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中国の2強鉄道会社が合併し、鉄道市場に殴り込み!

2015/02/24
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中国の勢いはいまどうなっているのか正直分からない。ニュースを見ると中国経済の崩壊が報道されている。

現に住宅バブルが弾けて地方では失業者が日雇いの仕事を探して群がっているなんて話も聞いた事あるし、また石炭、お酒などいろんなものの価値が高騰し、これらを介して資産運用するのが数年前まで盛んだったが、ぱたっと値段が落ちてしまい、みんな大ダメージ。

購入者おろか、製造してた中国でも有名な酒蔵が営業不可になってしまったという事も聞いた。

かといって反対には、インターネット業界ではアリババという怪物企業が登場したり、サムスン電子、Appleよりも中国で売れているシャオミーというスマートフォン企業が世界進出の準備中、なんて皆さんご存知なニュースが飛び交っている。

昔は人件費が安いからという理由で世界中の企業が、中国で工場を建てて生産していたが、いつの間にか流れが逆転している。

人件費の工場で多くの工場が移転、加えて世界の工場と呼ばれていた時代の間にノウハウを蓄えて、中国で生産、輸出出来る様になった。

この正反対なニュースが沢山報道されているから、実際の所中国がどのような状態にいるのか正直掴みきれない。加えてほとんどの近隣諸国と領土問題を起こしていたり、軍事力は世界でも高く威圧的だ。そんな話を聞くとますますわかんなくなって来る次第だ。

そこでまた一つ飛び込んで来たニュースがある。というのも中国でナンバー1、2の鉄道会社が合併し、世界の鉄道業界に殴り込みをかけにやって来るというのである。

身の回りに沢山あったメイド・イン・チャイナだが、いよいよ高度先端技術の層でも当たり前のようになるのだろうか?

私が見たドイツのニュースサイトで報じられた、2大中国鉄道会社合併劇を外国人のコメントと共に紹介したいと思う。

二大中国巨大鉄道企業、合体。

電撃的に合併劇が行われた中国の鉄道業界。China North(CNR)とChina South Locomotive and Rolling Stock Corporation(CSR)というそれぞれ中国の南北に分かれていた会社だった。

これらの企業は中国の企業として重要視されており、中国全土の地下鉄や貨物列車などの80%を生産していた

中国のメディアでは、「国境を越え、世界中で高度の高い鉄道設備を生産し提供出来る一流企業が誕生」と報じられていた。

世界進出に向けてこの新巨大企業が目標としたのは、ドイツの大手企業シーメンス(Siemens)やカナダの大企業ボンバルディーア(Bombaedier)である。この目標とされた企業は、フランスのアルストム(Alstom)と共に欧米の鉄道業界の3大企業と呼ばれている。

目標、目的

欧米でトップをひた走るこの3大企業を目標とするこの企業は、新幹線といった鉄道の高度先端分野での競争力を強化する為に合併された。

中国は確かにもともと世界中に繋がる高速列車のネットワークは持っていたし、幾つかの鉄道も自国で生産していた。しかしこれらを可能にしたのは、ドイツ、フランス、日本由来の技術が基礎となっていたからだ。北京の政府はこのような状態をただただ変えたかった。

しかし専門家は、この合併劇を2000年に起きたとある出来事を逆行していると語る。

というのも今回CNRとCSRの2大企業が合併して一つになったのだが、昔から2社だった訳ではない。実は2000年にもともと一つだった企業が2つに分配されていたのだ。国内での企業間の競争を新興させる為に行われたそうだ。

その後、それぞれの企業は中国を南北に分けて大きく成長。その際に海外の鉄道会社と協力をして、新幹線を開発する事ができた。

この再度合併した企業はCRRCという名で、約170000人の従業員を雇っている。ドイツのメディアでは「近い将来中国の鉄道産業は凄まじい勢いで成長、そして資本が拡大する事によって、国際市場を上から見回すような存在になる可能性がある」とコメントしていた。

これは日本の鉄道メーカーもうかうかしていられない・・・というかとてつもない脅威だ。もの作り大国日本が追い抜かれて行く姿をやはり見たく無いが、中国製品の質が向上していったり、日本より安く購入できるなどメリット満載だったら、日本にとってキツい話だ。

では、この中国の鉄道産業界進出を海外の人はどのように見ているのか気になる所である。このニュースサイトに寄せられていたコメントを、幾つかピックアップして紹介したいと思う。

【参考URL】http://www.spiegel.de/wirtschaft/unternehmen/china-zughersteller-cnr-und-csr-fusionieren-a-1010826.html

この記事に対する海外の反応

なんという皮肉だい?これらの技術はシーメンスやドイツ国家によって与えられたものであろう。

嘆く理由はないでしょう

数年前数十億ユーロを得る為に、合弁事業を行った。それにより100倍以上の害を受ける事になったのか・・・。

中国に技術を盗難されない様に保護する必要があるよ

協力の名の下、中国は虎視眈々と今の状況を狙っていたのだよ

あまり遠くない将来、悲劇は起こるだろう

それは最初テレビや車という形で日本で起き、次にPCと半導体産業で東アジア全土でおきた。なぜ私たちはいつもこの事を忘れる

飛行機や電車はやっぱり収益性高いよね?どんな風に?

中国と西洋では「1」の意味が違う。我々に取ってはそのままの状態を表すが、中国では劇的な変化だ

これはいろんな産業界で起きているまた起きて行くんだろうね

再び中国がスマートになった

中国人はもう我々を必要としない

中国のiPhoneクローンも順調だよ

多くの工場が中国から自国に帰るチャンス。これは欧米にとって魅力的かもね

新しいメーカーが安くて良いもの作っちゃったら、ドイツもそっちから買っちゃうよね。連邦政府は自国の鉄道技術を守る必要があるよ

中国を過小評価してはいけないよ!アジアでは模範出来るまで辛抱強くマスターするのが一般的。これは盗作じゃなくて、優れた伝統だ。

日本も昔盗作と非難されていた。しかしいまや彼らはいろんな産業で独占権を持っている

中国の過小評価は致命的。ヨーロッパの怠慢である

中国はまだまだエキサイティング

近いうち中国製品がジャンクと呼ばれない時代が来るかもね

もはや脅威

やはりヨーロッパでも脅威に感じているみたいだ。そりゃそうか、いままで奪われる事が無かった地位が、アジアの新興国に奪われそうになるのだから、焦るのも当然だ。

コメントにあって、アジアがそう見られてたのかと関心したのが、日本も中国も、完璧に模倣出来る様になるまで学んでマスターする。これはアジアの伝統だ。というコメント。

こうは考えた事は無かったな。こういうのって日本人の特質として語られてきたけど、この人が言う様に東アジアで共通にある気質なのかも知れないなと思った。

故に、いま東アジアがこんなに盛んになっているのかもしれないな。

へーっ。中国のこの会社には頑張って欲しいな~。世界的にもっと上を目指したい、ってやっぱり志高くてかっこいいじゃん。ただ、急ぎすぎてテキトーな工事になっちゃうとかは絶対にやめてほしいね!(笑)
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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    合併するってことは一見いいことのように思う人が多いが、逆に言うと他を当てにしなきゃならないほど追い込まれて落ち目だってことなんだけどねえ
    合併するのがいいことなら世界中の企業が率先してやってるわけで
    M&Aの先進国アメリカでも成功率は7割にすぎないのになあ
    ましてや汚職だらけで足引っ張り合いがデフォの中国じゃ・・・
    まあ頑張ってくれや

  2. 日本の名無しさん より:

    日本をシナと同じように見られるのはどうかと・・

  3. 日本の名無しさん より:

    なんと、埋葬速度が2倍にっ!!

  4. 日本の名無しさん より:

    しかし競争が無くなってダメになるだろこれ。

  5. 日本の名無しさん より:

    どうなんだろうなぁ
    先に韓国が出てきたがサムソンもLGも微妙な地位を獲得して落ちちゃったからなんとも・・・
    まぁ韓国とは全く別だしちょっとは期待してるが

    そういや台湾は自転車でトップシェアを獲得して久しいよなー

  6. 日本の名無しさん より:

    安かろう悪かろう度が倍になったのか

  7. 日本の名無しさん より:

    日本が盗作かぁ 確かにそれはあるかもしれんが
    そこらの国より特許出願、利益は欧米の国家より抜きん出ている
    これは外国による技術提供から派生したのではなく日本独自の技術により実現したものなんだがなぁ
    やはり今でもあちらはアジアということで軽視してるんだろうか

    1. 名無しさん より:

      やはり向こうからしたら、アジア全域は「後発国」だからね。
      十把一絡げな感じではあるんだろうな。

    2. 日本の名無しさん より:

      欧米人は、自分達の国の商品は全て自分達の技術で作られてると盲信してるからね。
      イギリスなんか商品じゃなく政策をシンガポールから取り入れたりしてるw

  8. 名無しさん より:

    問題は、ソ連でもそうだったけど、今回は半官企業体の合併という点だ。「巨大化」というよりも「肥大化」と言った方がしっくりくるな。合併した企業の持っている技術も似たり寄ったりな点も同じなんだ。天下り先の所帯を大きくして、官僚のケアをしようとしているんだな。

    それからこの合併はどちらかといえば国内インフラを整える目的が大きい。海外進出をしやすくするという目的もあるけれども、国営企業の海外への乱脈投資を取り締まり、国内インフラに集中投資を行なう方向に資金の流れを変えようと政府が舵を切った結果でもあるんだな。まだまだ中国は鉄道インフラが弱く「物流弱国」なんだ。それを改善したいので企業合併して車両を始めとする鉄道インフラの生産効率を上げようという事なんだね。これも習政権の推進する「経済自由化政策」の一環なんだな。

    それから企業合併をした以上は、リストラはほぼ不可避だ。どれだけの人間の首が切られる事やらね…。

  9. 日本の名無しさん より:

    ついこの前日本企業は中国の独占禁止法で罰金を払わせたよな
    これは大丈夫なの?

    1. 名無しさん より:

      どちらの企業も「公務員の天下り先」だからね。
      だからオーケーという事なんだろう…。

  10. もお より:

    中国詐欺商法は、もう使えない。中国がアメリカや日本をしのぐ国になるには、
    まず、法を守るという基礎概念から必要である。

  11. 日本の名無しさん より:

    鉄道メーカーと訳すんだけど、ドイツ語の原文だって鉄道会社って書いてないじゃん。
    合併するのは、別に良いじゃない。
    一番困るのはシーメンスだから。
    北車も南車もメインはシーメンスのパッチモンだったからね。

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