質：「なるほど。ちなみになぜこのモスクワビットコイン会議は重要なのでしょうか？」

バ：「というより、ビットコインは地球上の誰にとっても重要なんです。世界的に大きな現象になっていますしね。お金を使う人全てにとって重要だと思います。」

質：「ロシアではビットコインは決して禁じられているわけではありませんが、中央銀行や検察などはその使用に否定的な見解を示していますね。

ということはビットコインはロシアでは歓迎されていないということなのでしょうか？もしそうならこの状況は変わることはあるのでしょうか？」

バ：「私自身はロシアで何が起こっているのか直接的には感知していませんが、私は少し前に会議である人に同じ質問をしました。

すると彼は、『誰も何も気にしていないよ。』と言ったのです。これがロシアの一般的な意見なのかもしれませんね。結局は誰もビットコインの使用をやめさせることはできないですし、そういうもんなのです。」

質：「ビットコインが普通の通貨よりも良いと言える理由を３つあげて頂けますか？」

バ：「１つは、世界のどこからでもどこへでも、そしてどれだけの量のお金でも、送ったり受け取ったりできるというところにあります。世界で初めてのことです。

２つめは、銀行に手数料を払うことなくお金を送ったり受け取ったりすることができることです。

３つめは、口座の凍結や差し押さえが皆無であるという点です。

他にもまだまだ理由はあります。何時間でも話すことができますよ。とにかく、総じて言えばビットコインは地球の歴史上存在した通貨の中では最高のものと言えるでしょうね。」

質：「他にはどんな理由があるのでしょうか？」

バ：「一つは偽造通貨がないということでしょう。私が、もしくはあなたでも、偽札を作れば刑務所行きになりますよね。しかし中央銀行が同じようなことをした場合、それは量的緩和だとか景気刺激だとか言ってかっこいい名前で呼ばれる。

ただビットコインの世界ではそれが起こりえないのです。ビットコインの供給量は固定されていて、２千百万ビットコイン以上は生まれないようになっているのです。これは従来の政府発行の通貨に比べて、素晴らしい利点だと言えます。

また別の利点としては、ビットコインの世界では後々の請求がないのです。お金が払われた瞬間、そのお金は払われた人のものとなり、クレジットカードやその他の形態のように後々お金が取られるようなことはありません。」

質：「ビットコインの悪い点としては、薬物の購入やマネーローンダリングの温床になりかねないということが挙げられると思うのですが、ビットコインがもっと安全なものとして確率される方法はあるのでしょうか？もちろんその独立性を保持したまま。」

バ：「そのように使用する人がいたとしても、私には関係ありませんね。そうやって逮捕されていく人たちには大きな問題かもしれませんが。結局私のビットコインに影響があるわけではないので。」

質：「ビットコインの価値はこのところ乱高下を繰り返していますね。去年は１０００ドルを越えたにも関わらず、いまは５００ドル以下です。そんな通貨どうやったら信用できるのでしょう？」

バ：「過去数年を見ると、その間のどの時期にビットコインを買ったかに関わらず、一年以上保持していれば、現在その方々のビットコインは買った当時よりも価値があります。もちろんビットコインに悪い時期はあるかもしれませんし、市場での不安定さもあります。

ただ総合的に見ればここ最近は調子がいいですし、世界中でもっと使用されるようになれば状況は更に良くなるでしょう。」