皆さんは小学校時代に、お弁当を忘れた経験がありますか?
育ち盛り、何も食べれないというだけでも物理的にきついのに、みんなが食べている時に自分だけ食べれないというのは、どこか屈辱的ではなかったですか?
「今日あんまりお腹すいてないから…」「だるいから寝る…」屈辱感を和らげるために、そんな見え透いた痛々しい演技をしたり。お弁当じゃなくても、お箸やフォークを忘れただけでもヒヤッとしたものです。
そういう時は大抵、慌てた母親が学校に届けてくれたり、気の利いた先生が予備の割り箸を用意していてくれたりしましたが、いずれにしても、こういう体験をしたくなければ親も子も『忘れないように気を付ける』-ただそれだけの事でした。
しかし、今時はそう単純には済まされないようです。というのは、この記事のタイトル、No money, no lunch-すなわち、給食代を払わなければ、給食は食べれないということ—は、ここ数年アメリカを中心に、ニュースで頻繁に登場しているのです。
学校で何が起きているのか?
今年初めにアメリカのユタ州の小学校で、給食代未納を理由に生徒達が目の前の昼食トレーを没収されたというニュースが世間を騒がせました。
日本でも報道されたので、皆さんも聞き覚えがあるかもしれません。少々極端な対応に思えるこの件では、学校の食堂の管理者たちが処分を受けました。
この度、同じくアメリカ、ノースダコタ州の都市ファーゴで、給食代未納だったため、『5歳の息子が給食を食べさせてもらえなかった!』と憤慨している母親の映像が、ニュースサイトに登場しました。
そのビデオによると、その日彼女は給食代を持たせるのを忘れ、5歳の息子は『給食を食べさせてもらえず』一日中お腹が空いていた、というのが母親の訴え。
学校側によれば、『ベーグルや牛乳など非常用の昼食3アイテム(無料)を用意し、食べる物はきちんと与えた。』との事。
それに対し母親は「そんなものはスナックに過ぎない!栄養が足りない!うちの子は『フルーツや野菜を取らせてもらえなかった、一日中お腹がすいていた』と、夕食時に泣いていたのよ!親にとってこんな辛いことはないですよ。」と主張しています。
…ってことは、No lunch…というわけでもなかった…?
悪いのは誰?
母親は 「その後息子は空腹のまま、教室にもどされたのよ。そんな状態で子供が学習できるわけないでしょう。」と続け、「どうして学校はもっと早く連絡をくれなかったの?」と断固と主張しています。
このニュースを見ながら、ふと頭をよぎったのは、モンスターペアレントという言葉。
給食代を渡し忘れ、息子は無料の食事にあずかったにもかかわらず、こんなにも堂々と『給食を食べさせず、子供がお腹を空かせるままにした』学校を非難しているのです。
つまり、No money, no lunchは、誰にとっても当たり前というわけではないので、こんなニュースが大々的に取り上げられるのです。
これは反響を呼びそうですね。人々の声を聞いてみましょう。
【参考URL】http://www.cbs6albany.com/news/features/top-story/stories/no-lunch-money-no-lunch-21088.shtml?wap=0
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・子供をケアする親の責任不履行を、彼女はどう考えてるのかしら。無責任で、言い訳ばかり。
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知り合いの男の子は、母親がランチの口座の残金が0だったことに気づかず、そのまま学校に行ったの。学校は丸一日、何も食べる物を与えなかった。
私の子供達の学校では、そんなときでも給食を与え、お知らせの手紙を家庭に送ってくれたわ。
…一体誰がこんな事できたの?どんな給食職員が子供にNOと言えたの?1ドルくらい渡してやれる大人はいなかったの?ひどい話だわ。
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親に電話して、給食代を持ってこいと言えばいいんだ!それでも母親は、学校の連絡に頼るべきじゃない。
親が自分の失敗の責任も取らないのに、子供達に責任感のある人になれと教えられるのか?
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子供に給食代を渡すのは、学校の責任じゃないだろう。お前が忘れたんだから、お前が自分に対して憤慨すべきだ。給食代未納にも関わらず、スナックでも食べる物をくれた学校に怒るのはお門違いだろう。
自分の間違いを、学校のせいにするな。子供に何かしら食べさせてくれたことを有難く思え!
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キッチン・マネージャーとしては、間に挟まれて大変なのです。
学校の委員会はあちこちにその方針(No money, no lunch)を掲示していて、従業員としてはそれに従わなければいけないんです。ショックを受けるのも理解できます。
私自身、そうした子供の給食代を払ってやった事は数多くあります。
私達は週に2回、不足分を知らせる手紙を親達に送っていますし、また学区からも週に2回連絡が行きます。皆さんは、どれだけの親が応じようとしないか、驚かれることでしょう。
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学校は私達の子供を失望させてばかり。もはや取るべき道は、ホーム・スクールよ。
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私は学校の給食職員だけど、この女性がすでにどれだけ学校に借りがあるか、興味があるわ。
恐らく私達は起きた事全てを知らないから、決めて掛かる事はできない。
でも、私は前に、給食代の借金が80ドルにまでなった請求書を見たことがあるわ。給食代なんて安いのに、一体どうやったらそこまでたまるわけ?
要するに一部の親達は、給食代を払う事を重要だと思ってないのよ。
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↑親のする事、しない事で、子供が苦しむんだね。そんなことあっていいの?
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↑そう考えるのは必ずしもフェアじゃないよ。
もしこの母親にもっと責任感があったら、こんな事にはならなかった。そして、この母親が十分考慮すれば、今回の間違いから学んで、自分の怠慢のせいで息子が苦しむが無いようにするだろう。
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私は個人的に、子供が空腹のままでいるという事は考えるだけでもいやです。この学校の不面目です。
子供達は、おなかが空いていることばかり考えて、勉強どころじゃないでしょう。
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まあこれで、この母親は今後、給食代を渡し忘れる事はないだろう。
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カフェテリアは一体、どれだけの食べ物を捨てているんだ?だったら子供に食べさせてやれよ、全く!
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自分がやり忘れたことなのに、この母親はなんでこんなにショックを受けているんだ?息子は食べ物をもらえたんだから、彼女はラッキーだろう。一体これのどこがニュースなんだ?!
僕自身だって、何度親が給食代を渡し忘れたか…何ももらえず腹ペコだったぜ。
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彼は食べ物をもらったのよ。よく考えて皆さん、彼は餓死しませんよ。
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どっちもどっちだな。学校は子供に食べさせるべきだった。それだけだ。そして、母親は給食代を払わなければならない。
その子は彼女の子供であって、その福祉に責任があるのは母親だ‼ 渡し忘れたのは仕方がない。でも怒りを学校に向けるのは、違うだろう。
二度と忘れるんじゃないぞ!
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なんて学校なのかしら。もし自分の子供だったら給食を与えるでしょうに。
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他の国の食物を支援してるなら、なんで自国の子供たちに食べ物をやらないんだ?
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その昔、小学校で弁当を持っていき忘れた時、担任の先生が自分のランチの半分をくれたんだ。55年も前の話だがね。
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なんなの、これ。学校は子供にサンドイッチとかチップスをあげて、必要ならその親たちを裁判所につれていけなかったわけ?
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学校給食は無料にするべきよ。
学校に払っている税金の額を考えたら、子供がお腹をすかせているなんて、何かがおかしいわ。
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↑いい考えだと思うけど、弁当を作って持たせている人もいて、そういう人はその分のクレジットをほしがるよ。
‛みんないっしょ‘の給食にすべての人が賛同するわけじゃない。
まとめ
なるほど、学校と母親の両サイドに非がある、と。
私自身このニュースを見た時は、母親のあまりの堂々とした態度に、『今はこれが普通なのだろうか?』と首をかしげていたので、人々のコメントを見てむしろ安心しました。親は学校に責任転嫁し過ぎる。
しかし一方、給食代を払わない親たちに訴える必要があったにしても、学校側のやり方がベストではなかったのは確かかもしれません。冒頭で触れた、子供の目の前から給食を取り上げるような学校は、批判の対象になっても仕方がないでしょう。
コメントにあった『担任の先生が自分のランチを分けてくれた』-私自身もそんな記憶があります。
生徒たちを自分の子供の様に世話し、教えていた先生たち。『先生のを半分食べなさい』とお弁当のふたにのせて生徒に手渡しました。
それを見て、私達クラスメイトも次々に、自分の弁当からおかずや果物を渡し、弁当を忘れた子は引っ張りだこで、結局誰よりも大きな‛即席弁当‘を照れながらも嬉しそうに食べていました。
そんな事を考えると、今も続いているこのNo money, no lunchの論争、少々大げさに思えて仕方がないのですが…。
日本でも給食代払わんやつがいるよな
なんで払わないんだろうなw
周りが何を言おうと割を食うのは子供なんだよなぁ
まともな親ならば、自身がお金を持たせなかったから子供がこんな目に、と恥じますよ。まあ、このテのキチ○イは自分の過失は無視をして同情を得そうな目立つ子供をネタにして「自分はこんなに弱者で可哀想、弱者は優遇されるべきなのよ」と言うのよ。そもそも親自身が悪いのにも関わらずに。「そんなものはスナックに過ぎない」という言い訳も、お前の中ではそうなんだろうな、としか言えない。
No money No アフィ
今日日日本は子供の為なら給食費ぐらい無料にしてやってもいいと思う。
(一部の糞親だけ得しないように、子供全員ね。その分くらい税金上げても文句は言わん)
その場は食わせて後で家庭に通知、それでも支払いがなければ以後食わせない、ってのが無難な対応かな。
非は完全に母親にある。食べられない子供は哀れだが、本来責任を持つべき人間が己の不始末を棚に上げて他者を非難するのは恥知らず。