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奨学金と教育ローンの違いについて知っておこう

2013/09/15
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奨学金と教育ローン、目的は同じ

奨学金も教育ローンも、目的は同じです。子供の教育資金のために必要なお金を借りる手段として活用されます。教育資金は、親にとっても大きな負担となるものです。あらかじめ準備しておけば問題はないのですが、なかなかそうもいかないのが現実です。

まとまった資金を用意できる奨学金や教育ローンを利用する人は多いようです。奨学金も教育ローンも、借り入れの目的や返済方法も似通っていますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

奨学金のメリットとデメリット

奨学金は多くの機関が取り扱っており、その種類は50以上にもなります。公的機関が行っている奨学金制度は、金利も低く、返済も卒業してからとなる場合が多いようです。大学だけでなく、専門学校や高校への進学にも利用できます。

奨学金支給には一定の審査があり「向学心がありながら生活に困窮しているため学校に通うのが困難となる学生に対して支給する」ことを最大の目的としています。つまり、借りるのは学校に通う学生本人なのです。資金を援助する親ではなく、学校に入学しようとしている子供が借りる教育資金と言うことになります。もちろん、卒業後に仕事についた時に返済する義務を背負うのも子供本人となるのです。ただし、親や親族が、連帯保証人や保証人として署名する必要はあります。

奨学金の借入金額は、奨学金の種類や通学方法などによって違いはありますが、平均すると月2万円から10万円ほどになります。目的の大学に入学した後に、指定の口座に振り込まれることになります。借り入れ金利は、2%前後となっており、成績によっては無金利の奨学金もあります。

メリットばかりが目立つ奨学金ですが、デメリットもあります。まずは、必ず借りられるとは限らないということです。奨学金をあてにしていたのに、審査が通らなかったということにもなる場合があります。月々の生活や教育資金には活用できますが、まとまった入学金や授業料には活用できない場合が多いようです。

教育ローンのメリットとデメリット

教育ローンにも、奨学金と同じような公的なものがあります。国が行っている教育ローンは、金利も低く奨学金と同じように活用することができます。取り扱っている機関は、日本政策金融公庫で教育一般貸付となります。

貸付要件には、世帯年収の制限があったりなど様々な条件があります。貸付限度額は300万円までで、金利は年2.2%となります。使い道も幅が広く、入学金や授業料、受験料や一人暮らしのための住居費にも利用することができます。まとまった教育資金が必要な場合は便利に活用できるのが教育ローンです。

また民間の金融機関でも、教育ローンを多く取り扱っています。借り入れの上限は300万円から500万円で、その金利は2.2%から11%までと、大きな違いがあります。大学と民間の金融機関が提携している教育ローンや、一般の教育ローンがあるようです。返済方法としては、元金据置返済が可能なものと、すぐに返済が始まる教育ローンがあります。

奨学金との大きな違いは、借り入れる対象が教育資金を提供する側、つまり親だということです。審査も簡単で借りやすい教育ローンですが、その金利の高さは大きなデメリットと言えるでしょう。返済にもゆとりがなく、すぐに始まることもデメリットの一つでしょう。

まずは奨学金、つぎに教育ローン

教育資金の不足を補うために、奨学金をまずは利用しましょう。月々の返済も負担のない額となりますし、返済期間も長いので就職してからゆっくりと返済することができます。奨学金だけではとても足りない場合に、教育ローンを頼りましょう。

返済は厳しいものとなりますが、毎月の生活費を検討して、返済できる金額の借り入れをすることが大切です。500万円も借り入れができるからと言って、無謀な返済計画無しではその後の返済に苦しむこととなるからです。金利や返済期間などを十分比較検討してから、教育ローンを活用することをお勧めします。

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