「クレジットカードの請求日が近いのに払えない」「支払いが間に合いそうにないけれど支払い遅れがあると何が問題なのか教えて欲しい」など、クレジットカードが支払えなくて困っている方もいるのではないでしょうか。
クレジットカードの支払い遅れがあると、お金を借りたくても借りにくくなる、最終的には財産が差し押さえられるなどの問題が起こるため、早めの対策が必要です。
今回はクレジットカードの代金が払えないとどうなるのか、支払い遅れにはどのように対策をしたらいいのか、詳しく紹介します。どのような時期に何が起こるのかを理解して、早めの対策をしましょう。
まずはクレジットカードの請求額が払えないとどうなるか把握しよう
クレジットカードの請求額が払えないとどうなるか把握しておくと、早めの対策を心がけなければいけない理由がわかります。
まずはクレジットカードの支払い遅れが招く問題について、具体的に確認しましょう。
遅延損害金が請求されて余分なお金を払わなければいけない
クレジットカードの請求額が払えないと、遅延損害金が請求されます。遅延損害金とは支払い遅れに対する損害賠償の意味合いを持つお金で、利息とは別の余分なお金です。
遅延損害金の利率はクレジットカード会社ごとに決められています。例を挙げて金利を見てみましょう。
クレジットカード会社 | 遅延損害金の金利(年) |
---|---|
JCBカード | 14.60% |
三井住友VISAカード | 14.6% |
セゾンカード | 14.6% |
ライフカード | 14.6% |
楽天カード | 14.6% |
ニコスカード | 14.6% |
今回紹介したクレジットカード会社では、遅延損害金の金利がいずれも14.6%でした。ショッピングの場合の遅延損害金は法律によって年14.6%が上限とされているため、年14.6%に設定しているクレジットカード会社が多く見られます。
クレジットカード会社によっては遅延損害金の利率が異なる場合もあります。クレジットカードは1回払いやボーナス払いを指定すると手数料はかかりませんが、遅延損害金は支払方法には関係なく手数料が必要です。
遅延損害金は日割りで計算され、返済が遅れた日数分必要です。返済が遅くなればなるほど負担が大きくなるため、早めに対策をしなければいけません。
遅延損害金の利率が年14.6%で、1か月間支払いが遅れた場合に支払う必要がある金額の例を見てみましょう。
- 利用額が5万円:608円
- 利用額が10万円:1,217円
意外に高いと思われた方もいるのではないでしょうか。
ショッピングの遅延損害金の上限は年14.6%でも、手数料が発生する支払方法を指定している場合は手数料と遅延損害金を支払わなければいけません。
融資をする際に法律で上限とされている利息が年20.0%なので、計算上は遅延損害金と手数料を合わせて年20.0%を超える場合でも、請求される金利は年20.0%までです。
支払いが確認されるまでクレジットカードの利用が停止される
クレジットカードの代金が払えないと、支払いが確認されるまでクレジットカードの利用が停止されるので注意しましょう。
引き落とし日に引き落としができなかった場合、金融機関からクレジットカード会社に引き落としができなかったという連絡が送られます。連絡を受け取ったら、クレジットカード会社がカードの利用停止手続きを行う流れです。
連絡に何日かかるかは金融機関によって異なりますが、一般的には3営業日程度で連絡が行きます。早ければ翌日に連絡が行くケースもあるため、引き落とし日が過ぎたらいつクレジットカードが使えなくなってもおかしくはないと考えましょう。
数か月払えないとクレジットカードの支払い遅れの情報が登録される
2か月から3か月にわたって支払いが滞ると、クレジットカードの支払いが遅れているという事実が客観的な情報として個人信用情報機関と呼ばれるところに登録されます。個人信用情報機関とは、個人のクレジットカードの利用状況や借入状況に関する情報が登録される機関です。
クレジットカード会社が加盟している可能性がある個人信用情報機関を見てみましょう。
- 株式会社日本信用情報機構(JICC)
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
片方のみに登録しているクレジットカード会社と、両方に加盟しているところがあります。
長期延滞など、返済上の問題を異動情報と言います。異動情報がある状態を比喩的に「ブラックリスト入りする」というケースも見られますが、ブラックリストという名前のリストが存在するわけではありません。
異動情報があると、ローンやクレジットカードの審査に悪影響が出るので注意が必要です。
異動情報が登録されるタイミングを見てみましょう。
- 61日以上または3か月以上滞納した時
- クレジットカード会社やローンの発行元が異動と判断した時
- 自己破産や任意整理など債務整理をした時
61日以上または3か月以上滞納すると異動情報が記録されるルールなので、2か月から3か月滞納すると情報が記録されます。長期滞納ではなく遅れた後に支払いをしていても、何度も返済が遅れると異動と判断される可能性もあるため注意が必要です。
個人信用情報機関に情報が集められているのには、利用者が返済能力を超えて借入をしないようにする目的があります。
お金を貸す側からすると、利用者に返済能力があるかは重要なポイントです。利用者も借り過ぎると困るので、両方を守る意味で個人信用情報機関への情報の問い合わせが義務付けられているのです。
個人信用情報機関に情報を照会すると、クレジットカードの利用額や契約している商品、支払い状況などがすべてわかる仕組みが整えられています。
クレジットカードの支払い遅れが続くと住宅ローン審査に悪影響が出る
クレジットカードの支払い遅れが続いて個人信用情報機関に異動情報が登録されると、住宅ローン審査に悪影響が出て審査に通りません。
クレジットカードの支払いができていないほどお金に困っている人が住宅の費用を支払えるとは思えないので、審査に通らないのです。
住宅ローンだけではなく、お金を借りたり立て替えてもらったりする場面全てに影響が出ます。具体的にどのような問題が起こるのか、確認しましょう。
- 新たなクレジットカードの審査に通らない
- カードローンの審査に通らない
- フリーローンや教育ローンなど様々なローン審査に通らない
- 信販会社を通す分割払いの契約が結べない
利用しているクレジットカードを強制的に解約される
個人信用情報機関に異動情報が登録されると他のクレジットカードが作れなくなるだけではなく、滞納しているクレジットカードを強制的に解約される場合もあります。
滞納していても支払いを続けていれば強制解約まではいかないケースが多く見られますが、放置したままだと解約される可能性が高まるため早めの対策が重要です。
クレジットカードを強制解約されると、個人信用情報機関に強制解約の情報が登録される点にも注意しましょう。
クレジットカードで分割払いを指定していても代金を一括請求される
クレジットカードでは分割払いやリボルビング払いといった支払方法も可能ですが、長期滞納していると利用代金を一括請求される場合があります。
クレジットカードの分割払いやリボルビング払いができるのは、利用者の信用を元にクレジットカード会社が支払いを猶予してくれているからです。返済が長期滞ると信用がなくなり、支払いを分割する権利を失います。
支払いを分割する権利を失うことを「期限の利益の喪失」と言います。クレジットカードの利用規約を確認すると「期限の利益の喪失」に関して記載されていますが、長期間の支払い遅れがあると規約通りに一括請求されるのです。
1回払いに指定している人も、複数月の滞納分を一括して支払わなければいけなくなり、負担が大きくなる可能性があります。
最終的には給与や預金などの財産が差し押さえられる
クレジットカードの代金が支払えないまま長期間が経過すると裁判が行われ、最終的には以下のような財産が差し押さえられます。
- 給与
- 預金
- 有価証券
差し押さえは、お金が回収しやすいように資産価値が高いものに対して行われます。差し押さえの際には確実に支払ってもらえる給料や、手続きをすればお金が受け取れる預金、有価証券が対象となるのが一般的です。
自宅や車などの財産が差し押さえられるケースもありますが、一般的ではありません。
差し押さえは生活に必要なものは対象とできず、給与も生活が成り立つように以下の範囲で差し押さえが行われる決まりです。
- 差し押さえられるのは手取りの金額の4分の1まで
- 手取り額が44万円以上ある場合は33万円を超えた金額すべて
クレジットカードの滞納から差し押さえまでの流れを時期別に確認
支払い日から3営業日程度でクレジットカードが一時利用停止になる
支払い日が過ぎると、3営業日程度でクレジットカードが一時利用停止になります。
一般的には3営業日程度と言われていますが、クレジットカード会社によっては引き落とし日の翌日にはクレジットカードが使えなくなる例も見られるため、注意しましょう。
支払いが遅れてクレジットカードの利用が停止されても、支払いを済ませればカードの利用が再開されます。うっかり入金を忘れた場合には、できるだけ早く支払いを済ませましょう。
支払い日から1種間程度で督促の電話があるかハガキが届く
支払い日から1週間程度で、督促の電話がかかってきます。電話で督促をするケースが多く見られますが、クレジットカード会社によってはハガキが送られてくるため必ず電話があるとは言えません。
督促の電話やハガキの主な内容は、以下の2点です。
- 支払いが遅れている事実が伝えられる
- 新たな支払い期限が提示される
支払い日から何日後に新たな支払い期限が設定されるかは、クレジットカード会社によって異なります。
新たに提示された支払い期限までに支払えば、クレジットカードの利用停止が解除されます。返済が遅れた日数分の遅延損害金も合わせて請求されるので、遅延損害金も含めて引き落としができるように準備しておきましょう。
ただし、何度も滞納していると、返済を済ませてもクレジットカードの利用停止が解除されないケースがあります。
新たな期限までに支払えなかったら督促状が内容証明郵便に変わる
新たに提示された支払い期限までに支払いが終わらなかった場合、再度督促状が送られます。延滞が続くと督促状が内容証明郵便に変わり、督促をしたという証拠が残されるため注意しましょう。
内容証明郵便には、以下の内容が記載されています。
- いつ郵便物を送付した日付
- 郵便物に記載されている内容
- 郵便物の差し出し主と受け取り主
貸したお金を返してもらえなかった時に差し押さえをするには、貸した側がお金を回収するための働きかけをしなければいけません。内容証明郵便なら送付した日付や記載した内容を証明してもらえるので、滞納が続くと内容証証明郵便に切り替わるのです。
内容証明郵便に切り替わったら、クレジットカード会社が差し押さえの手続きに入ろうとしていると考えましょう。
支払い日から61日過ぎると個人信用情報機関に異動情報が登録される
信用情報機関に異動情報が登録されると他のローン審査などに悪影響が出るので、それまでに対策をしたいところです。
個人信用情報機関への異動情報の登録と合わせて、強制解約の手続きや一括請求の手続きも行われます。滞納して2か月目に入るとクレジットカードが使えなくなる可能性が高まるので、早めの対策を考えましょう。
支払い日から3か月を過ぎると裁判に移行する可能性がある
支払い日から3か月を過ぎると、いつ裁判に移行してもおかしくなくなります。裁判に訴えられてクレジットカード会社の主張が認められると、強制執行が行われて財産が差し押さえられる流れです。
裁判を起こす時期はクレジットカード会社によって異なりますが、多くの場合支払い日を過ぎて3か月から6か月程度で裁判へと移行します。
クレジットカードの請求額が払えない場合に考えられる対処法
クレジットカードが払えないでいると、裁判を起こされたときにクレジットカード会社の主張が認められる可能性がかなり高いと言えます。裁判へと移行する前に、何らかの対策を取らなければいけません。
どのような対策が考えられるのか、詳しく確認しましょう。
入金を忘れただけならすぐに支払いを済ませる
入金を忘れてクレジットカードの引き落としができなかった場合は、すぐに入金できれば問題はありません。入金方法についてはクレジットカード会社によって対応方法が違うので、いくつか例を見てみましょう。
三井住友カードの場合、インターネット会員サービス「Vpass」にログインすれば支払いができていないカードの支払金額と支払い方法の確認が可能です。会員サービス内で案内された方法に従って入金を済ませましょう。
JCBカードの場合は、利用している金融機関によって手続き方法が変わります。三菱UFJ銀行・三井住友銀行・りそな銀行を利用している場合を例に見てみると、口座から再度振り替える方法とJCBの口座に直接振り込む方法から選択可能です。
口座から再度振り替える場合の具体的な入金方法を確認しましょう。
- 支払い日当日:18時までに入金(当座預金の場合は15時までに入金)
- 支払い日の翌営業日以降:月末まで毎日振替を実施するので随時入金
月末までは毎日振替が実施されるため、月末までに入金しましょう。
JCBの口座に直接振り込む場合は、カードを手元に用意してJCBに問い合わせをします。
アプラスカードの場合、口座再振替での支払いには対応していません。支払い日に支払えなかった場合はアプラスが指定する銀行口座に直接振り込む必要があります。振込先はインターネット会員サービスNETstation APLUSから確認可能です。
上記のようにクレジットカード会社によってさまざまな対応方法があり、以下のようなパターンが見られます。
- 再度口座引き落としで支払う
- クレジットカード会社の口座に振り込む
- 振込用紙が郵送されるので用紙を利用して支払う
クレジットカード会社の案内に従って、できるだけ早めに入金しましょう。
1回払いに指定した代金が払えない場合は分割払いに変更する
1回払いに指定したクレジットカードの代金が払えない場合は、分割払いに変更する方法がおすすめです。クレジットカードには、1回払い以外に次のような支払い方法があります。
- 分割払い
- リボルビング払い
- ボーナス払い
支払方法はクレジットカードの支払い時に指定しますが、クレジットカード会社によっては後から支払い方法が変更できるケースがあります。
クレジットカードの支払い方法をリボルビング払いや分割払いにすると手数料がかかる点は知っておきましょう。とはいえ、滞納しても遅延損害金が発生するため滞納するよりもよいと考える人も多いのではないでしょうか。
1回払いからリボルビング払いや分割払いへの変更は認めていても、ボーナス払いへの変更を認めているクレジットカード会社はほとんどありません。いくつかのクレジットカード会社を例に、どのような変更が可能か確認しましょう。
クレジットカード会社 | 1回払いから変更可能な支払い方法 |
---|---|
JCBカード | スキップ払い 分割払い リボルビング払い |
三井住友カード | 分割払い リボルビング払い |
ライフカード | 分割払い リボルビング払い |
イオンカード | リボルビング払い |
エポスカード | 分割払い リボルビング払い |
スキップ払いはJCBカード特有のサービスで、1回払いの支払い月を最長で6か月先まで先延ばしにできます。
支払い日が過ぎるまでに変更手続きが完了すれば滞納にはならないので、支払いが難しいことがわかった時点での手続きがおすすめです。
支払い日を過ぎると、分割払いが認められない場合もあります。しかし、相談をすれば支払いをする意思はあると思ってもらえるので、ぜひ相談しましょう。
クレジットカード会社に利用料金を立て替えてもらって商品が先に受け取れるのは、利用者の信用を元にしているからです。
お金を借りる場面で言う信用は、返済能力と返済をする意思を両方備えている状態を表します。すぐにお金が返せない場合でも、相談をするという形で返済の意思を見せれば、放置したままの時ほど信用を失いません。
延滞前に対策をしたいならカードローンで立て替える方法も
おすすめなのは最短即日融資も可能な借入先です。1日でも早くクレジットカードの支払いをしたいので、スピーディーに借りられる以下のいずれかのカードローンを選びましょう。一定期間無利息で借りられるサービスがある業者なら、利息の軽減も可能です。
おすすめのカードローン | メリット | 無利息サービス |
---|---|---|
SMBCモビット | 最短30分で審査結果が出る Web申し込み後に電話すると優先的に審査が開始される 電話連絡も郵送物のないWEB完結申込ができる |
なし |
プロミス | 最短30分で審査結果が出る 初回利用時に適用される金利が他の大手消費者金融より低い 審査通過率が高め 職場への連絡が不安な場合に相談に乗ってくれる |
初回借入日の翌日から30日間無利息 |
アコム | 最短30分で審査結果が出る 初めての人にわかりやすい 審査通過率が高め 職場への連絡が不安な場合に相談に乗ってくれる |
初回契約日の翌日から30日間無利息 |
アイフル | 最短25分で審査結果がわかる Web申し込み後に電話すると優先的に審査が開始される 原則電話がかかってこない |
初回契約日の翌日から30日間無利息 |
レイクALSA | Web申し込みなら最短15秒で審査結果が出る 職場への連絡が不安な場合に相談に乗ってくれる |
以下の3種類から選べる 借入額のうち5万円が初回契約日の翌日から180日間無利息 借入額全額が初回契約日の翌日から60日間無利息(Web限定) 借入額全額が初回契約日の翌日から30日間無利息 |
三井住友カード「カードローン」 | ATM・口座振込両用タイプなら最短5分で発行できる 大手消費者金融カードローンよりも低金利で借りられる 返済実績に応じて金利の引き下げが受けられる |
初回契約日の翌日から最大3か月間無利息 ※キャンペーン期間中のみ |
カードローンは一度契約しておけば繰り返し借りられるため、クレジットカードの支払いができるまで一時的に立て替えるのに向いています。
カードローンを上手に利用してクレジットカードの支払いをスムーズに進めるコツは、以下の通りです。
- クレジットカードの支払い日が来るまでに借入をして先に支払う
- お金が返せる状態になったら繰り上げ返済をして利息を節約する
- 初めての借入の場合は無利息期間を活用して利息なしで返済を済ませる
クレジットカードの支払いが遅れた後でも、カードローンを契約してできる限り早めに支払いを済ませればカードの利用停止が解除されます。
滞納から日にちが経っていても、個人信用情報機関に異動情報が登録される前に支払えば他のローンへの悪影響を避けられる点で有効です。
何度もクレジットカードの支払いが遅れると返済してもカードの利用停止が解除されなくなる可能性があるため、今後も不安がある場合はカードローンを契約したままにしておきましょう。
初めての借入の場合は無利息期間を有効活用してもよいでしょう。
いつ支払えるかわかっている場合はクレジットカード会社に相談する
支払い日には間に合わなくても「しばらく待てばボーナスが入る」「もう少しで給料日が来る」など、いつ支払えるかわかっている場合はクレジットカード会社に相談しましょう。
クレジットカードの支払いができなかった時に再度支払いをする場合には、期限が決められています。期限を過ぎるとクレジットカードの利用停止が解除できなくなるため、期限内の支払いが重要です。
事前に相談しておけば、ある程度の期間なら返済を待ってもらえる場合もあるでしょう。内容証明郵便が届いてからでは、支払いを済ませてもクレジットカードの再利用が難しくなります。滞納に気付いた時点で、できるだけ早く相談しましょう。
相談したいと考えている人に向けて、主なクレジットカード会社の連絡先を紹介します。
クレジットカード会社 | 連絡先 | 電話以外の連絡先 | アプラスカード | 自動応答サービス:050-3497-2323 | 自動チャット |
---|---|---|
アメックス(アメリカンエキスプレス)カード | プラチナカード:0120-376107 一般カード・ゴールドカード:0120-010120 ※その他カードの種類によって異なる場合あり |
オンライン・サービス |
イオンカード | イオンカードコールセンター:0570-071-090 上記番号が利用できない場合は043-296-6200 |
自動チャット メール |
エポスカード | コールセンター:03-3381-0101 | メール チャット エポスカードセンター |
オリコカード | 東地区:東京第一サービスセンター 049-256-1151 西地区:福岡サービスセンター 092-261-5616 ※東地区は北海道・東北・関東・中部の一部(新潟県、山梨県、長野県、福岡県) 西地区は中部の一部(上記以外)・近畿・中国・四国・九州・沖縄 |
チャット メール |
JCBカード | JCB調査デスク:06-6944-2222 | メール チャット |
ジャックスカード | ジャックス・コンタクトセンター:0570-055877 上記番号が利用できない場合は03-6629-6400 |
メール |
セゾンカード | インフォメーションセンター:0570-064-133 | 自動チャット メッセージ セゾンカウンター |
セディナカード | アンサーセンター東京:03-5638-3211 アンサーセンター大阪:06-6339-4074 |
チャット メール |
ニコスカード | 一般会員はナビダイヤル:0570-025405または03-5940-1100 ゴールド会員はゴールドデスク:0120-30-5010または03-5978-1780 |
チャット メール |
三井住友カード | 管理部(東京):03-6738-7117 管理部(大阪):06-7733-7424 |
自動チャット メール |
ライフカード | インフォメーションセンター:045-914-7003 | なし |
楽天カード | 楽天カードコンタクトセンター:0570-66-6910 上記番号が利用できない場合は092-303-7188または092-474-6287 |
チャット |
ジャックスカードはメールでは支払いに関する問い合わせを受け付けていません。
また、ジャックスカード以外でもメールやチャットでは個人情報を含むやり取りができないのが一般的です。対応方法を調べるには役立ちますが、返済の猶予など詳しい相談をしたい場合は電話での問い合わせがおすすめです。
連絡をする際には、以下の点を伝える必要があります。
- 支払いが遅れた理由
- 支払いが可能になる時期
正当な理由があれば、返済額を一時的に減額するといった対応をしてもらえるケースもあります。支払いが可能になる時期がわかっていれば待ってもらえる可能性もあるため、事情を伝えて相談しましょう。
返済を待ってもらえても、遅延損害金は通常通りかかります。
対策をしても将来的に返済ができそうにない場合は債務整理
対策を試しても将来的に返済ができそうにない場合は、債務整理を検討するのも一つの方法です。
返済ができないまま時間が経過すると遅延損害金が高額になり、ますます支払いが難しくなります。クレジットカード会社に訴えを起こされれば給与が差し押さえられる可能性が高いので、無理だと思ったら早めに対策をしましょう。
弁護士などの専門家に相談すると、最適な方法を案内してくれます。専門家に依頼する場合は弁護士費用や債務整理の費用が必要ですが、返済額が減額できれば費用を支払ったとしても返済しやすくなるでしょう。
不安解消のためクレジットカードの支払いについてよくある疑問を紹介
クレジットカードの支払いができない時に分割交渉してもいい?
クレジットカードの支払いができない時には、分割交渉をしても大丈夫です。多くのクレジットカード会社で、一度1回払いで支払った利用代金をリボルビング払いまたは分割払いにする方法があります。
支払い日が来る前に支払方法の変更手続きをすると、滞納にはなりません。数回に分けたら支払いができそうな場合は、支払い期日までに手続きをして滞納を避けましょう。
リボルビング払いや分割払いには手数料がかかりますが、遅延損害金を支払うことを考えると滞納するよりもよいと言えます。
支払い日を過ぎてから支払いが難しいとわかった場合でも、クレジットカード会社に連絡を入れて分割交渉すると受け入れてもらえる可能性があるので、ぜひ連絡をしましょう。
自分から連絡をすれば支払いの意思があると判断してもらえるため、応じてもらえる可能性が高まります。
支払い日を過ぎると支払い日に遅れたという事実は記録されるので、分割交渉をするのならできるだけ支払い日前に返済方法を変更するようおすすめします。
クレジットカードの支払いが1日遅れただけでも滞納扱いになる?
クレジットカードの支払いは、1日遅れただけでも滞納扱いになります。
クレジットカードの支払いができなかった場合、引き落としができなかったという情報が金融機関からクレジットカード会社に届き、カードの利用が一時停止される流れです。
金融機関からクレジットカード会社に情報が届くまで数日かかるため、引き落としから数日間はカードの利用が可能です。しかし、滞納の情報がカード会社に届いた時点で、一度カードの利用が停止されます。
翌日に支払いを済ませていれば支払いを済ませたという情報がカード会社に送られるので、情報の確認が取れれば再びカードの利用が可能です。
支払い日が過ぎてすぐに支払っていれば、カードの利用が停止される期間は短くて済みます。
クレジットカード代金が払えないとすぐにブラックリスト入りする?
クレジットカード代金が払えないと、すぐにブラックリスト入りするわけではありません。先程も確認したようにブラックリストとは異動情報が記録された状態を言うので、滞納が始まってすぐに記録されるのではなく61日を過ぎると記録されるのが一般的です。
ただし、短期間の滞納を何度も繰り返している場合は、クレジットカードの支払いができなかったらすぐにブラックリスト入りする可能性があります。
ブラックリスト入りはしなくても、支払い日を過ぎてから支払った場合には個人信用情報機関に支払い日が遅れたという情報が残る点にも注意が必要です。
多くの場合延滞がすぐに解消されていれば問題はありませんが、複数回記録が残っていると他のローン審査で不利になる可能性があります。
一度ブラックリスト入りしたらずっとブラックリストのまま?
一度ブラックリスト入りしたらずっとブラックリストのままではなく、延滞が解消されてから5年が経過すれば個人信用情報機関からは情報が削除されます。
株式会社日本信用情報機関(JICC)と株式会社シー・アイ・シー(CIC)では、延滞の記録は5年間保管されるルールです。
正確に言えば、株式会社日本信用情報機関(JICC)では2019年9月30日以前に契約をした人に限って1年間で情報が消えますが、それ以降に契約した人は5年間記録が残ります。
延滞が解消されないといつまでも情報は残ったままです。滞納から5年間ではなく、延滞解消から記録が消えるまで5年間かかることを知っておきましょう。
クレジットカードの支払い遅れは住宅ローン審査に影響するの?
クレジットカードの支払い遅れが異動情報として個人信用情報機関に登録されると、住宅ローンの審査に影響します。
1回か2回うっかり返済を忘れてすぐに支払った場合は問題にならないのが一般的ですが、異動情報があるとまず審査に通らないと考えましょう。
住宅ローンは高額なローンです。カードローンなどの一般的なローンよりもさらに厳格に審査が行われるため、返済能力に少しでも不安があると思われれば審査には通りません。
異動情報があると返済がきちんとできない証拠になってしまうので、審査に通りにくくなるのです。
1回目や2回目は大丈夫?延滞を許してもらえるのは何回まで?
クレジットカードの延滞は、1回目や2回目までなら許してもらえるのが一般的です。返済日が過ぎると督促の連絡が入るので、新たに示された期限までに支払いを済ませればいったん利用停止になったクレジットカードが再び使えるようになります。
ただし、延滞が1回目でも、61日を超えて支払いができないと異動情報が登録される可能性があるため注意しましょう。短期間で支払いを済ませた時に限り、1回や2回の支払い遅れは許してもらえるケースが多く見られます。
クレジットカードの支払いは何日くらいまで待ってもらえる?
クレジットカードの支払いを何日くらいまで待ってもらえるかは、クレジットカード会社によって違います。滞納すると電話やハガキが届くので、督促の連絡の際に指定された期日を確認して入金しましょう。
クレジットカード会社によっては、自分で入金期限を確認する必要があります。多くの場合インターネット会員サービスで確認可能なので、確かめて入金しましょう。
JCBカードの場合、公式サイトで支払い日から20日以内に支払いを済ませるとカードの再利用が可能と案内されています。待ってもらえる期間はそこまで長くないと考えましょう。
支払い遅れの後で支払いを終えたらいつからカードが利用できる?
支払い遅れの後で支払いを済ませてからカードが利用できるようになるまでには、数日かかります。支払いを済ませてもすぐに情報が反映されるわけではなく、金融機関からクレジットカード会社に情報が行くまではカードの再利用ができません。
日数を案内しているクレジットカード会社を例に、どれくらいかかるか確認しましょう。
クレジットカード会社 | カードが利用できるようになるまでの期間 |
---|---|
JCBカード | 入金を確認した翌日から利用可能 入金の確認まで3~4営業日必要 |
ニコスカード | 支払い確認処理完了後から利用可能 目安として支払い日から2~3営業日 |
三井住友カード | 支払いから3営業日程度 |
一般的には入金から3~4営業日程度必要です。
クレジットカードの支払ができないとETCカードも使えなくなる?
クレジットカードの支払いができなくても、強制解約されない限りはETCカードは使えます。急にETCカードが使えなくなると事故につながるため、事故を避ける意味で問題なく使えるようになっているのです。
クレジットカードの支払い遅れがある場合、ETCカードの有効期限が来たらETCカードが使えなくなります。
クレジットカードを強制解約されるとETCカードも使えなくなるので、ETCカードの支払いに利用しているクレジットカードの場合は特に支払い日に注意しましょう。
支払いが遅れたクレジットカード以外は問題なく使える?
複数のクレジットカードを持っている人の場合、支払いが遅れたクレジットカード以外の支払いが滞っていなければ、更新までは問題なく使えます。
クレジットカードには利用期限があり、期限が切れると自動更新されるのが一般的です。クレジットカードの更新の際には支払能力が無くなっていないか確認する必要があるため、更新のタイミングで個人信用情報機関に情報の問い合わせが行われます。
情報を問い合わせた結果、異動情報があれば、支払い能力が無くなったと判断されて更新の審査に通りません。
支払いが遅れてもすぐに滞納を解消していれば他のクレジットカードも更新できますが、異動情報が残ると更新の際に使えなくなるため注意しましょう。
新型のコロナの影響でクレジットカードの代金が払えない場合の対応
新型のコロナの影響でクレジットカードの代金が払えずに困っている人に対して、救済措置に関する案内をしているクレジットカード会社もあります。どのような対応が行われているのか、詳しく確認しましょう。
クレジットカード会社が公表している対応の例
新型コロナの影響でクレジットカードの代金が払えない人に向けて具体的な案内を出しているクレジットカード会社を例に、どのような対応をしているのか紹介します。
クレジットカード会社 | 対応の内容 |
---|---|
三井住友カード | 低金利(年4.8%)で借りられる「緊急ローン」を提供 5か月以内は利息のみの返済も可能 |
エポスカード | エポスカスタマーセンターに連絡するよう案内がある 連絡をすると問い合わせや相談を受け付けてくれる 連絡先:東京03‐3383‐0101、大阪06‐6630‐0101 |
楽天カード | コンタクトセンターに連絡すると相談を受け付けてくれる 連絡先:0570-66-6910 |
UCカード | 特設ページで影響を受けた会員からの問い合わせや相談先を案内 |
利用者の事情を考慮して、対応を考えてくれている様子がわかります。
公式サイトで明言していないカード会社でも相談を受け付けてくれる
新型コロナ関連の対応について公式サイトで明言していないクレジットカード会社でも、相談は受け付けてくれます。
通常の支払いが難しくなった場合と同様に事情を話して相談すれば、支払金額や支払期日に関して乗ってもらえる可能性もあるので、早めに相談しましょう。
個人信用情報機関も柔軟に対応するよう要請を出している
通常であればクレジットカードの支払いを長期延滞すると、個人信用情報機関に異動情報が記載されます。しかし、新型コロナの影響を受けた場合には、柔軟に対応するようにと要請が出されているので、不安に思わずに相談しましょう。
コロナによって信用情報に関する不利益を被らないよう、配慮されています。
クレジットカードの代金が払えない場合はできる対策を試そう
クレジットカードの代金が払えないでいると、個人信用情報機関に異動情報が登録されて様々な借入に悪影響が出ます。影響を出さないためにも、クレジットカードの代金が払えない場合にはできる対策を早めに試さなければいけません。
滞納しないうちに対策をするなら、リボルビング払いや分割払いにするのが一番です。一時的に立て替えれば何とかなる場合は、カードローンを利用して滞納を避ける方法もあります。
お金が入る時期がわかっている場合は、クレジットカード会社に連絡をして返済を待ってもらってもよいでしょう。
1回でも滞納をすると個人信用情報機関に情報が残るため、できるだけ早い対策が重要です。できる対策を選んで、早めに取りかかりましょう。
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滞納すると外国人でも容赦なく信用情報に記録が残る。もう日本でカードをつくれなくなるかもよ。
子どもが勝手に何十万円も使ってた、みたいなのもあったな~。