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サボり癖のある人は要注意!?マイクロチップに監視される従業員

2015/04/27
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上司の目がないとついつい気が緩んでサボり傾向になってしまう…

などということもたまにはあるかもしれませんが、ハイテク技術が社員の行動管理に取り入れられた暁には、そんなことはもうできなくなってしまいます。

社員の手にマイクロチップ!ハイテク技術の目的

スウェーデンのストックホルムのある企業で、社員の手のひらに米粒ほどのマイクロチップを埋め込むシステムを導入した、というニュースをつい最近目にしました。

このチップの入った手をかざすだけで、オフィスの扉を触らずに開錠したり、コピー機を操作したり、カフェで支払をしたりすることができるのだそうです。

確かに、過去の時代に想像したスマートな未来の姿のようですが、企業の本来の目的は別のところにあるのでは、と想像してしまいかねません。

怠慢運転手の管理に役だつチップ

イタリア中部、アブルッツォ州にあるスルモーナ。
この町中には市バスが走っていますが、

バスの運行状況が時刻表から大幅にずれたり、
運転手の独断で運行ルートから外れたところを走ったり、
停留所以外の場所に停車したりする…

そんなことが過去、頻繁に起こっていました。

そのため、バスはいつも遅れ気味で、乗客が電車に乗り遅れるなどの被害をもたらしており、市民からの苦情が多数、市役所へ寄せられていました。

この不名誉な状況を改善すべく市役所が取った対策は、バスの車両一台一台にマイクロチップを埋め込み、GPSを利用してバスの運行状況を徹底的に集中管理するというもの。

リアルタイムでバスの動きを把握できるほか、走行距離数もはじき出されます。

時刻表から大幅にずれた運行や、乗客を乗せたまま私用でどこかに立ち寄って運行ルートから外れたり、知り合いと遭遇して道路で窓越しに話し込んだりということはもうできないことになります。

このシステム導入につき、市が費やした経費は約2万ユーロ(約268万円*)。

怠慢なバスの運転手がいるお陰でいらぬ出費を強いられました。
しかしその後、州からの助成金が大幅に削減してしまったため、このシステムはまだ未完成となっているようです。

*:1ユーロ=134円として計算(2015年2月10日現在の為替レートより)

チップはバールマンの安全を守るため?

同じくイタリア国内のボローニャでも、似たようなエピソードがあります。

ボローニャ郊外にある高速道路のあるサービスエリアはフランス企業による経営ですが、そこで働く従業員たちはチップの入ったベルトを装着させられています。

カフェスタンドなり、レジなり、各自の持ち場を90秒以上離れてしまうと、管理センターに自動的に報告されてしまうとか。

確かに、頻繁にタバコを吸ったり、携帯で私用電話をするために持ち場を離れて外に出たりする従業員が目につくこともあるので、そういった”サボり”対策的なものかと思いがちですが、

あくまで企業側は、「夜のシフトなどで強盗などの危険にさらされたり、気分が悪くなって保護が必要な場合に役だつ為」というふうに説明しています。

しかしながら、当の従業員たちはそのような建前的な説明を真に受けていないようです。
それにしても、90秒しか持ち場を離れられないとは、鎖につながれた犬さながらです。

このようなマイクロチップにまつわるニュースを耳にして、様々なコメントが投稿されました。
そのいくつかを以下にご紹介しましょう。

この記事の海外に対する反応

ひどい話だ!これじゃ、手錠をかけられているのと同じだね。

このサービスエリアにあるシステムは、他の所でも施行されているって聞いたことがある、確か。

“強盗から身を守るため”だって?

でも、警備など夜間の危ない仕事に従事している人にとっては、これも安全対策システムとして普通のことじゃないかな?

夜、強盗に遭って非常ボタンを押せなかったりして、場所を移動させられた時などは有効なシステムだよね。

昔見た”未来の生活”っていう感じ。

ちょっとトイレに行っただけで非常事態と見なされて、救助が駆けつけて来たりして…

サービスエリアを経営しているフランス企業のニュースだけど、フランス新聞「ル・モンド」からこの記事が削除されたってちょっと怪しくない?

仕事がどんどん奴隷化していく!!労働者の権利はどこへ行った!?

そのうちマイクロチップを通して、家から仕事に向かったかどうかなんてことも管理されるようになるよ。

サービスエリア内に閉じこもってないとアラームが鳴ってしまうのだから、ちょっと気分転換に外の空気を吸ったりすることもできないよね。

スウェーデンの企業では、チップ埋め込みの合意を得た社員にだけ実施しているということだけど、ホントのところはどうかな…

合意をしなかったら、解雇されるとか…

↑ 初めは各自の意思に沿って埋めるとかいって、埋めたら埋めたで、そのうち生活のあらゆることを監視されてしまいかねないのでは。

大多数の意見に合わせるだけで、自分の考えを持たないのはよくないな。

人間は、これまでに臓器移植や抗生物質、コンピュータ…などいろいろ自然に反するものを受け入れすぎてしまっている。今度はマイクロチップか。

ここロンドンでは、こういう話は聞いたことないよ。もし私にチップを埋めろと行ってきたものなら、自分に埋めろと言い返してやる。

世界中がおかしな方向になっている!今後、どうなってしまうんだろう?

人間には尊重が必要。ロボットじゃないんだから。

鳥肌の立つ話だね。そのうち、生まれたばかりの赤ちゃんにはみんなチップを埋め込むようになって、みんなロボットのようになってしまったりして。

このまま行ったら、プライバシーなど存在しなくなると思う人もいるだろうけど、現代は既にプライバシーなどほとんどない管理社会になってるんだよ。

犬の管理のためならいいけど、人間には困るな。

健全な人間もいるのだから、そこまでする必要はないのではないかと思う。

ハイテク技術の行く先とは…

今や、社員たちの良心に基づく行動は会社から信頼を受けず、徹底管理の道へと進んでいるようです。

これでは私たち人間はロボットと同等の扱いを受けているように感じる方も少なくないはず。
ハイテク技術の利用も良し悪しではないでしょうか。

【参考URL】http://www.ilfattoquotidiano.it/2013/03/19/autogrill-choc-sulla14-braccialetto-elettronico-per-controllare-dipendenti/535182/
http://ilcentro.gelocal.it/laquila/cronaca/2010/04/13/news/i-bus-sorvegliati-da-microchip-1.4563137
http://ilcentro.gelocal.it/laquila/cronaca/2012/05/01/news/autobus-urbani-monitoraggio-satellitare-bloccato-1.5098751
http://www.corriere.it/tecnologia/15_febbraio_01/azienda-innesta-microchip-dipendenti-594f38c8-aa07-11e4-a06a-ec27919eedf1.shtml

安全管理としてはgoodだと思うけど、90秒なんて少しの間でも持ち場を離れたら、っていうのはさすがにね…。昔見た映画で、人間は産まれたときにチップを入れられて、そのチップで個人を特定、管理してるっていうSF映画があったな。将来的にありえそうじゃない??

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この記事に対するコメント
  1.   より:

    マイクロチップ“で”監視されるじゃなくて、マイクロチップ“に”監視されるのか!
    人工知能はかなり進んだなw

  2. 日本の名無しさん より:

    監視されてると思うと心臓がバクバクするからこういうのマジやめてほしい。

  3. 日本の名無しさん より:

    要するに不真面目で仕事しないお国柄だからやるんだろう
    日本でやるっていったら色々問題でそうだけどな、ただし不真面目くんに対してはその限りではないだろうけども

  4. 日本の名無しさん より:

    こんなことが進歩する未来であってはいけない!

  5. 日本の名無しさん より:

    マイクロチップ埋められた手でシコシコしたらどうなるん?

  6.    より:

    文句言う前にさぼるのやめろよw

  7. ハハ より:

    インプラントを要求するなんて、倫理のかけらもないな

  8. 日本の名無しさん より:

    医療行為的にも体に異物をいれるのは出来ることなら避けることなんだがなぁ…
    アレルギーなんかも怖いしな

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