日本の借金が一千兆円になったニュースが発表されて、ついにか・・・と思った人も多い筈。
膨らみ続ける借金で、閉塞感が日本社会に蔓延・・・なんて見出しのニュースはもう読みたく無い!
とはいっても借金が膨大に有るのは事実である事は変わりがない。それにそんな理由で最近の若者は覇気がないとか、昔と比べて・・・とか言われたく無い!こちとら自分達の国の将来をどうしても前向きに見れなくて困ってるくらいなんだ!
・・・ちなみにこの一千兆円も借金が日本にはあると、外国の友達に話すと「え!嘘でしょ?」「先進国なのになんでそんな借金があるの?」「これが日本の真実なのかい?」と驚かれる。
意外と国外でこんなに日本が借金抱えているのは知られてない上に、先進国の中でも技術発展が著しいイメージが強い為か、大きなショックを受けている人も多い。
それに日本以外にも借金で苦しんでいる国は先進国の中でも多い。お隣韓国経済の悲鳴も昨年から頻繁に報道され始めているし、いよいよ中国でも経済成長のひずみが現れた。
そしてそれは東アジアだけでは無い。ヨーロッパでもそうだ。
スペイン、イタリアではいまだユーロ危機による打撃からなかなか立ち直れていない。多くの先進国が不景気からの脱出が困難のまま、低迷を余儀なくされている。
それとは対照的にヨーロッパではドイツが景気のいい国の代表として、他の国の支援を行っている。今じゃユーロに多くの国が加盟したが、それぞれの国では全く経済状態が異なって共存している。
そこで私は、それぞれのユーロの国の若者を対象としたアンケートを発見した。自分たちの国に未来を感じるかどうか?就職状況はいかがなものか?等を質問したそのアンケートは、国によって大きく反応が異なる結果を表した。
そのユーロの若者の声を拾ったアンケートを紹介したいと思う。
貴方は将来をどう見ている?
世論調査研究を行うYouGovが行った調査で、6000人の18~30歳までのドイツ、イギリス、イタリア、オランダ、スペイン、チェコ,デンマーク等に住む若者にアンケートを行った。幾つかの項目において、各国の今が如実に反映された結果が現れた。
その中でもドイツ人の若者は他の国の同年齢の若者に比べて、将来に対して前向き、または楽観的に見ている人の数が多いという結果が出た。その割合は43%にもなり、収入と生活水準は彼らの親の世代の時よりもいい暮らしを送っている。
それに対してスペインとイタリアの若者は、将来に対して悲観的な結果が現れた。前向きであると答えた数はスペイン人が29%、イタリア人は23%と返答。その他イギリスは33%、チェコ39%、デンマークが42%である。
各国の経済状況から予想される結果とアンケートの結果が見事一致した内容であった。
ちなみに南ヨーロッパでユーロ危機によって打撃を受けた国では100万人以上の若者が失業状態に落ちている。
雇用環境、生活水準はどうですか??
職業訓練後、大学卒業後の雇用の見通しはどうか?というアンケートでは、ドイツの若者の73%が、卒業後自分の分野に見合った職を見つける事が出来ると答えた。ここまで高い数値は他の国には現れなかった。
またデンマークでは生活水準に関して言えば、先行きは明るいと答えた若者が66%であった。
この質問の最下位はやはりスペイン、イタリア。49%と41%の若者が”明るい”と答えた。
アンケートからみた新たな真実
アンケートを通して、それぞれの若者の社会に対する感想が数値で伺い知る事ができたが、意外な結果も知る事が出来た。
先ほどアンケートであまり良く無い数値を出したスペイン、イタリアだが、これらの若者は他の国とは異なる将来を想像している。というのも、この2国の若者は、起業をする、または新興企業への就職を希望している。
それに対してドイツの若者でそういった想いを抱く若者は少ない。彼らの職業に対する注意点は、過重労働の心配、またばライフワークのバランスの妨害という部分だ。
海外経験を問う質問でもそれは現れた
約4、5人に1人のヨーロッパの若者は海外での生活の経験がある。一番低い割合は17%でデンマーク、一番多いのがドイツで25%だ。
その中でも海外生活の動機で「海外でビジネスチャンスを掴む為に生活をしたい/した」と答えたドイツ人は27%だったのに対して、イタリアが61%、スペイン58%、チェコ42%の若者がこの理由を挙げた。
南ヨーロッパの2国は、経済状況が不安定だからこそ、こういった気概のあるアンケート結果が現れたと想像するのにたいして、ドイツ人の若者はどこか楽観的のように見受けられたようだ。
このアンケートに対して、海外の人達はどのような反応を見せたのだろうか?一部コメントを抜粋して紹介したいと思う。
【参考URL】http://www.spiegel.de/unispiegel/jobundberuf/vodafone-umfrage-junge-deutsche-optimistischer-als-andere-europaeer-a-1003686.html#js-article-comments-box-pager
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リアルなのかい?
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悪い生活に恐れないで生きる事は素晴らしいと思うが?何が起こった
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親愛なる若者へ、私たちはあなた方の現像を取る事はしないが、今の生活は時期に襲われるだろう
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そうだねドイツ人だが、母親はそこまで多くのものを望んでいない
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ドイツ人は他の国より楽観的に見えるかも知れないが、それはただしくないよ。
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政治って何だよ!
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比較する事によってもっと良い数字になる可能性が現れるだろう。ドイツ人はイタリア人より仕事で海外に行く機会が少ない
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あなた方は自分達に問うべきだろう。私が何を悪い事をしただろうか・・・って
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両親の世代よりも良い暮らしをしているー。それが楽観的なのかい?
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これは有害な輸入の政策によるものだろう??
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これは驚く事ではないだろう!
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親の世代よりも良い生活を送っているー。私はそう思わないよ
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ナイーブ!
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どんな状況でも仕事における恐怖や、不安というのはつきまとうもんだと思うけれどね!
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経済の観点から、ドイツ人は快適という答えが見いだされているけど、これは何を意味するだろう?
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いや、もちろん未来は明るいですよ
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まあこういうのはアンケートの仕方で、だいぶ中身が異なっていくもんだと思うけどね!
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時に若いスペイン人は、若いドイツ人のように楽観的になるけどね!
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いやーこの結果には驚いたよ!
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幸いな事に、多くの若者はこのアンケートを通して信じる・信じないは関係ないよ
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これは単にドイツの世論とドイツの公的な意見で違いが発生している事。こんな事はドイツではよく起きる事だよ。
アンケートから見えて来るもの
どの結果も、国の状態が見事に反映された結果の様に思えた。たしかにスペイン人、イタリア人は仕事が無いから、移住して、1年間言葉を勉強して仕事するひと一杯いるもんな。
多くの人に知り合ってよくそういったその話をした。
「やっぱり故郷で仕事したいの?」と聞いても、そんな事はないと答えたスペイン、イタリア人も少なく無かったな。
その国で生まれて生きているからこそ、異なった声が集中するのは当然。アンケートの結果でどうこう言うのではなく、その人ごとの選択が一番重要視されるべき部分だろう。