「給料がこんなに高いのに、まだ安いというか!」
「給料は少なくても、他の収入が多かったり、福利厚生などおおいでしょう」
これは、中国のインターネット上で公務員の給料に対して言われる言葉です。
中国では、公務員の人気は高く毎年数多くの人が公務員試験を受けます。そして人気の部署であればやはりコネがなくては配属されないとも言います。そして、給料に対しては上記のように言われるのをよく聞きます。
そんな中、下級公務員が、自分たちの境遇をネット上で公開しました。その記事と、それに対する他の人の反応をご紹介します。
ある国家公務員の一人は、仕事をして十何年、今の給料は毎月手元に入るのは5700元だという。
2012年度北京市の一般の人の給料平均は8万5000円程(5223元)。これは手元にはいる収入とは違う。税が引かれる前の給料統計だ。
そうだとしても5700元というのは、あまりに高い給料とも言えない。
しかし、彼は北京での家の高騰を心配しなくてもいい。彼は、仕事を始めたのが早いので、家の経済的援助という名目で2度安くて家を買う特別な機会があった。
(公務員は、安くて家が買えると言う特典があり、今でも少なからずそのような特典がある人もいる)
しかし、現在でも国家公務員の3分の2はそのような家がないか、もしくは十分な広さの家がない。
1998年から、改革でそのような特別な機会は少なくなっていった。
しかし公務員の有利な点はそれだけではない。彼らは年金を控除されることはない。しかし、退職してからもらえる金額は、一般の企業よりも高い。
東北の公務員:月収2400元
公務員の給料は基本給、特別手当、助成金、奨励金を含む。公務員は、辺鄙な所の配属であれば、特別手当が出、部署によっても特別手当がでる。住宅や医療手当もでるし、定期的な審査で優秀だと求められれば、奨励金ももらえる。
また、食事代の助成、交通費、電話代の特別手当なども出る。
【参考URL】http://finance.huanqiu.com/china/2014-04/4971387.html
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一般社会の企業の人の給料は、保険や年金などを含む。手元に残るのはだいたい75%。公務員はこういったものがいらない。それに、公務員は何年かすればなんらかの長になり、自分の財産がある。
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給料が少ないと思うなら、辞めたらいい。毎年どれだけの人が公務員試験を受けて公務員になりたいと思っていることか。
企業の収入がいくらか知ってるのか?最もがまんできないのが、在職中給料が高いのはともかく、退職後も企業で働いていた人の何倍ももらうことだ。国の政策は、自分たちのためのものだ。
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私たちの国の腐敗は、すでに社会全体の道徳腐敗に至っている。国の向上心は日ごとに低下している。貧富の差はどんどん大きくなり、社会全体の腐敗につながっている。
たとえある日、外から敵が侵入してきても誰が喜んでこれらの貪欲な政府役人のために命をなげうつだろうか。
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公務員がどれだけ給料をもらっているか重要でない。彼らは何の仕事をしているというのだ。彼らの体型を見よ。あんなに太って。彼らは社会の上層部。
私たち下層部は住む家さえない。ほんのちょっとの給料でなんとか家族を養う。どこでも、多くのこういった上層部を養わなければならない。多くの貧乏人ではもうこれらの人を養いきれない。
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国家公務員部長が月収5700元。自分の家庭の財産を公開できるか?彼の財産は彼の収入に見合っているというのか?こんなに安い給料、喜んで公務員をするだろうか?
背後の理由について改めて考えてみよう。
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公務員の給料を公開したって?なぜ自分たちの福利、特別手当、医療手当などを公開しない?中国の公務員は実際の収入のわずかでしかない。
毎年公務員試験に合格するには、大学に入るより難しい。公務員というのは、金を作る機械と一緒だ。
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公務員も生活しなければならない。だから給料が上がってもいい。でも、グレーゾーンの収入を清算すべきだ。そしてサービスも、給料に見合ったものにすべきだ。
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→問題はだれが、清算するかだ。公務員のグレーゾーンの収入を清算するのも公務員。それなら、いったい徹底的に明らかにできるだろうか。
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どうして農民の給料は低いとだれも言わないのか?農民はみんな赤字状態だ。
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いつも、一般市民の中の高い給料と公務員の中の低い給料を比べる。だれもが知っていることだが、高い給料をもらっているのは、中国でもほんの一握りの人だけだ。ほとんどの人の給料は低い。
僻地、農村部の下級公務員の給料が低いことは否定しない。でもそれは都市圏の公務員の給料が安いということではない。
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こんな報道して意味があるか?みんなもうこんな記事には麻痺してしまった。
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→麻痺したと言っても、真相をすべて知っているということではないだろう。
まとめ
公務員という仕事に人気がある一方、公務員が腐敗しているという国民の意識は根強いものがあるようで、公務員の給料に対してもほとんどが批判的なものです。
実際、福利など厚遇されているものも多く、給料という数字だけを見て、公務員の仕事を判断することもできそうにありません。
中国では、やはり公務員は特別なもののようです。