皆さんイタリアを聞いてどんな事をイメージするだろうか?
美味しいイタリア料理から、モードファッション、香水、美術作品、サッカー、映画、美しい自然、新鮮な魚介類、世界遺産…
と思いつくまま書き連ねたらこんなにもたくさん!
ほとんどの人はイタリアに対して憧れのイメージを持っている人が多い筈。
個人的に一番興味があるのはイタリア料理かな!
地域毎に料理が確立されているし、パスタやピザなど日本に定着した料理がいっぱいあるけど、やっぱりこういうのは本場で食べてみたいもの。
ちなみにイタリアで「イタリア料理を食べに来た!」って言うと、イタリア人は怒るらしい。
というのも先ほど言った通り、地域毎にそれぞれ文化が根付いていて、自分たちの故郷への愛が強い。
だからそんな事言うと「イタリア料理なんてものはない!ここにあるのはミラノ料理だ!」とか「これはフィレンツェ料理だ!」って言われるそう。(友人談)
そしてもう一つ、イタリアを語る上で忘れてはいけないトピックス、マフィア。
この国には切っても切り離せない存在らしく、主に南部の方でその勢力が集中しているそうで、市民社会にマフィアがきちんと組み込まれているらしい。
私はイタリアに住んだ事が無く、きちんとした説明が出来ないのでこの件は何とも言えないが。
マフィアがいるという社会構造が原因になっているのかどうかは分からないが、イタリアは先進国の中で非常に汚職が多い国である事を皆さんご存知だっただろうか?
私がたまたま読んだ海外のニュースでは、イタリアほど先進国の中で国民が自身の国が腐敗していると思っている国は無い!と書かれていた程。
ほぼほぼ毎日、こういった汚職スキャンダルが起きているそうだ。
そんなイタリア議会では反汚職法を検討しているが、多くの政治家はその緊張を和らげようと必死だ。
そんなイタリアの賄賂について、私が読んだドイツのニュースを元に紹介したいと思う。
とある日の汚職ニュース
毎日の様にイタリアでは汚職関連のスキャンダルが取り上げられている。
先日は、イタリアのインフラ、交通大臣が愚かな失敗をした。
彼は自分の息子の職探しを案じて、知人に助けを求めた。
しかし彼が頼った友人は汚職のネットワークの中心にいて、長年国の中でも権力が強い部門にいた。
そしてこの”陰のインフラ大臣”は10年以上、国の大きな建築事業を全て管理する事を許されていた。
彼は自身の息がかかった建築会社へ大臣の息子の職のあっ旋をした上に、10000ユーロの腕時計をプレゼントした…。
この物語のような話は、現実に起きたのだ。
後にこの事実が明るみになり、大臣は議会で賄賂の罪に問われ非難を受けた。
この事件を機に現在50人の汚職の罪が突き止められた。
そして大臣は公式に息子の就職を取り消す事を発表し、自身の職を立ち退く事を明らかにした。
汚職なんて当たり前?イタリア社会の現実
このケースは経験を多く積んだ秘密調査官でも驚く程のニュースだったそうだ。
彼らによると、この賄賂のシステムは公務員から経営者まで広く機能していて、彼らのビジネスパートナー、そしてそのまた別のパートナーと連鎖的に繋がり、誰もが把握しきれない次元で拡大しているそうだ。
だから札束が入ってパンパンになった封筒なんかは、もはや取るに足らないニュースである。
そして鉄道、高速道路、今年行われる大博覧会など…これらにマフィアが関わっている事は珍しい事では無い。
たとえばニュースの大見出しにもなった、ベネチアのダム計画。
11年間工事が行われていて、550万ユーロが費用として見積もられた。
そしてここでも賄賂が明らかになり、35人の関係者が逮捕される事になった。そこには当時の市長も名を連ねていた。
ほかにも以前のローマ市長と警察署長が自白したニュース。
彼らはマフィアから月々5000ユーロの賄賂を受け取っていた。
またそれに付随して市の清掃課の課長は月々に15000ユーロを受け取っていた。
イタリア人に取ってはこれらの事は別に新しくも、珍しくも無い事。
OECDの見解では、「34の他の西欧諸国ではイタリアの様に、国民が自分の国を汚職でまみれているとは思っていない。そんなのはイタリアとギリシャとポルトガルくらいだ。」と語っていた。
先進国イタリア、というイメージが強いから、こんな社会になっているとはかなり驚いた。
日本の政治家の清潔度はイタリアに比べたら清いもんだなぁと思った。
イタリアではコネクションが全てというくらい、こういった貢ぎ物が当たり前という話を聞いた事があるが、なんだかホントのことのように思えた。
それではこのニュースに寄せられた海外の反応を紹介する。
一部コメントを抜粋して紹介しよう。
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私たちはイタリアが腐敗しきっている事を知っているよ。
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私たちはどうやら眠っていたようだ!目を覚ませ!
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イタリアは高度なレベルの汚職でまみれている可能性が高いよ。
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でもドイツもイタリアを超えてしまう可能性がある。ドイツも腐敗防止条例に準ずる法が無い…
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↑ ドイツはお金で買えちゃう民主主義国家。
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驚いた?
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別に新しくも珍しい事でもないってどういう事だよ…
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私の国はさすがにイタリアのような事は起きないだろう…
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どこの国でも完璧な法っていうのは無いぞ。どこの国でも汚職は存在する。悲しいかなこれが現実。
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まあ賄賂を受け取る場面に遭遇した事が無いから、国と国を比較してもしょうがない気もするな。
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この汚職はもはや文化レベルで浸透しきっちゃってるよ!
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賄賂だけじゃなくイタリアでは脱税が広まっているぞ。これは世界銀行が明らかにしている話だ。
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虚偽を明らかにしていく社会は健全。
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ガラスの部屋に住むべきだ。
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賄賂を摘発する法が無いから、私たちの議会はどうする事も出来ない。
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イタリアは他の国に向けて、企業がどのように振る舞うべきか教えてあげているのだよ。
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腐敗防止条例をゆるめようとするなんて。流石政治家ども。
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これによって社会に悪影響を与える。だれもドイツがこんな事になると想像しているヤツはここにはいないだろう?
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そんな馬鹿な話があるというのか?
このまま汚職大国になるのかイタリア!?
ここまで汚職が頻繁におきている国は想像出来ない。(存在しているけど笑)
折角の国のブランドが高いイタリアなんだから、政治の世界もクリーンであってほしいと思った。
しかしこれを正すのにはすっごい時間がかかりそう。長い時間をかけてクリーンな国へ変貌を遂げてもらいたい!
【参考URL】http://www.spiegel.de/politik/ausland/korruption-italiener-halten-italien-fuer-europameister-a-1026617.html
マフィアと汚職のイメージはあったけどな~。ただのツーリストとしてはあんまり関係ないかな、ってちゃんと考えたことなかったな。この話を聞いてもジョニーは日本の政治家がクリーンとは感じられなかった~あぁ~。
ベルルスコーニみたいなのが大統領になるんだからな。そのまんまじゃねーかw
おいおい日本には汚職が無いと思ってんのか。
日本人はお金を払わないだけでコネもあるし圧力もかけるだろ?
それに対価を支払ってるのが汚職で払ってないのが日本式の汚職なんだよw
一昔前にどんだけ談合が追及されたと思ってるんやwww
日本はイタリアより問題にする意識が低いだけだよ。表面化するとみんなが苦しい思いをするからねwwww
そんなこと皆知ってるよ。何興奮してるんだ?
あと談合の件は知らないならあまり語るな。談合が無くなる事は無いんだよ。
ニュースや新聞読んだだけで語るのは恥ずかしいからココだけにしとけよ。
2 どうした? 日本には汚職がまったくないなんて一言も書かれてないぞ 文盲
安倍が就職できたのもおやのちから
痔眠一党支配なので
× 現政権批判
× 農水関連批判
× 東京電力批判
なので平成版「箝口令」発動中と思しき戦後処理らすいな
4
その箝口令?やってるってソースは?
お前の脳内の妄想は現実じゃないよ?
ドン・コルリオーネ、奴らに正義の裁きを。
まあ、多少汚職しても、仕事をちゃんとやってくれれば文句も無いんだけどね
そのくらいの見返りなきゃ、政治家なんてやってられんだろうしw
仕事もしないで、売国に勤しむ政治家が多いのは困ったものだが
でも、選んでるのは国民だからなぁ……
チョチョリーナ
昔に比べたら日本の汚職は劇的に減ったと思うよ。
あったとしても額が小さい。せいぜい数百万程度。
昔は億単位の汚職が普通だった。もちろん額の問題じゃあないんだけど。
60年代の日本は、政治家は5億円払えば選挙に当選する、
3億程度なら落選する、とまで言われてたんだ・・・
さすがに食の大家イタリアだ、お食事券でこれほど盛り上がるとは
イタリアは「先進国」というよりも
「文化国家」というイメージの方が先に立つかな・・。
車とかいろいろなもののデザインセンスは素晴らしいものがあるとは思うけれど。
イタリアは汚職よりゴミ問題解決したの
これだけ汚職ばかりだと、発覚して晒されても大して社会的損失がないのかもしれんね
経済的には別としても