特に女性から関心が集まっているのが「女性特有の病気に手厚い」保険と「老後にお金を受け取れる」保険・個人年金です。
最近は保険会社の多くが、特約(オプション)ではなく医療保険自体が女性向けに特化した商品を出しています。
保障対象をしっかりと確認
従来の保険では、初期のがんや将来かなりの確率でガンになりそうな組織については、保障の対象外になってしまうケースがよくありました。もし、加入するならなるべく最近販売された新商品を狙って、初期のがん(上皮性がん・非浸潤性がんなど)でも保障対象になるかどうか確認してみましょう。
できれば「約款」という保険の決まりごとを書いた書面を見せてもらって確認するのが一番です。ものすごく細かい条件で、保障の範囲などが定められていることがわかります。
早期発見した病気に立ち向かう相棒となれるような保険を選んでおきましょう。毎月何千円も支払って、万が一の時に「保障対象外」と言われてしまうと何の為の保険かわからなくなります。
状況に応じて賢く選択
注意しないといけないのが、女性特有の医療保険は特に、出産時に異常分娩を経験している人や帝王切開だった場合、それを理由に保険に加入できない場合があるそうです。出産経験がまだなら早めに加入することをお勧めします。
「医療保険だと掛け捨てで、結局健康だったら損した気分になってしまいそう」という方には、健康で一定期間経過するとお金が戻ってくるタイプの保険があります。女性向けを謳った商品にもありますが、普通の医療保険にもありますので要チェックですね。
伝統ある日本の生命保険会社などは「アカウント型」というスタイルの保険が主流になっています。すごく複雑な保険スタイルなのですが、イメージとしては、「終身型の生命保険に少額入って、特約で自分の必要な保障に加入する」というものです。
これで女性特有疾病についての保険に加入するという方法もありますが、上記のように保障範囲をしっかりチェックするのはお忘れなく。大手だから保障も大きいという思い込みは禁物です。
変額年金はリスクを考えて
年金制度はこれから更に厳しさが増すことが予想されます。だからと言って、今慌てて、将来の受取年金額が決まっている確定型の個人年金に毎月積みて始めるには少々利回りが良くない気もします。
変額年金でも元本の最低保証額がある商品もあるのでチェックしてみる価値はありますが、変額年金は投資信託とほぼ同じと考えて自己責任の範囲で加入しましょう。