これは、まだアメリカが自由とチャンスの国であるということを証明する話かもしれません。
クリスチャン・ジョージは1990年代に共産主義に傾倒したルーマニアからアメリカにやってきました。当時の彼は英語をほとんど話せずお金も$26(約2600円)しかなかったため、ホステルに泊まりつつ、リムジンの運転手をやりながら生計を立てていました。
しかし今では彼は自分で立ち上げた4つ目の会社に力を注いでいます。これまでの会社は全て売却し、3つ目の会社であるアウトルックソフトを$500,000,000(約500億円)で売却していたのです。
彼の職歴はルーマニアに遡ります。クリスチャンはレコードを売りながら、ピンクフロイドなどを聞きつつ英語を勉強していたそうです。
そしてお金が貯まるとパソコンを購入しました。パソコンにインストールされていたゲームをハッキングして独学でパソコン言語を勉強し、コンピューターサイエンスと機械工学の修士を修めた後にアメリカに渡りました。
けれども、彼の学歴はアメリカでは認められませんでした。
そしてリムジンの運転手として働いているうち、彼のキャリアを手助けしてくれるアンドリュー・サックスに出会ったのです。サックスはクリスチャンを彼のソフトウェア会社で雇用し、共に新しい会社を作るに至ったのです。
以降、彼は会社を育て、売却してはしばらくその会社で採鉱技術責任者を務めるとまた新しい会社を立ち上げることを繰り返し、現在に至っています。
逆境にくじけず成功したクリスチャンの話がニュースで取り上げられると、彼の経歴に対する驚きと困惑に満ちた様々なコメントが寄せられました。
【参考URL】http://www.businessinsider.com/christian-gheorghe-rags-to-riches-story-2014-5
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生粋のアメリカ人はあまりにもバカでめんどくさがりだから、彼のようになるのは無理なのさ。そうだろう?
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彼は別に特別な存在じゃないよ。普通の男が技術者になった、それだけのことさ。
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ちょっと待ってくれ。そもそも彼はどうやってリムジンの運転手という仕事なんかで就労ビザを取得できたんだ?
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↑どうだろうね。もしかしたら普通に移民申請したのかもしれないし、共産主義のルーマニアから亡命申請をしたのかもしれない。
いずれにせよ、彼が一次的なビザを持ってアメリカにやってきたわけではないのは確かさ。
(英国人)
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いったいどうすればこの男みたいに成功できるんだ? 誰か教えてくれよ。
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↑私は75歳だから自分の経験を全てコメント欄に書き連ねるなんてことは到底できないが、アドバイスなら送れるよ。
成功する方法なんていろいろあるけど、教室で学ぶよりは自分の周りにいる人間から学べるだろう。多くの人は自分の知識を喜んで披露してくれるよ。
もし君が本当に心から知りたいという態度を示せばね。私が知ってる最も成功した部類の人たちは、他の人たちの成功を手助けするのが大好きだよ。
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実にうさんくさい記事だな。彼のlinkedinのプロフィールにはブカレスト大学でコンピューターサイエンスと機械工学の修士を修めたってあるぞ。
アメリカはチャンスがたくさんある国だし、移民の多くが素晴らしい業績を残してる事も事実だけれど、リムジンの運転手から最高技術責任者だって?
リムジンの運転手を悪く言ってるつもりはないけど、話がとっぴ過ぎるように思うよ。
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↑悪魔は細部に宿るっていうだろ。
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悪いけど、この記事に出てくる奴は俺の個人的な親友なんだ。彼は立派な男で、とても勤勉で、そしてとても優秀なビジネスマンだよ。
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彼が会社を作ったんじゃない。マイケル・ムーアが映画で言ったように、お金を稼ぐ人間はお金のある場所に生まれるのさ。
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こういうバカらしい話にはもううんざりだよ。僕の経験からすれば、成功を語る奴らの大半は正直には話してない。色々盛って美談にしたてあげてるのさ。
問題は純粋な子がこういう話を読んで奇跡だ、素晴らしいともてはやす事だ。
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こういった類のうそ臭い話にはヘドが出るね。特に、$5だか$26だかを持って国にやってきたってタイプの話はね。
なるほどね、つまり彼は大学院を卒業し、アメリカへの飛行機代も賄えたのにたったそれっぽっちを持ってやってきたって言うのかい?住むあても食べ物を買うお金もないままに?
それがどれだけ間抜けな話に聞こえるか分からないのか。
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経験がある奴なら分かるだろうけど、別の国に移住するってのはそう簡単な話じゃない。
準備や手続きなどで最長で一年はかかるよ。
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もし彼が本当に$26しかなかったのなら、そもそもどうやって運転免許証を取得したんだ?
90年代だってそれっぽちの金じゃ運転も習えないし免許も発行してもらえないだろ。
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↑一体どんな間抜けが大量の紙幣を持ってアメリカに移住してくるって言うんだ?
俺はついさっきヨーロッパ出張から戻ったばかりだけれど、50ユーロ(約7000円)と2枚のクレジットカード、それに1枚の銀行カードにipadと携帯しか持って帰ってこなかったよ。
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亡命する人たちは飛行機や船にただで乗せてもらえるようになっていたんだよ。アメリカについてからは、就職を支援する団体が彼らに仕事を紹介していたのさ。
似たような境遇にいたほかの移民たちから聞いた話だよ、これ。
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また一人誰かが成功した。人類にとっていいニュースだね。
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きっと移住してきた時にいい仲間に恵まれたんだろう。
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わが国が今でもたくさんの人たちにチャンスを与えていて、そしてそれを掴んだ移民たちがこの国の技術を発展させてくれていると伝えてくれた素晴らしい話だな。
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↑まったくその通りだよ。チャンスが与えられたのさ。凄腕のハッカーにね!
クリスチャンの話を信じない人が多くいるようです。そこで、にはルーマニア人からの投稿もあったので、彼らのコメントから移民やルーマニア人の実態を見ていくことにしましょう。
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彼はハッカーで、コンピューターサイエンスを勉強したんだ。
当時のアメリカで彼の学歴が認められたかどうかは関係ない。ルーマニアではハッキングの文化が根強く残ってるよ。俺たちはだいたい何でもハッキングするね。何もおおげさな事じゃないし、それで世界を変えられるわけでもないけど、やるんだよ。
ハッキングの文化はインターネットに繋がるようになった頃から始まったんだ。
当時インターネット回線はすごく遅くて繋がるのにも時間がかかったけれど、俺たちはできるだけ早く、そして安く繋がりたかったんだ。
大きなプロバイダーがやってくる前に自分たちで資金を出し合って高速回線を引いたんだ。
大学に行く事もなく学位を取得することなく俺たちはネットワークを改善する方法をどんどん見つけ出し、すぐに大手プロバイダーですら俺たちには太刀打ちできなくなった。
彼らはインターネット回線の速度を大幅に向上し、接続料金を大幅にカットしなくちゃいけなくなったんだ。
結果として、現在のルーマニアでは高速回線が月額10ユーロ(約1400円)で利用できるようになった。ルーマニアは日本、韓国、北京に続いて世界で4番目にインターネットが早い国になったんだ。
人は必要に迫られてハッカーになるのさ。
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俺は$400(約4万円)だけ持って18の時にアメリカに移住したから、彼の最初の頃のことはなんとなく想像つくよ。
彼は多分最初は知り合いのアパートメントに住ませてもらいながら違法に働いていたんだろう。
違法に働くなんて移民にとってはよくあることさ。お金が充分にたまったらビザや免許の問題なんかを解決したんだろう。
だから俺は$26しか持ってなかったことはそれほど驚かないよ。いまだにそういう状況下で移住してくるやつらによく出くわすからね。
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ちゃんと読めば、彼が海賊版のレコードを売って生計を立て、ゲームをハッキングして勉強したことが分かるだろう。彼の全ての行動はハッキングが基本になってるのさ。
まとめ
どうやらルーマニアはハッキング大国だったようです。この環境がクリスチャンを育み、アメリカでの成功に至ったのかもしれませんね。
>採鉱技術責任者
言い得て妙、ナイス誤変換w
>パソコンにインストールされていたゲームをハッキングして独学でパソコン言語を勉強し<
そういうのはハッキングとは言わんです。
普通にソフトの中身のプログラム見てるだけですがな。
こういう成功例っていいんだけど、なんというか、成功していない、金持ちでないのはお前の努力不足って言い含められてる気分になるんだよなぁ。俺だけなんだろうけど。
姉の親友は、ニュージーランドから一人で日本に来て、始めは足立区だか葛飾区だかの小学校の英語の先生をしながら安アパートに住んでたけど、今では六本木ヒルズに住む国際弁護士だよ。
ニュージーランドの両親も自分も元々弁護士で実家は豪邸だけど。
よく、外国人英語教師をバカにしたコメントを見るけど、元々才能も経験もあって、ただ日本にコネクションがないからしばらく英語教師をしている外人も結構いるんだよ。
※3
気がするだけで言っていない。
こういう話を例に出して非成功者を批判するやつは確かに沢山いるがな。
運もある。(運も実力の内とかいう無理矢理理論者は否定するだろうが。)
白黒つけた話をするためだけに
運も実力の内を正当化する人間は多い。
じゃないと白黒つかないからな。
だが実際は
「運は運でしかない。それ以上でもそれ以下でもない。」