ファーストフード店員からのデモ抗議はニューヨーク市から始まり、今やアフリカのナイジェリア、ニュージーランドなど世界中に広がりを見せ始めています。
彼らは賃金値上げとより良い労働条件、待遇の向上を求めてストライキに立ち上がり今月15日(木曜日)にはデモに突入しました。
世界各地のファーストフード店の雇用主と従業員らは、時給を15ドルに引き上げるよう、一丸となって団結をし、報復を恐れずにこのキャンペーンで勇敢にも彼らの権利を主張していったのです。
“今回のデモはアメリカのファースト業界始まって以来の歴史的大規模な賃上げデモだ”
と、地域団体のひとつで従業員や聖職者で組織される団体「ファーストフード・フォワード」の責任者であるケンダル・フェル氏は語っています。
“ファーストフードは業界で急成長するどころか最低の賃金コストを招く結果を引き起こしている。トップの経営責任者(CEO)と現場の従業員達の間にはかなり大きなギャップがある.
こんなひどい労働条件で我々の子供達が仕事をする事を考えたら…アメリカは社会は一体どうなっているんだ!と言いたい”
デモ抗議の集会や座り込みは33箇所、150の場所で始まり、その規模は日に日に大きな広がりを見せているのです。
ヨーロッパやアメリカでのデモに加え、アフリカ、東南アジア各地でさえも初めてデモに参加する国々が登場して来たのです。アメリカ国内では集会や座り込みは16日(金曜日)までずっと継続されました。
ミズーリ州のセントルイス市、カンザス州のカンザスシティ、ウィスコンシン州のミルウォーキー市、カリフォルニア州のオークランド市とロサンゼルス市。
さらに、ミシガン州のデトロイト市、イリノイ州のシカゴ市、ニューヨーク州のニューヨークシティといったアメリカ各州の主要都市では数千人規模のデモ抗議が予測されていました。
彼らは、労働者が組合を組織したり団体交渉を行なったりする団結権の権利を要求し、現在の時給$7.25(7ドル25セント)の賃金を倍(政府の定める最低保障賃金)にまで引き上げるよう訴えました。
ファースト業界の従業員ら当事者や彼らを指示する団体のデモ抗議活動は、マクドナルド、バーガーキング、ウェンディーズやKFC(ケンタッキーフライドチキン)。
業界で年間$200 billion(20兆3450億円)もの利益を生み出すファーストフード業界にターゲットを絞ったものとなりました。
“ファーストフード産業における従業員達のデモ活動の始まりは、約2年以上前からニューヨークの地で誕生しました。
労働組合のサポートも無く、30のチェーン店で数百名の従業員達といった規模からの始まりでしたが、2012年11月、200名の従業員達はあまりにも少なすぎる賃金と待遇のひどさに怒りの声をあげ、デモ抗議に踏み切ったのです。
当時の彼らのデモ活動を批判的に見ていた人達は、「何て無謀な事をするんだ。クビにされるぞ。時給15ドルなんて無茶な要望だよ」と言っていたものだった。”
とケンダル・フェル氏は当時を振り返って語っていました。
どこのファースト業界のチェーン店も今年2014年に始まったデモ抗議者の要求にはひとつも答える事なく無視をし続けましたが、唯一マクドナルドだけは従業員らの立場を擁護する姿勢をとりました。
マクドナルドの広報担当者は
「この問題に関連する今後の抗議活動はまだ行なわれるかどうかもわからないからコメントは差し控えたい。
我々は現場で働く従業員全ての権利と彼らの声や意見に敬意を示すと共に、彼らの毎日の献身的な働きぶりと顧客へのカスタマーサービスに尽くす姿勢を評価し、我々チェーン店の維持に最大に貢献してくれている事に感謝している。」
と語っていました。このニュースに対する国内外からの手厳しい反応です。
【参考URL】https://news.vice.com/article/the-biggest-fast-food-strike-in-the-worlds-history-is-coming-tomorrow
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最低賃金の前提とは、家族が家を所有し、最低限の生活を支え合う事にあるが、その最低賃金が下回っているのであれば家族の生活すら守れない。 アメリカ
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オートメーション化されたタッチスクリーンでバーガーやドリンクの注文をし、支払いのレジも無人で機械化。こうもサービスが低下するりゃ悲しくなるね。アメリカ
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予測:ロボットの時代が来ているぞ。中国
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政府は全ての労働者の為に基本的な賃金を提起することを余儀なくされている。アメリカ
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儲かっているトップだけが卑怯なのさ。アメリカ
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労働者の一方的搾取だ! ウォルマートやマクドナルドは、毎年記録的な利益を報告しているじゃないか。アメリカ
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低賃金の労働者の仕事はスキルなんて必要ないからすぐに機械化されるんだ。アメリカ
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機械化は大量の作業をすばやくこなせるが労働者の雇用機会を奪って行く。労働者にとって脅威だ。アメリカ
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インフレになっても最低賃金を保障しろ! アメリカ
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成功して利益をあげているマックの経営トップ達はこうも自分達の社員を絶望的にさせて不幸に陥れるのか! 彼らは支えてくれた従業員達を幸せにする責任があるぞ!アメリカ
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1968年にインフレ調整後、最低賃金は時給10ドル86セントだった。それ以降は賃金はずっと下がり続けて来たよ。アメリカ
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労働者は常により高い賃金を交渉して闘う姿勢を見せる必要がある。 アメリカ
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シアトルは従業員の最低賃金を15ドルに値上げしたよ。アメリカ
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マクドナルドのバーガーは食べません。彼らの賃金が上がるまではね。アメリカ
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最善の解決策は、基本給やマイナスの所得税を改革し、政治の体制自らを改革する事から始まるのではないだろうか。アメリカ
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私は労働者の立場をサポートしますが、1度彼らは自分達の考えを見つめ直しててみる事が必要です。政府が動かない限りストライキは成功しません。アメリカ
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最低賃金を上げると今は助かるが、それは根本的な問題を解決する手段にはならない。 私達の視点は間違っている。イギリス
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ファーストフード店で注文する際は、5セントないし10セント余計にバーガーやドリンクに対してお金を払うようにしたいよ。
それが労働者の賃金解決につながるものならね。だってファーストフードの仕事は悲惨だもの。インド