世界一の長寿国日本にとって、「年金」は常に人々の関心を集めています。
「◯◯年後、いったいいくらもらえるのだろう…?」
「それで生活ができるのだろうか?」
「いや、きっとできないだろう…」
「せめて何歳まで生きるか先に分かればいいのに・・・」
これは個人的なわたしの心の声です。
そんな心配を抱えているのは日本人だけじゃないんだ…ということがイギリスで行われたある調査から分かりました。
しかし、退職後も仕事を続けなければならない状況にありながら、それを前向きに明るく考えようとしている姿勢も見られます。
先進国で、年金制度も日本と似ていると言われているイギリス。
お互いにがんばりましょう!と声を掛け合いたいところです。
人生はまだまだこれから!退職後も楽しくお仕事、続けられる?
「今年、退職する人々のうち四分の一が、退職を遅らせるか、仕事を続けようと決心している。」と大手保険会社プルデンシャルは言っています。
主な理由としては、精神的にも肉体的にも続けられる状態である、というものと同時に、経済的な理由から必要に迫られて…という人も多いようです。
退職が予定されている1,000人を含んだ7,600人の調査で、退職を徐々にすすめていこうと考えている人が、退職を遅らせなければならないと感じている、と多く回答しました。
また、5分の1の人がまだ仕事を辞める準備はできていないと言います。この数字は2011年から変わっていません。
新年金制度の導入で、自身の財政計画を見直す必要があると考える人も多いです。
プルデンシャルのStan氏は「そうは言いながらも、人々の退職に対する態度はだんだん楽観的になっています。」と語っています。
「60か65で仕事をやめて年金生活者になるという、みんなが抱いているイメージはもう過去の物です。人々はフルタイムでもパートタイムでも働けるチャンスを魅力的なこととして考えています。
年金資金を増やすとか健康を維持するとか刺激的な生活を送るとかなんかね。」
年金大臣のSteve氏はこう語ります。「労働市場の統計表は変わりました。雇い主は年配者の大きな可能性と経験に魅力を感じ始めています。」
政府としても対策をとっているようで、心地よく働けるように権利を延長したり、元々設定された退職年齢を廃止することによって、年齢による差別について取り組んでいます。
そして、年配者が退職後も働けるようにサポートを増やしています。
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僕は今26歳だけど、もし充分なお金を持っていたらきっとすぐ退職しているよ。
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健康だと感じていたいから仕事を続ける、なんて意味があるのだろうか。退職をもっと楽しめばいいのに。
一旦病気になったら決して元には戻れないんだよ。今までしたくても時間がなくてできなかったことやのんびりすることとかね。お金だけが優先されるべきことじゃないよ。
わたしは早期退職したから、ちょっと退職金が多かったんだ。それでフランスに移った。ばか高いイギリスの家賃と比べたら安かったからね。
後悔はしてない。仕事をしていたときに一生懸命働いたから。今はやりたいことをしているよ。
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わたしは健康でいるかぎり仕事を続けたいと思っている。働きながらでもたくさん旅行はできるし、退職しなくても人生を楽しむことはできる。
父が退職したときのことを覚えているけど、決してまた同じような生活はできないんだから。
わたしたちは人それぞれみんな違う。働きたい人にはチャンスを与えて、そうでなければ退職すればいい。
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わたしは退職を恐れていたけど、今は全然後悔していないよ。野心と新しい発想のある若い人たちに仕事を譲りなさいよ。
意外かもしれないけど、働くのだってコストがかかることなんだから。
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↑ 野心と新しい発想のある若者は自分で仕事を見つけられるよ、きっと。
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↑ 仕事の必要性と年齢は関係がないんじゃないかな。能力と技術力もね。体力は多少影響があるかもしれないけど…
年をとっているだけで不利になるのは公平じゃないけど、だからといって有利になるのも公平じゃない。
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年配者の多くはまだ働いている。わたしたちの国の年金では不十分だからだ。個人年金も手当は薄い。仕事をやめたら、以前のような役職やお金の稼げる仕事には戻れない。
加えて1978年に追加年金が始まったから、69年から70年に働いていた女性には60歳で退職する権利がない。少なくとも8,9年は引かれて計算される。
働き続ける以外に選択はないのよ。
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イギリスで退職金だけで生活するなんて不可能だよ。だからわたしは全てを売っぱらってブルガリアに引っ越したんだ。
ここなら年金で充分暮らしていけるし、さびしくなったら家族や友だちに会いにすぐ戻れる。
ただ、観光地から離れたところに住んだほうがいい。ブルガリアでも観光地は物価は高いからね。
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南アフリカでも安く生活できるよ。ただ、友だちや家族と頻繁には会えなくなるけどね。
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年金だけで生活するということはイコール貧乏人になるということだ。
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自分は退職できて最高にうれしいけどな。オフィスの女たちのゴシップから解放される…
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引退して、若い人にチャンスを譲ったほうがいいんじゃないの?
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↑ 多くの若者の労働倫理が分かっているのかい?彼らは何にもしないで、何でも欲しがるし、仕事を始めたと思ったらすぐに役職につきたがる。
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↑ そんなことないよ。よく働く若者だっている。メディアの情報に影響されてはいけないよ。退職できる人は退職した方がいい。人生は短いんだし…
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わたしはあと数週間で退職なんだが、数年は働くつもりだよ。ただ若い人がするような重労働はしないけどね。
年金に加えて蓄えができるのはうれしいし、家賃も払い続けなきゃならない。周りのみんなも働くことを勧めてくるよ。
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政府が退職後に生活できない人のために職場を確保することに積極的なのはとてもいいことだ。
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君たちのおじいさんの意見を聞いてみなさいよ。どんなに問題を抱えているか…。背中の痛み、肩こり、ひざの関節の痛み…。医者は彼らを休ませ、仕事から解放するように言っているよ。
わたしは55歳で退職できて、健康を取り戻した。夜働く必要もなくなってぐっすり眠れるようになった。運動したければ庭に行けばいい。バーベキューだってできる。
もう、オフィスで働く必要なんてないんだ。
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わたしは退職したいよ。今60歳で、去年の6月に退職するはずだった。健康に問題があってここ5年間はずっと仕事もたいへんだった。癌と診断されたんだ。
治療のためにとても時間を要するんだ。わたしは14歳で働き始めた。退職の年になってやっと平穏な生活が送れるはずだったんだ。
退職金はすべて治療にあてられ、経済的にたいへんな困難が強いられるだろう。退職したい人には退職させて、有意義な人生が送れるようにしてあげたほうがいいね。
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わたしたちの年金支給は60歳から66歳に引き伸ばされてしまった。これは本当に最悪ね。
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↑ 君はきっと女性だね。なぜなら男性はもともと65歳だからだ。でも君たち女性は長く生きるから、遅めに年金をもらうべきなんじゃないかな…?
働きたいから?それとも仕方なく?
退職後も働きたい人と、退職後はのんびりと好きなことをしたい人と人それぞれです。
ただ、働きたい人は働きたくてそうする人、と経済的理由からせざるを得ない人に分かれるでしょう。
国の年金だけで生活していけないという現実は将来の日本の姿と重なります。
わたしの父は退職後、シルバー人材から仕事を紹介してもらって働いていました。
父の世代はまだ年金も充分にもらえるラッキーな世代です。
特に働く必要もないのに…と思うのですが、これまで朝から晩まで働いてきた人生でいきなり自由な時間を無限に与えられても何をしていいのやら…と感じたらしいです。
現在、60~70歳の日本の男性は父のような人が結構多いのではないでしょうか。
今まで一日8時間以上占めていた仕事がある日いきなりなくなったら、何でそれを埋めるのか…
また、仕事が生きがいという人もいるでしょう。
第二の人生をどのようにして楽しむのか?がポイントかもしれませんね。
【参考URL】http://www.dailymail.co.uk/money/pensions/article-2960335/A-quarter-British-workers-retire-year-decided-working.html
「一生懸命忙しくしてるときは、あ~休みほし~って思うけど、いざずーっと休みだと時間の経過が長く感じられてマジつれぇわ。」って最近ニートになったダチが言ってた。そいつは若いからなぁ。老いで身体が言うことをきかない人や病気の人はゆっくり休みたいだろうね。あと満喫できるような趣味がある人はね!
仕事辞めて旅に出てた時は精力的に動いたけど日本帰ってから必要ない限り家から出ない生活したら太った。
好き嫌い別として会社に出かけるってルーティーンは健康にはいいと思う。
ただ、リタイアして続けるなら週2,3日がベストだな〜。
実際は退職者の意識調査の統計数字を出してないから日本同様、
退職者の再雇用で企業にとってまだ使えるベテランだけを選んで安い賃金で雇用しつつ労働力不足を補いたい国の思惑もあいまって流されてるプロパだろ
まあ半生をつぎ込んだ慣れた労働がワイフワーク化しちゃってる人たちは続けたいかもしれないね老後のお金も心もとないだろうし
>イギリス経済が危ない!?老紳士が訴える貧困事情
これと関係してるのでは
年金制度は持ちそうにないし
まあ嫌でも働くことになりそうだな我々の老後は