イギリスの経済が崩壊寸前だったことを知っていますか?
2008年10月20日、イギリスの銀行は経営の危機に陥り、政府によって資金援助を受けていました。その額はイギリスのGDP(国内総生産)に近い額だったといわれています。
その資金の大半はローンの形をとっており、はたしてそれがどれだけ返済されるのか、そして返済されなかったら国がその損失に耐えられるかは不透明でした。
当然イギリスのポンドの価値は下がります。2009年の1月には1ポンドに対して約$1.37(約140円)まで価値が落ち込みました。
しかし2014年6月に、1ポンドに対して$1.70(約170円)まで上昇しています。当面の危機を脱して、イギリスの経済は隣国フランスや他の経済危機に苦しんでいる国と比べて、好調であるという見方が専門家の間でも出ているようです。
ところが、このニュースを聞いたイギリス国民達から、疑惑の声が上がりました。
【参考URL】http://www.bbc.co.uk/news/business-27867219
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市場が金利の上昇を予測しているからポンドの価値が上がっている。予想が外れたらまた価値が下がる。いつものことだね。
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私の視点からすると勝っているようには感じないな。
6年前に比べたら我が家の経済状況はずっとよくないからね。家賃はどんどんあがる一方だし、お金は特定の人に集中しているように感じる。銀行の仕組みも同じままだ。
また以前と同じ苦しみを味わう時がすぐ来るんじゃないか不安だ。(イギリス人、男)
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アメリカの会社がたくさんのポンドを持っていて、ポンドの価値が上がっているときにドルを買えばたくさんの利益を出しているように見えるだろう。
つまりイギリスのGDPが好調なのは量的金融緩和政策のおかげであって、実際のイギリスの経済の調子は関わってないんじゃないか。
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イギリスは原材料となるものをたくさん輸入して加工する。だから輸入のコストが下がって販売価格もそれに比例しているんだ。
賢い製造業者なら、ポンドの価値の上下に関わらずに利益を出すことができるはずさ。農家などの一次生産者でない限りはね。
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経済が本当に立ち直っているか分からないよ。
イギリスのGDPの大半はロンドンに住んでるよく分からない連中がまかなっているんだろ?
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1ポンドの価値が$1.70にまで上がったことは経済の何を表わしているだろうって?
住宅バブルによって守られてるだけで、バブルがはじけたらまた一気に落ちていくだけなんじゃないかな?
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ポンドの価値があがったことで、イラクで起きている問題が原因で値段が高騰している原油価格がさらに悪くなることが予想されるとね。
いつものことじゃないか。何かを得たらその分他の何かの値段があがって、結局生活は全体的に楽にはならない。
特にエネルギー関連の企業は、値段を下げるべきときに下げてないくせに、あげる必要が出たら躊躇なくあげるからね。
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労働党のゴードン・ブラウンが俺達の年金を奪っていったせいで、2008年に俺の年金は合計で£58650(約1千万円)も減額された。6年経ってようやくその頃の額まで戻すことができた。
労働党にまた政権をとらせるわけにはいかない。せっかくここまで払ってきたのに、年金制度そのものが崩壊しちまう。
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為替相場の変動なんて、経済の持続性や回復についてほとんど何も教えてくれないのさ。
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ポンドが強くなっているのは、アメリカや他のヨーロッパ連合の国に比べてイギリスがまだマシな状態にあるからというだけじゃないでしょうか。
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スコットランドが独立したらポンドの価値は絶対下がる。油田を失って、スコットランドから「輸入」しなくてはいけなくなるからね。
もっとも、スコットランドはポンドに協力はするだろうね。そうでないとポンドの価値はあっというまに1ポンド$1.30(約130円)くらいに落ちてユーロと変わらなくなるからね。(英国人、男)
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1ポンドが$.170まで戻ったと聞いたときの俺の反応は「まだ$2(約200円)まで行ってないんだ」だったけど、まぁ$1.30よりはマシかな。
しかし経済は本当によくなっているのか?通貨の価値なんていつもあがったりさがったりしているじゃないか。
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ポンドは低調なユーロと比べて上昇気流に乗ってるのか?
それともこれは単にアメリカの借金まみれでもうどうにもならない状態で、そのせいで経済が立ち行かなくなってるから結果的にポンドがあがっているように見えるだけなのか?
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ポンドをアメリカドルとだけ比べて、経済が好調さを取り戻してるっていうのは間違ってる。そもそもアメリカドルの価値が下がっているんだよ。
たとえばポンドとスイスフランを比べてみれば分かるけど、1ポンド=1.53スイスフランだ。2008年の頃の水準はおろか、2年前の1ポンド=1.55スイスフランにも達してないんだよ。
エキサイトする理由なんてないのさ。
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イングランドのワールドカップ代表チームが予想通り惨敗したように、イギリスの経済もまったく変わってないよ。
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↑まぁ待てよ。確かにイングランドはイタリアにいつものように負けたけど、それでもワールドカップ代表チームとしては過去数回よりよいパフォーマンスをしていたよ。
結果が伴わなかっただけさ。若い選手には期待も持てた。イギリスの経済もきっとそんな感じさ。
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誰かぼくに、なんで石油の価格が下がってないか教えてくれないか?
全ての石油製品はドルで値段が決められている。ポンドの価格があがってより多くのドルがポンドで買えるようになったなら、つまりそれに応じて石油の価格も下がるはずだよね?
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どうやら様々な企業が、特に石油やエネルギー関連の企業がポンドがあがっても値段を変えることなくより多くの利益を得ているみたいだな。
最大の被害者はイギリス国民さ。政府は今こそ立ち上がってこの金の亡者どもに重税を貸してやれば、国にもお金が入って国民も喜んで一石二鳥だと思うぞ。
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原油価格はもう随分長いこと据え置かれてる気がするね。
新年や春先に供給が安定していた頃ですら値段が下がったのを見た覚えがないよ。
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ポンドの価値があがることで儲かる人がいる。ポンドの価値が下がることで儲かる人が居る。ビンゴやポーカーを通じて稼げる人もいる。
そのどれにも当てはまらないとしても、まぁ、宝くじがあたる可能性はゼロじゃないしね。
まとめ
長い不況を経験した彼らは、ポンドの好調さにも冷静で、若干悲観的にイギリスの経済状況を見守っているようです。
ユーロを導入せずポンドの価値を維持してきたイギリスの経済が今後どのように変動していくか、為替相場に今後も注目が集まりそうです。
リーマンショック前の水準には遠く及ばないし、7月半ばからポンド/ドルがずっと下落していて、独立投票が否決されても反発してないよ
今のイギリスは失業率がかなり低下しているし住宅価格も上昇しているのに、過小評価されてるのかな
サッチャーが国民の大半に恨まれてるんだよね。
サッチャーがいなければ英国という国は消滅してただろうね。
利上げするみたいだし若干回復するんじゃないかな
※3
それだけの大鉈を奮ったってことだね
なんだかんだで他国より打つ手があるってだけですでに優勢な気がするがね
もちろん一定のシェアをもっている英国だからこそのね