公務員だとキャッシングは借りやすいというウワサを聞いたことはありますか?これってホントなのでしょうか?もしホントであれば、公務員の方!朗報ですね。職業によってキャッシング審査に通りやすい、通りにくいがあるのです。
ここでは、なぜ公務員がキャッシング審査に通りやすいと言われるのか、その理由を説明していきます。消費者金融、銀行を例に挙げキャッシング審査の内容、どんな職業が審査に通りやすいのか見ていきましょう。
知っておきたい!消費者金融で借入れする場合
消費者金融には、アコムやアイフル等のCMなどでよく耳にするところもあれば、フクホーやセントラルなど初めて消費者金融を利用する方であれば聞いたことがないところもあります。
けれど、審査内容は貸金業法に従った内容となっており、大手だから本人確認書類が必要になるとか、中小だから収入証明書が必要になるということはありません。
もちろん、貸金業者によっては本人確認書類に住民票を必要とするところもありますが、収入証明書が必要となるのは貸金業法で定められているため統一されています。
- 一社の利用限度額が50万円を超える場合
- 申込先と他社を合わせて100万円を超える場合
- 提出済みの収入証明書が3年以上経過している場合
消費者金融では、上記の場合に収入証明書の提出をしなければならないのです。それでは、アコムの審査内容について紹介していきます。
消費者金融の審査
既に消費者金融では、貸金業法で定められている基準によって収入証明書の提出が必要となる事を紹介しましたね。他にも、年収の1/3を超える借入れはできない、利息制限法を守る必要があるといった決まりがあります。
利用限度額
利用限度額について、詳しく紹介します。
貸金業者では先ほど紹介した通り、利用限度額は年収の1/3を超える借入れはできません。
例えば、年収300万円の方であれば、100万円までとなります。ここに職種による違いはありません。
公務員であっても、パートやアルバイトであっても、利用限度額は申し込む方の年収の1/3までとなります。
金利
金利は利息制限法に基づいて最大金利が定められています。
融資額 | 最大金利 |
---|---|
10万円未満 | 年20.0% |
10万円以上100万円未満 | 年18.0% |
100万円以上 | 年15.0% |
この利息制限法を守って金利を定めていますので、公務員だから金利が低い、パートやアルバイトだから金利が高いというコトはありません。
意外に知らない!銀行カードローンで借入れする場合
銀行カードローンでお金を借りようと思ったら、以下の内容になっています。
銀行カードローン
例えば、バンクイックで有名な三菱UFJ銀行カードローンでは、利用条件は以下になっています。
- 20歳以上65歳未満の国内に居住する個人の方
- 保証会社の保証を受けられる方
- 安定した収入のある方
公務員でなくても、安定した収入があれば、アルバイトやパートでも申し込み可能となっています。三菱UFJ銀行カードローンに限らず、銀行カードローンでポイントとなっているのは、安定した収入があるかどうかなのです。
(⇒アルバイトでも安心の金融業者探し)
銀行カードローンの場合は、本人に安定した収入が無くても、配偶者に安定した収入がある場合は申し込み可能となっているところもあります。三菱UFJ銀行も「本人に収入が無く配偶者に収入のある方の申込可」となっています。
つまり、銀行カードローンでは専業主婦の申し込みも可能ということですね。消費者金融では、借入額は本人の年収の1/3までとなっていますので、専業主婦の借入れは基本的にはできないのです。
つまり、銀行カードローンでも公務員ではなくても安定した収入があれば借入可能なのです。
また銀行の場合は、本人に収入の無い専業主婦でも、配偶者に安定した収入があれば申込可能となっていますので、申込みやすいのです。
なぜ?公務員が借りやすいと言われる理由
消費者金融や銀行カードローンを見てきて、公務員だからキャッシングしやすいと言った記述はありませんでしたね。公務員だから利用限度額がアップするとかもありませんでした。
それでは、なぜ公務員は借りやすいと言われているのでしょうか?その答えは審査や属性にあります。
審査
属性
- 年齢
- 勤務先
- 年収
年齢は働き始めの20代や定年間近の60代よりは、働き盛りの30代~50代が高評価となります。勤務先では、公務員や大手企業が高評価となります。年収は高ければ高いほど高評価ですが、高いだけではNGなのです。
(⇒キャッシングできる職業とは?)
高収入よりも安定性を重視していますので、年収の高い大手企業の正社員よりも公務員の方が評価が良いのです。
そこで、公務員は借りやすいと言われるのです。
属性 | 高評価の例 |
---|---|
年齢 | 30代~50代 |
勤務先 | 公務員、大手企業 |
年収 | 高額よりは安定性のある方が良い |
また、属性から見ても公務員であれば企業のように倒産することがありませんので、収入の安定性は高く、大手企業の正社員よりも評価が高くなります。
そのため、公務員はキャッシングが借りやすいと言われるのです。
納得!公務員だとキャッシングは借りやすい
ここまで見ると、公務員であればキャッシング審査に通りやすいということはホントだと言えますね。
ただし、公務員であっても信用情報機関にブラック情報が載っていると審査に通りませんよ。
信用情報機関
信用情報機関には、過去の借入・返済履歴が載っています。ここでは加盟している全ての金融機関の情報を照会することができますので、A社で延滞をしてしまったけど、B社に申し込めばバレないということはありません。
信用情報機関では、A社の延滞情報をしっかり登録していますので、B社が信用情報機関を照会した時にA社の延滞情報を把握することができるのです。
そのため、過去に延滞や債務整理などのブラック情報があると、公務員であってもキャッシング審査に通ることはできません。
公務員だからと言って特別ではない
つまり、公務員であれば収入が安定しているという点で評価は高いですが、公務員だからと言ってブラック情報があっても審査に通るというコトはありません。
けれどキャッシングの申込みをすると、安定した収入がポイントとなり、公務員であれば安定した収入に問題はありません。ブラック情報など審査に問題となることが無ければ、安心して申し込むことができますよ。
【参考ページはこちら】
就職内定者はキャッシングできるの?
キャッシングの申し込みで重要なのは、安定した収入があるかです。公務員であれば、このポイントを通過しやすいので、キャッシング審査に有利だと言われています。
公務員であれば、企業のように倒産したり、給料の不払いがあったりということが無いことが理由となります。
そのため、大手企業も公務員程ではありませんが、高評価となっています。
ただし、過去の取引等で信用情報機関にブラック情報がある場合は、公務員であっても審査に通ることはできませんので、ブラック情報は作らないことが大切なのです。
そのため、大手だから年収を超えて借入れができる、中小だから常に収入証明書が必要というコトはありません。
年収は、総量規制によって本人の年収の1/3まで、金利は利息制限法に基づき、借入金額によって最大金利年15.0%~20%までとなっています。
ココには公務員だからたくさん借入れができる、パートやアルバイトだから少ししか借入れができないというコトはありません。
職業ではなく年収に応じて利用限度額が決まり、利用限度額によって金利も決定するのです。