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イタリアのナポリで街角のゴミ箱をあさったら500ユーロの罰金刑!

2015/04/09
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お金4857

2014年12月、イタリアで初のこんな条例がナポリ市で出されました。

過去にゴミ収集問題で、町中に家庭ごみが散乱していた時期があったナポリですが、またしても「ゴミ関係」の話題が報道されたのです。 

イタリアのゴミ事情

ナポリに限らず、イタリアの町角で最近時折目につく「ゴミ漁り」の光景。

町中に常時設置してある大型ゴミ回収箱には、いつでも家庭ごみを放り込むことができ、毎日収集トラックが回収することになっています。

そのため、これらゴミ箱の中には常に多少なりともゴミが入っているのですが、その中を覗き込んで中身を物色している人たちがいるのです。

食べ残した食品や紙くず、古着、小物などなど…。
一応、ガラス・プラスチックや生ゴミ、紙類専用の箱も用意されていますが、どの程度きちんと分別されているかは謎。

そのほか、家電や家具など大きすぎてゴミ箱に入りきらないゴミの場合、市の専用ダイヤルに電話をすれば、日時を指定して家庭までゴミを回収に来てくれます。

しかし、その手間も惜しいのか、時折、椅子、箪笥、ソファ、マットレスなどが道路脇に放り投げられ歩行の邪魔になったりすることもあり、非常識さに腹立たしい気分にさせられます。

地域によるリサイクルの格差

イタリアでも、比較的行政管理をしやすい小さな町村の中には、ゴミの分別やリサイクルが進んでおり、個々の家へ日を決めて分別ゴミを回収するなど対策が行き通っている所もあります。

しかし、様々な人種の集まる都市の中心部などにおいては、人々の分別への参加・協力が得にくかったり、入り組んだ旧市街にひしめき合う集団アパートが多く、個別回収がしにくかったり…

様々なマイナス要因があり、未だゴミ対策が進んでいない地域も多く残っているのが現状です。

ナポリでの“ゴミ漁り罰金騒動”

今回、ナポリ市内で条例発行後、即、ゴミ漁り現場を現行犯で捉えられ、罰金刑を受けた人の数は28人。
一人500ユーロの罰金を受けることとなりました。

今回の条例が発効された背景には、欧州の仲間入りをした東ヨーロッパのルーマニアなどから入国してきた、ジプシーや比較的経済状況の悪い移民たちをターゲットに、こういった行為をやめさせようという目的がナポリ市側にあったようです。

しかし、捉えられた28人は不動産などの財産はおろか、定職さえも持っておらず、罰金を取ろうにも取ることのできない始末。

イタリア国内のこうした移民たちは、(少なくともイタリア国内における書類上では)自分名義の財産を持たなかったり、国に申告しない形の労働をしたりしていることも多いのです。

それゆえ、ナポリ市はこの罰金による収入が全く上がらなかったわけですが、条例発行の本来の目的は、ゴミ漁り行為を自粛させることだったとのことです。

こんなニュースが報道され、同じ国内に住む人々はどのように感じているのでしょうか。
コメントをいくつかご紹介したいと思います。

この記事の海外に対する反応

まったくうちの市長ときたら、きちんと毎日2回ゴミを回収する作業を徹底するとか、そっちの方を徹底した方がいいんじゃない?

こんな罰金なんて誰が払うの?払うわけが無い。彼らが払うほど真面目な人たちだったら、ゴミ漁りなんてしないよ。

ゴミ漁りをするだけでなく、漁った後、道路にゴミを撒き散らしていくのが大変困る。

ゴミ箱を漁るということは、食べ物に困っているほど貧困状態ということ。重大な問題だ。

同じ住民としては、こんなジプシーとか常識のない行為をする人たちは歓迎しない。正直に税金を払ったり、普通の衛生観念を持ってイタリアに住むべき。

罰金なんて役に立たないよ。

いつ何時でもゴミを捨てることができるという状態だから、そういうことが起こるんだ。ゴミがゴミ箱にたまらない様な方法を取らないと。

イニシアチブとしては無駄な一歩だったと思う。市のゴミ回収車がもっと迅速に動いて、ゴミを溜めないようにしたり、見張りの者をつけたりしないと駄目だよ。

こういう人間を捕まえたら、ルーマニアに強制送還するべきだ。そしてまたイタリアに戻ってきたら、イタリアじゃなく、ルーマニアの刑務所に放り込むべき。

その捕まった人たちは、きっと郵便局で罰金を払うためにみんな列になって並んでいるだろうよ(笑)

私も、ゴミ漁りをしている人を見かけたことがある。それは裁判所とかのある行政地区だった。

見かねて、その人にやめるよう丁寧に促したら立ち去って行ったけど、その後また戻ってきたかどうかはわからない。

まず、私たち市民もできることはやるようにしないとね。自分たちの町だもの。

貧しい人たちを追い詰めるなんて、ひどい市長だ。そうしたら彼らはもっと貧困になって、危険な行為をするかもしれないよ。

貧困で食べ物に困っている人たちだけがゴミ漁りをしているわけじゃないよ。ゴミ箱の中にある、まだ使えそうな服や物なんかを売りに出しても受けようとしているヤツもいる。

そんなところで罰金刑を課す条例を出すより、ルーマニア人たち用の保護キャンプをどうにかした方がいいんじゃないの?

タダで彼らを住まわせて、近くに住む一般市民は怖くて安心した生活も送れないんだよ。

かれらは一文無しなんだから、罰金を課してどうする?

昨日、古着の入ったゴミ箱に近づいているジプシーを見かけたけど、ご丁寧にハシゴまで用意していたよ。公共の場にあるゴミ箱には、もっと厳しい警備をしないと駄目。

リサイクルをもっと徹底して、様々な資源を細かく分別するようにすれば、ガラクタが公共の場に散らばることもないのでは?

それに分別をすることで仕事が増え、職を得ることができる人も少し増える。

市長が直接彼らルーマニア人のところに罰金取立てに行けばいいのに。

ナポリ市はこんなみっともないニュースを流して、イタリア中の笑いものになってるよ?

彼らは、自分たちが罰金を払えない立場にあることをきちんとわかっててそういう不届きな行為をしてるんだよ。

改善できるのか…?

様々な国の人々が混住するようになると、風習や考え方の違いから皆で一つの方法に従っていくことが難しくなってきます。

行政にはもっと合理的な解決策を生み出してくれることを期待します。

【参考URL】http://www.ilmattino.it/napoli/cronaca/napoli_prime_multe_a_chi_rovista_tra_i_rifiuti_sanzioni_per_14mila_euro/notizie/1042625.shtml

回収業者もたいへんだろうしな~監視をつけてここに置くな!って言っても、そしたらもっとありえない場所にゴミを放置されちゃうかもだし。罰金刑じゃない、なにか画期的な罰し方があればな~。

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この記事に対するコメント
  1. ななし より:

    ジプシーを回収業者として雇用してやればいい
    そもそも、不安定な人々を国家が一定数自国に受け入れるのは
    悪政による庶民不満の矛先が
    自分らに向かわないように、それらの人々に向かうようにするためなんだよ
    大事な事は庶民同士で反目しあわないようすることだ
    他人が許せない社会は自分も許してもらえない社会になるだけだから

  2. なーなーしー より:

    強制送還すればいいだけ。
    他の自治体とも連携して、こんな事案が沢山発生して困ってるって陳情すればいい。
    無条件で移民を受け入れる意味が理解不能。

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