海外旅行が身近な今、「お金と時間があれば世界一周旅行に行ってみたい!」と思っている方も多いはず。世界一周旅行といっても、地球上にあるすべての国々を回るわけではありませんが、母国と異なる文化を持つさまざまな国をめぐる旅は世界中の人々に人気です。
例えば、1年をかけて世界中を旅行するとなった場合、かなりお金がかかりそうなイメージがあります。もちろん、その間は仕事ができないため貯金を使って旅を続けていくことを想定しなければなりません。
世界旅行を夢見る人々の参考までにと、とある旅サイトで実際に世界を旅行した数組の旅行日数と費用が公開されています。ここでは3組にスポットライトを当てて紹介します。
349日間で11カ国をめぐった夫婦
南アメリカ、ニュージーランド、東南アジア、インドを旅したこの夫婦は出発前にある程度の旅程を立てていたそうですが、行く先々で次の訪問国を決めたいと考えていたため、航空券は事前に購入せず、移動日が決まってから片道チケットを利用したとのこと。
彼らが旅した2008年から2009年にかけては航空券が比較的に安い時期だったため、思ったよりも費用がかからなかったと話しています。
航空券の総額は8,100ドル(約85万円)で、訪れた国の中で最も物価が高かったのはニュージーランド。ニュージーランドでは2人で1日あたり180ドル(約19,000円)が必要だったそうです。
逆に一番コストがかからなかったのは1日2人あたり55ドル(約5,700円)だったラオスでした。
南米、ヨーロッパ、中東、インド、東南アジアを326日間で旅したカップル
航空券は世界旅行用ではなく、都度、片道航空券を購入しており、全部で8,775ドル(約92万円)を費やしたとのこと。
2人が訪れた中で最も費用のかかった国はブラジルで、1日あたり2人で164ドル(約17,000円)。一番安かったのは1日2人で76ドル(約7,900円)のベトナムだそうです。
1年1カ月旅行した夫婦
オーストラリアからスタートした彼らの旅はニュージーランド、インド、東南アジアの数カ国を経て日本に立ち寄り、韓国、中国、アフリカの数カ国と続きます。
所用のため母国に4度帰っていますが、航空券の一部は溜めたマイルで補ったそう。それでも航空券代はすべて合わせると10,440ドル(約110万円)に上ります。
彼らの訪問国の中で一番物価が高かったのは日本。2人で1日を過ごすのに115ドル(約12,000円)かかったそうです。
その逆がカンボジアで、1日40ドル(約4,200円)で過ごすことができたとのこと。
訪れる国の物価によって必要経費の金額が変わるとはいえ、一年まるまる旅行を続けるにはやはり十分なお金が必要だと分かります。世界の声を聞くと、中にはもっと安上がりにできるとの意見もあがっています。
(為替レートはすべて2014年9月初旬のもの)
【参考URL】http://www.bootsnall.com/articles/11-12/the-real-costs-of-rtw-travel.html
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俺もいつか皆に経験談を披露できるようになりたいな。(インド)
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この旅費には保険代も入っているのかしら?それとも保険は買わずに旅をしたのかな?
私にとっては知っておくべき大事なポイントだわ。(アメリカ)
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僕からすればこの旅費は高いよ・・・。
自分は335日で23カ国を回った。中東、東南アジア、南米を渡り歩いた。費用は全部で27,000ドル(約280万円)。
滞在はほとんどがホテルかホステルの個室でバス付き、毎日お酒を飲んでいたし、娯楽施設にも行った。2週間過ごしたガラパゴスではクルーズにも乗っている。
かなり費用が必要だった国はイスラエル、チリ、ブラジル。自分の予算と支出には満足している。(不明)
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かなり高いな・・・。どんなに費用を抑えようと思ってもできない国がある。例えば日本やオマーンとか。
僕はフラッシュパッカーなんだけど、来年には1カ月以上の旅をしようかと思っている。キャンプするとかして旅費は抑えるつもりだ。(アメリカ)
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こういうのってステキ!(韓国)
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もちろん、旅の目的や予算は人それぞれだけど、僕は彼らが行ったような国にそれほどの金をかけようと思わない。
なんとなく、バックパッカーの一人旅より少しお金をかけた二人旅が流行っているようだ。でも二人旅の場合、基本的にはホテルなんかの個室を好むし、ホテルのランクもちょっと上ってことが多い。
ただ、バックパッカーの一人旅は酒代がかかる傾向にある。(カナダ)
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興味深い記事だね。旅行中に仕事をしていたのかどうかは触れられていないから分からないけど、旅は旅として続けていく方が良さそうだ。(アメリカ)
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世界旅行の参考になる、こういう記事は大好き。
もちろん、もっと安くもできるし高くもなる。それは旅のスタイルによるし、自分がその旅で何をしたいかによって変わってくること。
何にお金をかけてどういうところを節約するか。(不明)
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ここに挙げられている例はすべて高い!
私たちの世界旅行はもっと安かったわ。具体的な数字は書けないんだけどね。10年前のことだから。
今度の世界旅行は4人家族で年間15,000ドル(約157万円)を目指しているの。でも飛行機代にそれほどかけるつもりはない。アメリカやアジアに飛ぶのではなく、ヨーロッパをたくさんまわるつもりよ。(イギリス)
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長旅の良い情報をありがとう!(アルゼンチン)
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仕事をしてお金を貯めて、そのお金が尽きるまで旅行する。お金がなくなったらまた働いて貯金。そうしたらまた旅のスタートだ。
そういう方がいい気がする。(アメリカ)
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140日間で11カ国を回った私たちの旅費はもっと安かったわ。
タイで主人の60歳の誕生日を祝えたことが一番の思い出。今年の11月からまた世界旅行をしようと計画中なの!(イギリス)
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世界旅行を楽しむ人たちのお金の使い方にびっくり!
旅行はお金がかかるし、誰にでもできることじゃない。東南アジアとニュージーランド、オーストラリアを1年かけて旅行したときは7,000ドル(約73万円)だった。
10年前のことだけど、飛行機にも乗ったし、いろんなアクティビティも楽しんだ。やろうと思えばもっと安くできると思うわ。(アメリカ)
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とっても役に立つ情報!ありがとう!(アメリカ)
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情報共有に感謝!将来の旅行が現実的になった気がする!
今はまだ2カ月以上の旅行は厳しいけれど、いつかきっと行きたい。(アメリカ)
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旅はゆっくり、費用はかけない、もっと文化に触れる。これが旅の鉄則!(不明)
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中南米、南アフリカ、東南アジア(約20カ国)を450日で回ったけれど、費用は15,000ドル(約157万円)よりも少なかった。その3分の1は航空券代。安旅だったし、働けるところでは働いた。
でも本当にたくさんのものを見られて良かったと思っている。(韓国)
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1年間、東南アジアを旅したことがある。インド、マレーシア、タイ、ラオス、カンボジア、ミャンマー。
10,000ドル(約104万円)もかからなかったと思う。どうやったらこんなにお金をかけられるのかしら?
食事は街の食堂、安宿に泊まって地元の交通機関を使う。ツアーには参加しないで、自分の足やレンタサイクルで観光すればもっと安くなると思うんだけどな。(フランス)
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世界旅行にかかる金額って、数カ月の旅行代と比較すると、わりと安めに思えるんだけどどうなんだろう?
とにかく良い記事に出会えてうれしいわ!(不明)
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素晴らしい記事だ! 今ちょうど世界旅行を計画中なんだ。これを参考にもっと練ってみるよ!(ポーランド)
まとめ
経験談を見る限り、溜まったマイルをうまく活用できるかどうかが安く抑えるコツなのかもしれません。
できるだけ飛行機を使わずに旅ができれば旅費は浮きそうですが、陸路での移動は危険性もあるのでその点は要注意です・・・。
片道航空券じゃ航空会社が嫌がって拒否されるよ
世界一周は片道じゃなくて、乗機・降機地が同じだから問題ないよ。
日本から中国(タクラマカン砂漠上空を飛ぶフライト)>パキスタン(ヒマラヤ山中の秘境・フンザ)>ケニア(ビクトリア湖)>カメルーン(西アフリカ最高峰・Mt.カメルーン登山)>コートジボアール>ブラジル(アマゾン源流・パンタナール)>アルゼンチン(世界最大のカラファテ氷河、世界最南端の町・フエゴ島ウシュアイア、パイネ山群)>ペルー(クスコ、マチュピチュ、サグラダバレ)>チリ(イースター島)>クック諸島>タヒチ(第二峰Mt.アオライ登山)>フィジー(トレッキング)>ソロモン諸島(ガダルカナル島)>オーストラリア(エアーズロック)と回ったのですが、実はその直前に出張でソロモン諸島勤務した時、ソロモン諸島発・着の世界一周のオープンチケット(@ブリティッシュエアー)を、44万円で買っていたんですよね(それ以外に3ヵ月間で70万円支出)。
「世界一周」というと、アメリカ、ヨーロッパを回る北半球の一周が多いけど、日本も北半球だから、それだと“小さい一周”になってしまう。
日本の裏側で「世界最南端の町」を通る、この世界秘境めぐり世界一周こそが最大円を描く真の世界一周なんですよね。
日本→台湾→香港→中国→チベット→ネパール→インド→バングラディッシュ→タイ→ベトナム→カンボジア→マレーシア→インドネシア→シンガポール→ドバイ→イエメン→エジプト→インド→パキスタン→イラン→トルコ→ギリシャ→ブルガリア→セルビア→モンテネグロ→クロアチア→イタリア→フランス→ドイツ→ポーランド→スゥェーデン→デンマーク→オランダ→フランス→スペイン→ポルトガル→ドバイ→タイ→日本
期間が3年弱、総経費が約200万、1ドル80~90円代の時代
治安が見込める国や物価の高い国では極力ドミに泊まって、飛行機はほとんど使わず、移動時間や遅延や異常な混雑に耐えて鉄道バス利用
ビザは二つ前の国や友好国間で先に取っておく、飯は大衆食堂利用だとこんなもん
これでもその国々の世界遺産や博物館他はかなり見学できてる
気をつけなきゃいけない点は一度出国すると数ヶ月入国規制がかかる国や、A国に入ってる経緯があるとB国には入れない等の規制
ただまぁこれは周遊行脚の類であって旅行ではないかなぁとも思う
世界一周なんて今どき珍しくないよね。
世界一周ブログ、現地の人を晒しまくり。いいの?あれ。
バックパッカーを全否定はしないけど、図々しいのが本当に多いよ。
ケチケチもそこまで来たらアッパレ!くらいな。
海外旅行に 「慣れた」 「達人」は無い。新婚旅行にエクアドルを選んだいうことは、
海外旅行に (自称) ”慣れた” (自称)”達人”(自称)”俺に任せとけ”という人
だったのだろう。
2014/01/07
■日本人夫婦死傷 専属タクシー料金トラブルで「流し」に乗車
南米エクアドルで、新婚旅行中の日本人夫婦が銃で襲われ死傷した事件で、
夫婦が被害に遭う直前の、さらに、くわしい足取りがわかった。
被害に遭った人見哲生さんと真梨子さん夫妻は、2013年12月28日、宿泊先
のホテルからレストランまで、ホテル専属のハイヤーを利用したが、その際、
普通のタクシーのおよそ10倍にあたる、20ドルを請求されたことから、運転手
とトラブルになり、戻る際は、レストラン手配の車を断って、流しのタクシーに
乗車したことがわかった。
グアヤキル病院の真梨子さんの担当医は「(真梨子さんは)ようやく元気が出て、
会話をするようになり、笑うようになった。事件直後は、夫を失ったショックが顔
に表れていた」と話した。
腹部と足に銃撃を受けて重傷を負った妻の真梨子さんは、手術後、快方に向
かっているが、事件のショックが大きいという。
一方、市内を走る正規のタクシーには、非常事態を知らせるボタンが設置され
ていて、乗客が身の危険を感じた際に、このボタンを押すと、緊急センターに
タクシーの場所が通報されるシステムになっている。
しかし、こうした正規のタクシーでも、「特急誘拐」が多発している。事件の起き
た現場を含むグアヤス県では、2013年、週に3件の割合で発生していて、エク
アドル政府は、対策に躍起となっている。