皆様は、大学の学費や生活費はどのように賄っていると思いますか?
日本では受験もあることから、多くを親に頼っている学生が多いのが実情です。日本学生支援機構による奨学金制度もありますが、返済が必要なことから実質的にローンのようなものです。
この額は、たとえば国立の大学に自宅から通う場合は月4万5千円、私立は5万4千円と額が定められています。留学支援サイトによれば、日本の国立大学の平均学費は65万円、私立が130万円で、これでは国立でもかろうじて学費を賄えるだけです。
差額や生活費の工面などはアルバイトや親に頼るか、民間のローンを頼る事になります。
一方アメリカでは、奨学金は成績が極めて優秀なものに学校が与える、返済しなくて良いものです。
他方で多くの学生は政府や民間が用意したローンを通じてお金を借り、卒業後に長い年月をかけて返済するのが常となっています。また、アメリカでは国土が広いことからに入ることが多く、学費のほかに生活費の負担も圧し掛かってきます。
そして、その額が近年大きな社会問題として取り上げられています。
アメリカの大学理事会が2011年に発表した情報によれば、4年制の公立大学を卒業した生徒は平均で$22,000(約220万円)の借金を、私立大学を卒業した生徒は平均で$28,000(約280万円)の借金を抱えています。
理事会はこの額は学位を持った人間なら返済可能な額だと主張していますが、2009年の時点で8.8パーセントの学生が9ヶ月以上に渡り返済を滞らせており、この数字は年々増え続けているとのことです。
これがアメリカで学生ローン破産と呼ばれる社会問題です。
このようにアメリカ社会においては、借金をかかえて新社会人となることに対して大いなる関心が寄せられています。
そんな中、人気掲示板にこのような質問が投稿されました。
借金に苦しむ学生の悲痛な叫びとも取れるこの質問に対して、同じ悩みを経たアメリカ国民からたくさんの回答が寄せられました。
【参考URL】http://boards.4chan.org/biz/thread/319701/how-to-graduate-college-debt-free
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まずローンには手を出さないことだな。
奨学金や助成金を申請する、夏の間にがっつり働く、パートタイムで働く、そんな感じだ。
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スカンジナビアで学びなよ。あのあたりじゃ教育は無料だぜ。
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社会経験を積むまで大学になんか行かないほうがいいぜ。
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↑本気かよ。大学を出ずにどんな仕事に就けるってんだ?
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↑マクドナルド大学ファーストフード学部を卒業したら、就職に有利だって聞くぜ。
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現実的には、実家から大学に通うか6割から7割の時間をバイトで過ごさないと厳しいな。
スカンジナビア地方は確かに教育は無料だけれど、生活費は高いよ。
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ノルウェーなら月々$1150(約12万円)までローンで借りられる。大学のしかるべきコースを終えたら、だいたい30%くらいの借金をなかったことにしてもらえる。
ローンの支払いも卒業半年後だし、支払い方法も柔軟だし、利子も本当に低いから借金が膨らむってこともない。
オススメだな。
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一日24時間あるとするだろ。現実的に考えて、勉強と仕事に使える時間が18時間。半分くらいが学校で消えて、残りの時間は食べ物や支払いをするための仕事でなくなってしまう。
自力でどうにかするのは本当に厳しいよ。
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ヨーロッパで学べばいいんじゃないか?アメリカよりずっと安いだろ。
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↑私はそのヨーロッパ人だけど。学費は一学期60ユーロ(約8400円)しかしないよ。
けれど大学を卒業する頃にはどんなに節約して暮らしていたとしても、10,000ユーロ(約140万円)の借金を抱える事になるだろうね。
借金を残したまま卒業したくないなら、ありとあらゆる機会で働くしかないんじゃないかな。
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- 女かマイノリティであること。
- 奨学金をもらうこと。
- EU圏の出身である事。
- スコットランドで学びつつパートタイムで働くこと。
- ろくでもない仕事を耐え抜いて貯金してから大学へ通うこと。
- 金持ちの両親のもとに生まれること。
- 売○すること。
人が思うよりずっとよくあることだよ。
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↑確かに考えなくもないけど…安全にお金を稼ぐ手段とはいえないじゃない?
自分が4年間学ぶ地域で、そういう人間だって認識されたら生きていくのが辛いもの。
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多少の借金は別に悪い事じゃないと思うよ。
空いている時間で何か就職に有利な活動ができるなら、どこぞの酒場で働いてましたっていう経験よりはマシさ。
酒場で20時間働けば週に$200は稼げるだろうけど、代わりに将来働きたい分野でインターンとしてソフトウェア開発やらで活躍すれば、将来的な収入が変わってくるはずだし、借金も早めに返済できる。
もちろん、インターン先でしっかりやれる奴に限るけどね。
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18歳から21歳まで軍人として働くといいよ。そうすれば国が学費を払ってくれるから。
1年目から何の後ろめたさもなく酒が飲めるし、好きな奴とつるむことも選べる。最高だね!
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大学と借金なしの生活か。もしあんたが貧乏だったら、どっちか一つを選ぶしかないかな。
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俺は今最終学年で、だいたい$8000(約80万円)の借金がある。けど、夏に必須のエンジニアリングの仕事があるから、最終的には借金なしで卒業できそうだ。
もっとも、実家暮らしじゃなかったらそうはいかなっただろうけどね。
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- 理科か技術かエンジニアリングが数学の分野を勉強しよう。
- 夏はインターンで働こう。
- あまり人気のなさそうな奨学金に申し込もう。
これでなんとかならなかったら諦めよう。
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- 将来の仕事に関係した分野でインターンかパートタイムで働く。
- 実家から大学に通う。
- 中古の教科書を買う。
- 奨学金つきのローンにだけ申し込む。
買い物するなら、いざという時に換金率のいいものにしておくといいぞ。
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そもそも大学って、人生の目的をしっかり立ててない奴や将来役に立たない専門分野に進もうとしている奴から搾取する仕組みになってるのさ。
入学前にやりたいことを決めて、それを大学でやり遂げるだけで相当お金は節約できるはずさ。
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予備役将校訓練課程に入ろうぜ。そうすりゃ学費はほぼ免除だ。
卒業後は軍人として一般人より厚待遇で働けるぜ。社会保障もばっちりさ。
まとめ
様々な意見が出ていますが、多くの方がとりあげているのが生活費です。
留学支援サイトによれば、1年の生活費は寮の値段や物価などによって50万から150万円。一番下を見るとしても、4年で200万円、最大で600万円の出費が、学費のほかにかかることになります。
大学生になって一人暮らしをしたいというのは人間の当然の心理かもしれませんが、ここを我慢するだけでこれだけの金額が節約でき、アルバイトや卒業後の返済で賄う必要がなくなれば、時間をより有意義に使えるかもしれませんね。
俺は奨学金借りながら学生生活送ってるけど特に気にしてないな
一応就職できる見通しはあるし、できなくてもそれは借りた本人の問題だし
就職する当ての無い学科に入って奨学金返せなくなるのも本人の問題だよ
日本の大学は就職へのステップって側面が強いよね。
純粋に勉強したいなら働きながら放送大学とかいけるし。