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【中国あるある】 携帯電話の保護シートを貼ったり焼きいもを売る仕事がそんなに儲かるの?

2014/09/16
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中国ではよく、路上に小さな机を置いて携帯電話やタブレットに保護シートを貼る仕事をしている人、また焼き芋などを売る仕事をしている人などを見かけます。

保護シートを貼る仕事は、1枚10元~40元ほどです。焼き芋などは、大きさにもよりますが1個10元もしません。(現在1元は16~17円ほどです)

もちろん、路上で許可なしに商売をするのは違法です。治安警官が取り締まる場合も少なくありません。

最近そういった保護シートを貼ったり、焼き芋を売る仕事がとても儲かるという記事が掲載されました。

その紹介された稼ぎの様子やそういった記事に対する筆者の考え、そしてそれに対する海外の反応をご紹介します。

紹介された稼ぎの様子

武漢で焼き芋を売っている石さん、去年の秋と冬には1日50キロほど売り、1か月で1万元ほど儲けたといいます。(中国での一般的な都市部の平均月収は3000元~4000元ほどです)

同じく武漢で携帯電話の保護シートを貼る仕事をしている趙さんは、3年前最も稼ぎが多いときには月3万ほど儲けたといいます。現在1か月まるまる働いて1か月1.5万元ほどだと言います。

河南大学3年生の胡さんは、5000元のお年玉で先に品物を買いそれをインターネットで売り、続いて靴などを買っては売り、1年で80万ほどの収入を得たというのです。

紹介された記事に対する周りの反応や筆者の意見など

こういった記事に対し、インターネットでは

「これはニュースを伝える技術。ニュースは眼が吸いつけられるような反応が必要。また一瞬にして読者の注意力をひきつけなければならない。だから『一攫千金、保護シートを貼る仕事をすぐしよう』というような題名にしたのだろう。」

という意見もあります。

また、インターネット上ではこのように分析する人もいます。

政府メディアは、失業人口をへらすためにわざとこのような宣伝をしたんだ。

仕事がない人に道しるべを示した。そして路上で仕事をする人が増えれば、それを取り締まる警察も必要になる。2種類の仕事によって失業者を減らしたんだ。

以前公務員が給料が低い、1か月3000元~4000元しかないとこぼしていた。もし保護シートや焼き芋を売る仕事がそれだけ儲かるなら、彼らみんなそういった仕事をすればいい」

またメディアも

「携帯の保護シートを貼る仕事の収入は人それぞれ違う。月収1万5千元というのはかなり少ない。

それにみんなが武漢で仕事をするわけではないし、携帯の保護シートを貼る仕事も夏や秋にはお客も多いが、他の季節は儲けも少ない」

と言っています。

しかし、携帯保護シートを貼る人は月収1万元を超えると、ただ数字だけをみた高学歴の人は「うらやましい!」と言う書き込みがたくさんありました。

でもその中でどれだけの人がこの仕事の大変さに耐えられるでしょうか。どれだけの人がこの仕事に慣れるでしょうか。

ほとんどの人が、給料が低くてもオフィスビルで仕事をすることを選び、朝早くから夜遅くまで仕事をし、なんの保障もないこういった仕事をしたくないと思っていることでしょう。

それにしてもメディアは、このようなことを伝える意図はなんでしょうか?十何年も勉強するより、もっと早く路上で物を売っている方がいいというでしょうか?

確かにこういった仕事をしている人の中には儲けている人もいるでしょうが、こんなに誇張しなくてもいいのではないでしょうか?このような報道はどんな効果を期待しているのでしょうか?

【参考URL】http://bbs.tianya.cn/post-free-4298832-1.shtml

この記事に対する海外の反応

もしニュースでいうように本当にそんなに稼いでいるのなら、なぜあんなにも多くの人が公務員試験を受けようとするのか?

聞いたことは聞いたことにすぎない。現実では、一握りの人だけが食べることに事欠かない。

携帯の保護シートを貼る仕事もあと何年かでなくなる。携帯もどんどん安くなっているし。

私の親戚に、去年何千元か人に借りて、豚肉を三輪車にのせて売った人がいる。

1年後、10万元以上の日産の車を買った。ホントの話。

だから1か月1万元の収入の商売、絶対ある。ただ、親戚はとても気質がいいので多分常連客が多かったのだと思う。

ある人はこんなに稼ぎがあることを、死んでも認めようとしない人がいる。でも、具体的例をあげよう。

ビルの下で卵餅(お好み焼きのキャベツの入ってないような食べ物)を売って、その結果1万元はするマンションを買った人がいる。そこでは高級マンションの一つだ。

月収が1万元を超える業種はたくさんある。

でも多くのこういった業種には限度がある。需要が満たされれば、なくなる。

わたしは豚を肉工場まで連れてくる仕事だ。毎日6頭ほどの豚を連れてきて、行商人に渡す。1頭の輸送費が60元。1日360元。ガソリン代を差し引くと200元ほどの利益。

その後、一日2回ほど家具や建築材などを運ぶ仕事をする。1回が50元ほど。計算すると月収1万元も不思議ではない。

でも、肉工場も毎日必要な豚も限られている。需要が満たされていれば、仕事もない。

多くの貧しそうにも見える労働者たちの実際の稼ぎは多い。路上でスターのような格好をしている男女は財布にはほとんどお金が入っていない。給料が低い。

もちろん、高級とりもいるけど。それにしても月収何万元もある人は、稼ぎがいい故に苦労も並大抵ではない。

問題は、社会的地位もなく、人から好かれもしない焼き芋などの稼ぎのいい仕事をする忍耐力があるかだ。

今私は携帯保護シートを持って香港で売っている。1か月3,4万元の収入はある。

月収1万を超えるのはそんな珍しいことではない。驚くに値するか?

私はインターネットで化粧品を売っている。1か月3、4万元の収入はある。

どんな業種でも成功する者と、成功しない者とがいる。すべてのものが稼げないわけでもなく、すべてのものが稼げるわけでないわけでもない。

まとめ

中国では、確かに路上やインターネットで物を売っているだけで、1万元を超える収入を得ている人もいるようです。書き込みにはそれを裏付ける多くの例がありました。

筆者は、そういったことを少数の成功例を記事にすることに疑問を抱いているようですが、書き込みにはその疑問に対する反応はほとんどありませんでした。

やはり、どういった仕事がどのくらい収入あるか、そこが多くの人の関心事のようですね。

中国が好きとか嫌いとかは抜きにしてこれだけ商売っ気をだせるのは単純にすごいと思う。何がすごいってお金に対する執着というか稼ぐぜ!っていうパワー。

日本の戦後の闇市みたいな雰囲気が今の時代にも健在なのが中国。ジョニーもこれぐらいやる気がでればいいのに。ぐぬぬ

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