禁煙で節約
煙草の価格の値上がりは、愛煙家にとってとても辛い現実ですよね。百害あって一理無し・・・とも言われれる様に、健康のためには禁煙することが一番です。分かっているけど、中々禁煙できないでいる人が多いことでしょう。
煙草をきっぱりと止めると、ひと月どれだけ節約できるかを考えてみましょう。一般的な国産煙草は、ひと箱400円以上もします。一日ひと箱の煙草を吸っているとして計算すると、400円×30日で12,000円もの節約になるのです。毎月12,000円が煙となって消えていることを思えば、ここで思い切って禁煙を決意する気持ちになるのではないでしょうか?
でも、自分では禁煙できない意思の弱い人が多いのも事実です。そこで、本格的な禁煙をするために、医師による禁煙治療を受けてみてはどうでしょう。禁煙に対する効果は確実で、必ず禁煙に成功すると言われています。
ここでは、その禁煙治療にかかる費用と期間についてまとめてみました。
禁煙治療とは
禁煙治療は禁煙外来とも言われ、専門の医師の指導により禁煙する新しい治療方法です。新たな治療方法として、禁煙の治療薬の処方を受けて少しづつ禁煙していきます。
治療薬はニコチンを含まない飲み薬を服用することで、ニコチンに依存する症状の緩和と煙草をまずく感じる効果があります。この服用薬は、専門の医療機関で処方してくれます。
禁煙治療が医療機関で行われるようになったのは1990年代の後半頃からで、当初はニコチンパッチと言われる貼り薬を用いたり、ニコチンガムなどの治療が主流でした。最近では、条件に合えば健康保険が適用されることもあり、費用面での負担も軽減されています。
ただし、健康保険が適用される医療機関は、前もって調べる必要があります。保険診療をしてくれる病院は、最寄りの社会保険事務局で確認できます。禁煙治療を受ける際には問い合わせてみましょう。
禁煙治療にかかる費用
健康保険が利用できれば、禁煙治療の費用も低く抑えることができます。煙草を吸い続けるよりは、その費用を治療に使うことを考えてみて下さい。
治療法は、担当の医師と相談しながら決めていきます。保険適用となる治療薬には、ニコチンパッチやニコチンガム、バレニクリンがあります。治療期間は、8週間から12週間は必要となります。
治療にかかる費用には、診察料と治療薬代が必要です。保険が適用される治療だと、自己負担は3割となります。使う治療薬によって多少の差はありますが、ニコチンパッチを使う場合で12,000円程、バレニクリンの場合で18,000円程度となるようです。まさに、1ヶ月の煙草代と同じ金額です。
ただし、この金額はあくまでも平均的な費用負担で、それぞれの喫煙状態による診療内容で費用は変わってきます。また、健康保険の適用期間も決められており、標準治療期間を超えると全額自己負担となってしまうので注意しましょう。
それでも、健康保険で禁煙治療が出来るなら、思い切って禁煙してみてはどうでしょう。また、禁煙治療に対して補助金制度を設けている自治体もあるようです。禁煙治療をするなら、まずは住んでいる自治体に問い合わせてみて下さい。