車ってかっこいい。私は免許は持っているけど、車を持っていません。おまけに今海外で学生生活を送っている手前、車を運転する機会がありません。
最初は「みんな持ってるから俺も取ろう!」という事で、免許を取るだけとって全く車に興味を持っていませんでした。
興味を持ち始めたのは最近のこと。今住んでいるドイツで高速道路の景色をぼーっと見ていた時でした。当然ですが、ベンツとかアウディとかBMWといったドイツ車が溢れ返っている事にまず驚きます。
そしてさらに日本で見る高速道路の景色と違う事に気付きます。びゅんびゅんと速いスピードで走って行く車はどれもデザインがカッコいいものばかり。しかも個性的なデザインの物も多いです。
日本はどちらかというと、黒、白、グレーの車が多い気がしますが(地元が東北なのでそれも関係しているかも知れませんが 笑)、ドイツはセクシーなワインレッドの車や、未来的なブルー、可愛らしいイエローと色とりどりの車が走りまくっていました。
そこから車に興味がようやく向きはじめました。「この曲線的なラインがいいなあ」とか、運転する機会も購入する資金も無いくせに見てしまう様になりました。
日本、ドイツ共に世界中で車のブランドが光り輝いている国です。よく色んな人から日本車は最高だぜ!と言われるので、まぎれもない事実なのでしょう。
そんな中、過去の栄光から忘れられつつある、アメリカ車を扱った記事をたまたま見つけました。
アメリカ車の復活の兆しが見られている、しかもその背景にあるのは中国経済である、と説明がされていたので、ついつい読んでしまいました。今回はそのアメリカ車復活のシナリオに迫ったドイツの記事を紹介したいと思います。
ニューヨークのオートショーにて目立つアメリカ車
ニューヨークで行われたオートショーにて、この10年でアメリカ車のリムジンが目立っていました。キャデラックとリンカーンの新しい高級車モデルは、多くの顧客を納得させた物になっていました。
しかし昔、キャデラックがキラキラ輝いて占めていた場所には、ベンツのSクラス、BMW 7er、AUdi A8が並んでいます。
そしてまた、この今ドイツ車が占めている位置も、近い将来取って代えられるだろうと言われています。
背景に光る中国人の目
事実リンカーンコンチネンタルは、中国のマーケットを意識したコンセプトによって作られていると言われ、車内はエレガントな仕様にされています。
運転はあくまで二の次。この車の特徴的なのは
- 細かく調節出来る座席と後部座席の寝る事が出来るイス
- 折りたたみ式テーブル
- 鞄セット
- 取り付けられたシャンパン用冷蔵庫
- そしてラプソディー・ブルーと名付けられたロマンティックな塗装
これらに力が注がれています。
高級車モデルの評価
この2車の初披露にて、アメリカ自動車産業のUSVから、高級志向なモデルへの優遇といった方針の転向がみられます。
エレガントでクラシックな別路線は、キャデラックCT6とリンカーンコンチネンタルで、はっきりと伺えます。キャデラックが高級モデルシリーズの熟成された佇まいに対して、リンカーンはまだ習作のように扱われていました。
アメリカ車の栄光
100年来、ニューヨークとラスベガスの巨大な広告写真にはいつも街の写真と共にアメリカ車が映されていました。
そう、30年前大きなアメリカ車はとても魅力的でしたが、革新的ではありませんでした。そして今では、外国産の車の後を追う立場になってしまったのです。
リンカーンは切実に成功を欲していて、100,000の新規自動車登録を達成したいと考えています。しかしアメリカから離れた地では、このブランドの知名度は、イマイチである現実があります。
だがその折に、米紙ニューヨークタイムズの報道で、“アメリカの自動車産業のカムバックが中国人によって成される。”と伝えられました。
ドイツのメディアの感想
ドイツの高級車とは完全に異なった方向性です。リンカーンコンチネンタルは完全に中国人の趣向に方角を定め、中国人の顧客を納得させたとドイツメディアはコメントしました。
これらは早くて2016年EU内で発売されると言われており、すでにアメリカ国内で発売されている、新作キャデラックCT6はEUで80.000ユーロ(日本円で1000万円以上)で販売される予定です。
また昨年の時点でアメリカ車の販売は好調と言える状態で、250000台を販売しました。EU圏では、キャデラックが去年の時点で450台が買われました。
売れ行きは昨年と比べて22%上昇。その背景にあるのはやはり中国での販売数でした。
中国人のパワーって計り知れないですね。伝統あるアメリカの車のコンセプトさえも変えてしまう力があるのかと考えると、私たちが思っている以上に、中国経済はとんでもなく大きいのかも知れません。
それでは、このニュースを読んだ海外の人達はどのようなリアクションをしたのでしょう?記事に寄せられたコメントを一部抜粋して紹介したいと思います。
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まあアウディ、BMW、メルセデスはどれをとっても技術は上だけどね。
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キャデラックはまだこれまでのデザインの流れをそっているように思えるね。
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このリンカーンの新しいモデルはまるでアウディの模造品だな。センスもどこか悪い。
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キャデラックのシステムについてはまだ、革新性についての話が出来ると思う。
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新しいクライサー300はまだポテンシャルがある。アメリカの道を走るようなもんじゃないけどね。
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なぜアメリカ人と中国人は狂った物が好きなんだ?
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別に悪く無いと思うけどね。
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リンカーンとキャデラックは中国では有名じゃないからね。
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中国人は純粋なステータスのシンボルとして車を買う。だから有名じゃない車は、中国では成功しないんじゃないかな?
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まあ中国人もBMWやメルセデスを選ぶだろうよ。
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上海につい最近行ってきたけど、いくつかキャデラックを見かけたよ。
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リンカーンには失望だよ・・・。
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私はキャデラック派だよ!
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古典的な車が復活するかどうか楽しみだな。
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私は中国でドイツの高級車の価格競争が起っている事が、全く想像ができない。
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キャデラックのヘッドライトは沢山。どういった革新性だい?
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たぶん中国人を納得させることが出来ると思うよ。
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米国の標準消費は、欧州に比べて非常に現実的だ。
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成金趣味の主婦の為の車だな。
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BMWとメルセデスベンツの新しいモデルは、中国の為になるとは思わないなあ。
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アメリカではあまりドイツ車は意外と見ない。ニューヨークやロサンゼルスでは、ドイツ車は依然として高所得者の物である。
どうなるアメ車!
コメントに「中国ではアメリカ車は有名じゃない」とか「中国人はステータスシンボルの為に車を選ぶ」等と書いてありましたが、アメリカ車の中国進出は果たして上手くいくのでしょうか?
両国は緊張が走っていますが、車産業ではいったいどのような結果が見られるのでしょうか?アメリカ車の将来に期待です!
【参考URL】http://www.spiegel.de/auto/aktuell/limousinen-von-cadillac-und-lincoln-rueckkehr-der-schlitten-a-1026831.html
キャデラック好きだけどなぁ。衰退してたものが復活するのって好ましいことだと思うよ。アメ車って好きな人は好きだし、こびこびなスタイルでもジョニー的には頑張ってほしいかな。中国では何が流行るかまったくわからんからな~w
管理人はアメリカ自体がアメリカ車のブランド維持に前向きだと思うか?
TPPで日本とどーいう交渉されてるのか調べてみると面白いと思うよ
今から中国に攻勢をかけても遅いとおもうけどね、バブル弾けちゃったしw
中国はもうだめぽ
これからの中国は大不況だからコンパクトで安い中国車・インド車や日本の小型車が人気になると思う
ドイツやアメリカの高級車は売れないし韓国も小型車は苦手だし、時代は刻一刻と変化しているんだよなぁ
二極化するだろうな
富を持ってるものと
そうでないもの
経済を牛耳ってるのは共産党の親族たち
幸か不幸か
中国が資本主義に移行するとき
中国人の知識人や有識者が
政府の関係者にやるように勧めた。
まぁ不幸だろうなw庶民にとってはな
韓国とよく似た構造になっていくんじゃないかな?
みんな同じ形になってしまったねw
グリル変えたら、一目で解らないw
モンローのポンコツパーツを使った時のマツダはほんと酷かった。提携の度合いが薄くなった今、安心してアテンザが買える。
自動車だろうがデジカメだろうが、家、そして人間だろうが、物事の評価とは本来、
「総合性能」で決まると思うんだが、車で言うと、↓
①故障関連性能=故障の発生回数+修理費用の高さ
②走行性能
③燃費
④左ハンドル車の “右ハンドル仕様”
⇒ アクセルペダルの不自然な中央寄りの位置(”オカマ内股 運転仕様”)
(例外的に?、ベンツCクラス以上は、10年以上前から、右ハンドル仕様でも
アクセル位置はきちんと右に寄せ、非常にマトモな位置に取り付けてある)
(⑤見た目のデザイン
・・・・これについては美的感覚は人それぞれで、絶対的な評価はできない)
・・・等、基本はあくまで ①~④辺りの 「総合性能」で評価されるべきだと思う
んだが、
しかし 日本の(自称)”自動車評論家”の90%以上は、あくまでも 上記②のみ
しか評価しない、▲「②=走行性能 限定 クルマオタク」 というのが、現状。
(続き)
上記 ②のみで評価するなら、確かに日本の 「走行性能 限定 クルマオタク」
が強力推薦するVWゴルフやBMW等が 現状ではまだ 日本の大衆車を
上回っているのは 間違いない。
(※ただし、特に “乾式” ダブルクラッチ = DSGのVWアウディ系は、今は
止めておいた方が無難。ゴルフで言えば、仕様変更が噂される ゴルフⅧ
以降まで 待った方がよい)
■最近流行の小排気量過給と DCT(ダブル クラッチ)について考える
― 自動車評論家 清水和夫 ―
(2:19~)
『親戚の女性が、VW 新型ポロ(=DSG 乾式7速)、旧型ポロ(=従来式AT)
から乗り換えたが、(以下 解説は ↓) 』
(動画) ttps://www.youtube.com/watch?v=QZ9jyaiGDMI
違和感無い右ハンドル、
自動車税の低減もしくは小排気量車の発売、
1つの都道府県に付き最低2つの整備拠点、
これが揃えば、デザインは格好良い車あるから売れそうなのになあ。