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大家族は実は環境にもお財布にも優しいスタイルなんです。

2013/11/08
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芝生に座る三世代ファミリー

家族の形今昔物語

最近では「核家族」という言葉自体、あまりにも当たり前すぎて使い古された感がありますよね。昭和の頃は大家族と区別するために頻繁に使われていたこの言葉ですが、最近ではむしろこの核家族の方が一般的なため、大人数の家族を敢えて「大家族」と呼ぶようになってきました。

テレビでは子だくさんの大家族が注目を集めるところを見ると、やはり現代では大人数の家族は特殊な部類なのでしょう。

三世代、四世代が一つ屋根の下に暮しているなんてことは、昭和の初期、中期では当たり前でした。みんなが同じ食卓を囲み、同じものを食べて生活をする。家に帰ると年寄りが居て「おかえり」と言う。今ではこんな光景は少なくなってしまいました。

大家族経済事情

例えば今は年寄り夫婦が一つの家に住んでいて、その子供達家族が別の家に住む、ということが多いのですが、これってよくよく考えてみるとかなり不経済ですよね。だって、光熱費も居住費もW(ダブル)でかかっているわけですから、かなり贅沢です。

じゃあ、この二世帯をまとめるとどうなるか、というと、同じ家に住むのであれば居住費は±0、光熱費はちょっと上がりますが、単純に2倍になることはまずありません。

食費については、例えば30代くらいの夫婦で子供2人計4人家族のところに年寄りが2人増えたとしても、標準的に見れば、+5,000~10,000円程度です。更に二世帯とも持家だった場合は、1件は賃貸にしてもよし、売却してもよしなのでかなりのプラスになるはずです。

色々ありますが・・・

大家族は経済的にメリット大、と言うことについてお話しましたが、実は大家族の最大のメリットは、子育てにあります。

大家族は家の中がそれだけで一つの社会を作っています。老若男女いる環境の中で当たり前のように成長することは、子供が成長する過程でとても重要な事なのです。

時には嫁と姑が喧嘩をしたり、時には夫婦でケンカをしてまた仲直りしたり。困った時は助け合い、嬉しい時はそれを分かち合う。

核家族は共働きを家族の手を借りられない状態の中でしなければいけないので、親も子供もとても窮屈な世の中になってしまっています。でも小さいころから既に周りが助け合い協力しあう状況であれば、自然と子供は助け合いの精神を宿すことが出来ます。

嫁姑のように永遠のテーマもちらほらありますが、頼って頼られて、思いやりの精神を育む。大家族の最大のメリットはここにあるのではないでしょうか。

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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    ある記事で、情報化社会へと移行しつつある今、家庭の役割は終わり、核家族→単家族化する。とありました。単=個人です。一対の男女が子供を産み育て、仕事や家事育児の分担をすると言う、戦後から続いた核家族社会は、産業社会→情報化社会に移行していく中、男女の比が無く、個人でも生きて行ける為、誰かが家事の全てを負担する事で、成り立った核家族を求める必要性が、無くなる。そんな時代になった。との事でしたが、子供達の将来や、又、人間形成について、そして元々ある、素晴らしい人間性はどう変わって行くのだろう?様々な選択肢が与えられるとは言え、生きる全てを身近な大人に、委ねざるおえない子供達はどう成って行くんだろう?
    私個人の意見ですが、長い人生をやって来て、今思うと、やはり、人は字のごとく、誰かと支え合いながらでないと、生きては行けません。
    時代がどう早急に変わろうが、正直に心に響く行動のみが真実に成りうると思います。時代はこうなりました、だから変わらざるおえない。と言われても、素直な感情は正直に反応します。
    世代、性別を越えて、各々の人格を尊重する事は勿論、大切ですが、子や孫が等しく人としての喜びや人生を明るく捉えて、希望や夢を持てる。そんな社会を残す事は、今を生きる全ての大人の義務だと思います。核家族の役目、時代の変換もあり、何らかの細胞分裂はあり得るでしょう。でも母が子や孫を愛する心に換わるもの

  2. 日本の名無しさん より:

    が、有るとは思えません。多世代の暮らしは、煩わしさは確かにありますが、子育ては精神的にも大変良い影響力があります。昭和の良き時代の様には行かなくても、今の人との整合性は必ずあります。多世代と日々を暮らす。この事を身近な人々に広めたい!と、真剣に思いました。

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