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なぜ金持ちはチャリティーに参加しない?驚くべきお金の不思議な力

2016/11/29
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世界で最もチャリティーが盛んな国と言えばアメリカ。公益活動統計センター(NCCS)によると、アメリカ国内で登録されている非営利団体(NPO)は150万以上もあります。

日本国内で登録されているNPO数が、内閣府の発表によると5万870団体ですので、この数字を比較しただけでも、アメリカがどれだけチャリティー活動に力を入れているかが伺えます。

チャリティー活動の中には、ボランティアや啓蒙活動など様々な形がありますが、その中でも誰もが比較的簡単に参加できるものと言えば募金かと思います。

アメリカではここ数年寄付金総額が増え続けており、2015年には史上最高額となる3730億ドル(約39兆円)にまで達しています。

募金の内訳は?

そしてさらに驚くことに、寄付金の約71%は個人から送られたもので、実に総額で2650億ドル(約27兆円)にも上っているのです。

ここで、2015年に贈られた募金先の上位5位を見てみましょう。

第1位の宗教施設は、地域の教会などの礼拝でした寄付が大半を占めていると考えられています。

そして第2位が教育機関。2012年に巨額の寄付をした50人の内、34人が教育や研究機関に寄付をした事からもわかるように、アメリカの大富豪達が好んで多額の献金をする所です。

例えば、不動産・メディア王のモーティマー・ズッカーマン氏は、米名門コロンビア大学に2億ドル(約209億円)を寄付しています。

また、マイクロソフト共同創業者ポール・アレン氏は、2003年に自らが1億ドル(約104億円)を寄付して立ち上げたアレン脳科学研究所に3億ドル(約314億円)を寄付しています。

やはり経済的に厳しい状況にある現在では、教会などの身近な所でできる寄付以外は、富裕層が多額の献金をし、社会に貢献している割合が高くなっているのでしょうか。

金持ちほど寄付をしなくなっていた!?

実は、アメリカでは逆の現象が起こっていたのです。先行きの見えない経済状況の中、低・中間所得者層からの寄付率が上昇し、高所得者層からの寄付は低下しているのです。

慈善活動情報誌の調べでは、所得が20万ドル(約2000万円)以上のアメリカ人の2012年の寄付額は、2006年比で5%減少している一方、10万ドル(約1000万円)以下の低・中所得者層では逆に5%上昇していました。

そして驚くことに、所得が2万5000ドル(260万円)以下の貧困層では、逆に17%も上昇していたのです。

お金持ちはやはりケチ?お金を手放したがらない上流階級の心理

カリフォルニア大学バークレー校が最近発表した、お金に関する面白い研究発表があります。

まず115名の実験参加者を2グループに分け、各グループ毎に実験の目的を告げずに、研究とは全く関係のない作業をさせます。

そして、活動後に参加者全員に得点10点が与えられ、このポイントは最終的に現金化されると告げられます。ただし貰える額は、違うグループの実験者とペアーを組み、報酬の何%かを相手に譲るという条件が付加えられます。

参加者の平均授与点数は10点の内4.1点。そして、参加者の社会的背景を見てみると、一番寛大だったのは社会的に一番下だと感じている参加者で、社会的に最上階級の参加者よりも44%も多く、見知らぬパートナーに自分の取り分を譲っていたのです。

この研究にはまだ続きがあります。前回の実験の数日後、同じ参加者に実際に属している社会階級よりは高い、或いは低い階級の話を聞かせ、実際に自らがその階級に属しているように感じさせます。

すると興味深い事に、実験前には上層階級の参加者は2.1%、下層階級は5.6%の給与を寄付すると答えていたのが、自分より下の階級のイメージをさせられた後の上層階級者は3.1%、そして上の階級のイメージを植え付けられた下層階級は3.3%と答えたのでした。

この記事の海外に対する反応

聖書にも似たような事が書いてあったよね。

↑そうそう、貧乏人の方がより多くの資産を神に捧げたんだよね。

イエス・キリストも人類救済のために、わざと苦難を負わせられたってわけね。

なんか、よく出来過ぎた話だよね…。

やっぱり聖職者は質素な生活をすべきだよ。ベンツに乗るような坊さんはだめね。

また金持ちたたきだよ。

↑そうそう、貧乏は金持ちをすぐ悪ものにしたがる。

↑悔しかったら、働きなよ。

アメリカなら社会階級よりも、政治的な要因の方が大きいのでは?政党の支持が共和党か民主党で寄付先がかなり変わってくると思うけど。

↑政治的背景が献金先や額に大きく影響している、という研究結果を出してた大学もあったよね。

政治家や企業家には、ボランティアを強制すべき。

混乱状態の現在でも、限られたお金と時間、そしてエネルギーを注いでくれる人がいる、というだけでもうれしくなるね。

チャリティーって宗教色の濃いやつが多いから、企業家とかは募金したくても、株主達の手前上、寄付できないのでは?

お金持ちは自分の企業を支援してくれる政治団体に寄付するだけ。

↑そう。最も便利な節税対策さ。

クラウドファンディングとか、今の若い人は遊び感覚で募金してるような気がするけど。

募金活動が身近になったけど、重みがなくなったよね。

宗教施設への募金で成り上がっていく宗教指導者が一番せこいのでは?

金持ちも誰かの助けをえてリッチになったんだから、成功したらやっぱり還元すべきだよね。

↑彼らは自力で成功したと思っているのでは?だから誰の助けもいらないし、助ける必要もないと思ってるのではないかな?

お金の魔の力。持つものと持たざる者の心境とは

上記の研究を行ったピフさんによると、金持ちは他人の事よりも、自らの利益を優先する傾向にあるのだとか。

その性格が、寄付先として自ずと自らのビジネスに将来何らかの利益になるであろう研究・教育機関を選ぶのは、富裕層にとってはごく当たり前の思考傾向なのだそうです。

逆に、低所得者層や経済的に苦しいと感じている層では、自らが苦難を経験しているが故に、より他者を思いやる気持ちが芽生えやすいそうです。

また自らも多くの人に助けられながら困難を乗り越えている経験があるからこそ、少額ではあるものの、出来る限りの援助を差し伸べる傾向があるのだとか。

他人の苦難が気にならない富裕層も、貧乏イメージを抱かせるだけで他人にも寛容になれたという実験結果。やはりお金には不思議な魔の力があります。

しかし、お金にコントールされるのではなく、お金を上手くコントロールできるお金持ちを目指したいものですね。

【参考URL】http://www.economist.com/node/16690659
http://www.theatlantic.com/magazine/archive/2013/04/why-the-rich-dont-give/309254/

貧乏な方ほど、よっぽどお金の良い使い方を知っているってことだね。

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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    日本とアメリカは、チャリティー文化が全く違う
    アメリカはキリスト教国だし、金持ち優遇税制なぶん、チャリティーをする

    とはいえ、チャリティーはあくまで個人の好意であり自由、出してないからと叩くのはおかしな話だ、思想や価値観を他人に押し付けるべきじゃない

  2. 日本の名無しさん より:

    アメリカ金持ちって節税対策で寄付したよね
    ほかに良い節税方法見つけただけじゃない?

  3. 日本の名無しさん より:

    金持つと貧乏人を見下して優越感感じるようになるからじゃねーかなw

  4. 日本の名無しさん より:

    心の清廉な貧乏人も、金持った途端に傲慢な豚になるよ。
    選挙前の政治家と当選後の政治家の違い位コロッと変わる。

    後まんコもね。手のひらクルックルw

  5. 日本の名無しさん より:

    タックスヘイブン利用したり税金ですらね

  6. 日本の名無しさん より:

    金貯めなかったら金持ちになれない

  7. 日本の名無しさん より:

    金持公

  8. 日本の名無しさん より:

    天に富を積むのが本当はいいのに、なぜこうなるのかしら?

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