今年になっても世界情勢は落ち着く様子もなく、不穏さがますます加速していく様子が見られます。
現在記事を書いている段階でも、北朝鮮と韓国では一触即発の雰囲気が出ていて、中国では相次ぐ爆発、ロシア副大統領の北方領土の電撃訪問。東アジアだけでも、この先一体どうなってしまうの?と不安になってしまうニュースがてんこもりで怖いです。
ちょっと視点をずらして東南アジアでは、中国との領海争い、西アジアはイスラム国の脅威があります。
そしてヨーロッパに目を向ければ、EU内でギリシャの援助に翻弄されている国々に加えて、ウクライナ内の危険もまだまだ解決できていません。そしてアフリカ、西アジアからの溢れる程の亡命者の対応にどの国も頭を抱えているし、ロシアはロシアで相変わらず怖い。
去年の段階では個人的に、2015年は穏やかな国際事情に落ち着くのかな?と思ってましたが、どうもそうはいかないみたいですね。このまま悪い状況に進むと考えておいた方が良いかもしれません。
一方アメリカはどうでしょうか?経済格差は広がり、一部の人間への富の集中は笑い事にならないレベルに達していると聞きます。
しかしシェールガスの発見でアメリカは第2の黄金期を迎える可能性があるとも言われており、悪い話だけが目立っている訳ではなさそうです。
そんな中ドイツのメディアが報じたアメリカに関する面白いニュースを発見しました。ウィキリークスのスポークスマンが、アメリカがTTIPを用いて世界の経済を掌握する野望を持っていると発表したのです。
とっても気になる記事なので本日はこちらを紹介したいと思います。
TTIPは欧米版のTPP
TPPは知っているけどTTIPって?という方に簡単な説明をします。
アメリカとEUの間で結ばれようとしている欧米版のTPPであり、関税撤廃などを用いて互いに経済成長を行っていく事を目的とした、自由貿易協定です。
日本でも農作物の関税だったり医療薬の輸出入等が問題になっていますが、こちらでも自国の産業への被害やEUで禁止されている遺伝子組み換え食品の輸出入の是非といったような点が議論の的になっています。
内部告発サイト・ウィキリークス
数年前に突如登場したウェブサイト・ウィキリークス。ウィキペディアと混同してしまう人もいるかもしれませんが、こちらは内部告発サイトで、企業や国家の機密をネットを通じて全世界に発信する活動をしています。
ウィキリークスのスポークスマンが発したメッセージ
ウィキリークスのスポークスマンJulian Assange氏は、アメリカが、地政学上の権力配分を自身に有利に働く様にする企みをTTIPで行おうとしていると見ています。
彼が語るには「大規模で戦略的でなおかつイデオロギー的、そして合法的に世界経済の分配を操るアプローチだ。アメリカとその同盟国は平等に立つべきだが、アメリカは自分が優位な立場になる為に砦を築いている。」だそうです。
お金をあげるから告発してくれ!
スキャンダルの発信地、ウィキリークスでは、ひとつのファンドレイジング・キャンペーン(資金集め)を行いました。
それにより10万ユーロ(約1350万円)を集める予定ですが、そのお金はなんと非公開に行われたTTIPに関する交渉について、告発できる情報を持つ人に支払われるそうです。
Julian氏はTTIPに対して批判的で、ドイツのメディアSPIEGELで実際にその旨を述べました。アメリカの権力の道具であるTTIPでEUはアメリカの手下に成り下がる可能性があり、それを危惧しての発言だったそうです。
やはりどこにでも不穏な気配がしていますが、何事もアメリカ主導で行われている世の中の流れに、こういう形で待ったをかけてくれるのは嬉しい事ですね。
国民の意思で選ばれた政治家や議員達にそれらの結果はゆだねられる訳ですが、国民は多くの大事な事を知らないまま、彼らによって決定が知らされるものです。ですので、こういった告発で事前に情報を知る事が出来るのは良いのかもしれません。
国益とか細かい話になると許しがたい行為と考えるべき部分もあるのかもしれませんが、その辺は分からないので、私はそんな風に思いました…。
それではこのニュースを読んで海外の人はどのような反応を示したでしょうか?ニュースサイトに寄せられていたコメントを一部抜粋して紹介したいと思います。
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どうせ最終的に彼らの為だけのロビー活動になるんだよ!
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多くの人は当然TTIPに対してNOって言うよね!
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TTIPに同意する事は辞任を意味するな。
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TTIPは金融による植民地政策以外の何者でもないよ。
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じゃあ、何が代替案となるのでしょうか?
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私はアメリカ至上主義を非常に嬉しく思うよ。
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まあロシア、中国に支配されるよりかは、アメリカの方が自由と繁栄は約束されて悪くないだろうね。
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自由貿易は良好だよ。
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どうせTTIPを止める事は出来ないよ・・・。
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つい最近この事について知ったよ!
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なぜ中国の同じような活動はアジア地域で言及されていないのだろうか?
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ウィキリークスはロシアの秘密は開示した事あったっけ?
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私はTTIPに反対票を投じました。
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米国は要塞であり続けなければいけません。
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Julian氏は絶対に正しいです!
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TTIPに秘密の交渉なんてまったくありません。
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告発なんて愚かな事だよ。
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なぜ私たちはTTIPに不信感を持っているのでしょうか?
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なんだかんだ言いつつもアメリカは最終的には友人ですよ。
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確かに中国・ロシアによる支配じゃなければまあいいかな。
アメリカよりも怖いロシア・中国
コメントを見てみるとTTIPに賛成の声が多かった様に見受けられました。今の時代ロシア、中国を脅威として見ている人の方がヨーロッパには多くいるのかな?と思わされました。
それを考えると、それらの国よりは自由が補償されているアメリカを支持する気持ちも分かります。自分の考えをあまり定める事が出来ない私ですが、少なくとも国民が反対だったり、真実を知ろうとする等のアクションを事前に出来るのは、良い事だと思います。
ただでさえ、何がなんだか分からなくなっていく世界情勢だからこそ、不穏な部分は出来るだけ少なくしておいた方が安心じゃないですか!
【参考URL】hTPP://www.spiegel.de/wirtschaft/julian-assange-usa-wollen-mit-ttip-vorherrschaft-sichern-a-1048016.html
選挙のときに「顔とか名前で決めたわw」って適当に投票してる人をみると、政治にうとい人でもわかるように、なんでこういう政策をするのか、どういう政策なのかっていうのをわかりやすく公表しないとって思う。TPPで改めて思った。
そして、忘れっぽい国民はデモをするどころか、お互いに「うるせー右翼」「左翼は黙ってろ」と非難合戦を続けるのであった。
太平洋じゃなくて、大西洋では?
日本でも選挙で政策を掲げる人はそういないのでは?
都合のいい減税とかで政権を取って達成できないことが多い
どこの政党とは言わんが
政治について「わかりにくい」「誰でもわかるようにしてほしい」とか判で押したかのように言う奴らは、自分で調べたことあんの!?興味持って、政治家の話を聞こうとしたことあんの?まさかHPすら開けずに、国会中継すら見ずに、「わからない」連発してるんじゃないだろうな?ないだろうなっていうか、どうせそうなんだろーが。マスゴミに調教された愚民は投票権破って捨てとけ!資格ねえわ。
TPPも日本に対して富を巻き上げる手段になるとアメリカがニュージーランドの担当官に話していた内容的をWikiLeaksに暴露されてたが、日本人は舟に乗ったので今後どうなるか。
相変わらず、どこからどこまでが翻訳記事で
どこからどこまでが記事書いてる人間の意見で
どこの国の誰がどう反応してるのか
わかりにくいサイトだな
中国やロシアよりかはアメリカは数倍ましだからね。日本だって中国やロシアがあるからアメリカとは同盟関係結んでるわけだし
EUからアメリカはアジア最優先になってるし、アメリカがEUにコミットしなくなるとEUは弱体化していくだけでしょ。しかもロシアや中国に浸食される。アメリカ食い止めておかないと終わるよ
4 左右問わず、政治参加しろとうっさいやつがいるからわかりやすくしてくれよって思うだけだ 政治キチは左右問わずまじで迷惑だ
まぁ、リーマンみたいに忙しい人なんかは国会中継は見れないよね。
私個人は、ツベで帰宅の電車で保守派のラジオ番組(寺ちゃん、ボイス)なんかを
聞くようにしてる。
彼らは限られた時間で要点を要約して話しくれるし、論理的に話すのでわかりやすい(左派指示するのならサンデーモーニングでも見ればいい)そして両方を聞いて両方からどちらが合理的が判断するのは自分でやる。
毎日30分くらいの時間はとれるだろうから、聞いてみるといいよ。
私はもう3年聞いてるけど、随分政治経済の勉強にもなるよ。
あとこういうのは「自分から」情報を求めていかないと駄目かと・・
「おまえらがわかりやすく教えないのが悪い」というのは投票権を放棄した同然だと思うので
そういう人間が増えると政治屋としては困るので、重労働になるように法整備しますね。
アメリカの国内法によると、TPPによってアメリカが経済的に不利になるとき、TPPでの合意を無視できる。アメリカの国内法のほうがTPP合意よりも上位に位置する、と連邦議会で決めたため。(アメリカ至上主義)
一方、他国の国内法がアメリカ企業の商行為に不利になるとき、アメリカはTPPで合意した商行為の自由化を阻害するものとして相手国の国内法を訴えることができる。TPP合意は相手国の国内法よりも上位に位置するとの解釈による。(アメリカ無双主義)
日本の国民皆保険がアメリカの生命保険会社の商売の邪魔になると判断されたとき、日本の国民皆保険を廃止せよとの訴えを起こされる可能性がある
↑
こんな感じかな?
これ、全くもって大西洋関係無いのに日本もアメリカとの絡みで参加するんだってなー。
あ、あとカナダもか。
それでアメリカ、日本の連合に勝てない一人勝ちしてたドイツがスゲー嫌がってて、製造業諦めちまってるイギリスはあまり抵抗無いらしい。
最近、何だか影が薄いフランスはどう思ってんだろうな?
EUがロシアに対抗する勢力になって欲しいアメリカ。
しかし、ドイツがEUの中心になって強く成り過ぎるのは抑えたいアメリカ。
中共がさっさと崩壊してくれたらもう少しアメリカ偏重でいかなくてもすむんだがな
共産主義と仲良くするのだけはありえんし
2008年の金融危機以降、先進国経済を中心とした国際秩序の再構築の必要性が高まって静かに議論がされてきた。TTIPは大西洋版だが米国はTPPに参加する日本を枠組みに入れるよう打診しているらしい。アジアの盟主である日本とEUの優良な市場の中継地を米国にしたいらしい。もちろん各国の国益が関わっているから一筋縄でいかないのは事実だが途上国需要と生産を依存してきたこの10年こそ異常だと思えばうまくいく。
米国が中心になりたい野心はリークされる前から有名。米国の横暴な態度が癇に障り一時、議論が停滞していたわけだからね。
TPPのように揉めるが最終的には政治的決着がされる。
アメリカは取り込んだものを殺しはしないからね。
中国やロシアは取り込んだ挙句殺すから…嫌に決まってる。
中国の驚異なんて欧米人には分かるまい
ロシアとは違って、中国なんかに支配されるよるはという見下したニュアンスだろうな
TPPで日本は経済奴隷とかさ、アメリカも韓国並に妄想が激しくなってるのかもね。笑
ニュージーランドの乳製品一つでもニュージーランドは死にモノ狂いで戦う。
当たり前だよね、12か国、すべて国益が絡んでるんだから。ルールが出来て始めて競争が始まる、アメリカの思い通りのルールになる訳がない。
なんだかんだ言おうが西側諸国にはアメリカの協力が必要
アメリカを活かすことが西側を活かすことになる
ロシア・中国があんだけ動いてる中でアメリカを切ることは自殺にも等しい
ロシア・中国が崩壊するまで待つしか無い
シェールガスは最近採算ライン下回って体力のない会社はつぶれてるってね、石油算出国が米のシェールつぶすために身を削って安い値段で売ってるとか
なんかロシア悪玉論は根拠ないなぁ
俺から見ると英米のがよっぽどなんだが・・・
あらゆる事をわかりやすく公表していたら
ハメたい存在(TPPなら中国)に知らせる事になっちゃうから難しいね
>>コメントを見てみるとTTIPに賛成の声が多かった様に見受けられました。
当たり前だろ。中国もロシアよりもヨーロッパ諸国からの移民が多いのは
アメリカだし、アメリカに多い中国系とドイツ系は中露を恐れている。
特にアメリカに居る中国人程、中国共産党が嫌いだから、反日親米が多い。
一方でロシアはヨーロッパからすれば中国の様なもので、ポーランドに対する
ロシアの態度を見てきたら、まともな国はロシアと距離を置きたがる。それに
中国に対しては日本や韓国に対する態度、欧米の左翼が好きなベトナムや
フィリピンに対する仕打ちを見たから、手のひらを返して中国批判に回っている。
極めつけは最近の中国がイギリスに原発を作る事に対して、白人は発狂している。
まず自分達よりも醜い黄色人種がイギリス王室にあれこれ指図し、更に原発を
天津爆発事故を起こした中国人に作らせようとするんだから、当然だな。
そしてバツが悪い事に白人は日本人も信用しておらず、東アジア人全員を
敵視しているのが現状。特にイギリス人からすれば日本人はトルコ人の様なもので、
「西側のふりをしているが、奴らはイランやリビアのテロリストと同じ顔している」と
毛嫌いしている。どうも青い目と白い肌じゃないとダメらしいな、最近の白人は。
アジア人が互いに罵り合っているのと同じように白人同士でもいがみ合っているから。
信頼なんて文字はどの国も持ってないぞ。あるのは国益のみ。
人種レベルで信頼があるなら難民問題もこんなに揉めたりはしないからね。
アジアを下に見る傾向はアジアの国家が軒並み二流だから仕方ない。
そもそも日本以外のアジア諸国は19世紀に近代化し、20世紀に植民地や
空母を作った事がないからな これは悲しい事だが大日本帝国の様な国が
アジアでもっとあれば、今頃はEUみたいに割り切って経済発展をしていたと思う
ところが今のアジアは乞食国家である韓国みたいな国が多く、日本や欧米に
「過去に酷い事をしたからお金下さい」と依存体質だ
まあ中東・アフリカ・南米・東欧もそうなんだけど、どうも
「お金持ちが恵んでもらうのは当然の権利」と思っている気がする
発展途上国には発展しない理由がある事を世界中の若者は知るべき
アメリカの保険会社には絶対入らない。これが大事。
レインメーカーというアメリカ保険会社の恐ろしい映画を見るべき
アメリカという国はビジネスの国だから、そんなものに飲み込まれてはいけない
アメリカのビジネスの部分と世界の国々は対峙しなければならないのに・・・・・