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タバコ大国の中国で推し進められる禁煙政策!世界のいろいろ罰則

2015/08/28
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ここ最近は円安の影響で旅行費が上昇してしまい、海外旅行に出かける日本人数は減少し続けていると伝えられています。

しかし、それでも観光庁の統計では、2014年の日本人出国者数は1690万3000人。この数字は海外旅行者数がピークであった2012年の1849万人と比べると減少しているものの、未だに多くの日本人が海外へ旅立っているといえます。

外国が非常に身近に感じられるようになった現代ですが、それでも海外旅行中に一つ絶対に忘れてはならない事があります。

それは訪問者としてのマナー。日本を離れ、違う国に入れば訪問先の常識や伝統を尊重すべきで、日本人の感覚で何気なくとった行いが、現地の人にとって非常に失礼な事に当たる可能性も十分に考えられます。

その為、海外旅行をする際には、現地の観光スポットや治安情報に加えて、基本的な彼らの慣習や社会ルールを知っておく事は賢明です。

世界には、日本には無い様々な罰則や規制が存在します。例えば、

  1. サイパン…サンゴや貝殻の採取をすると2000ドル(約25万円)以上の罰金
  2. ドバイ…電車の中で居眠りをすると罰金300ディルハム(約1万円)
  3. アメリカ・ニュージャージー州…歩行中に携帯電話でメールを打つと罰金85ドル(約1万500円)

 
などなど。何気なくやった事で罰金刑を科せられ、痛い目にあうかもしれません。

あと、最近流行っているセルフィー(自撮り)も要注意。公共施設や宗教施設を中心に規制を設けている所が急増しており、知らずにセルフィー棒で写真を撮ったがために禁固刑を食らう事も無きにしも非ず。

そんな沢山存在する海外での規制や罰則。今年の6月に喫煙者にはとても辛い規制が新たに中国の北京市で施行される事になりました。

史上最も厳しい喫煙規制!

今回は、史上最も厳しい喫煙規制と噂される「北京市喫煙抑制条例」が6月1日より執行されたのです。

北京市では1991年3月に「公共場所衛生管理条例実施細則」が出され、公共の場所での一部禁煙禁止、そして翌年の1992年1月には「煙草専売法」も実施され公共交通機関や公共の場所での喫煙禁止、或いは制限が設けられていました。しかし、今回の規制では、

  1. カフェ
  2. バー
  3. レストラン
  4. 職場
  5. 公共機関

 
など、 あらゆる室内の公共スペースでの喫煙が全面禁止となったのです。

“脅迫”まがいの規制キャンペーン

中国政府の発表では、中国全土の喫煙者数は約3億人。そして北京市での喫煙者数はその内の420万人程だそうです。

この規制により、公共の場で煙草を吸っているのが目撃された場合には200元(約4000円)、そして、従業員に喫煙をする事を許可した事業者には1万元(約20万円)の罰金が科せられるとあります。

この規制を前日に控えた中国の国営放送局CCTVのお昼のニュースでは、視聴者に対して喫煙者を見つけた場合は特別に設置された専用の電話番号に密告するよう呼びかけていました。

また、こちらも最近開設された専用のウェブサイトに喫煙者の顔写真を送るように呼びかけ、脅迫まがいのキャンペーンを行なっていたのだとか。

北京市での今回の規制は、反喫煙運動家達の間でもアジアで最も厳しい喫煙規制だとささやかれていますが、どうしてここまで中国政府は厳しい規制に乗り出したのでしょうか。

タバコ大国、中国!健康被害を抑えるために…

北京市在住のマオさんは、絶え間なくタバコを吸い続けるチェーンスモーカー。医者からは強いニコチン依存症を何度も指摘されているものの、「深呼吸の練習をしているだけ」と言い訳をし続けています。

このマオさんのようなヘビースモーカーは中国では極当たり前。世界保健機関(WHO)によると、中国人男性の半数以上は喫煙者であり、世界のたばこブランドのトップ10の内、7銘柄は中国産なのだそうです。

このタバコの高い需要を受けて、2003年から現在まで中国国内では25兆のタバコが生産されており、この数は生産された全てのタバコを1本ずつ並べてみた時、地球を5万2496回周遊したのと同じ程の距離になるのだそうです。

タバコで大気汚染以上の健康被害が

しかしここまで喫煙者が多いと、非喫煙者が喫煙者のタバコの煙を吸って健康に影響を及ぼすと言う受動喫煙の被害にあう確立が非常に高くなります。

中国では工場や車の排ガスから起こる大気汚染が大きな問題となっていますが、この濃い霧のように大気を覆う有害物質PM2.5のレベルが200に達すると、地元の人は健康被害を避けるために通常マスクを付けての外出を強いられます。

しかし、レストランで5人の客がタバコを吸った場合に発生するPM2.5のレベルは1200まで上昇。事実上、大気汚染よりもより深刻な健康被害をもたらしているのです。

中国の国営通信社の報告では、受動喫煙の被害にあっている人口は約7億4000万人。また、喫煙が極当たり前となっている中国においては、やはり子供への影響は大きいようで、喫煙開始年齢は非常に早く11歳。

その為、たばこによる健康被害は非常に深刻な状況にあり、30秒ごとにタバコに関する健康問題で死者が出ているとWHOは報告しています。

この記事の海外に対する反応

中国での喫煙者数は、アメリカの人口数とほぼ同じ数値に達するらしいよ。

中国の多くのレストランには禁煙マークが付いているものの、テーブルには灰皿が常に置いてあるし、安いレストランに行くと床でタバコの火を消すように言われるよ。

この規制が北京市で成功して、中国全土に広がる事を期待してるよ。

インドでも5月31日を「禁煙デー」と名付けて禁煙を呼びかけ始めたよ。

喫煙者としては、喫煙者専用のレストランやバーをオープンしてもらいたいね。ここまで喫煙に関する規制が増えるとたまらないよ。

レストランでタバコを吸われるのは嫌だけど、バーとかなら許せるような気がするけど・・・。

何で喫煙者は外でタバコを吸わないで、わざわざ室内でタバコを吸うわけ?衣類や室内まで全てをタバコ臭くされるのは絶対に許せない。

もし誰かに非常に強い香りのスパイスを振りかけられたらどう思う?それと同じ事だよ。

喫煙者は皆に嫌われるけど、彼らは高いタバコ税を払っているわけで、社会に大いに貢献しているんだけどね。

タバコ税の収入が減っても、これからは喫煙の罰金と喫煙者がより健康になる事で国の医療費も削減されるであろうから、逆に国の財政が豊かになるのでは?

私はタバコを止めて、今は電子タバコに切り替えたよ。

電子タバコも普通のタバコと同じほどの健康被害があるって噂だけど。

タバコによる健康被害よりも、日本まで影響を及ぼしている大気汚染の方にもっと対策を練るべきだよ。

タバコは個人の自由。大気汚染は国が解決すべき問題。問題をすり替えてるだけだよ。

タバコによる健康被害と、大気汚染からなる健康被害は桁が違いすぎる。

中国で青い空が見える日はいつになるやら・・・。

中国政府が人民の幸せを考える事なんてあるわけ?

喫煙者の数が減る事は無いよ。結局のところ、タバコを吸える場所を探せばいいだけの話なんだから。

喫煙者の数はなかなか減少しないかもしれないけど、社会的に認められない習慣として国民に伝える事は、子供への喫煙率などの減少に良い影響を及ぼす可能性はあると思う。

10歳から喫煙をはじめて60歳で禁煙を始めたんだけど、朝一のコーヒーと寝る前のウイスキーがここまで美味しいとは気がつかなかったね。

中国にはかなりの規制があるけど、その規制を忠実に守ってる国民なんていないよ。中国の交通事情を見ればすぐに分かるはず。

タイでも同じような政府のキャンペーンがあったけど、上手くメディアを利用してタバコに対するイメージを植えつけることで、特に若者には多大な効果を与えてたよ。

喫煙コントロール策は広がるか?

今回の規制を受けて、北京市では1100人程度の検査官を屋外に派遣し、違反者がいないか取り締まりの強化を図っているのだそうです。

中国では、タバコに関連した病気で死亡する人は年間約136万6000人。もし何らかの措置を講じなければ2005年までに死者は300万人に達すると中国紙・北京晩報は報じています。

この規制は今の所、北京市だけに限定されていますが、今後他の都市も北京市をモデル例として喫煙コントール策を講じる事が予想されています。

タバコ好きの読者の皆様、これからは北京市だけでなく、他の都市のたばこ情報を確認してから旅をした方が良いかもしれませんね。

【参考URL】http://www.theguardian.com/world/2015/jun/01/beijing-bans-smoking-public-places?CMP=share_btn_link

喫煙者は世知辛いね。とりあえず隠し撮りして密告とかマジめちゃくちゃだな。ジョニー的には日本でも早く歩きスマホを罰則化してほしいよ~!車にひかれそうになってもやめないからな、奴らは…

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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    禁煙一年目だけど、
    日本でも喫煙の罰則化をしてほしい。
    とくにレストラン、ビル内や集合住宅及びベランダでの喫煙を禁止にしてほしい。

    タバコを吸える場所は一軒家と喫煙所だけにしてほしいな、ら

  2. 日本の名無しさん より:

    ちゃんと分煙すればOKだけど、
    毎年、100万人以上死亡してるっていわれてる大気汚染よりひどいのか。

    タバコ吸ってる人は自己責任で吸ってるとはいえ、健康であってほしいので吸うのはほどほどでお願いしたい。

  3. 日本の名無しさん より:

    マナーの良い喫煙者がいる一方で、未だにポイ捨てしたり、
    飲食店なんかでいくらでも席が空いてるのに
    わざわざ飯食ってる人の隣に座って煙を吹きかけるのを楽しみにしてるような奴もいるからね・・

  4. 日本の名無しさん より:

    中国はやりすぎるんだよな
    タバコ吸う場所吸えない場所
    これを分けるだけで十分
    それ以上やると今度は色んな問題が起きる

  5. 日本の名無しさん より:

    むしろ規制を強化することで、闇タバコとかが流通して、
    マフィアの資金源になったりすることの方がマズイのではないかと思う。
    まあ、他人事だと思って極言すれば、
    高ニコチン・高タールのタバコを、政府がバンバン売りまくった方が、
    税収にもなるし、人口抑制にも一役買うんじゃないかと。流石に暴論か。

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