょうか?精神病を煩っていた操縦師に命を預けていた。乗客はその事実も知らないまま、アルプスの山で命を失った。その悲しみがお金で換算出来るものなのでしょうか?
その事について専門家である弁護士が、
「精神的ダメージに対して、慰謝料は支払われます。悲しみが深ければ深い程、その金額は高く見積もられます。」
と説明。よって2万5000ユーロ(約334万円)の慰謝料は不適切だそうです。
また、弁護士曰く「遺族がこの事件を理由に病気を煩った場合のみ、さらなる慰謝料を受け取る事ができる。」とのこと。
しかしこれを証明するのは難しく、例えば1万ユーロ(約133万円)以上の賠償金を望むのなら、医師の診断書を提出する必要があるそうです。残念ながら、常識を超えた精神的ダメージを証明するのは非常に難しいことです。
ルフトハンザ社がさらに支払うべき慰謝料とは?
ルフトハンザ社は賠償金を遺族に支払う必要がありますが、遺族によってそれの額は異なるそうです。
たとえば被害者が単身赴任者なら、1万ユーロ(約133万円)以上の額になります。家族への生活費の支払いが必要になると考えられるからです。
遺族毎にケースが異なるので、弁護士同士のやり取りが必要になると言われています。
命をお金で測る事はできませんが、命を奪った責任をどう償ってもらうのかを考えると、私には答えが出せません。
ただルフトハンザ社の遺族への配慮が欠けていたのかなと思いました。金額が適切であろうとなかろうと、失った人への気持ちは変わらないのです。
このニュースを読んだ海外の人からの感想を一部抜粋して紹介したいと思います。
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このニュースは間違っている。金銭の請求は個人的なものだろう。なぜこんな記事を書くんだ。
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苦しみはお金に換える事はできません。
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記者会見を見たけれど、ルフトハンザ社は自分たちの名誉ばかり気にしていたな。
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企業のセキュリティーポリシーの向上を求めるよ。
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お金ではありません。被害者と遺族に花を添える気持ちが大切なんです。
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私はまだ大金を支払う必要があると思うな。
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これは誰にでも起こりえる出来事だ。
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そうだ、命はお金には換える事はできない。お金によって気持ちを換算するこの記事は間違っている。
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保険会社のロビー活動(利益を目的とした私的な政治活動)はまったく・・・はぁ。
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死んだ被害者の為の慰謝料はもっと倫理的に疑問視されるべきだ。
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お金を要求する遺族達は、逆に死者に対して礼を欠いている様に思える。
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純粋な欲だな。
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貴方は賠償金の額を受け入れる事ができるの?
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2万5000ユーロ(約334万円)を超える金額は疑問に思うのだが。
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いつも問題にされるのはお金の話だ。
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たしかにルフトハンザ社の謝罪には納得出来ない部分があったな。
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子供や夫の死に対して補償しなければいけないが、その手段は残念ながらお金しか無いと思う。
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私には理解ができないわ。
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お金を支払ったところで悲しみは変わらない。額に意味は無いと思うのだが。
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彼らの苦しみはお金の価値には換えられません。無限の苦しみが待っているのです。
遺族の悲しみに結末はない
コメントの多くに、命をお金で換算するようなこの記事へ対しての憤りと、弁護団の金銭の交渉を公にした新聞社への不信感、さらなるお金を求める理由への疑問などが溢れていました。
私には答える事ができないですが、金額が多くなっても、比例して悲しみが減るなんて事はないのは確かです。人間の感情は簡単な足し算、引き算で解決出来るようなものではないのです。だから私にはどの立場の人も否定する事が出来ないなと思いました。
【参考URL】http://www.spiegel.de/panorama/justiz/germanwings-katastrophe-die-fragen-zum-schmerzensgeld-a-1044689.html
でも金額少ないより多すぎるってくらいのがよくない?どれだけもらっても気持ちがおさまらないのはそうだけどさ。とりあえず一親等には一生遊んで暮らせるくらいの金額あげてほしい気持ち。
こういう事故で金は要らないから会社の体質、システム改善のための具体的施策とそれに対する監視権をよこせって遺族が出てこないのが不思議。
悲しみは金に変えられないといいながらより多くの金を求めるという。
命は金銭には換算できないけど、余りにも少なすぎる。だから出てきた話しだろう。
ルフトハンザが常識的な対応をしていれば遺族も故人の命を金額換算するなんて事をしなくて済んだ筈だ。
家族の大黒柱を失ったらどうする?
コマーシャルを打つ予算はたくさんあるんだろう?
会社倫理を疑うよ…
感情論は抜きとして、賠償には金しかないわけでさ
ただ、ゼロが1つ足りなくないか?
安いなぁ、事故起こし放題じゃないか。事故防止の為にももっと高額にすべきだ。
生命保険でももう一ケタ多いだろ
葬儀費用にしかならないわ
普通に働いていれば、もっと稼げたであろう金額を考慮すべき。
飛行機は基本的に事故時の補償は免責の上という契約で搭乗がなされているが
今回のはいかれたパイロットによる凶行だからなぁ
???「誠意とは金額」
日本なら最低一ケタアメリカなら最低二桁足りないな
単純に「少ないな」という印象。
ドイツ様なのに
金にケチつけるのもなんだかなあ、と思って記事の中身見たら
幾らなんでも安すぎだろ。最低でも一ケタ上でもまだ安いわ。
格安航空なんてそんなもんかもしれんけど、やっぱ安いには安いなりに
理由があるのかもなあ。
しかし最近のドイツは凄い勢いで自分の国の価値を貶めてるけど、いいのかいな
※6
欧米は、今現在稼いだお金で、慰謝料を換算するので、子供は低くなる。
あと、ドイツ人ケチだから…
でも、今回の事故は完全に飛行機会社の過失だからな。
飛行機事故ってもっと貰えるのかと思った…
誠意は金じゃないけど少なすぎない
名古屋で起きた中華航空と同じぐらいじゃない
扶養者ならその遺族には最低でも、定年まで働いた時の金額をやらんといかんと思うんだけど、現実はそうじゃないのね。
命の価値は金では計れないけど、失った人物を金で賠償する時にはやっぱ人の価値は変わるかな。
他の飛行機事故とは別に考えて、この事件はまず犯人は意図的に墜落させたこと、犯人は精神病患者だったことを会社は以前から把握し軽視していたこと、乗客になんの落ち度もなかったこと。
二つ目の精神病について、会社へ提出した書類にはっきりと精神病気味だと書かれていたのに、それに対し口頭で注意や指示があったのかわからないけど、精神病というのはとても奥が深く、そんな簡単に完治もしない。そんな心理状態の人間を野放しにし操縦士のまま雇用していた過失は免れない。
表記揺れで何がなんだかわからない
賠償金と慰謝料はまったく性質が異なるカネ
国際航空協定というものがあって、事故時の賠償責任限度額に関する条項がある
ただ先進国の航空会社はほぼ限度額を撤廃してる
おそらく、賠償額が法的に決定するまでの間、働き手を失うなどで生活に困窮する被害者遺族へ先行して支払われる賠償金の一部に関する話じゃないのか?
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