アメリカやヨーロッパをはじめ、多くの国で大流行のルームバンド(レインボールーム)、日本にも上陸しましたね!
このルームバンド、プラスチックの編み台(ルーム)にカラフルな輪ゴムをセットし、縫い針で引っ掛けながらアクセサリーやマスコットに編み上げていく、というもの。
ひと昔前に流行した‘リリアン’のような感じで、小さな子供でも簡単に作れるので、いまや学校でも大人気。
最近では英国キャサリン妃や、デービッド・ベッカム選手ほか、有名人がこのルームバンドを身につけているのが注目され、その人気はますます上昇。
いまやルームバンドは、ただの手作りアクセサリーではなくなり、英国では今年7月、ちょっとしたセンセーションを巻き起こしたのです。
ついに新聞のヘッドラインに登場!
“ルームバンドのドレス、170,100ポンドで落札”
ウェールズに住むある英国人女性は、このルームバンドおよそ2万個を使ってドレスを作り上げ、友人がインターネットオークションebayに載せました。入札価格は短時間で急上昇し、なんと170,100ポンド(およそ2900万円)で落札されたというのです!
このドレスを作ったK・バーナードさん、作業にかかった時間は3週間半、合計45時間で、ルームバンドの材料費は45ポンド費やしたそうです。コンピューターを持っていないバーナードさんの為に、オークションへの参加を助けたのは友人H・ライトさん。
「私達は50ポンドだったとしてもハッピーだったわ」
「私達はお金持ちじゃないけど、自分の生活に何の不満もありません。でもこのオークションの結果は、私達の財産を大きく変えるわ。自分たちのような人間には、こんな事決して起こらないのに。」
と二人とも、この莫大な落札価格を信じられない様子。
それでも、バーナードさんは「お金が入ったら、主人に車を買って、そして二人の娘を経済的に助けてやりたい」と、ライトさんは「息子の為に車と教習所の費用を払ってやりたい。残りは娘が18歳になるまでとっておくわ」、と夢を語った。
このニュースが英国のみならず海外の新聞のヘッドラインにもなり、大反響を呼んだ事は言うまでもありません。
当初の反応
「ルームバンド会社の芝居じゃない?うまくやったな。」(男性)
「この価格じゃ絶対実現は無理だね。冗談好きがオークションごっこを楽しんでるだけだよ。ようこそインターネットの世界へ。」
「この落札者は払わないね。価格を吊り上げるのがウイルスみたいに広まって、みんな冷やかしてるだけだよ。もしこんな金額本当に払う人がいたら…その人絶対どうかしてるって。」(男性)
「この落札者、過去6ヶ月に5回入札価格を撤回してるよ。今回が6回目になるだろう。」(社会人 男性)
その後、一週間して…
なんと、皮肉なことに、この否定的コメントを残した人たちの予想は、みごとに的中してしまいました!
ルームバンドドレス、170,000ポンド落札者、取り消す。再びオークションへ
今度はこのような見出しが、様々なニュースサイトに掲載されました。
英国サリー州に住むその“落札者”の女性が、自分の入札した金額は払えない、とライトさんとバーナードさんに伝えてきたというのです。
ぬか喜びさせられた上、大々的に報道された直後にこの始末。
二人は“支払う気も無いのに、オークションに参加するべきじゃない。”とショックを表していたそうですが、あるニュースサイトではこう書かれています。
「しかしながらライトさんは依然楽観的だ。二人とも、このオークションの’旋風’を楽しんだという。そして今後(再度オークションにかけて)50ポンド以上の入札価格なら、彼らにとっては賞金だと話している。」
この二人の女性、ライトさんとバーナードさんはポジティブな姿勢を保っているようですが…。
ネットオークションの常識?
このニュースを受けて、サイトのコメント欄では白熱した議論が繰り広げられています。
【参考URL】http://www.huffingtonpost.co.uk/2014/07/17/loom-band-dress-ebay-170k-sold_n_5594074.html
http://www.walesonline.co.uk/news/wales-news/170000-loom-band-dress-go-7587409
http://metro.co.uk/2014/07/23/winning-bidder-refuses-to-pay-170100-for-loom-band-dress-on-ebay-4807267/
http://www.express.co.uk/news/uk/490636/Loom-bands-dress-eBay-buyer-pulls-out
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私は買い手は現れないと思う。もしそれが150ポンドだったら、恐らく…それでも誰も実際にお金は払わないと思うよ。
皆せりを楽しんでるだけだったんだよ。
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入札には法的義務があるだろう。訴えてやれ。そいつが不動産を所有していたら、没収すればいい。
それに懲りて二度とやらないだろう。(男性)
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ebayオークションには法的拘束力はない。せりを楽しんでるだけの愚かな人達が、オークションサイトにはあふれてる。
法的拘束力があったとしたら、国中の裁判所がebayのトラブルメーカー達でごった返してるでしょう。(女性)
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え、じゃ弁護士たちが間違ってるな(男性)
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なあんだ、ショックだなあ。
僕は数ポンドの価値しかない輪ゴムに、誰かが本当に170,000ポンド払うんだと思ってたのに。(男性)
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オークションに参加した人は皆、もしせりで’落とした‘場合には法的義務が生じると告げられます。でもこれは実際には起こりません。ebayにはこの、いわゆる法律を守らせる力はないからです。
買う意図も無く、一日中コンピュータの前に座って、入札ごっこしている愚か者が沢山います。
…たとえ落札者が支払いを拒否しても誰も何もしてくれません。せいぜいその人のアカウントにマーカーが貼られるだけで、気づく人はいませんし、アカウントを閉鎖する事もありますが、それもごくまれです。
結局は時間の無駄ですね。(女性)
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今ebayでは、ルームバンド製のドレスにハンドバッグ、スカーフとか、ありとあらゆるものが登場してるよ。
輪ゴムで作ったドレスに170,000ポンドものお金を払う人がいると、実際信じる人がいるって事だね。
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ebayを全面的に責めるのはフェアじゃないな。オークションの結果には法的拘束力はあるけれど、法的手段をとるかどうかは売り手次第だ。
…それにしても、この輪ゴムコレクションが、あんな巨額のオファーを受ける事自体おかしなことなんだから、真に受けるべきではなかったんだよ。
小額訴訟を扱う裁判所でもこの額では取り扱われないし、別の法的手段をとるったってケタ外れな費用がかかるし、ただの笑い種になってしまうのが落ちだね。(男性)
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この人達、本当に誰かがあんな大金払うと信じるほど馬鹿だったのかね?高望みして、せいぜい10ポンドでしょ。
常識のかけらもない人がいるもんだな。
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なんか気の毒だわ。もう少し売り手を保護する手段が必要だと思う。入札者の支払い能力を確かめるべき。
誰か、優しい人とか有名人が、このドレスを買ってくれるといいなと思います。
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話がうますぎると思ってた。(女性)
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驚かないね。
売り買いがちゃんと終了して、銀行にお金が入るまで、この人達は黙ってるべきだったんじゃないの?
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この種の、くだらないアイテムに巨額の入札をするのはペテン師に決まってるでしょ。
支払い義務を施行させるのは無理よ。(女性)
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こんなのニュースと言えないね。
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それはゴールドのようなもの。買い手がいくら払う用意があるかで価値が決まる。
つまり、あのドレスに170,000ポンドの価値はなかったって事だ。
まとめ
皆さん厳しくも、現実を突いたコメントばかりですね。
確かに、うますぎる話と思いながらも、このニュースで一瞬夢をシェアした人々も少なくなかったはずです。
私自身も、今時面白いニュースだと進展を見守ってた一人ですが、このオークションの結果のニュースを聞き、女性たちに同情しつつも、インターネット時代に生きる私達への教訓を含んでいるように感じました。
夢のような話に踊らされて一喜一憂するだけならまだ良いですが、取り返しのつかない事になってしまう場合もありますからね。
ドレスの写真ないからよくわからん
手間は凄いなw
でも、欲しくなかったwww
これ、美容院に腕輪型がたくさん容器に入れられてて
店員が店長がハマっていっぱい作ってるんですよーとか言ってきたけど
ミサンガみたい、どうせ一過性のものですぐブーム終わりそうとしか思えないもので
リアクションが苦笑いになってしまった。
写真ぐらいつけて
視覚的に判断できない
ファンルームってやつかな?
下の娘(小6)の学校でもジワジワ来てるらしい
シノラーが出てきた頃生まれた世代?(てけとーw