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人に聞けないお墓の話、どれ位準備すればいいの?

2013/12/05
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最後はお墓の準備

人生の最後に必要となるもの、それはお墓ですよね。先祖代々のお墓があればそれに越したことはないけれど、新しく造るとなれば、それなりの費用がかかります。

「お墓を造るのって、どれくらいかかるの?」なんて、なかなか人には聞けないものです。相場がどれ位なのか、どこへ頼めば良いのか、迷ってしまう事になるかもしれません。

そこで、お墓の相場とかかる費用について調べてみました。まだまだ、先のことと構えていないで、いつかは必ず必要となるお墓について知っておきましょう。

お墓の建立に必要な費用とは

お墓を建立するには、様々な費用が発生します。まずは「永代使用料」が必要です。お墓を立てるには、墓地が必要ですよね。その土地を使う権利のことを永代使用料といいます。あくまでも、お墓にする土地を購入するのではなく、権利(使用権)を買うことになります。

永代使用料は、お墓を立てる霊園によって違いがあります。最初からお墓を建立する際には、お墓を立てる土地の確保から始めなければならないのです。墓地の土地を確保するためには、墓地の所有者との契約が必要となります。

墓地には、公営墓地や民営墓地、寺院墓地など様々な形態があります。最も安いのが公営墓地ですが、申し込みが多く抽選になることがほとんどです。公営墓地は都道府県や市町村が所有している墓地で、一定の条件を満たせば誰でも申し込むことができます。募集は、通常年一回行われています。

民営墓地は、厳しい条件などは一切なく墓地を申し込むことが出来ます。費用は公営墓地より割高となっていますが環境が整備されており、まるで公園のような景観の霊園が多くあります。また、あらかじめ墓地だけを購入することもでき、将来の準備のために確保しておくことも可能です。

寺院墓地は宗派が限定されており、檀家になることが必要となります。墓地を建立すると、その後の寺院との様々な運営や護持に関わっていかなくてはなりません。宗派がはっきりと決まっている場合には、寺院墓地にお墓を建立するのも良いでしょう。

このように、新たなお墓を立てるには、土地の契約から始めて墓石の購入、さらには整備するための工事費など、大きな費用が必要となります。大都市近郊では、その費用の総額は300万円以上となるそうです。

新しい墓地のカタチ

莫大な費用を必要とするお墓の建立ですが、最近ではあまりお金をかけないお墓のカタチがあります。

基本的に、お墓は墓地として決められた土地にしか造ることができません。これは、「墓地埋葬等に関する法律」で定められているからです。つまり、勝手に好きな場所にお墓を造ることは禁止されているのです。

お墓を墓地に造るには、後継者がいることが第一条件となっています。しかし、後継者がいない場合や子供たちに供養の手間をかけさせたくない場合は、永代供養型のお墓を選ぶ人が増えているそうです。身内や親族に代わって寺院や霊園が後々の供養をしてくれるお墓で、生きているうちに契約できます。

永代供養墓は、個別に埋葬してくれるお墓や集合で納骨されるお墓、納骨堂にそのまま納められる場合など様々な形があります。かかる費用も、一般的なお墓よりはるかに低く抑えられるのが、人気の理由となっています。

生活環境の変化とともに、お墓に対する考え方も少しずつ変わってきているのかもしれません。自分が亡くなった時の事を考え、お墓について考えておくのも良いのではないでしょうか。

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