もし、あなたが余命1年と宣告されたら…?
家族や友人のこと、仕事のこと、これまでの人生のこと…自分にとって大切なことで頭がいっぱいで、お金のことは二の次になってしまうのではないでしょうか?
しかし、そんなときこそ、しっかりと自分がかけた保険やその契約について処理していかなければなりません。
記事のMichaelさんのようにならないように…
保険会社が保険金を払ってくれない!
1年前の今ごろ、Michael=Brownさんはまだ元気に自身の事業を営んでいました。
また、家族でギリシャに行く計画もたて、それを楽しみにもしていました。
現在。彼は死の床についています。
去年の10月ごろ、1年以上は生きられないだろうとされる癌にかかってしまったのです。
今、彼は7月に生まれる予定の4番目の孫の顔が見られることを願っています。
辛い病気と戦う一方、Michaelさんには保険会社に500,000ポンドの支払いをさせるという戦いをしています。
イギリスにある大手保険会社の一つLeagl&Generalが、契約書の細かい規定をたてに500,000ポンドの支払いを拒んでいるのです。
焦点は一つ。Michaelさんは1年以上生きるか生きないか。
Michaelさんの請求が拒まれたのは、彼が病院にいる間に診断書を含めた請求を保険会社にしなかったからだ、とL&Gは主張しています。
「病気の宣告を受けたときは本当に歩いたり、話したりできる状況じゃなかったんだ。保険について考えられるような状態でもね。診断室で意識朦朧とした感じだった。」
と当時を思い出しながら、Michaelさんは語ります。
「それは恐怖の時でした。妻はわたしが死ぬことを告げられ、子どもたちはわたしのそばを離れられなかったんです。他の親族にも知らせなきゃならなかったし…保険請求はわたしにとって最後のことでした。」
同じころ、彼の母親のMargaretさん(89歳)も癌で危篤状態だったこともあり、たいへんな時期でした。
10月30日、Margaretさんは亡くなってしまいました。
まず、12kgほど体重が落ちてしまい、異常に疲れやすくなってしまったのです。
10月、ポルトガルに4日間旅行に出たのですが、Michaelさんは突然食べ物を受けつけられなくなり、痒みを訴え始めました。黄疸も出始めました。
イギリスに帰って、すぐに病院に行ったところ、Michaelさんの検査は2週間にも及びました。
胆管癌がすすんでいることが明らかになり、緊急の処置が必要となりました。
翌日、Michaelさんの担当医は状態は最悪であることを確認しました。
胆管癌が進んでいるだけでなく、あと1ヶ月しか生きられないとさえ診断しました…。
最悪なことに、Michaelさんの身体が耐えられないため、手術は無理だと判断されてしまいました。
また、彼は敗血症という血液の病気も併発しており、10日間ほど入院を余儀なくされました。
11月12日に退院できましたが、2週間、化学療法と放射線療法を受けなければならなかったのです。
1月まで彼らは生命保険の請求をすることさえ頭に浮かびませんでした。それほどたいへんな時を過ごしたのです。
彼らは二つの5年契約の保険をL&Gから購入していました。
彼らが死亡するか死ぬような病気になった場合は250,000ポンドの保険金が支払われるはずでした。彼らは月々212ポンド保険料を払っていました。
Michaelさんは彼のみの保険も2012年7月に購入しました。こちらも250,000ポンドです。保険料は月々133ポンド。
MichaelはL&Gに連絡をとって、保険金の請求書を送りました。医者の診断書をもとに詳細に報告しました。
3月10日、保険会社から手紙が届きました。二つの請求は却下されました。
請求期限の11月を過ぎていたことと、保険会社のチーフメディカルオフィサーの見解では「彼の寿命が12ヶ月かそれ以下か決めかねる」というのです。
二人は調査チームに再度依頼をしました。患者の担当医師の意見に同意せず、支払いを拒否しているという点において、通常のケースとはたいへん異なります。
スポークスマンは「こういうケースで査定するとき、患者がかかっている医者の見解がより重要です。」と言っています。
調査チームは「保険会社は支払いを避ける理由を見つけるのではなく、契約の精神に基づいた行動をすべきだ」と言います。
マスコミがコンタクトを取ったあと、L&Gは請求の一つを支払うことに変更しました。
Michaelさんは250,000ポンド受け取れるでしょう。また、2つ目の請求の見直しもされています。
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保険会社にお金を払わないで、子どもやもっと必要な物に使ったほうがいいね。
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こういう保険は死ぬ間際に支払われるんじゃないか…?
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癌で死んだ友人が二人いるんだけど、かなり早い段階で支払ってもらえたよ。そういう契約を結んでいなかったにも関わらずね。
一人はお金をもらってから6週間で亡くなってしまった。お金は家族がお葬式の手配に使ったよ。
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わたしは40年ほど前、保険会社の請求部門で働いていた。その時は最も正直で、倫理的な業種だと思っていた。
でも、最近全く説得力のない言い訳で支払いを拒否され、考え方は一変したよ。
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多くの保険会社は泥棒みたいなもんだけど、それなしには生活できないのも確かなんだよね…
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保険のプロみたいに詳しい人のコメントがすごく多いね。やっぱりみんなの関心があるからかな。
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どんな世界にもごまかしというのはあるが、保険業界はその中でもワーストナンバー1だ。必要最低限に留めておいたほうがいい。
大手保険会社を退職した者からのアドバイスだ。
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わたしは家の保険だけ買うようにしているわ。生命保険と旅行保険は最悪。お葬式代があれば十分じゃない?
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保険を買う時には十分気をつけて。家族の病歴なんかにもね。持病があると彼らは支払わないよ。払わないためのあらゆる理由を探すのが彼らの仕事だから。
弟が癌にかかった時保険請求をしたんだ。彼らは払わなかったよ。大量の書類と弁護士の脅しみたいのがきた。
運よく彼の腫瘍はおさまって回復したんだけど、それにしてもこんな最悪な話しは聞いたことがなかったよ。
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だから生命保険は買わないんだ。特にL&G。
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↑ くそっ。この会社の生命保険を買っちゃったよ!
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みんな分かってないねえ。これらの会社は株式会社だから、株主に利益を分配しなきゃいけないんだ。資本主義に情はないんだよ。
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わたしもこの会社で生命保険を持っていたんだ。5年後、解約したくて返金を求めた。契約では違約金なしでできるってことだった。でも彼らに返金させるのはほんとうに大変なことだった。
やっと取り戻したけど、税金がかかるとか言い出した。わたしは全く同じ契約をStandard Lifeで結んでいたけど、あっちは税金なんてなかった。
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この保険会社は恥知らずだな!ムカつくよ!マスコミの介入がなかったら、全然支払わないつもりだったのかな?
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↑ 彼らはKingswoodにきれいで豪華なオフィスをかまえているよ。彼らが支払えるかどうか見に行くといいよ。
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養老保険の支払いのことを思い出したよ。契約のときはいいことを言っていたけど、もらった還付金はちょっぴりだ。
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今ちょうど保険会社を探していたんだけど、Legal&Generalは絶対に加入しないわ!
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↑ あたしもこの記事を読んで怖くなっちゃった。
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↑ 保険会社なんてどこも同じだよ。保険料は余分に取るくせにいざ支払いとなるとぐだぐだと言い訳をして逃げるんだ。
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保険なんてギャンブルと同じだよ。ほとんどは親が勝つんだ。だからこそ彼らのビジネスが成り立っているとも言えるけどね。
財産を守りたかったら、金や投資をするといいよ。
保険会社の悪評はイギリスだけ…?
散々な言われようですね…イギリスの保険会社はそんなに悪質なのでしょうか?
生活に関わる保険や年金はそれだけ人々の関心も深いのでしょう。悪いことが起こったときの広まり方もすごいですしね。
それにしても後1年生きられるか生きられないかという普通なら何も考えられない状態で、お金について争わなければならないなんてさぞかし辛いことでしょう。
自分や家族の命についてビジネスライクに語られたら、誰しも平静でいられないでしょう。
Michaelの交渉が早く終ることを願っています。
【参考URL】http://www.dailymail.co.uk/money/investing/article-2999576/What-way-treat-dying-man-Doctors-said-Michael-dead-year-Legal-General-didn-t-believe-refused-500k-life-insurance-claim.html
マスコミの介入後に支払うことにしたのが腹たつな?決まり通り審査して払わない、ってしたんでしょうにそれを覆しちゃったらダメじゃない?余命も安心してられないなんてほんとに不憫だ…
保険会社にはできるだけ支払いを減らす担当部署があって、一番支払いを減らした人はボーナスが出るそうなwだから難癖つけまくって支払いを拒む会社が沢山いるとのこと。
最近マイケル・ムーアのSickoを見た俺にはタイムリーなスレだな