政治家に付きまとうものと言えば「お金」。国民から選ばれたはずの彼らも、テレビや新聞でよく目にする話題は、国民の為に切磋琢磨する彼らの姿ではなく、彼らが引き起こしたお金に関する不祥事ばかりです。
最近では、「号泣会見」で世界にその名を知らしめる事となった、元兵庫県議の野々村竜太郎氏が、いまだ記憶に新しいのではないでしょうか?
政務活動費として約913万円を騙し取り、昨年7月に懲役3年、執行猶予4年の判決が言い渡されましたが、彼の釈明会見には、誰もが彼の政治家としての資質を疑ったのではないでしょうか。
この事件後も、政治家とお金に関わる不祥事が次々と発覚しています。前東京都知事・舛添要一氏の政治資金の私的流用問題、そし昨年8月以降は、政務活動費の不正請求で14人の富山市議会議員が立て続けに辞職するなど、全く終結する気配はありません。
日本だけじゃない。政治家のモラル欠如は世界共通!?
しかし、幸か不幸か、政治家とお金の汚い関係は日本に限った事ではありません。
イギリスでも、2009年に政界全体を揺るがす大スキャンダルが発覚しています。事の発端は、英紙デイリー・テレブラフが、ブラウン前首相とストロー前法務大臣の政務活動費の不正請求をスクープした事からでした。
この報道後は、高級家具の購入費用、自宅プールの修理費用やカモ小屋の設置費用、そして挙句の果てには、前内務大臣の夫が視聴したポルノ映画2本の費用など、次々に下院議員達による不正請求が発覚。
当時の英紙デイリー・メイルの報道では、現役と辞職に追い込まれた下院議員752人中、389人が不正請求をし、返還請求額は総額110万ポンド(約1億5900万円)にも上ったのだそうです。
経費は全て公開せよ!ある一つの「法」が露呈のきっかけに
このメディアによるスクープは、一部の例外はあるものの、2000年に公的機関が所有する全ての情報を一般公開する事を定めた「情報自由法」が制定された為でした。
そして、この情報自由法が全面実施された2005年を皮切りに、多くのマスコミが政治家の経費に関する情報公開請求を行い、政治家とお金の汚い関係が次から次へと暴かれた、と言う訳なのです。
現在は、国民からの激しい抗議もあり、議員が提出した全ての経費請求の申請書類と、それに付属されたレシートは、議会のホームページで公開されていると同時に、事件後に新たに設置された独立議会倫理基準委員会(IPSA)により、厳しく監視及び監査されています。
今回は、この一般公開されている経費請求の中で、出来るだけ多くの経費を巻き上げようとした「ケチ」な議員達を紹介した記事が出ていたので、この一部を紹介しましょう。
① 牛乳代49ペンス(約70円)
牛乳49ペンス(約70円)、ティーバック2ポンド(約289円)、そして牛乳を保管する為の冷蔵庫に掛かる電気代95ポンド(約1万3000円)を請求したのがコックス議員。
コックス議員は、下院議員としての基本給7万4962ポンド(約1080万円)と共に、法廷弁護士の中でも地位の高い王室顧問弁護士(QC)としての給与45万2545ポンド(約6500万円)と、国会議員の中でも超リッチな人です。
それだけに、「せこい奴」との印象を改めて与えてしまいました。
② ご近所までの交通費 24ペンス(約34円)
90年代に2年間、日本で英語を教えていた事もあり、日本語が堪能な事でも有名なハント厚生大臣は、約800m程の交通費24ペンス(約34円)を請求。
しかし、このレシートの日付が、彼が新たに提案した研修医に対する過酷な労働契約に反対して行われたストの数日後と判明。
自らの要求はするものの、市民の要求には一切耳を貸さない態度にイギリス市民は納得がいかない様子でした。因みに、立て続けに続いた研修医のストの為に、イングランドでは5264件もの手術が延期になりました。
③ 草刈り費8.40ポンド(約1200円)とお掃除製品55ペンス(約79円)
庭のお手入れが好きか嫌いかは別として、出来るだけ庭に草花を残したがるイギリス人。その為、夏場の晴れた日などでは、朝早くから草刈り機の音が各家庭から響いてくるものです。
しかし、国会議員として一心不乱に市民の為に働いている方は例外のよう。カーマイケル議員は、草刈り費用8.40ポンド(約1200円)を請求。
また、モーガン議員は、どこのお掃除をするのに必要だったのか不明ですが、掃除製品の購入費用55ペンス(約79円)を請求していました。
-
国会議員なんて、税金の有難みを全く感じてないよね。
-
その高飛車な態度が、政策によく反映されてるよ。
-
国会議員の仕事って暇なの?
-
↑フルタイムの仕事を2つ持てる、って事は暇なんだよね。
-
暇な仕事に1080万円の給与を出すの?
-
私の年収なんて250万円なのに…。
-
政治家の欲深さが証明されたね。
-
メディアに暴露されるまで黙っている政治家は汚いよね。
-
政治家と詐欺師ってどう違うんだ?って思うよ。
-
貧困ぎりぎりの生活してるけど、ミルク代欲しさに文句をお役所まで言いに行ったことはないわ…。
-
恥知らず。
-
政治家の無知さには、本当に驚くよね。
-
国民の気持ちなんて、金持ちの集団には絶対理解できないよね。
-
↑理解もしたくないはずだよ。
-
国民を守る医者や警察の減給は簡単に出来るのに、自分たちの給与はとても大事なんだね。
-
マスコミよ、頑張れー!
-
こういう記事はどんどん出して欲しいね。
-
フェイクニュース?
-
十分な給与を貰ってんのに、どうして手当を出すんだ?
-
サービス残業してる会社員の私ってアホみたい…。
もはやいたちごっこ?政治家の無駄使いとマスコミの追及暴露
マスコミの政治家に対する激しい追求はまだまだ続くようで、最近では9人の議員がネット通信アマゾンのプライムサービス費用79ポンド(約1万1000円)を請求していた事が報じられていました。
プライムサービスは、翌日配送を無制限に使用できるほか、「レゴ・ムービー」や「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」など多数の人気映画にもアクセス出来るサービスです。
プライムサービスを請求した9議員の内、数人は1カ月のお試し期間後に解約するのを忘れたとし、請求を取り下げた議員もいましたが、数名は費用効率が高いサービスだとして正当化しています。
政治家とお金。やはり切っても切れない関係のようです。
【参考URL】http://www.mirror.co.uk/news/uk-news/5-stingiest-expenses-claims-penny-8794701
http://www.telegraph.co.uk/news/newstopics/mps-expenses/6499657/MPs-expenses-scandal-a-timeline.html
http://www.dailymail.co.uk/news/article-1248648/MP-expenses-Shaming-389-greedy-politicians-went-far.html
http://www.bbc.co.uk/news/uk-politics-31619780
http://www.mirror.co.uk/news/politics/mps-claiming-amazon-prime-subscriptions-10003828#comments-section
政治家の中にアダルトなお店を利用した金を「交際費」として請求する勇気あるバカはいないかな(笑)
おとといかな。動物かわいいかわいい番組でどこぞの寺の犬がなんぞ芸するとかで映ってたけど脚やら頭やら原色でカラフルに染められとったわ。
「美容室?で体に優しい染料で染めてもらってますゥw」とか言うてたけど、そこか?そこなんか?思うたわ。
漫画代まで経費にしてた禿がいたな
不正を働く人間でも構いません、与党政治家に投票します、公共事業で食わせて貰っているから文句は言えません
自分の足で立ってください。真っ当に働いてください。公金をあてにしないでください。