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騙されるな!「ウィキペディアに記事を書いてあげる」詐欺会社があった!

2015/11/24
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ウィキペディアが登場し始めの頃、私は高校生くらいだったのを覚えてます。田舎出身のため、東京で流行ってる音楽やファッションを知るには、雑誌かインターネットが必要不可欠でした。

親から週末の夜だけインターネットをしていいと許可を貰っていたので、週に数時間だけネットサーフィンをしていたのですが、その時たまたまウィキペディアを見つけました。

子供ながら凄い画期的なウェブサイトだと感じました。音楽が好きだったのでウィキペディアで好きなバンドを検索するんですが、今じゃとても有名になったバンドでも、当時は記事が存在しなかったり、あったとしてメンバー紹介くらいの簡単なものでした。

それで好きなバンドのウィキペディアの記事を書くことをきっかけで、記事を書く楽しみを知ったのですが、それと同時にネットで繋がったファンが、その記事にどんどん情報を書き込み変化していくのがすごく面白かったです。

個人的な自慢ですが、夏フェスによく出演しているバンドのいくつかの記事を最初に書いたりしたのは私だったりするのです(笑)。

時代は経ち、「分からない事があったらとりあえずウィキペディアで調べろ!」と言われるほど認知度が高くなった頃には、もう記事の執筆はしなくなりました。

ですからウィキペディアを見ていると、たまにウィキペディアの記事をワクワクして書いていたティーンエイジャーだった自分を思い出して懐かしくなります。

そんなウィキペディア界では、様々な事件が起きているそうです。英語版ウィキペディアには記事を代行執筆して、数百ドルもらう団体があるそうです。残念ながらそういった団体は、ゆすりや恐喝といった事をするそうです。

ということで今回は、英語版ウィキペディアと執筆業者の事件を紹介したいと思います。

宣伝目的はお断り

先日、英語版ウィキペディアは381人のユーザーのアカウントを遮断しました。なぜならお金をもらい記事を執筆するライターが問題になってたからです。

そしてその団体は、しばしばゆすりや恐喝まがいの事件を起こすので非常にやっかいな存在でもあります。世界中で多くの組織や個人がこのような目に遭っています。

例えばイギリスの有名なフォトグラファーや、バラエティー番組“Super Talent”に参加していた人等も被害に合っています。

載らなかったら依頼主をゆする!?詐欺の手口とは

依頼者である彼らはウィキペディアに自身の記事を載せて、宣伝効果を狙っています。ですので自称・ウィキペディアの関係者と名乗っている組織や個人ライターにコンタクトを取り、記事を執筆したり、加筆してもらうよう依頼するのです。

この詐欺師の手口として特徴的なのは、自身の記事がウィキペディア側から受け入れてもらえなかった企業や人物、つまり依頼元が餌食となる事です。

インディペント紙によると、このような執筆には数百ドルの報酬が相場だそうで、例えばイギリスのとあるホテルのマネージャーは400ドル(約4万8000円)相当の金額を払ったとメディアで報じられていました。

またウィキペディアの関係者によると何人かの記事の依頼主は、その後毎月みかじめ料の要求をされるそうです。

詐欺師と真っ向勝負!ウィキペディアの対応

それを受けて、ウィキペディアの母体組織であるウィキメディア財団は自身のブログで、381人のユーザーアカウントを停止し、210件の記事を削除した事を発表しました。その中には、企業家やアーティストなどが含まれていました。

ウィキペディアの記事は原則的に、中立の立場で客観的事実のもとに紹介されていなければならないです。

サイト内では全てのユーザーが記事を製作し、加筆する事が出来ますが、記事の公平性の為にウィキペディアはこのような代行執筆団体と争っています。例えば2013年にも、代行執筆の疑いのある250人のユーザーをブロックしました。

普段使っているウィキペディアで、こんな事が行われているなんて知らなかったです。タレントの人達ですら、自分の宣伝の為にこういった業者に依頼するなんてすごいですね。少し驚きました。

この記事の元になった海外のニュースにはどのようなコメントが寄せられているでしょうか?一部コメントを抜粋して紹介したいと思います。

この記事の海外に対する反応

ウィキペディアは既に宣伝のプラットフォームだろうに・・・。

ウィキペディアを信じている人いる~?

ウィキペディアは慎重に楽しむべき物だ。

私はきちんと情報のソース調べるよ。簡単な事だしね。

(ウィキペディアの)記事の大体が簡単な情報だからなあ。

ドイツ版でも執筆者の削除が起きたな。

別に改まって新しいニュースでもないけどね。

なんてナンセンスな話なんだ。

ウィキペディアが登場して結構長い年月が経つな・・・。

政治の記事だと、政治的意見があるのが目立つよね。

ドイツ版ではマッカーサーの記事がよく記述されているよ。

ロシア版のウィキペディアもなかなか良いよ。

ゴーストライターの存在を今日知ったよ。

ウィキペディアは他の追随を許さない百科事典だ。

結論:ウィキペディアは慎重に楽しみ、自身の考えを反映させてはいけない文献であるべきだ。例えば歴史や政治の記事等では。

歴史的真実は人の数だけ複数あり、ウィキペディアより不透明なんだよ。

参考物としてウィキは無くてはならない存在だ!

私はウィキペディアが正常な形でコントロールされていて、特別な意図をもっていない所が好きだ。

ウィキペディアは素晴らしい発明だよ。

ウィキペディアは信頼に足るメディアだと思うよ。

ウィキペディアを愛する全ての人達へ

ウィキペディアを愛する声は世界中にあるんだなとコメントを見て思いました。

確かに記事の真がんを100%保つ事が不可能なシステムである為、利用にはある程度疑いをもって臨まなければいけません。しかしそれでも私たちが手にする事の出来る価値ある情報の数に比べたら、それは問題ない事の様に思えます。

ウィキペディアは有名な百科事典で世界中の人が利用出来るからこそ、宣伝効果は大きいと思います。私だって何か大きな買い物するときは、その商品の事やその会社、または別の会社をウィキペディアで調べたりします。

あと歴史等で知りたいキーワードがあり、ざっくりした情報でもいいから得たい時もウィキペディアを使用します。

こんな風に生活と切っても切れない存在になったから、宣伝目的が強すぎる記事はいささか問題かもしれません。ですから、自身の透明度を守る為に闘うウィキメディアは素晴らしいなと思いました。

【参考URL】http://www.spiegel.de/netzwelt/web/wikipedia-konten-von-erpressern-gesperrt-a-1051030.html

ジョニーもウィキペディア利用するけど、情報が嘘でも真実でもどっちでもいいや~。ウィキペディアに情報の深さとか求めてないしね。テキトーにわかればいいじゃん。

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この記事に対するコメント
  1. 日本の名無しさん より:

    日本にも似たような会社があって2,3年前に騒動になったよ…

    1. 日本の名無しさん より:

      今でも自分の店の宣伝記事作ったりする人はかなりいるけど
      俺の知る限り最後に「記事作成代行会社」とWikipedia-JPが揉めたのは6年前

      企業から依頼を受けて、その企業の記事を書くという商売やってる会社があった
      その内容が露骨な宣伝だったのと、そもそも百科事典に載せるほどの何か実績がある企業の記事ではないというのでガンガン削除されたんだけど
      代行会社は外国のプロクシ使ったりサブ垢を量産したりとタチ悪くて、かなり手間取らされたよ

      代行会社はアンサイクロペディアにも投稿してた
      ニコニコ大百科にはその会社をおちょくる記事が作られたけど、削除しろって内容証明が送り付けられて文言が一部消された
      今でも大百科にはその会社の記事が残ってる

  2. 日本の名無しさん より:

    Wikipediaの記事はプロバガンダに使われてるしなぁ。

  3. 日本の名無しさん より:

    日本語版もか?
    英語版はひどそうだね。韓国とか眼を付けないはずがない。

  4. 日本の名無しさん より:

    実際テキトーにわかればいいって感じだよね。
    鵜呑みにしないけど役には立つし。

  5. 日本の名無しさん より:

    Wikipediaのおかしさは前々から感じてる。

    日本における不法移民は1位が韓国人、2位が中国人。
    英語版を見るとJAPANの文字が一切ない。28カ国あって日本の項目がない(笑)
    韓国人が編集してるんじゃないかと疑うレベル。こういうのが山程ある。

    不法滞在(日本語版)
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E6%B3%95%E6%BB%9E%E5%9C%A8

    Illegal immigration(英語版)
    https://en.wikipedia.org/wiki/Illegal_immigration

    1. 日本の名無しさん より:

      日本に韓国人が一番不法滞在している事実を世界に知られたくないんだろ
      見栄と詐欺、ハッタリの民族だから

  6. 日本の名無しさん より:

    某国人の各記事は大概ウソ

  7. 日本の名無しさん より:

    剣道の起源について、韓国グループが英語wikiに頻繁に捏造記事を書いていると話題になったな
    何度訂正してもグループで張り付いているのですぐ書き換えられると

  8. 日本の名無しさん より:

    某カルト法人も、批判的な内容はほとんど書かれてないな。
    一応公的機関からの指導を受けたものや裁判沙汰になった件については掲載しているものの、そこの事業内容の是非については一切疑義を挟まず、一貫して肯定的立場で書かれていて、よく槍玉に挙げられる大手より深い闇を感じたわ。

  9. 日本の名無しさん より:

    この件は宣伝行為に加えて恐喝までしたから問題になったんだろうけど、政治や歴史のプロパガンダを目的にウィキペディアで活動する団体は今でもたくさんあるだろうね。
    日本でもネット工作を本業とする某上場会社があるし。
    「ノート」や「履歴」までチェックすると、ウィキペディアの工作の痕跡がはっきりと見て取れる。

  10. 日本の名無しさん より:

    ※10
    日本平和神軍かな? あそこは弱小のくせにネット工作に力を入れているので有名だよね。
    自分が一番深い闇を感じたのは、サイモン・ヴィーゼンタール・センターかな。何かがおかしいと思ってノートや履歴を辿ってみたら、記事を見張っている利用者の編集履歴がやばすぎる。

  11. 日本の名無しさん より:

    ライター業です。五年程前まで出版社からバイトでWikipediaの記事を作成するよう依頼されてましたよ。学術書分野で著者が新たに提唱した用語(造語)を世間に広めるため、その本を一冊支給され読み込み、自分なりの解釈や関連事項を調べ一本の記事にし、出典にさりげなくその本を記載して、他のライターが書き込みを増やして育ててゆく。記事一本で10万円くらいにはなったかな。
    理系の大学でも研究者が考案した理化学系の新造語をさも社会的認知度があるようにみせるため学生にWikipediaを作成させ単位を与えるなんてこともありますし。
    まぁこれらは悪意ある脅しではないですが、営利目的であることは間違えないですね。

  12. 日本の名無しさん より:

    この記事はかなり以前の記事ですね。ウィキペディア内部の合意で現在では、例え宣伝目的であってもそのこと自体は削除の理由にならないというのが、主流になっています。要は内容が問題だということです。有意な第三者による出典や特筆性のない記事は例え宣伝目的でなくても削除されていますし、素人の造った記事の90%は常時削除されています。また、現在は「有償受託記事」という考えが定着しており、代価をもらってその対象の記事を書くこと自体は禁じられていません。

    要は、内容がガイドラインに対して適切かどうかが、削除の基準ですので、多分削除された記事は内容が誇大だったり、宣伝的と判断されたのであろうと推測されます。

    ウィキペディア歴13年になるもので、管理者権限を持つものです。

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