イタリアの成人した若者がなかなか親元を離れて一人暮らしを始めない大きな理由の一つに、経済的な問題があります。
失業率の増加で定職に就くのもなかなか難しい現在、物価も上昇し、一人暮らしをしたら一体生活費は足りるのか?という不安がつきまとっているようです。
ネット上では、たくさんの若者が「一人暮らしをしたいと思っているけど、みんな光熱費をどれくらい支払っているの?」と情報集めをしているのがよく見受けられます。
ケース1
北イタリアでワンルームのアパートを借りたいと思っています。電気代やガス代は普通平均してどのくらいかかるのでしょうか。昼間は外出していて、夜にしかアパートにはいません。
もちろん地域や住む家の広さによってかかる額は違うと思いますが、みんなどうしていますか?
ケース2
ワンルームに住む方に質問!電気・ガス代はみんなどのくらい払っていますか?
私は洗濯機やアイロン、オーブンは極力使わないようにして、シャワーも素早く済ませ、節約には大変気を使っていますが、払う額が大きいような気がして…
【参考URL】http://www.lastampa.it/2013/09/12/cronaca/quanto-pesano-le-bollette-ogni-anno-si-spendono-euro-vqB0aioHYgpL41WvVXMmVL/pagina.html
http://forum.alfemminile.com/forum/f96/__f35691_f96-Andare-a-vivere-da-soli-quanto-costa-al-giorno-d-oggi.html
http://forum.telefonino.net/archive/index.php?t-987955.html
https://it.answers.yahoo.com/question/index?qid=20090817135257AASxNqz
-
私は平均してガスと電気で100ユーロ以下。電気を消耗する食器洗い機やエアコンは持っていません。
-
電気とガスと水道を合わせて毎月およそ200ユーロくらいでしょうか。家の広さや、所有する家電の種類にもよりますけど。
-
ワンルームなら150ユーロくらいでも済むんじゃないでしょうか。月によって違うので、たまに100ユーロぐらいで済むこともあります。
-
アパートを選ぶときに、なるべく南向きで階の高いところを選ぶといいですよ。そのほうが家の中が暖かいので、暖房費の節約になります。
-
電球は省エネタイプのものを使ってたほうがいいですよ。
-
僕の場合は、家賃が500ユーロ、光熱費や水道代などが全部で約300ユーロかかるから、手元に残るお金は毎月大体200ユーロくらい。これじゃ貯金もままならない。どうしたらいいのか…
-
↑でも、たまに歯医者に行かなければならないとか、節約のしようが無い出費があるよね。そういう月は経済的に厳しくなってしまうだろうね。貯金なんてもってのほか。
-
何が何でも一人暮らししたいというわけじゃないなら、例えば友達と部屋をシェアするとかして節約するという方法もあるよ。その方が楽しいし。
-
私は北イタリアの小さな街で独り暮らしをしています。家賃は450ユーロです。
暖房は節約のため冬でもほとんどつけないで、家の中でもセーターの重ね着とか帽子をかぶったりしているので(これは人により好みがあるでしょう)、月50ユーロくらいです。
電気代もとても少なく月20ユーロ強。給料が月1200ユーロだから、食費も嵩まないように基本的な食料しか買わないです。でもそこそこの生活はできますよ!
-
省エネ電球を使って、なるべく点けないよう気をつけたり、洗濯機は2週間に1回、電気代の安い時間帯を狙って回します。
-
僕はミラノにいるから、一人暮らしは難しいな。物価が高いし。
-
僕は2年以上ヴェネツィア郊外で一人暮らしをしています。給料が1200ユーロでそのうち半分が家賃で消える。
ガス代は約50ユーロ、電気代は約20ユーロ。その他、水道、電話、ガソリン、食費などを差し引いて、手元に残るお金は月200ユーロくらい。
そのお金で車の維持費とか、余暇を賄い、なんとかやっていける感じです。
-
昔独身だったころは毎月の諸経費は少なくて済んでいたけれど、結婚した今は費用がぐんとアップしてしまった。
だから無駄遣いをしないように気をつけたり、電気料金の低い時間帯に家電を使ったりしています。
-
私は妹と一緒にアパートを借りて、光熱費を節約しています。
-
電気とガス、インターネット合わせて月に大体100ユーロくらいかな。冬場は暖房に注意したほうがいい。
-
シングルなら、光熱費全体で月に40~150ユーロくらいでしょう。買う家電の大きさや省エネ度に気をつけたり、使わないときはこまめに消したりしないと消費電力が嵩んでアップします。
-
イタリアのどの地域に住むかによっても経費は違ってきますよ。
-
うちでは電気、ガス、インターネット、電話など全部合わせて200ユーロ以内です。
-
私は光熱費はすごく少ないけれど、ガソリン代はかかって月に800ユーロということも!生活スタイルの違いですね。
-
電気代が約30ユーロ、ガスは冬なら約100ユーロ、夏なら10ユーロくらいです。
まとめ
年々値上がりを続けるイタリアの光熱費。
2012年の統計ではイタリアの独身世帯は平均して1年間に、電気代340ユーロ、ガス代739ユーロを支払っているそうです(Fondazione per l’Ambiente Teobaldo Fenoglio e la Camera di Commercio統計より)。
つまり、電気とガスを合わせて月々平均89.92ユーロとなります。
日本円にすると、1か月あたり電気代3.938円、ガス代8.560円という計算になります(1ユーロ=138円とした場合。2014年6月28日現在の為替レートより)。
一方日本の場合、単身勤労世帯の支払う1ヶ月あたりの電気代は3.000~3.200円程度、ガス代は1.900~2.950円となっています(平成24年家計調査 総務省統計局より)。
日本は住宅が小さいって言われているけど機能はどこの国にも引けをとらないし東京23区じゃなければ割安だと思うんだ。
イタリアの場合は原発を全て廃止して国境を接するフランスの原発から電力を輸入しているからフランスと比べると電気代が高いんだよね。
それでも国税で補助しているから一般家庭用の電気代は安くなってるけど商用の電気代はフランスの5倍近くになってて、ほんの数十キロ移動すればフランスだからフランスに移転する工場や冷凍冷蔵倉庫も増えているらしい。