「アメリカのワーキングクラス(労働者階級)ってどういう人達なの?」そんな疑問を抱くあなたには、FOXテレビで放映されているアニメ「シンプソンズ」をおすすめします。
アニメに登場するホーマー・シンプソンは、まさにステレオタイプのワーキングクラスの中年男です。
- お腹が出ている
- 髪の毛が薄い
- 怠慢で無能で不器用
- いつもだらしない姿勢でビールを飲み、くだらないテレビ番組を見ている
- ブルーカラー(肉体労働系)の仕事に就いている
- 喋り方が鈍い
- いつだって金欠
では実際のところ、本当にアメリカのワーキングクラスの人々が貧しいのは「シンプソンズ」のホーマーのように怠惰でどうしようもないのんびり屋だからでしょうか?
いえ、決してそうではありません。貧しい家庭に生まれ育ち、お金がないから十分な学歴を持つこともできず、その結果、最低賃金の職に就くことを余儀なくされている人が多くいるのです。
いくらがむしゃらに働いても、ブルーカラー職(時給制の工員やウェイター、ウェイトレス等)だと、給料アップや出世という話は滅多に舞い込んできません。
2014~2015年にかけて、多くの州で最低賃金の額を引き上げする条例が可決されているとはいうものの、それも微々たることでしょう。
恵まれた世界(階級)で生まれ育った人達は、ワーキングクラスの貧しい人々の実情を理解していません。変に誤解や偏見を持たれていることに、ワーキングクラスの人達は苛立ちや歯がゆさを覚えています。
そこでうっぷんを晴らすかのように、彼らはwww.reddit.comのサイトに、「富裕層(アッパークラス)に分かってもらいたい僕らのこと」という書き込みをしていきました。
アッパークラスの人間ならば「へー、そうなんだ・・・」といちいちびっくりするでしょし、ワーキングクラスに属している人ならば「分かる分かる!そうそう!」と相槌を打たずにはいられないでしょう。
そもそも階級の違いってなに?
ワーキングクラスの人々の話をご紹介する前に、「そもそもクラス(階級)ってなに?」ということをざっくり見ていきましょう。
大まかに、4つの階級に分かれます。
- アッパークラス(富裕層)
- ミドルクラス(中流)
- ワーキングクラス(下流)
- 貧困クラス
ほんの一握りのアッパークラス(富裕層)
アッパークラスの人々を他にも
- 「エリート」
- 「セレブ」
- 「リッチ」
とも呼びます。アメリカの国民のわずか1~5%しか存在しません。(※15%という説もあり)
このうちの5%が年収15万ドル(約1700万円)を得ており、1%は25万ドル(約2800万円)をゆうに超える額を得ているといわれています。実際の数字は、はるかに上回る可能性も大きいでしょう。
このアッパークラスは主に2つのカテゴリーに分けられます。1つは二世代以上に渡り裕福な家庭の子ども。生まれながらお金持ちで、自分で稼ぐ必要もない、自適悠々の人種です。
もうひとつは親か自分の力だけで財をなした人種。職業は政治家、大企業のトップ、成功したベンチャー起業家、投資家、ハリウッドスター。もしくは遺産相続者等です。
アメリカの大半を占めるミドルクラス(中流階級)
アメリカ人の大半を占めているのがこのミドルクラスです。この中でもさらに3つのクラス(階級)に分けられます。
- アッパーミドルクラス(中の上の階級)
- ミドルミドルクラス(中の中の階級)
- ローアーミドルクラス(中の下の階級)
中の上のミドルクラスの層の人々は十分な学歴を持っており、高給取りの仕事に就いています。そして白人の男性が力を誇っていることがよくあります。彼らの年収はおよそ10万ドル(約1140万円)以上と言われています。
中の中のミドルクラスの人々は、平均的な大学を卒業し、特殊な技能を持っていることもあまりありません。平均年収は3万2500ドル~6万ドル(約370万~680万円)です。
ミドルクラスとアッパークラスの間には大きな差がありますが、ここ近年、ミドルクラスとワーキングクラスの差は縮まってきている、とも言われています。つまりこれはアメリカ人の多くが貧困化に向かっているということになるのです。
貯金する余裕のないワーキングクラス(貧困層)
ワーキングクラス、というのは俗に以下の特徴があります。
- 高卒か名もない大学、専門学校卒が最終学歴
- 特にスキルを必要としない職に就いている(マニュアル通りの仕事)
- 収入が時給制
彼らの年収は1万8000ドル~2万3050ドル(約200万~260万円)です。
このワーキングクラスの中での下位が「貧困レベルクラス」です。アメリカ国民の約420万人、15%がここに該当します。
彼らは日々の食事にも困っており、住まいを持つこともままならない人々です。いわゆるホームレスといった人々です。
この貧困レベルの人々のことは、割とニュースでも取り上げられるのですが、案外、ワーキングクラスの人々の生の声はなかなか入ってきません。
今回はそのワーキングクラスのゾーンに属する人達のリアルな「声」に耳を傾けていきましょう。一部を要約、編集してご紹介します。
1.無いものはない、お金(No money means no money)
お金がないって言ったら本当にないんだよ。アッパークラスの人々に「お金がない」というと、「実は多少持っているだろう」と思われる。でも、本当にないんだ!
ミドルクラスの人の場合は、いくらか貯金があって、手持ちのお金がない時は銀行に行って引き落とすだろう。でも僕たちワーキングクラスは銀行にお金なんかない。
だから財布が空っぽになった時は、「どこかに小銭でも落ちていないか」と血まなこになってソファの裏やベッドの下をくまなく探すものなんだ。そりゃあもう必死だよ。床に落ちたコンタクトレンズを探すよりも真剣に探すね。
「おいおい、たったの10ドル(約1100円)だろう!そんなお金もないのか?もしかしてどこか貧しい国の話なのか?」とこんな風に金持ちは驚くだろう。
しかし自分は、君たちと同じアメリカに住むアメリカ人さ。本当にカツカツの生活で、1ドルすらも余っていないんだよ!
2.病気になる恐怖(Terrified of getting ill)
病気になって一週間寝込むことが、怖くてたまらない。回復するまでに数週間もかかってしまったら、財政破たんを招いてしまうの。
毎日必死に働いてなんとか生き延びているのに、病気で医療費がかかって、さらに収入が停滞してしまったら・・・もうおしまいよ!
一度肺炎になった時、無理やり職場に行ったの。だって、1日分のお金が入ってこないのは病気で苦しむ以上に苦しい。それに会社の保険にも未加入。お金がなくて、保険に入るなんてできやしないの。
上司は「肺炎!?どうして出勤したんだ?なぜ家で寝ていないんだ?」とびっくりしてた。私は正直に理由を話したの。するとボスはいい人で、「今日の分の給料は支払うから、いますぐ帰宅してベッドに入りなさい」と言ってくれた。
「よかったよかった」と思うかしら?残念ながらハッピーエンドじゃないのよ。
確かにその日の給料は貰えたけど、“残業代”はもらえなかった。通常、私は毎日残業をしていて、基本給と残業代を合わせた収入でなんとかやっていっているのよ。
たった1日分の残業代を得られなかったおかげで、その後の2週間は毎日2袋のインスタントラーメンで食いつなぐはめになったの!
分かる!?残業代も入れてやっと生計を立てているのよ。1回でも残業のない日があると、すぐに金欠になっちゃうのよ!この大変さ、富裕層の人々には理解できるかしら?
3.カードがまだ大丈夫か心配(Anxiety over debit card working)
家賃、水道代、ガス代、電気代、スマホ代、税金・・・。「今月は全部払えるのか」と毎月ドキドキする。ほぼ毎日そのことを考えているんだ。
今日は諸々の支払いをする日だった。デビッドカードを財布から取り出し、自分のPINコードを入れていろいろな支払手続きをする際の、あの沈んだ気持ちったら・・・。気が滅入りすぎて、日課のペプシを買うのも忘れてしまったほどだ。
何も支払いのない日は、信じられないくらい安堵感と解放感を覚えるよ。
この気持ち、上流階級の奴らには決して分からないだろうな。だって奴らは平気で大量のお湯を流して、24時間明かりや冷房もつけっぱなしだろ。
こんな奴らには「今月こそ、光熱費の請求金額が俺のキャパを越えてしまうかも」というドキドキ感は、到底理解できないだろうな。
4.深刻なストレス(The stress is so real.)
お金を持っていない者がお金を増やそうとするのは非常に困難なことだ。だって、毎日給料ぎりぎりの生活なんだ。貯蓄に回せる金なんてまるでないんだよ。
銀行は、たくさんお金を預けている人々にさまざまな手厚いサービスをするよな。だけど僕たちのようなスカスカの空っぽ口座の客には、逆にやたらと手数料を取る。ショッピングだって一括払いできないから、結局分割払いになって利子も高くついてしまう。
それでも独身ならまだいいけど、家族を抱えるとお金が貯まらない問題はより厄介になるんだ。
深刻になればなるほど、ストレスになり、その結果喫煙、飲酒、精神安定剤や入眠剤といった薬が増えてしまう。
煙草、酒、薬をどんどん購入すれば当然、お金の減りはいっそう激しいものになる。そしてまたストレスを抱える・・・するとまたまた酒、タバコ、薬が増え、結果失業する羽目になりかねない。なんという悪循環だ。
ところで、これは知り合いのある家族を話なんだが、彼らは町から離れたところにある小さなトレーラーに住んでいるんだ。子どもが通う学校までは10km、日々の買い物をするストアまでは20kmもあるのに、車も持っていない。
ひとつのベッドで家族全員が一緒に寝ているんだ。電気はなくて、暖房器具も一切ない。マイナス20度の冬は、上着を着込んで手袋をしてみんなで身体を寄せ合って寝ている。
こんな生活は非常に厳しい。でもどうしようもないんだ。収入はあるけれども、生活の質を向上させるだけの余分なお金は入ってこないんだ。
一度、ものすごい大金が一気に入らないかぎり、ずっとこの生活を耐え忍ぶしかない。でも安い時給で働いていると、ボーナスも何もないからまとまった大金なんて入ってこない。
この家族は特殊ではない。アメリカにはこういう人々が大勢いるんだよ。
5.借金は下落への階段(Debt is downward spiral)
“一回だけつまずいた場合は、ゼロからやり直すことができる。”このように言うのは簡単だ。しかし最初に借りた金額より、それを返すお金のほうがより多く必要だ、ということを見過ごしてはいけない。
なぜなら言うまでもなく、通常返済には利子がつくからだ。金融ローンはいくらかの延滞料に、増額させた分の利息を請求することができるからね。
だけども、400ドル(約4万5000円)を借りたのに900ドル(約10万円)返さなきゃならない、という時、いったい誰が900ドルもくれるというんだ?
自分で働いて稼ぐ?いや、それができないからそもそも400ドル(約4万5000円)の借金をしたんだ!
6.笑顔だけでは食べていけない(A smiling face isn’t enough)
蓄えを十分に持っていないと、いくら治安のいい環境に住んで、良き隣人たちに囲まれるいい環境に住んでいても、心底安心感を得ることができない。それに旅行、外食、映画といった娯楽を満喫することもできない。
「せめて笑顔だけは忘れないで」とよく言われるが、笑顔を作っても何も解決しない。どうにもならないんだ。
7.子どもを持つな、と言わないで!(Stop blaming people for having kids)
アメリカでは、多くの貧困層の子どもたちは十分な性教育を受けておらず、避妊のことも分かっていません。
たとえ「妊娠すると大変だ」ということを知っていても、何もできません。なぜなら避妊具を買うお金がない、中絶手術を望んでもその費用を工面できない、医療保険にも加入していない、という問題があるからです。
よって流れに身をゆだねて自然に妊娠してしまい、どうしようもなくしかたなく出産をする、というケースが多々あるのです。
10代で妊娠して出産して結婚する場合、やはり十分な稼ぎを得る仕事に就けることが滅多になく、ますます貧乏になってしまう、というのが現実です。
8.知りもしないで決めつけないで(Don’t judge what you don’t know.)
私の家族は30年以上前に、カナダに移住してきた。政治難民で、両親は着るものしか持ってこられなかったの。だからまったくゼロからのスタートで、小さな商売を始めるためだけの分のお金を貯めるのに、10年以上もかかったそうよ。
両親は銀行から大きなローンを借りたわ。最初の2年間は本当に厳しかったそうよ。日曜だろうか祭日だろうが、両親は毎日毎日16時間働かなければならなかったんですって。
似たような商売を始めた親戚や仲間はわずか数年でうまくいかなくなって、破産に追い込まれたとか。必死に働き続けていたのにも関わらずに・・・不運だったんでしょう。
私の両親はなんとか困難にも乗り越えられて、ビジネスを継続することができたけれど、たまたまラッキーだっただけ。いくら頑張ろうが、ダメなときはダメになるのよ・・・。
貧困の悪循環を断ち切り、そこから脱出することは困難な作業だと思う。いくら最大限の努力を尽くしても、うまくいかないときはうまくいかないの。死に物狂いに頑張っても、貧困から抜け出すどころか、ますます泥沼にはまってしまうことはあるのよ。
とあるアッパークラスの女性が、
「私たちアッパークラスはより多くの税金を支払う必要はないわ。だって今の安定した素晴らしい状況を手に入れるために、必死に働いてきたんだもの。なんで怠け者のワーキングクラスの奴らのために、私たちがいっぱい税金を奪われなきゃいけないのよ」
と言ってきたの。ワーキングクラスの私はこう言い返したわ。
「私も怠け者の労働階級者のひとりだけど、退社後パブでお酒を飲むあなたとちがって、3つの仕事を掛け持ちし、ずっと働きっぱなし。でもあなたのヨーロッパ旅行のために私はいっぱい税金を奪われなきゃならないのかしら?」
9.休日にはリラックスできない(Days off are not relaxing.)
一般的に、休日を楽しみにし、その日思う存分遊びまくる人は多くいるでしょう。しかしワーキングクラスの中では、休日になると逆に忙しくなることがよくあります。
なぜなら足りないお金をカバーするために他のバイトに出なきゃならないし、少しでもお金を得るために、ガレージセールやネットオークションに出せるものが何かないかガレージを漁ったりしなければいけません。
家計簿とにらめっこしどうやって今月を乗り切るのか、髪の毛をかきむしったりして考えなきゃならなのです。
「やーい、休みだ!」と浮かれて、アッパークラスの人たちのように遊びほうけることを続けてやっていると、車、へたしたらマイホームを手放す羽目になります。
私は休日にも働いています。高熱が出ようが仕事に出ます。じゃないと家族が食べられなくなるとよく分かっているからです。
10.貯金は夢のまた夢(Saving money can be very very hard)
私は貯金なんて全然できない。毎月、月末になると一文無しになるのよ。でもね、外食なんて全然していないし、服やアクセサリーといったショッピングもまったくしていないの。
ただ支払いをしなきゃならないものに出費して、食べるためのパンを買うだけ。こんなつつましやかな生活でも、お金なんてまったく貯められないの。
裕福な人々は「頑張ってお金を貯めなさい!常に銀行口座に数千ドルはあるようにしなさい」と言ってくるの。ええそうよね、ごもっとも。でもね、本当に貯金なんてする余裕がないの。
1ドルも貯金なんてできないの。ふざけてないわ、まじめに話しているの。本当に本当にカツカツの日々で、残すお金なんてこれっぽちもないのよ。でもお金を持っている人種に話しても、理解できないみたいね。
11.本当にただ不可能なだけ(Or sometimes it can just be impossible)
貧乏人全員が怠け者ではない、頭が悪いわけでもない、精一杯働いていないわけでもない・・・この事実をどうか認めて欲しい。
でも残念ながらアメリカでは、「貧しい人々は何も努力していないからだ」という先入観が蔓延しているよな・・・。
僕の親は常にがむしゃらに働いてきた。同時に複数の仕事も掛け持ちしていた。だけども生活は苦しみであえいでいた。父も母も勤勉だったし、とても聡明な人達だった。なんとかもがいても貧困から抜け出そうとしたが、ダメだった。
そしてその状況が大人になった僕にもそのまま受け継がれている・・・僕も何とかしようと躍起になっているが、とても難しい・・・。結婚した当初よりか、いくぶん生活レベルが向上しているものの、それでもまだミドルクラスには這い上がれないでいる。
食料品を購入するのに、手持ちの品物を売ったりしながら生きていっている。昔はなんとかやりくりするために、ピザ宅配の副業もしたりしていたのだけどね。
数年間頑張った結果、銀行口座にいくらかのお金を預けることができるようになった。でももし車が壊れたり病院にかかることになったりしたら、この貯金はすぐに全部パーになるな・・・。
僕たち家族は決してリッチになれることはないだろう。限界まで働いてきりつめて生活しても、余裕のある貯金なんてできないことがはっきりしているから。
昔からよく「一生懸命働ければお金持ちになれる!」ということを言われているけど、これってウソだ。確かにまじめな労働は、裕福になれるための一理由だろう。でも必ずしも有効ではないんだ。
最後にはっきり言おう。僕は怠け者ではない、せっせと働いて質素に暮らしている。でもお金が貯まらない。ただ不可能なんだ。
12.万人にアメリカンドリームは起こらない(The “American dream” isn’t real for everyone)
そもそも貧しいと、都心に住めない。そうなると働き先までの通勤に時間がかかる。さらにマイカーも持っていないから、公共の乗り物で移動しなければならない。これは交通費がかかるだけでなく、時間もかなりとられる。
貧しければ貧しいほどどこかに行くのに時間がかかる。つまり1日の働く時間が減ってしまうということだ。
具体的に言うと、通勤といった移動にひと月100ドル(約1万1000円)もかかりしかも40時間もとられてしまうんだ。
僕はとてもストレスがかかる仕事をしているけど、最低賃金の労働条件で1日に13時間働いている。都心はお金がかかるから、通勤に2時間かかる郊外に住んでいる。
職場に履いていく靴も、いつだって激安ショップのものか中古品だ。いい靴は長持ちするし履き心地もよく快適に長時間の仕事にも耐えられる、というのは重々承知している。だけど、高価な靴に思い切って奮発するだけのたくさんのお金がないんだ。
だから結果的にはもしかしたら高くついてしまっているのかもしれないけれど、ちまちまと粗悪な安い靴を買って、それを履きつぶしていくしかないんだ。
言いたいのは、お金がないと何もかも不合理的になってしまうってことだ。
ちなみに一緒に暮らしているガールフレンドが失業してしまってから、生活はより大変なものになっている。生活がますますまずいことになっているんだ・・・。
どうだい?ぜひ君の素敵なヴァカンスの話を聞かせてくれよ。昨夜君が行った粋なレストランでの食事の話もぜひ聞きたいな。
代わりに僕は自分の話をしてやるよ。人間2人と3匹のペットは週60ドル(約6900円)のお金だけでサバイバルしているんだ。エキサイトな話だろ!?
いいかい、耳をかっぽじってよ~く聞いてくれよ。アメリカンドリームは誰しもに起きることじゃないんだ。
ワーキングクラスの生活向上するために
貧困層、ワーキングクラスの人々には助けが必要です。彼らの生活をもっと良いものにするためには、
- 教育の機会をもっと充実させる
- より良い仕事数を増やし、それらに就けるチャンスを増やす
- ワーキングクラスの労働者支援の機関やプログラムをより多く設ける
といった事柄が重要ではないか、という意見も出ています。
しかし再度繰り返しますが、実際のところ、ミドルクラスからワーキングクラスに落ちてくる人々も増えてしまっており、貧富の差がますます二極化していく一方です。
さらに国の経済状況が良くなっても、それが最下位の層の人々に何の恩恵ももたらされていない等、現実は非常に厳しいものとなっています。
そして再度強調したいのは貧しい人々は必ずしも自業自得で貧しいわけではないということです。「ザ・シンプソンズ」のホーマー・シンプソンですらも、とあるエピソードでこう嘆いています。
「I have to work overtime at work instead of spending time with my wife and kids, which is what I want.
(妻や子供たちと一緒に過ごしたいのに、残業しなきゃならないんだ)」
まずは彼らの言い分に耳を傾け、理解することが大事なのかもしれません。
前述したwww.reddit.comサイトに寄せられた、そのほかのコメントをいくつかご紹介しましょう。
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まずは助け合い。これって大切よ。女友だち仲間の中で、子どもがいないのは私だけなの。だからみんなで食事に行っても、極力私が多めにお金を支払うようにしているわ。それでいいと思っているわよ。
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お金は消えていくものだけど、思い出というのは一生残るもの。だからお金にケチケチするより、時には節約しないで楽しむことも大切だと思う。
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トイレットペーパーを買うお金すらない時には、本当に情けない気分になるよなあ。
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↑トイレットペーパーを買うお金がないなら、近所のスーパーやパブに行って用を足せばいい。
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↑でも何も買わないのにどこかの店のトイレは使えないよ?
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↑だったら何か買えばいいじゃないの。
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↑だからトイレットペーパーすら買うお金が全然ないって言っているだろ!
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わたしはシングルマザーに育てられたの。本当に貧乏でね、学校にランチを持っていくこともできなかったわ。
みんなにすごい驚かれたけど、アメリカにはこういうどん底の貧乏人たちもいるのよ。
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「no money」の意味が、つくづく金持ちとワーキングクラスでは違ってくるのよね。
あの人たちが言う「お金がない」っていうのは単に手持ちのお金がないだけで、せいぜい帰りの交通費がない、一回ランチを抜くかっていうだけ。
そして銀行か自宅には必ずちゃんとお金があるのよねえ。羨ましいわ。こっちは本当にどこにもないんだもの!
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私の夫は時給10ドル(約1100円)で毎日16時間働いているの。それでなんとかやっていけているんだけど、もし彼が勤務時間を減らされたら、ああもうおしまいだわ・・・。
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僕は大学を出ているんだけど、それでも最低賃金で働き苦しい生活をしている。大卒の学歴でもこの有り様だ。これが今のアメリカだ・・・。
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最低賃金で働いているワーキングクラスの中で、それなりの会社に転職してスーパーバイザー等のポジションに就く人もいるよね。
見ていると、総じてそういう人は大学に進学する能力があったのに、何らかの理由でそれができなかった。しかしもともと頭が良かったんだ。
生まれ育った環境だけでなく、生まれ持った頭脳も人生を左右させるよな。
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歴史を勉強すると、いつの時代でも一番の働き者は貧困層だよな。
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支払いに追われて、常に「家賃、光熱費をちゃんと払えるか」という不安を抱えているのは、本当にストレスだ・・・。
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毎日すごい時間をかけて通勤して、安い食堂でランチを食べて、クレジットカードがいつ使用不可になるか常に怯えて・・・もううんざり。
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俺はみじめな人生を送りたくないから、必死に勉強していい大学を出た。今、ゆとりのある生活をしている。不平不満ばかり言っている連中は、のほほんとやってきたツケだ。
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↑超貧困家庭で生まれ育つと、勉強なんてする時間と気持ちのゆとりなんてないわよ!
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うちも貧乏だから、私は仕事を2つ掛け持ちしているの。だから全然家にいないし、子どもの監視をすることもできやしない。果たして我が子がちゃんと育つか・・・。
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毎朝目覚めるたびに、「今日も破産しないでやり過ごせるだろうか」と思うわね・・・。
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僕は学生ローンも返済しなきゃならない。辛くて大変だよ・・・。
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お金がない、と言っている連中はせめて子作りはすべきじゃないな。
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↑子どもはいない方がいいっていっても、人生計画をうまくできない奴らが貧乏なんだ。そんな奴らに避妊うんぬん言っても馬耳東風だろう。
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↑妊娠したら中絶すべきだ。子どもを育てるより安上がりだ。
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↑いや、お金がないからって安直に中絶に結びつけるのはおかしい。
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すがれるのは宗教(信仰)だけかな・・・。
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なんにせよ、仕事があるだけまだマシさ・・・。
【参考URL】https://en.wikipedia.org/wiki/American_upper_class
https://www.reddit.com/r/AskReddit/comments/3rlywt/working_poor_people_of_reddit_what_is_the_one/
http://thoughtcatalog.com/jacob-geers/2015/11/23-working-class-people-share-what-they-wish-the-upper-class-understood/
https://www.google.co.jp/#q=working+class+income+in+us
http://www.investopedia.com/financial-edge/0912/which-income-class-are-you.aspx?header_alt=f
http://www.thefiscaltimes.com/Columns/2016/01/12/Three-Ways-Help-Working-Class
毎朝「お金がない」という絶望の中目覚めるのはサイアクの気分だろうね。持たざる者こそお金に支配されて生きているんだ。ま、ジョニーにはどうでもいい話だけど。
日本の一揆みたいのがよく起きないもんだなとは思う
本当に搾取されると一揆なんて起こす時間も体力も気力もなくなります
※1 デモはそこら中で起こってるらしいけどね 最低賃金を15ドルにしろってデモが最近起こったばかりだぜ
貧乏暇なしって言うじゃん。
本当にお金ない人はデモしてる暇なんてないだろうね。
日本も対岸の火事じゃないよな…
昔、働きづめで休みもないという書き込みに、金を使う時間もないから良いじゃないかという返しがあった。
奪う側からすれば、まだまだ絞り取れるんだよ。
お金持ちは貧乏、貧困の気持ちを理解出来ないし正社員や安定した職の人はフリーターやニートや無職や怪我や病気で働きたくても働けない焦りや不安やもどかしさを理解できない
口で簡単に働けばいいとか正社員になればいいとか働きたい意思だけで万人が起業できる訳じゃないし雇ってもらえる訳じゃないし正社員になりたいと思っただけでなれるなら非正規雇用が増えたりしない
税金を払いたくても払えない人もいるのにお金持ちは本当に人の気持ちや立場を考えない無神経多すぎ
しかもお金持ちに限って自分のためにしかお金使わない、募金・寄付・ボランティアしないとか私利私欲の損得勘定の悪いケチ多すぎ
人類も弱肉強食社会
日本でも貯蓄ゼロ世帯の割合が増えてるけど、大概「計画性がないから」「無駄遣いをしてるから」と偏見の目で見られてるよな
※7 単純に日本全体が貧乏になってるだけなのにな 無駄遣いとか笑うわ 消費はどんどん先細って行ってるのにな
地球上で人が増え続ける限り景気は良くならないのかな…
その一部の富裕層がアメリカじゃ税金払ってないんだよな。
なんたって国内にタックスヘイブン州があるんだからな。
俺なんて全く見に覚えのない借金を背負わされたし、今も払ってるわ。
裁判とか警察とか色々とややこしそうだし、100万ぐらいということで払ったんだわ。
そしたらそれが実は他のもっと大きは債権に紐付いていて総額一千万近く。
しかも一部でも払ったらすべての借金を認めたことになるとかで一千万の負債を被ることに。
そんな金なんてあるわけなくて返済のために借金まみれ。
未だに原因もよく分からん、弁護士に相談しても解決するのは難しいとか。
金に関しては気をつけろよ。ほんの一手をミスったばかりに俺はもう人生詰んだ。
多分、原因はこれだよな?
>裁判とか警察とか色々とややこしそうだし
ありがたい注意勧告だ。
お前もし本当ならもうおしまいだな
まだ見てるか分からんが、やりたいことやれよ。
人生の最後ぐらい我慢するな。
弁護士に相談したんなら自己破産できないの?
こういう状況がトランプのあの勢いを生んでいるんだろうな。
いかに働かないで稼ぐかだな
人ひとりの働く時間はたかが知れている
いかに働かせ上澄みを集めるか考えればいい
専門的な知識なんて要らない
既に技術を持っている人を雇えばいい
なんの業界でも同じ
俺じゃん
イスラエルのキブツのような制度を各国が持つように奨励できないかな。
職が無い時の避難所としての生産共同体兼経営体にいつでも入れていつでも出ていける場所を世界中に作ってほしい。
日本も富裕層だけで国を回してるからどんどん生き辛い状況になってるよね
無知は罪なんだよ
※1
ウォール街を占拠しろ!とかやってたじゃん。
公園で寝泊まりしてパフォーマンスしてさ。暴行とレ○プ事件も起こったし。
生まれは運だけど、育ちは実力だよねぇ~。
育ちも運だよw
周りにヤンキーしかいない環境で
常に足引っ張ることしか考えない人間しかいないとかさ
だまっててもエスカレーターで大学いけたりさ
コネで入社できたり
金持ち、貧乏は絶対になくならないしどちらも幸せとも不幸とも限らない。どうなるも自分次第…カエルの子はカエル。これが現実だ!
>私の夫は時給10ドル(約1100円)で毎日16時間働いているの。それでなんとかやっていけているんだけど
20日勤務でも総支給352,000になるが、
>もし彼が勤務時間を減らされたら、ああもうおしまいだわ・・・。
何に使ってるんだ?高額の医療費でもかかっているのか
保険に入れないアメリカ人は医療費馬鹿みたいにかかるし
学費だって日本と比べ物にならないほどかかるぞ
その分金持ちなら馬鹿でも大金払えば名門大学に行ける
とにかく金金金なんだよ
おっしゃり通り!
このままだと、日本の将来もあんなになるのか。
阻止するには、どうしたらいいのかわからない。
何しろ、日々の糧を得るだけでやっとだから。
まともに生きてればこんなことにはならない
一つの仕事で十分稼げないなら2つでも3つでも掛け持ちすればいいだろ
お前読んでないだろ
At last! Someone with real exsptriee gives us the answer. Thanks!
すべては運。どう生まれるかは運。
裕福な家庭か、良い親か、友人、周りの人や環境、学校の教育レベル、
頭がいいか、容姿がいいか、気が強いか、能力があるか。
不利に生まれても頑張るしかない、悲しさ。
スヌーピーの言葉にもあった。富裕層の無知と、貧困層の苦しみにも当てはまる言葉。
ルーシー「Sometimes I wonder you can stand being just a dog ….」
(時々、わたしはどうしてあなたが犬なんかでいられるのか不思議に思うわ)
スヌーピー「You play with the cards you’re dealt …whatever that means 」
(配られたカードで勝負するしかないのさ…..それがどういう意味であれ)
正規社員、非正規社員の雇用態勢が蔓延してから、国民の生活の質が悪化しているのに、未だに解決されていない。そして、やれ増税、やれ低金利、やればら撒き。ますます国民の不安、不満を募らせ、心の余裕すらなくなる。私は、殺傷事件や無差別殺人が多くなったように感じるのは、今の日本の反映ではないかと思う。
時間を消費することでお金を得るみたいな収入を得る構造を変えていかなくてはいけない。新しい働き方を自分自身もみつけなくては。。。
http://prt.nu/0/ZMK_consulting