これは本当だよ。インドの女性は金や宝石を集めるのが好きだからね。

代々受け継がれている物だったり、貴金属は値が上がっていく物だから投資用として、それにステータスとして身につけたり、娘や孫娘にあげるためなど、様々な理由から金が人気なんだと思うよ。

貴金属類は花嫁の持参金の一部としても利用されている。

持参金は本来違法な物でたくさんの国で禁止されているものだけど、僕が住んでいる地域を含めまだこの習慣が残っているところもあるんだ。

親から受け継いだ貴金属の量で、花嫁の社会的価値が決まってしまうんだよ。

↑最近インド人の結婚式に出席したんだけど、イエローゴールドの量が半端なくてびっくりしたよ。

彼らはインドの通貨価値が下がるのを恐れているから、金を買っているんだよ。

↑違うよ、金はステータスの象徴なのよ。

金を買えるだけ買って子供たちに残すのが伝統なの。貴金属を買うときに誰ひとりとしてお金の価値を考えている人なんていないわ。

金は財産として蓄えておくのにも便利だし、ブラックマネーを金に換金したりもするの。

確かにその通りだと思うよ。

前に家族と一緒にインドに行ったとき、娘の指輪を買うために店に行ったんだけど、ディスプレイされていた、世界で一番ひどいデザインの馬鹿でかいネックレスを見たよ。

たぶん軽く５キロは超えていたんじゃないかな。

冗談のつもりで店員さんに「うわぁ、誰がこんなの買うの」って聞いたら「先週当店に５点ありましたが残りはあと１点になりました」って言ってたよ。

インド人は本当に金を愛しているね。

インドの女性の人口がどれほど多いかってことも忘れてはいけないよ。世界中の国の人口を足したのよりも多かったりして！

どこかで聞いたんだけど、世界中で採れた金を足してもワシントン記念塔を埋めることもできないんだって。

あの塔はそんなに大きなものじゃないのに。

インドの女性は集めて、集めて、集め倒してるんだよ！どんなに生活が苦しくなったって決して売ったりもしない。

僕の母も昔からず～っと金を集めているよ。１回の金の買い物で１塊、月に１度は必ず買っていたかな。

今僕の妻はその頃の母と同じような感じだよ。

ほとんどのインド人が所持している金は、２０から２４金なの。アメリカで売られているほとんどの貴金属は１４金か１８金のもの。

そのくらいの方が耐久性に優れているの。１８金だと含まれている金は７５％位なんだけどね。悲しいことに実際に価値があるのはプラチナだと思うわ。

↑プラチナは利用しやすい素材だから、価格が安定しないんだ。世界経済が悪くなれば価格は下がってしまうんだよ。

何年か前にインド人家族ばかりの金を狙った強盗がいたんだよ。しかも強盗自体がインド人だった。

だからインド人女性がどれほど金をため込んでいるかも知っているし、隠し場所も知っていたんだ。

私はバングラデシュ出身なんだけど、私の母も同じだった。

以前帰国したとき貧しい村やスラム街を通ると貧相な家に住んでいるのに、女性たちはみんなそれに見合わない様な金のアクセサリーを持っていたの。貧しいはずなのに決して売ろうとしない。

それは、いつか価値が急激に上がると信じていて、緊急時の際や、自分の子どもたちの為に残したいと思っているからなの。金は親から子へ受け継がれていくけど、誰も売らないから生活は全く変わらないのよ。

娘が何人かいる場合は誰か一人にあげるの？それとも分けるの？

↑母親がどうしたいかによるかな。色んな理由で、一番可愛い子には少なめにするかも。

僕はインド人だけど、確かにその通りだと思う。

叔母全員と従姉妹たち、それに両方の祖母も貴金属をたくさん持っているし、僕が結婚したとき妻に喜んでけっこうな量の金をプレゼントしてくれたんだ。

これって実は、インドは見た目よりもかなり裕福だってことじゃないの？中流階級の人たちでも結構いいんじゃないかな。

これはインドだけじゃなくて、他のアジアの国々でも家庭に金をたくさん蓄えてあると思うよ。

私もインド出身だけど、毎日の様に無理やり金の装飾を着けさせられたわ。

こうやって言うと何だかお姫様みたいに聞こえるかもしれないけど、本当に驚異的な数の金が家中に転がっているの。