知育玩具って聞いたことがありますか?
子供の誕生って、とにかく手放しで嬉しい出来事ですよね。新しい小さな命が誕生すると、もうその話を聞いただけで、嬉しくて笑顔になってしまいます。
が、しかし!当の親御さんからすると、この小さな命を育てながら、出来るだけ苦労をしないように、とか、良い大学を出て安定した収入を、とか色々イロイロいろいろ、とお悩み事も一緒に出てきてしまうのも事実。
赤ちゃんが初めて手にするおもちゃも、既に知育玩具を取り入れて教育スタートしよう!というご家庭も多いかもしれません。
知育玩具のある生活
知育玩具とは「赤ちゃんや子供たちの知能的な発達を促す為、学習の補助として使われる玩具のこと」です。
最近では、おもちゃ売り場に行くと、箱に「知育玩具」と書かれたおもちゃが沢山売られています。箱の裏側を見ると、このおもちゃを使うことによって、子供(赤ちゃん)の脳にどのような影響があるのか、ひいてはどのような能力を育てることが出来るのか、などの詳しい説明が書かれています。
実際、普通のおもちゃと敢えて「知育玩具」と明記したおもちゃの売り上げは、「知育玩具」と書いたおもちゃの方が圧倒的に売れています。親なら、遊びの中で自然と能力を高めてくれると明記してあるおもちゃは、なんとも魅力的なものなのです。
知育で無いおもちゃはあるのか?
子供は遊びの中で好奇心や、興味、新しい発想、それに社会性などあらゆることを自ら学びます。
例えば、ブロックは基本的な形と色で出来たブロックを積み重ねたり並べることによってさまざまな形を作ることが出来、ヒラメク力(ちから)を存分に発揮できます。ままごとは、お友達や兄弟と役割を決めて遊ぶことにより、社会生活を自ら学ぶことが出来る昔からある遊び方です。
こう考えると、知育しないおもちゃって存在するのでしょうか?
思いつく限りおもちゃを挙げてみると、ブロック、ままごと、おりがみ、お人形、ミニカー、パズル、トランプ・・・、どれも子供にとっては魅力的で、考えて遊ぶものばかりです。
ただ筆者が敢えて言うなら、単調な遊びしかできないものは、知育玩具とはちょっと違うような気がします。自分で考え、何通りもの遊び方を生み出して遊ぶ。これぞ「遊び」の醍醐味だからです。
知育玩具だから◎、そうでないなら×、という考えだけはやめたいものです。どのおもちゃも、いいえ、おもちゃに限らず身の回りにある全てのものが子供の好奇心をくすぐって成長を助け、ひいては可能性を広げるものとなり得るのですから。