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アメリカのファーストフードのストライキ

2014/11/21
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普段、ファーストフード店を利用しているだろうか?

ネットでは、ファーストフード店の従業員は酷使されている事をさんざん取り上げているが、それを知りつつもやっぱりお手軽な事から、頻繁に利用してしまう。便利だし、食べ慣れていると、ついつい食べたくなってしまう。

そんな事もあってか、ファーストフード店の中の出来事を、しょうがない事とどこか割り切って接しているだろうなと思えるし、私自身そう接している気がする。

そんなファーストフードの労働実態だが、日本ではさほど従業員による大きなストライキを見た記憶は無い(ついこの間、某牛丼店で、小規模なストライキが発生している記事を読んだ事があるが)。

ファーストフードの発祥の地、アメリカでこの間、大きなストライキが発生した。

それも世界的に展開しているハンバーガーショップのマクドナルドやウェンズデーズで起きた、それも警官が出る程の大きな規模で。

せっかくなので、アメリカのファーストフード店で起きたストライキの模様を紹介したいと思う。

大都市で起きたストライキ

ストライキが発生したのは、アメリカの中心であるワシントンである。「Fight for 15」というスローガンのもと、ハンバーガーショップ大手のマクドナルドやウェンズデーズをはじめ、数多くの飲食店の従業員が参加し、ストライキを行った。

このスローガンは彼らの要求に起因しており、彼らの主張は、制定労働賃金を15ドルに引き上げる事である。

ニューヨークやデトロイト等でも起き、警察が交通の安全を図るため出動する程だった。

過去にも既に何度かストライキが発生しており、以前発生したものも最低賃金の改善を要求する内容で、オバマ大統領がストライキに支持する意見を表明した事もあった。

アメリカの飲食店の実態

労働管理局の報告によるとファーストフード店では、時給で10ドルも稼げないような店舗が多くあるという。

またアメリカの都市部のレストラン業界において、サービス料による金額の見直しが行われ、料理の金額にサービス料を込みで記載されるようになった。

その業界の変化が、労働者の生活を苦しめている要因にもなっている。というのも、アメリカの様々なサービス業は、お客からのチップを頼りにして労働しているからだ。

どういう事かというと、ウエイターの最低賃金は7.25ドル(750円くらい)だが、これはチップの金額を合わせて、この金額になっていれば問題は無く、それ故そのお店の実際の時給は2ドルとか3ドルとかに設定されている事が多かった。

サービス料込みで記載が行われるようになり、店側の時給の見直しは行われたものの、本来の最低賃金7.25ドルには及ばない金額だったり、チップを受け取る機会も少なくなり、ここ数年で飲食業会の労働者は非常に逼迫した状態に立たされているのだ。

ファーストフード店やレストランに限った話でなく、バーやお菓子屋さんなど、さまざまな飲食店、サービス業の中でこういった賃金の不満は高まっているのである

日本人の感覚だと、ストライキは身が引けるし、分かった上で働いているからしょうがない・・・と考えてしまうもの。だからなんと意見したらいいのか分からないと思う。

では欧州の人達の意見はどうだろうか?労働権利について強く意見を持っている人達だから、なるほどなという感心する意見もあると思う。

一部意見を抜粋して紹介したいと思う。

【参考URL】http://www.spiegel.de/wirtschaft/unternehmen/mcdonald-s-landesweiter-streik-der-mitarbeiter-in-den-usa-a-989970.html

この記事に対する海外の反応

マクドナルドにとっては負の宣伝になるだろうな。

でも僕は、欧米にきちんとストライキ権がある事を知る良い機会だなって思ったよ。

アメリカでは、レストランとかでチップのシステムがあるけど、多くの場合それは機能してない事も多いんだよね。

アメリカの法律で約束されているような安い賃金で働く労働法では、都合の悪い事は不意にやってくるもんだよ。

私は少ない賃金で働き、邪悪なファーストフード帝国に対抗する強さを持っている人を尊敬するよ。

ドイツでもアメリカのように脅かされているよ。

この最低賃金の必要性を、既にアメリカでは経済的に現実性をもって話し合われたはず。

昔はこういったマクドナルドのような労働は、10代の若者だったり、その職の若手で尚かつまだ自分で十分な賃金を稼げない人なんかが副収入としてやっていたのに、いまはここで生活を稼ぐ必要性がある人が働いて、しかも搾取されている状況に変わった。

こういったストライキのような社会主義的な傾向が起きている事を、私は嬉しく思うよ。

アメリカの生活費は私の国より高い上、気温も私の国より寒い。なのにこんな遥かに少ない金額で働いているなんて。

資本主事のほころびだな。

ファーストフードは、確かに未熟練の若者の雇用を提供してきた。

本当の社会における労働の問題は、熟練者を求めていて、尚かつ生産的である雇用が減ってきている事である。

これはもう社会的な傾向であり、私たちはマーケットの動きを止める事は出来なよ。

豊かな国なのにも関わらず、人間の尊厳が守られているかどうか疑問を持つ事について、あなたはどう考える?

すべての人にとっては朗報。不健康バーガー支持者にとっては訃報。

これは敗者の泣き言が束になって襲ってきたようなものだ。

私が彼らに言いたいのは、あなた方がひっくり返せるのは、社会じゃなくてハンバーガーだろう?

再分配される社会の仕組みは、私たちの世界には無い。

ドイツも大体の従業員は、最低労働賃金またはそれ以下で働かされているもんな。

搾取ってやだよね。

高い生活費用と、それにもかかわらず低い最低賃金、これらのトピックスはアメリカをはじめとした西洋の自由経済主義の夢の終わりを意味しているよね。

まとめ

さまざまな意見が集まっていて、とても面白かった。

ストライキの賛成と、資本社会そのものに意見を投げかける声が多く集まっていた。アメリカをはじめ、ヨーロッパでは資本主義の夢の終わりと形容されているような経済状態の悪い国が多い故、やはりこういった意見が当然の様に集まっていた。

それにしても飲食店って大変だ、働いた事がある人は当然分かっていると思うけど。賃金が安い理由も分かって働いているけど、不満をどうしようも出来なくなる時だってあるし。

だからってわけじゃないけど、飲食店勤務で生計を立てている人もいる訳だから、きちんと生活出来るような賃金の改善をしてくれ!って思う。

チップ制のこわいところだね。もらえなかったらそれこそ生活していけないじゃないか。日本円で考えたら大変な額だったから震えたよ~。飲食店のスタッフさんがいないとジョニーも困るから、本当に早くこの状況を改善してほしいところだね。
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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    マクドナルドやウェンズデーズで起きたストライキはマクドナルドやウェンズデーズが社の方針としてチップを禁止しているから「他の飲食店の店員はチップをもらって私たちより多く稼いでいる。チップを禁止するなら時給を上げてくれ。」という主旨のストライキだと報道されていましたよ。

  2. 日本の名無しさん より:

    あっちでは自分とこより高いから同じ金額にしろってのは社会主義的じゃない?
    能力によって金額異なるのはアメリカでは当たり前に思われてるんだと思ったけど違うのかな。
    日本だって場所によって時給違うし。

  3. 日本の名無しさん より:

    チップもらえないのに時給が最低賃金割ってたらそりゃ問題だわな。
    最低賃金割ってなくて気に食わないんだったら辞めりゃいいって思うけど、
    今時だとバイトでもそう簡単には次が見つからないのかなぁ。
    チップ制度はあってもなくても大変だね。

  4. 日本の名無しさん より:

    アメリカはだいたい学資ローン組んで大学に行ってるから、社会に出た時には数百万の借金を抱えてるのが普通。でも大学出てもホワイトカラーになれない例はザラにあり、そういう人が低賃金労働に就くと人生詰む。さらに出産・育児や介護が重なると人生終わる。キリスト教国にも関わらず、アメリカの自殺率は高い。

  5. 日本の名無しさん より:

    マクドナルドは店員が水着にエプロンとか工夫を凝らし()出しちゃう事は咎めるのかなあ?
    チップなんていわれたらおひねり狙いの↑こんな人でてきそうなもんじゃない?
    場末感つか終末退廃感あふれそうなもんなのにそうならないのが不思議。

  6. 名無しさん より:

    その間に痩せろ

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