俺もいつかは裕福になりたい。成功したといわれたい。そんな思いを抱えているサラリーマンは多いのではないでしょうか。
では実際に「裕福」とはどんな状態を指すのでしょう?どれくらいの貯金があれば、あるいは、どんなものを所有していれば自分を裕福と呼べるのでしょうか。
そんな問いが海外の掲示板に投稿されると、瞬く間に多くのコメントがつきました。
ですが、そもそも海外での生活がどのようなものか想像しにくい方も多いと思います。なので先に一人の方がアメリカでの生活スタイルを収入別に分かりやすく書いているので、紹介します。
(あくまで一個人の解釈であり、これが正しいとは限らないのでご注意を)
年収が$15,000(約150万円)以下
これはもうギリギリだな。政府の食料費補助や他の援助を受けずにはやってられないだろう。
うまくやりくりすれば少しは貯金できるだろうが、贅沢はできないし政府の援助なしに生活基盤を安定させるのも難しい。新車を買うのはほぼ無理だね。
年収が$15,000 ~ $25,000(約250万円)
少しは贅沢ができるし、新車だって買えるかもしれない。よほど物価が安い地域に住んでいない限りは家を買うことは夢のまた夢だ。
長期的な積み立てを行うことも厳しいだろうけど、貧困と呼ばれるラインはぎりぎり超えている。夫婦共働きでも中流階級には達しないな。
年収が$25,000 ~ $40,000(約400万円)
独身なら充分な生活が送れるだろうけど、やはり長期的な安定には欠ける。家やいい車も買えるかもしれないが、この帯だと借金して返済が滞るのが怖い。
いわゆる中流階級の世帯と思われている家庭もこれぐらい稼いでいるけど、それでも高い買い物をすれば生活基盤が崩れかねない。あまりリスクを負わないことをオススメするよ。
年収が$40,000 ~ $75,000(約750万円)
昔は中流階級と呼ばれてた帯だな。車や家のローンも支払えるし、何かしらの資産も持てるだろう。
ただ投資する事で自由になる資金も減ってそれだけ経済的な安定が失われるし、一度病気をしたり仕事を失えば一気に貧困に落ちることもありうる。
夫婦共働きで2人共これくらい稼いでいるなら良い経済的な判断とそれなりの運があれば安定した生活が望めるだろう。
年収が$75,000 ~ $100,000(約1000万円)
ここが中流中流階級だ。これだけの年収があればいわゆる中流階級的な生活が送れる。家だって買えるだろうし、一度くらい仕事失っても貯金でしばらくは食っていける。
無駄に出費しなければ短期的な生活の不安はないだろう。共働きの家庭なら充分すぎるほどに安定して日々を過ごせるだろう。
年収が$100,000 ~ $250,000(約2500万円)
中流階級の中間層だ。退職後の積み立てや日々の支払い、家の一つや二つくらいなら余裕を持って賄える。起業も選択肢にできるな。アイデアがないならフランチャイズを買ってもいい。
この帯の人々は自分たちを裕福だと思いがちだがとんだ勘違いだ。資産運用を間違えばまだ一気に貧困層に転落もありうるからな。
共働きの家庭なら中流階級から抜け出すチャンスすらあるかもしれないけど、子どもの方がもっと可能性があるな。
年収が$250,000 ~ $500,000(約5000万円)
中流階級の上位だ。中々面白い立ち位置で、収入も貯金も充分にあるからよほどのことがなければ安泰だよ。投資やフランチャイズなどを通じた新たな収入もほぼ約束されてる。
それでも上流階級に入るのは相当に難しい。相当に慎重なプランニングと運が必要だな。
年収が$500,000以上
下位の上流階級だ。ここから先はもうマネーゲームの世界さ。
これらを踏まえて、投稿されたコメントを紹介して行きましょう。
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そうだな、$10,000,000(約10億円)もあれば充分かな。
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自分が「ああ俺は裕福だ」と思えるのに必要な額だろ。
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何でも好きなことができるだけの額を持っていることかな。
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投資のバックだけで暮らしていけるだけの金が必要になるな。$3,000,000(約3億円)くらいの投資可能な金があればいいな。
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不労収入だけで安定して暮らせるようになれればそう思えるだろうな。
そうだな、実際には500万ドル(約5億円)もあれば充分だ。
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Wikipediaによれば、100万ドル(約1億円)以上の金が手元にある人間は2013年の時点で1300万人を超えるそうだ。これを富裕層と呼ぶから、だいたいこの額かな。
ちなみに、アメリカでは400万人以上が富裕層になるそうだ。
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↑マジか、思ったより少ないな! 3000万人くらいはいるものだと思ってたよ。
だって見てみろよ、ちょっと大きな都市にいけば家やビルだけで100万ドルを軽く超えるだろう?
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↑でも、アメリカの15%の世帯はいわゆるミリオネアのカテゴリーに入るんだぜ。
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世の中には超富裕層という定義もあるよ。3000万ドル(約30億円)以上の使える金がある奴らのことさ。
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家を持ってるか? 車を二台以上持ってるか? メイドを雇っているか? 毎年旅行に行ってるか? 借金はないか?
俺にとってはそれが裕福の定義だな。
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裕福ってのは世界のどこでも一定の概念じゃないだろ。自分がどこに住んでるかで大きく変わってくるものだ。
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年収が$75,000以上なら中流階級だって?
何十年か前ならそうだったかもしれないけど、今は違うだろ。
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↑$300,000もあればテキサスでは邸宅が買えるし、毎年$100,000で王様みたいに暮らす事ができるぞ。
$75,000以上の収入はテキサスじゃ中流階級の上位に位置するよ。でもロサンゼルスならギリギリ中流階級ってところかな。
要するに住んでいる場所によるのさ。
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↑いや、それだけ稼いでいれば首都圏以外ならどこでも中流階級に入るって!
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裕福であるってことは欲しいものが手に入るってことさ。つまりド田舎に家と農場を作って必要なものが揃っていれば、金なんかなくても裕福って言えるよ。
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↑そうすると医療からも遠く離れてしまうだろう?隠居する事は必ずしも裕福とは言わないよ。
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本当に金を持ってる人間はフェラーリやランボルギーニには乗らず、メルセデスなんかを使ってる。
一般的に高いイメージがあるものを使う奴はそれほど稼ぎはなくて、ステータス的なものを手に入れることで裕福であるように感じたいのさ。
まぁ本当に裕福な奴らがたいした車を使わない理由も分かるよ。誰だって小判鮫にたかられるのはごめんさ。
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真に裕福と言えるのは、本当にほしいものを全て買ったあとにまだ充分なお金が残っている状態のことだよ。
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そうだな、仕事をせず、固定資産を売却した利益で節約せずとも生きていけるぐらいかな。
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800万ドル(約8億円)もの財産があれば充分だよ。
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明日隠居してそのまま人生が終わるまで金に困らない生活が送れるようだったら、裕福と呼べるんじゃないかな。
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独立してリッチに過ごすために100万ドルもあればいいかな。浪費家には500万ドルぐらいあがいいだろう。
$1000万ドル(約10億円)もあったらは裕福どころじゃないよ。
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裕福さってのは心の持ちようさ。自分の現状に満足できる奴が裕福なのさ。
競争社会に生きてる奴には分からないだろうな。
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おい、裕福さとか言い出すなよ。自分の幸福度を測るバロメーターがお金しかない人間もいるんだぞ?
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金銭的に裕福さを考えるなら、完全に自由になれた時かな。つまり、働かずとも不動産や投資などの不労収入で今の生活基準を維持できることだ。これからの人生1日たりとも働かないで済むなら裕福と呼べるだろう。
ここから導き出せるのは、もし君が自分が幸せに生きるのに毎年$100,000が必要なら、$100,000の不労収入があれば君は裕福だって事さ。
まとめ
実に多様な考え方があるようです。この中に読者の皆様にとって共感できる価値観はありましたでしょうか?
闇雲にお金持ちになりたいと想像するのではなく、何が裕福であるか考えてみると、自分が本当にほしいものに気付けたりするのかもしれません。
ただ、年収が2000万円以上あるのは上流階級の下ってイメージかな。日本だと。5000万円なんてあきらかに上流階級の上って思うけど。どうなのみんな。