リストラにあったという話は、どこの国のいつの時代も聞かれる話です。しかし、これはそういう話を人づて、あるいはニュースで知るのと、実際に自分が解雇されるのとでは、大きく話が違ってきますよね。
これは、アメリカで仕事をクビになった女性の話です。
クビになった女性の話
職場に行ってみると、FDA(アメリカ食品薬品局:食品・薬品を中心に化粧品や玩具、タバコなど、消費者が接する機会の多い製品の認可や違反取締を行うところ)からの巨大な罰金額での資金繰りが原因で、解雇を言い渡されました。
私は自分の仕事も好きだったし、同僚も大好きだったから、心を打ち砕かれた気分になりました。
とにかく午前中はずっと泣き続け、「クリスマスに貰ったギフトカードを、現金に交換し、そのお金で服や食べたい物やゲームなど何でもいいから、気分が良くなるまで買い物する」と心の中の自分が叫び続けていました。
だけど、今日はダメだと、なんとか自分を抑えつけ、涙を拭いて、自分の人生を変えるための“新たな目標”をみつけることにしたんです。私は、小さなビジネスを始めることができるくらいの、料理やクラフトの経験もあります。
とにかく、今日は家の掃除をする。明日は、仕事探しをまた始める。
そして、私の人生を変えるための重要点は:
1.食費を少なくとも25%から40%は削る。
(毎週150ドルの食費と外食費がかかっています)
2.“その他の雑貨”に掛かる出費を全て削る。
(キッチン用品、リサイクル店で買う雑貨など。目的もなく買っていた、あまり必要ではないもの)
3.奨学金とクレジットカードを全て返済する。
(クレジットカードの返済額は800ドルと、4000ドルの奨学金)
4.お金が掛かる“デートナイト”と贅沢品の買い物を、低価格でできるクラフトや趣味、またパートナーと過ごす時間にする。
5.クリスマスのお金やギフトカードは、生活を助けるための買い物に使う。
(ファーストフードや映画、服とかではなく)
6.自分の時間は、知識を増やす時間に充てる。
(無駄な買い物でストレス発散をする時間の代わりに)
慢性的な買い物中毒の私に、何かいいアドバイスはありませんか?他にもデートや趣味、カップルが家でできることや料理のことなどのアドバイスをいただけると、嬉しいです。
仕事をクビになったことに対し、くよくよせず、前向きな姿勢で素晴らしい女性ですね。そんな彼女に、海外からはこんな節約に対するアドバイスが寄せられています。
【参考URL】http://www.reddit.com/r/Frugal/comments/1tqt8f/i_was_just_laid_off_today_instead_of_blowing_cash/?sort=old
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デートナイトは止める必要なんてないけど、お金がかからないデートや、無料で楽しめるデートにするといいんじゃない?
例えば、たまに“野外コンサート”や“野外映画”は無料でやっているときあるよね?他には博物館やギャラリーに行くというのもいいんじゃないかな。
一番いい無料で楽しめることといえば、アウトドアだよね。
ビーチを散歩する。国立公園に行ってみる。湖でアイススケートをする。夏の間は、湖で泳ぐ。こんなプランにバーベキューやピクニックをセットにして楽しむと、楽しいデート(日中/夜)を楽しめるんじゃないの。
どんなときでも、お腹は減るから食事は外せないよね。
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私達夫婦がよくやっているのは、家でディナーを食べて、それからデザートとお酒を飲みに出掛けるようにしているよ。かなり安く楽しめることができるから、お勧めだよ。
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私たちは、自宅でお料理デートを楽しんでいるよ。それにあなたは、自分で美味しい料理が作れるみたいだから、安くて美味しいものを楽しめるじゃない。
ちょっとお金をかけて、カクテル作るのもいいんじゃない?
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(セールで安くなっていても)来年まで使わないんだったら、今は買うべきではないわ。セールで安くなっているから買うというのは、あまりいいアイデアではないわよ。
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私がどうしても出掛けて買い物をしたい衝動に駆られるときにするのが、オンラインショップを見ながら、欲しい物をどんどんカートに入れていって、注文をしないまま終わらせるということ。
不思議なことに、無駄な物を買いたいという思いが満たされるのよね。
それに、オンラインショッピングは、配送にも時間がかかるから、すぐに手に入るわけでもないし。とにかく、これをすることで、買い物した気分になって、また欲しいと思わなくなるのよね。
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私が買い物の衝動を抑えるときは、「これは自分に必要?」と聞くのではなく、「これが自分の生活になかったら、どうなる?」と聞くようにしています。
この質問に変えると、答えは大抵「何も影響はない」となるので、とても簡単に不必要な物の買い物に対して「ノー」と言えるようになりますよ。
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あと、衝動買いをする代わりに、家に帰って1~2週間その買おうとしたものがなくても、何も影響がないということを自分で実証してみるんです。
それでも、それが欲しかったり、結局必要だったりするのであれば、2週間後くらいに買うといいでしょう。
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クレイグズ・リスト(ネットの売ります/買いますサイト)では無理だけどね。
このように、衝動買いを抑えるためのアイデアや、お金をかけないデートの楽しみ方など、様々なアドバイスがでてきました。
そして、こちらの方は、節約することも大切だけど、それ以外にも大切なことがあるということを、投稿者に伝えていました。
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ちゃんと将来を見据えて、必要な物に対しては節約しすぎないようにすることだよ。キミの最終目標は、仕事を見つけることだということを忘れないように。
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どんな時でもクビになるっていうことは、衝撃的だよね。特にあなたがとても好きだった職場だと余計に衝撃は大きいよね。
だけど、あなたの考え方は、ちゃんと正しい方向に向かっているようだね。ちゃんと元上司からも、アドバイスを聞いてみてね。
そしてリンクドイン(ビジネス向けのSNS。海外では就職活動等でも多く利用されています)のプロフィールを更新して、ネットワークグループを探して参加してみるように。
私の哲学なんだけど、仕事を失った状態のときでも、“わたし”という人材紹介会社のクライアントに雇われているんだって考えるようにしているんだ。
自分自身にエネルギーを与えて、少しでも心配する時間を減らして、散財しそうな時間を減らすようにね。グッドラック!
まとめ
私が日本にある欧米の会社で働いていたときに、リストラが行われたことがありました。
一人ひとり会議室に呼び出され、そのまま、身支度をして会社を去っていき、再び戻ってくることはありませんでした。(もちろん、労基法に従っての給与補償などはありましたが)
このように、リストラはいつ自分の身に降りかかってくるかわかりません。それが、もし自分に起きたらと思うと怖いですよね。
そんなときに、自制心がきちんと働く人というのは、きっとすぐに仕事も見つかるんでしょうね。
ジョニー、何とか言ってよ!!
私も使いもしないような物を欲しくなって買っちゃうんだよね。
すぐに買うんじゃなくて、何日か考えてみようとしても、やっぱり欲しいと思って買っちゃうの。
そして袋から出しもしないままのものがいくつもある…。