「世界で最もヒマつぶしができるカレンダー」として、ギネスに認定されている東京スポーツ新聞(←ウソですよ!)。東スポと言えば、やはり「ツチノコ伝説」ですな。
昭和50年代~60年代にかけて、日本中で「ツチノコ捕獲大作戦」がブームとなりました。短い蛇のようで、お腹のあたりがプックリ膨らんでいるのが特徴です。というか、実際にそんな生物は存在していません。本当に存在を信じているのは東スポだけです。
しかし!昔から現在に至るまで、「ツチノコを見つけた方には賞金○○万円!」というイベントが行われております!古今東西、ツチノコ・ハンターたちの賞金を紹介していきましょう!
賞金額がメチャクチャ!
ツチノコを見つけて賞金が出るイベントは、これまでにも多く開催されてきました。賞金額もイベントによって大きく異なるのですが、最も多額の賞金がかけられたのが「兵庫県千種町(ちくさちょう)」で行われたイベントです。
その額、「2億円」なり…。
「おおっ!これで俺も一獲千金か!」と思いきや、千種町はすでに合併されており、「宍粟市(しそうし)」の大字(おおあざ)の1つになっていました。でも、道の駅に行くと「完成度がやたらと低いツチノコ・オブジェ」が置かれており、観光客の旅情を萎えさせてくれます。
つーか、賞金2億円って、「どうせ見つからないだろう臭」がプンプンします。酔っ払った青年団がノリでやってしまったアレなイベントなのでしょう。
ちなみに、千種町が主張する「ツチノコの特徴」は以下の通りです。
- 胴体が短く、膨れている
- 「チーッ!」と鳴く
- 体を丸めて転がる
- 日本酒が好き
- いびきをかく
これって、酔っ払ったオヤヂじゃないの…?
副賞がふざけ過ぎwww
今度は和歌山県からエントリー。白浜町、串本町に隣接し、太平洋に面した「すさみ町」で「ツチノコ・ハンティング」が開催されました。
1990年ごろに行われた古いイベントなのですが、当時のすさみ町は「イノブータン王国」という、アレすぎるネーミングを名乗っていました。イノブタ料理が美味しいということでしょうが、正直、どうでも良いッス♪
んで、「生きたままのツチノコ」を捕まえると賞金100万円。死骸でも50万円。抜けがらでも30万円という、びみょーな金額の賞金がかけられました。ちなみに「生きたままのツチノコ」なら、副賞で「イノブタ1頭」が進呈される予定だったとか。
こちらも「どうせ見つからないだろう臭」が丸出しのイベントでした。
西武百貨店へGO!!
もし、ツチノコを見つけたら西武百貨店に相談して下さい。1973年、ノリで「ツチノコ手配書」を作成してしまった西武百貨店。
生け捕りなら「金30万両」が進呈されるのだとか。しかも、その手配書の賞金は現在も有効だそうで、今のご時世に「30万両」はありがたいでしょう。
死骸でも「金10万両」、写真でも「金6万両」が送られます。
頑張って見つけましょう!
タダで別荘を手に入れる!
1990年、兵庫県美方町で行われたイベントです。この時、京都や奈良で「ツチノコを見た!」というニュースが新聞をにぎわせており、それに便乗する形で美方町がイベントを開催。
でも何にもない田舎町なので、賞金を出したくても金がありません。そこで町は、「余りまくっている土地」に目を付け、「別荘用の土地100坪と建築木材」を賞金代わりにしてしまったのです。
こちとら大工でもないし、美方町は一生に1回行くか行かないかの土地です。別荘地をもらっても、無駄に固定資産税がかかってしまうのですが…いらね~。
今のご時世に流行りますかね…?
このように、ツチノコ・ハンティングは昭和の頃にブームを巻き起こしたイベントです。でも新潟県だけは、まるで時計の針が止まったようにイベントを開催してしまったのです。
今どきツチノコなんて流行らないのに…なにゆえ、ツチノコのイベントを開こうと思ったのか…?
たしかにニュースになったけど、人は集まらなかったような気が…。
2012年に新潟県糸魚川市で開催されたツチノコ・ハンティングには、賞金2億円がかけられました。地元の企業6社がスポンサーとなったのですが、どうせ見つからないのです。賞金を出す可能性がゼロであるため、企業側も気軽にスポンサーを受諾したのでしょう。
案の定、「チーン…」という感じのイベントに終わってしまいました♪
まぁ、小さなお子さんがいる家庭にとっては、子供のためのレジャーとして楽しむのも良いかもしれません。