お金持ちに生まれたらどんな人生になってていたのかな?とたまーに考えてしまう。
ちなみに私のステータスは、東北の田舎の生まれで田んぼや畑に囲まれて、町に一つしか無い小学校から高校まで通い、18歳までそこで育つ。
その後東京に大学進学し卒業し、一般企業に就職…というなんともない人生を送ってきた。
例えば、もし私の親が社長だったら。
通っていた学校は間違いなく、私立のエスカレーター式の有名な学校で、受験戦争にまきこまれる事無くそのまま有名大学に進学、そして有名企業に就職。
いやー羨ましい話だ。
でもふと考えた。金持ちの中にもさらにランクがあるという事を。
さっき書き連ねた、金持ちに生まれた未来予想図はもしかしたら、金持ちの最低ランクに値しているかも知れない。いやきっとそうだ。
この世の中には、社長よりももっとお金を持っている人が存在する。
例えば、産油国家の長。サウジアラビアの国王である。
たまたま海外のサイトで読んだ、サウジアラビアの新国王についてのニュースを読んでぶったまげた。そのお金の使い方だ。
国王就任を記念して、国王が自分の国の民に、臨時収入としてお金をプレゼントしまくったというのである。
ああ、サウジアラビアに生を受けていたら、親が社長でなくても、私の描いた未来予想図が叶える事が出来たのではないかとすら思った。
ではいったいどのくらいのお金が臨時収入として国民に配られたのだろうか?
私が読んだその海外のニュースを紹介したいと思う。
祝!新国王誕生!
サウジアラビアの国王はどのように国民を喜ばせるかを心得ている。
彼は国民にポンッとプレゼントを与えた。100万人いる国家公務員に対して、臨時収入を与えたのである。
その新しい国王サルマンが配った額は、約4億円。これはリトランドのGDPに匹敵する額である。
さらに国王からのビッグプレゼント
この情報はリアドの湾地域で営まれている投資会社Ashmore Groupを率いているエコノミストからの報告であり、さらに新国王は、スポーツ界、文化界、産業界など様々な分野に助成金としてお金を贈ったそうだ。
全ての公務員、軍人、年金受給者、国から助成金を受けて勉学に励んでいる学生全員が、ボーナスを受け取った。
その受け取ったボーナスの額は、一般的な月々の給料の2倍に匹敵する。
先代の国王も同じことしてた!
実はこういったプレゼントは初めての事では無い。
先代の国王は2015年の1月に亡くなったのだが、彼もまた生前同じような振る舞いをした。
彼が2005年に国王として就任したとき、公務員の給料を15%あげたのだ。
また2011年に海外での入院生活から帰ってきた後、彼の全快に国民全員は歓声をあげた。
というのも、退院祝いに全公務員に月収相当のボーナスを配ったからである。
一般のサウジアラビアの人の暮らし
サウジアラビアでは電気、水、ガソリン、全てが助成金によって援助されている。
そしてサウジアラビア国民の半分以上が労働適齢で国家公務員として雇われている。
平均月収は約30万円。これに加えて残業代も発生し、さらには住居代、ラマダン(断食期間)代というのも発生する。
新国王のボーナスを手にした月は、約100万円が給料として公務員に支払われたということになる。
それでもある…国が抱える闇
多くの民が国から多くのお金を受け取って幸せな生活を送っている。
しかしこの国は絶対君主制国家である。つまり国民には政治の参加権が存在しない。
それによって彼らは、国民主権を請求する考えが思い浮かぶ事が出来なくなっている。それもそのはず、そういった兆候が現れようものなら、国王はお金で彼らを静まらせるのだ。
そしてこの国は、世界で石油価格の低下を引き起こして、その結果国庫に流れるお金が少なくなった。
サウジアラビア政府はまだまだ自由に使える富を持っている。
しかし今回の特別収入の配布で国の財政の半分を使ったと言われている。
一般的に考えて、このサウジアラビアの新しい国王は一刻も早くリフォームを導入しなければいけないだろう。
長期にサウジアラビアの裕福さを維持する為には、国の経済を多様化しなければいけない。
ボーナスの歓喜で溢れているサウジアラビアの中で、誰1人として自由の権利の要求を叫ぶものは居なかったとう事実を考えなければいけない。
読んでみてなんともまあ…という感想をもった。
お金を持っているからといって、全ての権利が当然のようにあるという訳は当然ない。
このニュースを読んで海外の人はどのようなリアクションをしたのか、非常に気になる所。
ニュースに寄せられていたコメントを一部抜粋して紹介したいと思う。
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誰がこんな利益を受けているのだい??
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しかしこの国は将来に対してなにも投資していない。
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おまけにほとんどの外国人労働者が搾取されているという事実。
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プレゼント!?それは国の国庫で、どうして国民の一部になりうる?
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国王はただただルールを固くし、誰も民主主義と人権のアイディアを持たない。
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君主制のメリット。
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彼は前任者と違い、一回の支払いだけを行った。給料の15%上昇をプレゼントする事は非常に問題。
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給与のプレゼントはリフォームじゃない。もっと根本的な事だ。
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このような行動は、イニシアチブや創造性、革新性を損なう可能性がある。
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国民はお金で静かになる。なんて話だ。
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↑ 我が国にも是非投入してもらいたい制度である。
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人は削減で国民を鼓舞する事が出来ない。つまり政府の方針が変わった時が全てだ。
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もう少し自制をしてくださいよ!
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サウジアラビアはドイツよりも17年早く誕生していて、1000年前から豊かな国として存在していた国。それは分かるけど、私はドイツと欧州に未来を感じる。
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こんなものは何の意味を持たない。
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自由の権利とお金。非常に難しい問題だ。一生迷うだろうよ。
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このような追加収入は何の効果を持たないとおもうよ。
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すくなくともこの国はもってあと10年の国だろうよ。
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どうやったら私はこの国王からプレゼントを貰う事が出来るのだろう!!
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サウジアラビアは唯一絶対君主制だけの国ではない。
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このような話が未だ存在するなんてなんだか残念だ。恥ずかしいな。
明るい未来はあるのか?
コメントにもあった、もってあと10年の国。
石油価格の低下とそれに対抗する新しいエネルギー源。
もしかしたら世界有数の富豪な国家がいつか地に落ちる可能性があるかも知れない。
我々の社会から見てこんなにも現実離れした話が実際に行われているなんて、絶対どこかで無理が生じる筈だ。
政策の転換が行われたとき、国民がどのような態度を示すのか非常に気になる所である。
それにしても沢山のお金と自由の権利。どちらも手にする事は難しい事を知ってしまった…。
【参考URL】http://www.spiegel.de/politik/ausland/saudi-arabien-koenig-salman-verschenkt-28-milliarden-euro-a-1019493.html
タイトル見て一瞬めっちゃいいじゃ~んと思ったけど、たしかにめちゃくちゃだな!いつまでこういう方針を貫くのか、いつまで続くのかは見ものだね。ポケットマネーで何億かくれないかな???
中東の殆どの国はそう遠くない未来に大混乱に見舞われる。
リン鉱石が枯渇したがために貧弱国家となった国があったなぁ
資源国家にとったは明日は我が身となるのだろうか…
明日のナウルやね
そんなサウジアラビアは今日から元気にイエメンに空爆を再開したのであった。
1人4億じゃないよね?
全体で4億?
自分も単位や額がわからない。
臨時ボーナスを含む100万円給料の半分だから50万円?
サウジの国民がおよそ1900万人だから、公務員が国民の半分以上ならざっくりと1000万人弱?
1000万人弱×50万円でおよそ4兆円?
本文中の4億円が4兆円の間違いで、100万人の公務員が1000万人訂正でいいのかな?
何を正にするかで色々と変わってくるけど、そもそも自分の推理が全然違っているかも・・
今のところ資源大国はだいだいこんな感じですね
一般の国民が政治参加するのが良い事で当たり前のように
西側諸国では言われているけど決してそうではないと思うんだよね
だからといって未来永劫聡明な君主が誕生する保証なんかないし
専制政治のほうが良いとも思えないけど
>>8
他国が国体の変更を迫るのは筋違い。その国の革命勢力を
支援するのも筋違い。アメリカやヨーロッパのようにね。
いろんなとこで国同士が繋がりすぎなんだよ。
むしろサウジの問題は長命化による初代国王の子と孫の世代の王族の高齢化問題。
直系継承ではなく「まずは弟に継承」なので、即位時年齢がドンドン上がっている。
これ以上いくと、認知症や在位期間の極端な短期化の問題が起きる。
なにせ、初代が数十人の子持ちでさらにその孫の世代だと数百人いる(当然、子供より年上の孫世代もいるわけで)
国王に独裁権があるのに、認知症になったりコロコロ代替わりするようになるとどうなるか…わかるよな?