日本人は貯金が大好き、世界有数の貯金国家だと言われていますね。そんな日本人にとって、できるだけ多くのお金を貯蓄に回したり老後の蓄えに励むことは美徳ともされています。
一方、海外の多くの国では貯金という言葉は誰のもの、という風潮で、あればあっただけ使う、人によっては日払いでその日稼いだお金はその日に使ってしまう、お金を貯めるよりはモノを買って保管する…という、貯金に対する考え方が日本人とだいぶ違います。
その文化は陽気なイメージの強いラテンアメリカでは特にその風潮が強く、家を買うのも商売を始めるのも、ほぼ全員が頭金なし、もしくはわずかな頭金であとは分割払い。貯金を使って大きな買い物をするということもほとんどありません。
そのことに危機感を感じたメキシコの銀行関係の消費者センターCONDUSEFという政府の組織が次のような提案をしました。
なんとなく納得、というか筆者は当たり前のような気がしてしまいました。皆さんも子供の頃、またはご自分のお子さんに絵本を読み聞かせするなどして、教訓を子どもに教えるという経験をされたことがあるのではないでしょうか。
「アリとキリギリス」を筆頭にイソップ物語、アンデルセンの童話など子供の読み物の多くは教訓が含まれていて、働くこと、お金を大切にして貯めること、などを教えられるものが多くあります。
しかし貯金や読み聞かせの文化が全くないメキシコ人には、読み聞かせをすること、さらにその際、教訓を教えるということまで教えてあげなければなりません。
「Proteja su Dinero(お金を守る)」という雑誌の4月号は、貯金の大切さを教えるときは、簡単なテーマ、親しみやすい童話を選ぶとよいと助言している。
子供がよく理解できないときは説明を加える。話し方、小道具を使う、あまり長くない童話を選ぶ、質問と答えで子供を飽きさせない、といったことが大切である。
また、家庭にある身近なものを使って親がお金を管理している手本を見せることが大切です。例えばクレジットカードを使い明細を見直す、銀行に連れて行く、などして、時間を取って教えるべき。
なるほど。原点に返って子どもに童話やお手本を通して貯金の大切さを教えてあげたいですね…と、思ったのは日本人だけのようです。
この記事に対して大変な量のコメントが集まり、ほとんどが否定的、批判的なコメントを残しています。
【参考URL】http://noticiasmvs.com/#!/noticias/promueve-condusef-cultura-del-ahorro-en-ninos-a-traves-de-los-cuentos-455.html
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親がようやくなんとか食べている生活してるのに、子供が貯金なんてできるわけがない。バカらしい。どこから貯金するの、どこから出すの。
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貯金は、良い従業員が得る、良い給料の結果だ。(メキシコにはそんな従業員も、そんな給料体系もないと言いたい)
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No,No,No,メキシコ政府の手口に乗るなベイビィちゃん、オムツまで搾り取られるぞ。
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お金をいっぱい持ってると税務署から目をつけられるぞ。そんなことになる前に服とかおもちゃ買っといたほうがいいって。
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貯金貯金って、うちの妻みたいなこと言うんだな。だけど管理するほどのお金がないんだから、どうやって管理すればいいんだよ。
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ちょっと今月生活費が厳しくて、息子が貯金してた500ペソを借りるハメになって助かった…と思ったら結果、利子つけて返すことになったよ、銀行と同じ。
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いい考えだ、年寄りの年金から赤ん坊の貯金まで全国民から集めて銀行のものにできる。
大卒とか留学とかまでして勉強した結果、こんな非生産的な組織に勤めて、助けるどころか国民のためにならない助言ばっかりしやがってなに勉強してるの。
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子供やまだ生まれてない子供たちにこういう教育して貯金させて、将来、今かさんでいる国債を払わせる気なんだ。政府の政策だ、いい感じだね。
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18歳になったらいきなり税金を払う事になってしまうだけだ、ははは。
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貯金の習慣がついて国の景気が良くなるなら、まっ、いいんじゃないの(そんなことで景気が良くなるとは思っていないけど)
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銀行の利子がちょびっとで、インフレの上昇率より下なのに、貯金にならないじゃん(現物を買って保持したほうがいい)
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一瞬、いい考えじゃん、って思ったけど、ほんと一瞬だった。
まとめ
貯金するのが当たり前だと思っている日本人には、貯金を促進する政府の政策に否定的な反応に少し驚かされるかもしれません。しかしこれは、預かったお金をきちんと管理しない銀行への不信、銀行と裏で繋がっている政府への不信の結果でもあるようです。
私たちも貯金、貯金と教えられてきたけれど、それは銀行や国のためになる策略だったのでは…などと、一瞬考えてしまいました。
何もかも懐疑的になるのはよくありませんが、こうやって外国人の考え方や外国で実際に起きている不正などを知ることで、自分の身を守ることにもつながるかも、しれませんよ。
日本と日本人は貯金できるくらいには銀行や政府が安定している、ってことか。
まずここから日本人は感謝すべき…なのか?
メキシコ人めっちゃ怒ってますやん
※1
感謝すべきではない、当然のことなんだから
かわいそうなことにメキシコでは当然ではないみたいだけど
言われてみれば日本人って貯金はするけど備蓄はしないよなぁ
貯金は無いほうが経済は回るんだよね
ゴミの問題さえなんとかなれば大量消費社会が最大の景気回復になる
あと減税
日本は貯金しないと老後生きていけないからな
最終手段生活保護はそうそう認めらないし
年金だけで暮らせればいいんだがな
インフレ率高ければそりゃ貯金せず投資するわなー
メキシコは今は3〜4%で落ち着いてるけどほんの10数年前まで10〜30%の年も多々。
一方、日本はマイナスの年が連続し低すぎて不健全だから、インフレ率引き上げようと必死。
貯蓄の観念が違って当たり前だよ。
麻薬ディーラーは尻拭くのも札で拭いてそうなイメージあるんだけど
貯金しすぎなのも問題w
経済が回らんからな
日本人の貯金は国が使っているからな
通貨の価値が無いからな
貯金してる間に、ドンドン価値が下落しちゃうしw
やるんなら、地金に交換して保存とかじゃね?w
海外だと銀行が倒産とかあるからな
日本と同じ感覚でいるな
確かに通貨に信用無ければ貯金しちゃ駄目だよな。
大原部長が両津勘吉に紙芝居で説くみたいだなw
老後と子供の心配さえしなくていいなら、俺だって貯金なんかせずに経済回してやるけども…