お金の学校

  1. >
  2. 海外の反応ボリウッド映画が世界で撮影されてる?インド映画とインド人観光客とお金の関係
PR

ボリウッド映画が世界で撮影されてる?インド映画とインド人観光客とお金の関係

2015/11/20
このエントリーをはてなブックマークに追加

16.shutterstock_104732969

image001
映画「Love In Tokyo」より

よく知られている話ですが、映画「サウンド・オブ・ザ・ミュージック」(1965年公開)がオーストリアのザルツブルグで撮影された時のことです。

現地の人々は「ナチスの制服を着た俳優たちが、街をうろついている。一体何の映画撮影だ?ナチスなんかが登場する映画舞台になって欲しくない」と眉をひそめました。第二次大戦の記憶がまだ強く残っていた頃です。

「当時の忌まわしいことは忘れたい、すでに忘れているのに、目の前で黒い鉤十字のマークを付けた制服の男たちが、平和になったこの街にいる・・・」

撮影中、実際にこういった大クレームが入り、アメリカの撮影隊と現地のオーストリア人たちはちょっともめたそうです。

ところが、あれから50年が経った今、ザルツブルグの人々は「サウンド・オブ・ミュージック」に感謝していると言います。

なぜならば映画の大ヒットのおかげで、「トランプ一家の愛したこの街を見てみよう」と世界中から観光客が押し寄せているからです。日本からもずいぶん多くのツアーが訪れました。

この映画のおかげで、街は随分と観光産業が盛んになり、収入も多く得ています。

映画撮影ロケに選ばれて、莫大な収入を得たのはザルツブルグだけではありません。

「ロード・オブ・ザ・リング」は、その撮影舞台となったニュージーランドに大勢の観光客を増やしました。「ハリーポッター」はイギリスに、「ダ・ヴィンチ・コード」はイタリア、ヴァチカン市国にその恩恵をもたらしました。

映画をとある国や街で撮影すれば、その土地に大勢の観光客が押し寄せてきます。その映画を観る人口が多ければ多いほど、また観光客も増えます。

今一番勢いがあるのはボリウッド映画。その背景には、海外旅行へ行けるほどの経済力を持つ一般インド人が増え続けていることが挙げられます。

このことに目を付けた世界中の観光局は大忙しです。なぜならインドの映画業界に、「ぜひとも映画撮影に来て!」と熱いラブコールを送らなければならないからです。

海外ロケのインドの映画とツーリズムとお金。今回はそんな記事をご紹介したいと思います。

世界各地で作られるボリウッド映画!

すでにボリウッド映画の多くは海外が舞台となっており、様々な国でロケが敢行されています。

  1. Chandni(1989年)・・・スイス
  2. Dilwale Dulhania Le Jaayenge(1995年)・・・ロンドン、スイス
  3. Rockstar(2011年)・・・チェコ
  4. Kal Ho Naa Ho(2003年)・・・ニューヨーク
  5. Jab Tak Hai Jaan(2012年)・・・イギリス
  6. Ek Main Aur Ekk Tu(2012年)・・・ラスベガス
  7. Dostana(2008年)・・・マイアミ
  8. New York(2009年)・・・フィラデルフィア
  9. Bachna Ae Haseeno(2008年)・・・オーストラリア、イタリア、ギリシャ、スイス
  10. Zindagi Na Milegi Dobara(2011年)・・・スペイン
  11. PK(2014年)・・・ベルギー
  12. Kaho Naa… Pyaar Hai(2000年)・・・タイ
  13. Krrish (2006年)・・・シンガポール
  14. Love Aaj Kal(2009年)・・・ロンドン、サンフランシスコ

上記は、各国(各地)で撮影され、ヒットしたボリウッド映画のほんの一部です。前述したようにインドには各国から熱烈なオファーが集まるのです。

そして異国の土地を舞台にした方が、ダイナミックでスケールが大きいストーリーにしやすく、ヨーロッパのような美しい街で撮影した方がラブストーリーも光り、また観衆たちも喜びます。

そのような理由で、多くのボリウッド映画は海を越えて、世界中の大陸で撮影されています。

ツーリズムと映画とのタイアップ

無論、海外に撮影隊が飛び映画を製作するということは、お金がかかります。俳優陣、スタッフ一同の渡航費、滞在費、撮影許可費、膨大な量の機材や衣装運搬費等、大変です。

そこで各国は「ぜひ我が国で撮影ロケをしてください。撮影隊にはいろいろ優遇しますよ。関税もかけないし、ロケ費用もタダ(もしくは割引)にするし、助成金も出します」と“ウマミ”を差し出すのです。

ヨーロッパ各国、ニュージーランド、オーストラリア、カナダ、タイ、イスラエル、ニュージーランドといった国々も、新たなボリウッド映画撮影地に選ばれるために、あの手この手を使うことに躍起になっています。

魅力的な提案を!

より具体的に言うと、多くの国々が申し出ている内容は以下です。

  1. 税還付または税の払い戻し
  2. 宣伝、広告費用の協力または免除
  3. 撮影スタッフの滞在先ホテルの無償化
  4. 現地での技術者人件費の負担削減
  5. ビザ発給の優遇
  6. 製作コストの一部負担

大半の国は、VAT(付加価値税)を10~40%割引してくれます。撮影ロケのエリアや予算によってその割引率は変わってきます。

フランス、南アフリカ、オーストラリア等では、それらの国々の各州から撮影誘致目的の様々な特典、さらに多くのVAT割引を申し出ています。

また、

  1. 「Don 2」・・・ロケ地:ベルリン
  2. 「Rockstar」・・・ロケ地:プラハ
  3. 「 Ek Tha Tiger 」・・・ロケ地:アイルランド
  4. 「K rrish 」・・・ロケ地:シンガポール
  5. 「Ra.One 」・・・ロケ地:イギリス

といったボリウッド映画も、これらの海外ロケ地が様々な助けの手を差し伸べてくれたおかげで実際に撮影が成功しました。

ハリウッド映画より人気

image002
繰り返しになりますが、ボリウッド映画はこの業界において、ハリウッド映画を差し置いて世界で最も巨大な産業です。

ハリウッド映画のチケットは毎年平均260万枚が売れていますが、それに対しボリウッド映画のチケットは360万枚も売れています。

さらにボリウッドでは、毎年1000以上もの新作映画が製作されています。これはハリウッド新作映画より、数百もの数を上回っています。

インド国内の映画館に足を運んだことがある人は、誰もがそこの光景に圧倒されたのではないでしょうか。満席どころか立ち見客もいて大盛況。大画面の中の俳優たちが何か台詞を言ったり踊り出したりするとどっと沸き、手を叩いたり口笛を吹いたりと大賑わいです。

インドはカースト制度が厳しいとよく言われますが、同じ映画を見ている中では身分や階級の差もなく全員が一丸になって、盛り上がりを共有しています。「ボリウッド映画は本当に国民に愛されているのだな」としみじみ感じられます。

映画ロケ地に行きたい!

爆発的な人口を誇るインド。デリーの地下鉄に乗ると駅のホームから人が溢れています。東京のラッシュアワーを経験していても、インドのラッシュアワーはレベルが違うと実感します。

現在のインドでは、お金に余裕を持つ中流階級は2億人以上います。現地の5つ星ホテルのバーやレストランに入ってみると、欧米のブランドファッションで全身を固めた、クールなインド人たちの姿にたじろいでしまうほどです。

要は中国と同じです。貧しい人々は貧しいままで、その層はむしろ増えています。しかし一方でお金を持った層も急激に増えていっているのです。

そしてその後者たちは「話題になった大ヒット映画の撮影舞台に行ってみようかしら」「あの映画の街は綺麗だったなあ、実際に訪れてみたいなあ」等と思いつくのです。

オーストラリアでインド人の恩恵を!

ボリウッド映画の舞台となった各国に旅行するインド人の数は、2001年以降年々増えています。2013年には、海外旅行をしたインド人は約1500万人にもなりました。そして2020年までには、その人数は5000万人に増えるだろうと予想されています。

オーストラリアの首都シドニーも、年間20万人のインド人が訪れています。これは1990年代まではありえなかった大人数です。

オーストラリアではすでに何本もの、多数のボリウッド映画が撮影されています。

  1. 「Dil Chahta Hai」(シドニー)
  2. 「Shaadi Ke Side Effects」(クィーンズランド)
  3. 「Chak De India」(メルボルン)
  4. 「Bhaag Milkha Bhaag」(メルボルン)
  5. 「Singhh is Kingg」(ブリスベン、ゴールドコースト)
  6. 「Bachna Ae Haseeno」(シドニー)
  7. 「Bade Acche Lagte Hai」(シドニー)

等が挙げられます。

現在オーストラリアに観光に来る観光客の数は、お隣の国のニュージーランド人が1位です。しかしオーストラリアの最大のターゲットは現在8位のインド人観光客です(2015年前半期の間に10万5000人のインド人観光客がオーストラリアに入国しています)。

なぜならばインド人の観光客らがシドニーで落とす金額は、毎年230万ドル(約2億7400万円)にもなると言われており、オーストラリア全体となるとその金額がもっと増えます。

彼らの豪快なお金の使い方は中国人観光客に似ているものがあり、オーストラリアとしてはより大きな期待をせざるを得ません。

そこで2020年までに、インド人の観光客を大幅に増やそうと計画しました。この国は、インド人相手の観光プロモーションに全力を尽くし、そのためにますます多くのボリウッド映画撮影がこの国で行われるよう、様々な努力と協力を惜しんでいません。

ロンドンも呼んでいる!

インド人観光客に“最も人気がある国ベスト5”に入っているイギリスの首都・ロンドンでもインド人観光客を熱烈に歓迎しています。(ちなみに他の国はシンガポール、タイ、ドバイ、アメリカです)

ここでちょっとロンドンに注目してみましょう。2012年1月~6月の半年の間に、ロンドンに観光に来たインド人は約14万5000人です。これは中国人、ブラジル人、中近東のそれぞれの観光客の人数よりも多いです。

インド人の観光客がもたらす資金によって十分な予算を組むことができたロンドンは、1500万ポンド(約27億6600万円)かけて、ロンドンにある歴史的建物の修復することが可能になりました。

そしてさらに、5つ星ホテルの開発に1500万ポンド投資されることになりました。大勢のインド人観光客のおかげでブティックやホテルも次々にオープンし、無論こういったことは新しい雇用も生み出します。

そればかりではありません。ご存知のとおり、イギリスにはもともと大勢のインド人の移民とその子孫たちが住んでいます。インド人、インド系イギリス人だけではありません。

ボリウッド映画の世界的ブームで、逆にボリウッドの拠点・ムンバイに行ってみたいと思う生粋のイギリス人たちも大勢出てきています。

ここ数年ムンバイ行きの飛行機に乗るために、ヒースロー国際空港を利用するイギリス人観光客が毎年6%ずつ増加しています。ヴァージン航空はとっくにインドの首都デリー行きの便を毎日運航させています。

つまり、ボリウッド映画のおかげで、イギリスの空港も航空会社も利益を上げているのです。

さらにTATAといったインドの車メーカーをはじめ、いくつものインドの企業がロンドンの投資に積極的な姿勢を見せています。ロンドン市長も張り切って、わざわざインドへ赴き、5日に渡って市のプロモーション活動に力を注ぎました。

かつてロンドンでのインド人の印象は、カレー屋を営み、ブルーカラーの仕事に就いているというものでした。それが「憧れのボリウッド映画の国」「お金持ちの観光客」というイメージにシフトしているのです。

ロンドン市長が「インド人の皆さん!ロンドンにどんどん遊びにきてください!」とお願いするために、インドまでひとっとび・・・20年前には想像もできなかった事です!

日本は出遅れてる?

世界各国で撮影をしているボリウッド映画。しかし世界のメジャー国の中で、日本だけがまだボリウッド映画の舞台になっていません。

「ぜひエキゾチックな日本で繰り広げられるドラマや華麗なダンスシーンが見たい!」と、熱烈なボリウッド映画ファンたちの声が挙がっており、それを実現させる目標に向かっているものの、現在インド映画製作側にとって、日本はゼロマーケットです。

日本から見れば「え?最近では結構メジャーになっているよ」という感がありますが、インド側にしてみたら「まだまだ全くだ」という認識です。

ボリウッド映画界の大スター「ラジニカーント」ですらも日本においての知名度はまったくなく、ごくわずかなファンを除き、世間一般的には少しも知られていません。ハリウッド映画や韓国映画に比べて、インドの映画の人気はまだまだ浸透していないのです。

しかしこれは決して悪いことばかりではありません。知名度がないからこそ、今ここでボリウッド映画を一気に日本にもたらせば、「新鮮で何か面白いもの」と期待を持って歓迎してもらえる可能性を秘めています。

そしてボリウッド映画を通して両国の距離がぐっと近づいていけるのではないか、という前向きな予想もできます。

いよいよ日本撮影実現?

インド側にすれば、ビジネスの観点でも日本ロケをぜひとも敢行したいと思っています。

日本は南アジア最大のマーケットであるのは間違いなく、うまくいけばオーストラリアよりも日本の方が、興行的に大きな成功を得られる見込みがあるからです。

「Ek Tha Tiger」の映画監督を務めたKabir Khanはすでに、第二次大戦中、イギリス陸軍に対抗するために日本軍とインド軍が同盟を結んでいた、という歴史に基づいた脚本を書いています。

日本でロケの許可が下りない場合は、ムンバイの映画セットで撮影を敢行する予定ですが、日活スタジオはこの映画の撮影に協力する姿勢を示しています。そもそも日活は、日本においてボリウッド映画を広めようと頑張ってる、親ボリウッド映画派の会社です。

実際には日本ロケの問題はいくつかあります。

日本で撮影をすれば、当然日本の観客もマーケットのターゲットになりますが、ボリウッド映画はアクションとダンスシーンが多いのがネックとなります。

これはwww.bollywoodpresents.comの意見ですが、一般的に日本の観客は派手な映画よりも、もっと情感のあるしっとりした映画を好みます。映画「踊るマハラジャ」「ロボット」の日本での大ヒットもありましたが、それは例外中の例外なのです。

まずはミュージックビデオ?

image003
いきなり映画ロケと言わず、ミュージックビデオ(MV)の撮影からスタートする手もあります。実際に映画「Youngistaan」(2014年)のMV、「Tanki hai Hum」は日本で撮影されました。

ザッと見る限り、渋谷と歌舞伎町で撮影しています。このビデオ撮影は、すべてゲリラで行われました。撮影許可無しで、スクランブル交差点や明治通りで撮影なんて驚きですね!

ころでボリウッド映画で大人気女優の、Katrina Kaifが日本に住んでいたことは、実はあまり知られていません。

父親の仕事の都合で、彼女は香港で生まれ、中国本土、東京、フランス、スイス、ポーランド、ベルリン、ハワイそして最後にロンドンと転々としているのです。Kaifにとって、日本は幼年期の思い出の国です。

実際に日本に住んだことがある俳優は他にもいることでしょう。こういうインド人は、当然ながら日本に親しみを抱いているので、積極的に日本の撮影にも協力してくれるのに違いありません。

image004

Love in Tokyo

image005

これまでに、日本で撮影をされたインド映画作品は、あることはあります。1966年には「Love In Tokyo」という映画が撮影されています。ロケ地は東京国際空港(羽田)、都内各所、広島です。

ストーリーは矛盾が多く決して名作とは言い難い作品です。しかしこの映画のサントラ盤は大ヒットしました。レコードに収められている全曲が人気を博しました。

是非「Love in Japan」「Sayonara」等のMVを見てみてください。ヒングリッシュ(インド英語)で「ジャパンジャパン」と歌っているのも面白いですが、1960年代の東京の街の光景など見られ、感慨深いものがあります。

都心に路面電車が走っている、東京駅の前も車や人が少ない、高層ビルがない、普段着に着物などなど。

「ジャパン、ラブ・イン・トキヨ、ジャパン、ラブ・イン・トキヨ・・・」このインパクトのあるフレーズが、頭から離れなくなります。ネタ満載です、ぜひYouTubeで見てみてください!

https://youtLoveInTokyo:AllSongsCollectionu.be/PFd6oj0jbDM

日本にも莫大な経済効果!?

インドに旅行や留学、赴任の経験がある人ならきっと同感してくれると思いますが、一般のインド人にとって日本は未知の国です。日本といえば「スズキ」の車くらいしか知識のない人が大勢います。

そこでやはり日本で映画ロケをもっともっとしてくれたら「ああこういう国なのかあ」と分かってもらえ、理解が深まるだけでなく親しみも持ってもらえるのではないでしょうか。

もっとも、ただでさえ交通渋滞が酷い東京。それに加えオリンピックを控え様々な箇所で建設ラッシュ。渋谷駅もまだまだ工事中です。

日本滞在はコストが高くつくでしょうし、言葉の壁や撮影許可書取得の問題等、山のように課題はあるでしょう。ですが、世界中の国で実際に成功しているボリウッド映画撮影が、日本だけ不可能ということはないのではないでしょうか。

中国人の観光客だけに頼っていると、彼らがパタッと来日しなくなった時に大変なことになってしまいます。そういった面からも、ボリウッド映画撮影誘致に積極的になってくれればいいなあと思います。

ひょっとしたらオリンピックを開催するよりも、日本で10本のボリウッド映画が製作される方が、その経済効果はとてつもないものになるのかもしれません!

ネット上では、インド人観光客やボリウッド映画について、様々なコメントが寄せられています。インド関連のネタはいずれもしっちゃかめっちゃかになるようで、どれもてんでんばらばらというところがさすがです・・・。一部を挙げてみましょう。

この記事の海外に対する反応

実は間違えてボリウッド映画を見たことがあるんだ。映画館に行ったら「ボディーガード」って英語で書いてあったから、そりゃあ誰だってケヴィン・コスナー主演の映画の方だって思うだろ?

だけど実は同名タイトルのインド映画で、オープニングでヒンディー語が聞こえてきたときに、ずっこけそうになった。でもせっかくだからそのまま見続けたんだ。

いやあ、面白かった。意外にもクオリティが高くて心底楽しんだ。歌って踊るボディーガードに夢中になったよ。
(アイルランド)

一言でボリウッド映画といっても、北インドで製作されてもの、南インドで製作されたものではまるで異なる。

ヒンズー語、ベンガル語というように言語も異なってくる。南インドの方が総じていい映画を作っているね。
(南インド)

私の6歳の息子はボリウッド映画が大好きで、見せると手を叩いて大はしゃぎするの。
(アメリカ)

アメリカに観光に来るインド人は毎年100万人以上だ、というけれどさ、実際にはアメリカはインド人になかなか観光ビザを発給してくれないよね。
(インド)

アメリカでは多くの出稼ぎしているインド人を、低賃金でITエンジニアとして使っている。

でもこの国は、インド人観光客には大金を落としていくことを期待している。嫌な国だ。
(インド)

インド映画の大半って、ハリウッド映画のパクリだよね。
(アイルランド)

ボリウッド映画を愛しているのはインド国内外のインド人だけじゃないんだよね。

パキスタン、アフガニスタン、アメリカ、カナダでもインド人移民以外の人々にもいっぱい観てもらっているんだよね。
(インド)

↑いや、他人種の連中はボリウッド映画なんて見ないよ。

それにボリウッド映画が世界一人気で盛んだ、と俺たちインド人は興奮しているけど、中国の映画産業のほうが色々な意味で大きいと思うよ。
(インド)

ユーラシア大陸と中近東には、ボリウッド映画ファンが大勢いるよ。
(インド)

アイルランドには実際に行けないけど、アイルランドの美しい景色を見たいから、もっともっとアイルランド舞台のボリウッド映画を製作してもらいたいな。
(インド)

イスラエルも「ハロー、ニューツーリスト!」とインド人を大歓迎しているよね。でもひとつ首を傾げるのは、イスラエル航空の便ばかりが飛んでいるっていうことだ。

エアーインディアももっとイスラエルまで飛ばさないと!
(インド)

インド人の海外渡航者が増えるのはいいことだ。双方に理解と友情が直接芽生える最高のチャンスになるからね。
(インド)

アイルランド舞台のボリウッド映画が増えてきているんだろ。インド人観光客は1億人以上になるだろう。明るい話じゃないか。
(アイルランド)

インド人の観光客が増加するのは歓迎しないな。奴らは礼儀正しくないぞ。
(アイルランド)

映画は異国の文化に触れる一番のいい窓口だ。そこからその国に興味と関心を抱くようになる。ボリウッド映画をもっともっと海外に広めよう。
(インド)

大笑いしたいなら、インドの映画を観に行くのに限るね。あり得ないシーン満載だもの。
(アメリカ)

スーパーヒーローものなのか、SFものなのか、はたまた恋愛ものなのかよく分からない映画が多いよね。
(アメリカ)

悪いけど、俺は人種差別主義者なんだ。有色人種の映画なんて見る気がしない。
(アメリカ)

字幕を一生懸命目で追っていても、ストーリーに矛盾が多くて理解不能になるわ。
(アメリカ)

全部見終えても、この映画がいったい何の映画だったのか、分からないことが多い。
(アメリカ)

大概、ヒーローが何かを壊してやっつけて踊ってめでたしめでたし。
(アメリカ)

なんでお金を払って映画館に行くの?ボリウッド映画ってYouTubeで無料でいっぱい見られるじゃないの。

ボリウッド映画は大勢で一丸となって楽しむものなんだ、自宅で寂しく小さな画面でひっそり鑑賞するものではないよ。

ハリウッド、ボリウッド・・・なんで「WOOD(ウッド)」がつくんだろう?

ハリウッド映画の方がレベルが上なんだけど、なぜかいつまでも心に残って忘れられないのはボリウッド映画なんだなあ。不思議だなあ。
(アメリカ)

【参考URL】http://www.bollywoodpresents.com/foreign-tourism-boards-offer-subsidies-discounts-to-bollywood.html
http://www.bollywoodpresents.com/bollywood-in-japan.html
http://www.skymetweather.com/content/lifestyle-and-culture/top-11-bollywood-movies-shot-abroad/
http://www.travelguru.com/travel-blog/bollywoods-influence-on-indian-tourism-industry/
https://news.unt.edu/news-releases/unt-research-bollywoods-influence-travel-shows-switzerland-romantic-destination%C2%A0
http://www.londonandpartners.com/media-centre/press-releases/2012/121126-london-benefits-from-indian-tourist-boost
http://www.thejournal.ie/bollywood-film-shot-in-dublin-expected-to-be-watched-by-100-million-people-557882-Aug2012/
http://economictimes.indiatimes.com/opinions/45887272.cms?ordertype=asc
http://www.jpost.com/Business/Indias-first-travel-convention-in-Israel-eases-conflict-worries-392112
http://timesofindia.indiatimes.com/nri/other-news/Indian-tourists-boost-tourism-in-Australia/articleshow/48790202.cms
https://www.quora.com/Are-Bollywood-movies-watched-outside-India-other-than-by-the-Indian-community-abroad
http://www.bollywoodpresents.com/can-bollywood-succeed-in-japan.html
https://www.reddit.com/r/funny/comments/32enl6/you_will_never_be_bollywood_cool/

インド映画あまりくわしくないけど、ホラーですらいきなり恐怖の殺人鬼が、殺した人間と一緒に歌って踊るらしいじゃん。なんじゃそりゃww

PR【お金の学校】では、アフィリエイトプログラムを利用し、アコム社から委託を受け広告収益を得て運営しています。
このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    >>悪いけど、俺は人種差別主義者なんだ。
    >>有色人種の映画なんて見る気がしない。
                 (アメリカ)

    確かYout○beで違法にうpされている日本のアニメを観ていた
    アメリカ人とメキシコ人?が「現実の日本人は超醜いのにアニメの
    アジア人は本当に美しいね」とコメントしてて、やっぱ21世紀になっても
    白人は自分以外の人種を認めない連中なんだと再確認できた

    1. 日本の名無しさん より:

      大抵自分で人種差別主義者ってわめいてる奴はネタの可能性が高いぞ。
      マジモンの差別主義者はさりげなく言ってくる。

  2. 日本の名無しさん より:

    日本にインドカレーを教えたボース氏の話なんて映画の題材にぴったりだと思うが。

  3. 日本の名無しさん より:

    興味深い記事をありがとうございます!
    ただし一つ、誤りが。。。
    Youngistaanに出演しているのはKatrina Kaifではなく、Neha Sharmaです。。。

コメントを残す